自衛隊がファンタジー世界に召還されますた  第二章  


1  名前:  1の頭はファンタジー  02/12/02  15:11  ID:EcYKeqCZ  

200X年  アジア某国で勃発した紛争に日本国政府は重武装の自衛隊をPKF派遣することを決定。  
しかし、出航した輸送艦隊は突然消息を絶つ…  
隊員達が気が付いたとき、そこは戦乱の異世界だった!  

ハイテク兵器VS剣と魔法  

戦国自衛隊のノリでいて新たなジャンルを開拓すべし  

銃を手に、ファンタジー世界で生き残れ!  

前スレ../1037/1037116790.html  


2  名前:  名無し三等兵  02/12/02  15:13  ID:???  

>>1  
前スレ900行ってないのに、スレ立てるお前の頭がファンタジーや!  


3  名前:  1の頭はファンタジー  02/12/02  15:14  ID:EcYKeqCZ  

>>2  
ナイス突っ込み。  
後は荒れないことを天に祈るのみ。  


4  名前:  名無し三等兵  02/12/02  15:16  ID:???  

早すぎるってばよぅ…せめてどんな世界か位決めてからスレたてようよぅ  


5  名前:  1の頭はファンタジー  02/12/02  15:18  ID:EcYKeqCZ  

ならばそれを事前に考えておこうではないか同志よ。  
ヤルタ会議開催ケテーイ  


6  名前:  前スレ853  02/12/02  15:20  ID:???  

このスレが嫌いだから統合しろとか言った訳じゃないぞ。早いよ1。  
まあ前スレが終わるまでサゲ進行で、まったり行こう。  




7  名前:  1の頭はファンタジー  02/12/02  15:21  ID:EcYKeqCZ  

さて、言い出したはいいものの、どうしたものか。  

じゃあまず自衛隊側の戦力から逝きましょう。  
私としては第七師団と第一護衛艦隊くらいは欲しいところだが、どうだろう?  


8  名前:  1の頭はファンタジー  02/12/02  15:23  ID:???  

>>6  
了解、以後、気をつけます(マジ謝)  


9  名前:  名無し三等兵  02/12/02  16:07  ID:???  

自衛隊側の戦力はとりあえず一通りの正面装備を  
保有し、大火力で敵を圧倒、撃破可能ではあるが、  
燃料、残弾に難があり大開戦は不可能と言う程度の戦力を希望する。  
脳内には晴れの総火演中に、陸自が観衆もろとも富士山麓で  
異世界に召喚される。召喚時に一部の部隊、民間人とはぐれ、  
辿りついた先は魔物の襲撃真最中の小さなエルフ荘。  
初の実戦に辛くも撃退。しかしエルフから、魔物に連れられた謎の軍勢の話を耳にする。  
別部隊に違いないと確信した司令は救出作戦を立案、  
エルフ達と共同戦線を張る!!つうのがあるけどなんか書こうか?  


10  名前:  名無し三等兵  02/12/02  17:18  ID:???  

レンジャー隊員である山川は一人で雪の降りしきる迷いの森を彷徨っていた。  
仲間とはぐれてから既に五時間は経つ。もはや日は暮れて、辺りには積もり上がった白銀と夜の闇が広がっていた。  
「畜生、何処なんだココは」  
手にしたコンパスに目をやるも、針はあらぬ方向へ回転を続けている。磁場が狂っているのだ。  
「もうだめか…」  
雪の降り積もりが浅い松の根元に座り込んでため息のように呟く。腕の時計を見ると既に夜中の三時を回っていた。  
(どうせもう死ぬ。日本には帰れずに、この訳の分からない場所で凍え死ぬくらいなら・・・)  
言いえぬ衝動に駆られて腰のホルスターから拳銃を抜き、自分の頭に銃口を突き立てたその時。  
「キャァァァァァ!!・・・」  
夜の静寂を破り女の悲鳴が木々に木霊する。はっと我に返った山川は拳銃を手にしたまま、反射的にその方向へ走り出した。  
雪を掻き分け夜の闇を百メートルほど進んだ所に悲鳴の発生源がいた。いったい何事だ?目を凝らしてみる。  
ゴブリンにローブを纏った女性が掴み上げられているようだ。まだ此方の存在には気づいていない。  
ここから撃ち殺すのは簡単だ。しかし音を立てて他の敵に見つかる可能性がある。  
山川はナイフを手に構え、ゴブリンの後ろにゆっくりと、静かに回り込んだ。  




11  名前:  1の頭はファンタジー  02/12/02  17:43  ID:???  

>>10  
イイ!  ワクワクしる!  


12  名前:  名無し三等兵  02/12/02  18:39  ID:???  

続きをキボンヌ  


13  名前:  10の続き  02/12/02  18:47  ID:???  

「グヘヘ…観念しろ」  
両手で相手の胸座を掴み上げたゴブリンが得意げに声を上げた。  
しかしローブを纏った女性は相変わらず抵抗を続けている。両者の身長差は歴然で、女性のほうは既に足が地に付いていない。  
それでも足をバタ付かせるなりして精一杯の抵抗をしていた。  
「くそうっ!!離せこの化け物め!!」  
バタつかせた足でゴブリンの腹をけり続けるものの、効果は皆無に等しかった。  
しかも暴れればそれだけ敵の締め付ける力が強くなっていき、呼吸も難しくなっていく。  
「クッ…!!」  
だんだん意識が遠のいて足を動かす力も無くなって来た。もうだめかと思って薄れ行く意識の中で最後の一睨みを利かせようと前を見る。  
そして気づいた。ゴブリンの後ろに誰かいる。  
「ウガあッ!?」  
その誰かは目にも留まらぬ速さでゴブリンの口を塞ぎ、手にした短剣の様な物をその咽喉に走らせた。  
ほんの数秒の内にゴブリンの口から血が溢れ出し、咽喉がザクロの様にパックリ開いていく。  
ゴブリンは声を出す事さえ出来ずに周りの雪を真っ赤に染めその場に突っ伏した。  
「いっ…!」  
突然宙吊り状態から開放された女性は着地に失敗しその場に尻餅を突いてしまった。言葉にならない声を上げる。  
「大丈夫か?」  
ゴブリンを殺した張本人、山川が少しなだめる様に問いかけた。  
だが女性の方はその場に座り込んだまま警戒する様に山川を睨み付ける。  
相手の状況を察した山川は取り敢えずナイフをしまい自分に攻撃の意志が無い事を伝えようとしたが、その必要は無かったようだ。  
女性は無言のままローブを上げて、今まで隠れていた顔を露にした。  


14  名前:  名無し三等兵  02/12/02  18:50  ID:???  

レンジャーツヨイ(・∀・)イイ!  


15  名前:  名無し三等兵  02/12/02  22:16  ID:???  

総火演の参加部隊っつーことは90式が一個中隊くらい、普通科は武装・非武装含めて一個連隊くらいか?  
その他ひととおりの装備は揃ってるな。  
弾薬もそこそこ、これで決定でいいんでないかな。  


16  名前:  名無し三等兵  02/12/03  00:14  ID:???  

今度はファンタジー世界の世界設定か。  
誰か造詣の深い者はおらぬのかな?  


17  名前:  名無し三等兵  02/12/03  02:24  ID:???  

人間が存在せずに、エルフとドワーフ、その他諸々の生き物が文明を築いている世界。  
エルフ、ダークエルフは森の奥地で魔法や学問の追究に時間を費やし、外界と接するのは一部の賢者や商人、冒険者のみ。  
ドワーフは鉱山の周りに街を作り鉱石の採掘と金属精製、錬金術等の仕事を請け負って外貨を稼ぐ。貴金属細工の行商もしたりする。  
ホビットやハーフリングは農耕、酪農、牧畜で生計を立てる。また調理についてのスキルがあるので宿屋や食堂等も経営する。  
エルフ、ドワーフ、ホビット・ハーフリングの人口比はそれぞれ3:3:4くらい。  

スレチガイスマソ  


18  名前:  名無し三等兵  02/12/03  14:39  ID:???  

人間もいたほうが都合がいいかと思うが?  
戦争おっぱじめるのなんて人間くらいしかいないだろうし。  


19  名前:  名無し三等兵  02/12/03  16:26  ID:???  

オークなども居るというか奴らのほうが戦争上手だが。  


20  名前:  名無し三等兵  02/12/03  16:43  ID:???  

エルフ「人間とは何なの?」  
自衛隊員「戦う事しか脳にない生き物さ」  
エルフ「戦う?」  
自衛隊員「そう、常に相手を殺す機会を伺っている。それに俺たちの世界じゃ戦争が国際間での流儀だ。  
殺して、騙して、掠め取る、素手でも相手を殺す方法を考える。それが人間だ」  
エルフ「同じ人間同士で何故戦争なんか…」  
自衛隊員「話が合わないんだよ。それだけさ」  


21  名前:  名無し三等兵  02/12/03  19:41  ID:???  

>>20  
悟ってる自衛官だなぁ(・ω・)    


22  名前:  9=青木原精神病院  02/12/04  00:10  ID:???  

ヤタ!!これでいいのな。しかしハンドル付け忘れるとは・・・鬱  
んじゃカナーリ長くなりそうなんで、気合い入れて書きます。  
しかし総火演の参加部隊についてあまり知らないので、細かいところはご勘弁を。  
暇な御仁がいたらぜひ添削してもらいたいんだが・・・  



23  名前:  名無し三等兵  02/12/04  00:19  ID:???  

戦車を含めて戦闘車輌はかなりの数。  
総合火力演習と呼ばれるくらいなので、陸上自衛隊の保有している兵器・装備はほぼ全てあるといっていい。  

でも、書類の間違いとかで「多めに弾薬・燃料を持ってきてしまった」とかいう設定がないとあっというまに物資が尽きる。  
だって自衛隊演習って必要最低限な弾薬しかもってこないから。  
米軍みたくドカスカ撃ってないっしょ?  
普通科に至っては分隊が前進しながらチマチマ小銃で制圧射撃とかやってる程度。  
重迫撃砲とかも的に当てる以外の射撃はしてないみたいだし。  
やはり頼みの綱は比較的弾薬の割り当ての多い機甲科。  
ファンタジー世界じゃ小銃弾こそ必要な気がするがね…。  


24  名前:  名無し三等兵  02/12/04  00:21  ID:???  

あ…でも90式戦車、模擬弾ばっかだったらどうしよ(  ;´∀`)  


25  名前:  名無し三等兵  02/12/04  00:28  ID:???  

機甲師団を降臨させてくれ。都合良く補給物資もたんまりと。  


26  名前:  名無し三等兵  02/12/04  00:28  ID:???  

ストーリーのあらすじを考えてみた。  

エルフとダークエルフの紛争が激化の一途をたどる迷いの森。  
あるエルフの巫女はこの戦いを終結させるべく、禁断とされていた古代魔法時代に封印されていた遺跡を開放する。  
時を同じくして、各部族と密約を結んだダークエルフ・妖魔の混成軍が迷いの森へ対して侵攻を開始。  
魔法が発動したのに何も起こらないことに危機感を感じたエルフの巫女は集落へ急いで戻ろうとするが…  

ここまでが13までのストーリーでどうよ?  


27  名前:  名無し三等兵  02/12/04  00:48  ID:ut0t0/V1  

うちらの時間帯、おばさんパートしかいないからおばさんでも正月出勤だよ。  
ま、朝10時に終るからそれから正月するけどね。  




28  名前:  27  02/12/04  00:49  ID:ut0t0/V1  

gobaku  


29  名前:  名無し三等兵  02/12/04  00:49  ID:???  

このスレは軍事板住民のお気に入りらしい  


30  名前:  名無し三等兵  02/12/04  00:53  ID:???  

いわば異種格闘技戦だしね…。  


31  名前:  10・13  02/12/04  00:56  ID:???  

>>26  
イイネ(・∀・)  
何も考えずに書いてたから前置きなんて頭に無かったよ。  
でもローブの女性は実はダークエルフ…。  

山川「ダークエルフは闇の住人?何故そんなレッテルが貼られてるんだい?」  
ダークエルフ「そうね…、何でかしら。今まで考えたことも無かったわ」  
っぽい妄想をしていマスタ  


32  名前:  名無し三等兵  02/12/04  01:05  ID:???  

>>31  
じゃあ路線変更。  
ダークエルフに味方する陸自を描こう!  

ストーリー(訂正版)  

エルフとダークエルフの紛争が激化の一途をたどる迷いの森。  
他種族はそのほとんどがエルフに味方し、ダークエルフ族を闇の住人と忌み嫌い迫害を繰り返してきた。  
最後の砦ともいえるこの迷いの森も、今まさにエルフ連合軍によって風前の灯火となっていた。  
ダークエルフ族のある巫女はどうにかして部族の仲間たちを救うため、禁断とされていた古代魔法時代に封印されていた遺跡を開放する。  
時を同じくして、敵軍が一斉に森へ侵攻を開始。  
巫女は魔法が発動したのに何も起こらないことに危機感を感じ、集落へ戻ろうとするが…  

でどう?  





33  名前:  青木原精神病院  02/12/04  01:14  ID:???  

どうもアドバイスありがとうございます。  
俺のはどっちかと言うと血みどろの接近戦がメインかも?  

>31  
お気に入りのスレらしいから、ネタ職人としてガンガロウゼ!!  


34  名前:  スイフリー  ◆lFkMnGyJfU  02/12/04  01:15  ID:???  

>>32  
ふん、貴様は馬鹿か?  
正義とはその世界の住人が都合の悪いものを葬り去る為の言葉だ。  
ダークエルフに対してはどんな被虐をつくしても正義となるが  
ダークエルフにくみすれば何をやっても貴様らのやることが正義にはならないのだ  
力を持ちながら後顧の憂い無く殺戮と狼藉の限りを尽くせる機会を手放すとは…  


35  名前:  名無し三等兵  02/12/04  01:19  ID:???  

旧軍じゃねえっつーの!  
偏った正義を振りかざす異世界の連中に、召還された自衛隊が「本当の正義は何なのか?」を問いかける。  

「それでいいでないかね?」(みらいの艦長さん)  


36  名前:  名無し三等兵  02/12/04  01:24  ID:???  

>>34  
出たな、おしろいダークエルフめ。  


37  名前:  名無し三等兵  02/12/04  01:25  ID:???  

漏れとエルフ娘の挙式も描写してちょ  


38  名前:  スイフリー  ◆lFkMnGyJfU  02/12/04  01:25  ID:???  

>>36  
失敬な。私は純粋なエルフだぞ。  
謂われ無き精神的迫害を受けたとして人格的査問委員会に提訴してやる。  


39  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/04  01:27  ID:???  

んじゃ、俺もちと参戦(謎)  
ちくしょう、笑いたければ笑ってくれていいぞ(自藁  


「こちらサクラ08、サクラ08、キク11状況知らせ、キク11状況知らせ、送れ」  
「こちらキク11、こちらキク11、原住民と接触、獣に襲われていた原住民を救出、繰り返す、原住民と接触し、これを救出、送れ」  
「サクラ08、状況了解。キク11、原住民とのコミニュケーションは可能か?  送れ」  
「キク11、現在コミニュケーションを試みている。繰り返す、現在コミニュケーションを試みているところだ、送れ」  
「サクラ08、状況了解。・・・・・・今位置評定ができた。キク11、原住民の装備について知らせ、送れ」  
「キク11、原住民は衣服と若干の装飾具、あと、杖のようなものを携帯している。ヨーロッパの中世のような印象を受けた。繰り返す、ヨーロッパの中世風の格好をしている。送れ」  
「サクラ08、状況了解、今からヘリと収容要員を出す。・・・・・・G2から本郷三佐も同行するようだ。ヘリのコードは、カヤ03、繰り返す、ヘリのコードはカヤ03。キク11、原住民と友好的な状態を維持せよ、繰り返す、原住民と友好的な状態を維持せよ、送れ」  
「キク11、了解。原住民と友好的な状態を維持しつつ、カヤ03の到着を待つ。終わり」  


40  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/04  01:27  ID:???  


山川は、目前の女性を安心させるように、両手の武器を地面に下ろし、何も手にしていないことを見せつつ微笑んだ。  
そしして、相手が落ち着いた様子を見せたところで、微笑みつつ、指先で自分を示しつつ、ゆっくりと名乗った。  
「やまかわ、やまかわ」  
目の前の耳の長いことが目だつ、そして繊細なつくりの容貌をした、彼自身の価値観から言うなら、素晴らしく美しい女性は、彼を指差し、同じように繰り返した。  
「ヤマカワヤマカワ?」  
「やまかわ」  
「ヤマカワ?」  
「やまかわ」  
君は?  
そういう意味合いを込めた表情で、山川も女性に対して指差す。  
「?」  
彼には理解できない、R音の多いなめらかな発音の言葉に、鸚鵡返しに発音しようとして、彼は口ごもってしまった。  
くすり、と、笑みがこぼれた女性の表情に、困ったような表情を浮かべて、頭をかいてみせる。  
「・・・・・・・・・・・・・・」  
と、女性は、手にしていた杖を振りかざし、山川の口では到底発音できない抑揚をつけた音律を唱え始めた。  
いぶかしげに女性を見つめ続ける山川に向かって、最後に女性は杖を向け、一声大きく何かを叫ぶ。  
はっとした山川の耳に、今度ははっきりと日本語で女性の言葉が流れ込んできた。  


41  名前:  ヤマカワ版  02/12/04  01:31  ID:???  


                               \  │  /  
                                 / ̄\      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  
                             ─(  ゚  ∀  ゚  )<  ヤマカワヤマカワ!  
                                 \_/      \_________  
                               /  │  \  
                                       ∩  ∧  ∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩  ∧  ∧  \(  ゚∀゚)<  ヤマカワヤマカワヤマカワ!  
ヤマカワ〜〜〜!      >(  ゚∀゚  )/  |        /  \__________  
________/  |        〈  |      |  
                           /  /\_」  /  /\」  
                            ̄          /  /  


42  名前:  1だおー  02/12/04  01:37  ID:???  


「三班との交信途絶!  二班確認できるかオクレ」  
「(パタタタタ!タタタン!)」  
「今の銃声は何か!状況オクレ!二班!?」  
「(ザッ)現在謎の武装集団の襲撃を受けて(ダガガガガ!!)不能!応援求む!」  
「集団の特徴は?  誰が応戦している!?」  
「(ザッ)神沼三尉がボウガンらしき武器で撃たれた!繰り返す!神沼三尉が撃たれ(パラララ!)」  
「どうなってるんだ…この森は…」  

接近戦というとこんな感じかな?    



43  名前:  名無し三等兵  02/12/04  01:38  ID:???  

エルフの王になりたいのですが  


44  名前:  名無し三等兵  02/12/04  01:40  ID:???  

>>39.40  
イイ!!  


45  名前:  名無し三等兵  02/12/04  01:45  ID:???  

参考までに…  

#http://www3.ocn.ne.jp/~novel/novel.htm  

#http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Momiji/6444/page.htm  


46  名前:  スイフリー  ◆lFkMnGyJfU  02/12/04  01:46  ID:???  

>>43  
ふむ、いかにも人間らしい単純な考えだな。  
いいか、王というのは意外においしいものではない。  
トップに立つものは莫大な財と権力とともに大きな責任を負い、  
乱痴気騒ぎなどは出来ないと考えた方がいい。  
もっとも望ましいのは大きな国の知将として遣え、責任は傀儡の王に全て背負わせて  
他国からは自分が黒幕であると悟られず。国を裏から糸を引く権力を手に入れることだ。  
最悪、国が滅ぼされた場合でも他国に亡命でき、うまくすれば何度でも同じ事が可能だ。  


47  名前:  名無し三等兵  02/12/04  01:50  ID:???  

>46  
じゃあそれでいい  
人間ながら仕官させて頂きたく  


48  名前:  名無し三等兵  02/12/04  01:51  ID:???  

>>42  
接近戦…  
銃剣突撃  
銃剣格闘  
徒手格闘  

とかっすかね?  



49  名前:  名無し三等兵  02/12/04  01:53  ID:???  

これからのストーリーの流れ  

全く事態が把握できず、情報収集の為にリコンを出す  

リコンがエルフ側と遭遇、突然の攻撃を受け、隊員一名死亡、二名負傷。  

武器を携行していなかったのでリコンは高機動車の中で釘付け状態になる。  

離れた場所で演習中故障していた90式戦車一両が修理を完了してかけつける。  

…戦闘に関してどういった戦況に推移するかは任せる。  


50  名前:  スイフリー  ◆lFkMnGyJfU  02/12/04  01:53  ID:???  

>>47  
ふむ、ならば人間の王宮に知り合いがいるから私のコネで仕官させてやろう。  
「聖王都」などと名乗る己を正義と疑わない高慢ちきで頭の固い連中の国だが  
純粋だけに利用しがいはある。  
まぁちょっとでも悪事がバレたらお前は間違いなく即極刑だが頑張って私のコネの為に出世してくれたまえ。  


51  名前:  1だおー  02/12/04  01:55  ID:???  

>>48  
こりゃレンジャーでもなければ勝てそうにないなぁ…(山川はレンジャだけど)  


52  名前:  名無し三等兵  02/12/04  01:59  ID:???  

>50  
「ところで、あんた何者だ?」  


53  名前:  名無し三等兵  02/12/04  02:01  ID:???  

>>51  
3曹の教育課程で銃格はあるみたいですけど…  
やっぱ接近戦はレンジャーとかじゃないと厳しそうですね。  



54  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/04  02:03  ID:???  

>>49  
そりはありえないかと思われ。  
ちゅうか、全くの異世界であることが明らかになったならば、当然斥候は武器携行で出るだろうし、センサー類も用意していくことになるからね。  
まず、部隊の基地を設営し、防御体制を構築し、周辺状況の確認にあたるわけだ。  
そして、あるならば、ヘリや装甲車等の、非脆弱性が高い(と考えられる)装備を使用して、周辺の地誌情報の収集に当たることになると思うよ。  

ここで重要なのは、斥候を出す指揮官は、部下の自衛官の生命を可能な限り保持して、全員無事に連れ帰ることが第一の義務ということになるわけだ。  
だから、下手に部下に死傷者が出る可能性があるような形では、斥候は出さないと考えるべきだろうね。  
ちなみに、偵察ヘリや偵察警戒車の能力については、あえて説明する必要は無いよね?  

その上で、現地住民と接触ができたならば、コミニュケーションを試み、日本への帰還の可能性を模索することになるよね。  
現地の政治情勢の確認と、その上での判断によるわけだから、一方的にどちらかに加担することになるとは考えられないし。  


55  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/04  02:05  ID:???  

>>53  
うにゃ、普通科隊員なら、銃剣格闘と徒手格闘は義務だしょ?  
ちゅうか、陸自は隊員の予備というか、交換要員が基本的にいないから、隊員個々の超絶的個人技に頼ることおびただしいものがあるよ。  
もし、友人に練馬駐屯地に勤務している普通科隊員がいるなら、話を聞いてご覧。  
それこそ、小銃擲弾握って、敵の戦車の上に飛び降りてそいつを叩きつけて離脱する、なんて、気の違ったようなことまで訓練している超絶的個人技の持ち主が結構いるちゅう話を聞かせてくれるから(謎)  


56  名前:  1だおー  02/12/04  02:06  ID:???  

相手が長槍を持っていたら89式小銃のバヨネットでは話にもならないかも。  
しかも向こうは最初から接近戦をやるつもりでいるし普段の訓練もそれ。  
ただ単に刺突するだけでは呆気なくかわされるだろうし、カウンターで首を跳ねられかねない。  
それくらいシビアな敵を相手にするほどのスキルを持つのはレンジャーのみ。  
その他の部隊はなるだけ戦術や近代兵器の利点を活かして戦わねば辛いだろうな…。  


57  名前:  スイフリー  ◆lFkMnGyJfU  02/12/04  02:06  ID:???  

>>52  
ワレワイダイナルファラリス神ノ使徒ナリ…  
ハッΣ(゜Д゜)  

いや、とおりすがりの冒険者だ。  


58  名前:  名無し三等兵  02/12/04  02:10  ID:???  

>57  
そうか・・・。  
まぁ、話せん事情もあるわな。  
そうだ、ここで通用する一般的な名前でいいから教えてくれ。  


59  名前:  大地母神の少女  02/12/04  02:10  ID:???  

>>57  
そうですか、それでは道中マーファの加護がありますように(にっこり)  


60  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/04  02:12  ID:???  

>>56  
というか、そういうつもりで突っ込んでくるなら、撃てばいいだけだしょ(笑)  
いやさ、マジにきちんと普通科隊員の知り合いとか、作るべきだよ。  

というか、レンジャーレベルになると、そんな生易しいもんじゃないよ。  
俺が前に聞かせてもらった話では、ステテコ姿で下水の中に三日二晩隠れていて、対抗部隊司令部の隙を突いてナイフ一本で突入してこれを制圧した、とか、そういう超絶個人技があったね(謎)  
普通科隊員だって、陸自のそれは無茶無茶レベル高いよ。  
ルワンダPKOに参加した陸自部隊の各国の評価について、調べてご覧。  

ちなみに、日本が世界に冠たる格闘技大国であるのは、当然知っているよね?  


61  名前:  名無し三等兵  02/12/04  02:13  ID:???  

>>55  
入ってくる情報は空自ばっかでして…陸自の方には知り合いはいないです。  
陸自は銃剣格闘と徒手格闘は義務でしたか。  




62  名前:  スイフリー  ◆lFkMnGyJfU  02/12/04  02:16  ID:???  

>>58  
名はスイフリー。エルフの精霊使いだ。  

もう一つの問題を見落としてはいないか?人間達。  
われわれの世界では「わけのわからないもの」がそこらじゅうに転がっている。  
お前達が「魔法」に順応するのと我々が対銃器・兵器に順応するの、どちらが早いかな?  


63  名前:  1だおー  02/12/04  02:16  ID:???  

>60  
そ、そんなに凄いんか!ヽ(*゜Д゜)ノ    ウワァ  
正直、自衛隊を見直した。  

…あ、いやあくまで弾切れになった際の話をしてたわけでして。  


64  名前:  青木原精神病院  02/12/04  02:22  ID:/9yD0XKk  

>名無し土方さん  

為になります。もっとお話聴かせてくれませんか?  
そうするといいことあるかも知れませんよー?  


65  名前:  名無し三等兵  02/12/04  02:23  ID:???  

>62  
さて、その国はどう行けばいいんだ?  
連れていってくれるのか・・・?  


66  名前:  1だおー  02/12/04  02:23  ID:???  

ストーリーからいくと、これからは迷いの森に立てこもることになりそうだけど、自衛隊側からうって出て敵を殲滅することはできるかな?  
それと、自衛官以外の人間はやはりダークエルフの集落においてもらうのかな?  


67  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/04  02:26  ID:???  

>>61  
おおおっ、空自さんの方ですかい。  
俺は、もっぱら陸自と海自の知人が多いんで、空自の話はほとんど聞けないんですよ。  
つうか、前に高射隊の三尉と飲んで、ジェットエンジンの話で盛り上がったくらいかな?(謎)  

陸自の普通科は、無茶無茶レベル高いですよ。  
ちゅうか、新潟の新発多の連隊が、沖縄の海兵隊と共同演習やって、海兵隊の質の低さというか、士気の低さや地形利用や隠蔽などの技術の低さに驚いたゆう話もあるくらいですから。  

>63  
弾切れになったら、まず逃げるか、支援要請するかと。  
斥候なら、状況についての情報収集が基本で、戦闘は主任務じゃないから。  

というか、例えば、第一空挺団は、別名第一狂ってる団とか呼ばれているよ。  
特徴は、一日中。  
一日中腕立て伏せ。  
一日中マラソン。  
一日中懸垂。  
一日中腹筋。  
営内移動は基本的に全部駆け足。  
急ぐときは階段を使わず、二階くらいなら窓から飛び降りて移動。  

いやさ、陸自は基本的に、米軍とかと違って、装備は予備がないし、支援も確実に来るかどうかわからないから、とにかく各々の隊員の超絶的個人技で、そうした問題を解決しようとしている悲しい集団なんだって(謎)  
ちなみに、練馬の連隊の普通科隊員なんて、射撃訓練をそうそうさせてももらえないから、一日中銃剣格闘とか徒手格闘ばっかりやっているとか、一日中英内を走っているとか、いろいろ悲しい話はあるんだよ(謎)  


68  名前:  1だおー  02/12/04  02:29  ID:???  

勝手に考えた登場人物  

沖村恵那  
父親が自衛官の女子校生。  
理由は不明だが自衛隊が嫌いで、父のことを嫌っている。  
定年を迎える前、最後の総火演だからと母親に連れられて渋々やってきて、ファンタジー世界に召還されてしまう。  



69  名前:  スイフリー  ◆lFkMnGyJfU  02/12/04  02:32  ID:???  

徒手空拳の格闘技術…やっかいだな  
人間外を相手にすることの多いファンタジー世界ではもっとも発達しにくいものだからな  
>>60の話が本当なら呪われた島にいる人員で互角に戦えるのがはたして何人いるか…  

>>65  
お前は「自衛隊員」なのか?あいにくとここは呪われた島とは遠く離れた大陸だ。  
とりあえず呪われた島の北西…フレイム王国から貿易船が出てるから乗り込んで大陸まで来い。  
船が沈まないよう祈ってるぞ。  


70  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/04  02:33  ID:???  

>>64  
ちゅうか、そういう話は自衛隊板にいって聞くのが一番ではないかと思われ(謎)  
ま、小説なら俺も書くし〜  

>66  
実は、立てこもるなら、森には立てこもらないと思う。  
つまり、索敵に難があり、火力発揮がしづらく、近代兵器の運用という点では問題が多いからね。  
もし、自衛隊がどうしても森に立てこもった敵を掃討しなくちゃならないとしたら、無線機を持たせた斥候で、サーチ&デストロイか、弾薬が潤沢で、もしくは空自の支援を受けられるならば、砲撃乃至空爆で要所を吹き飛ばすことになると思うよ。  
ちなみに、ソ・フィン戦争の写真とか、東部戦線の写真とか、沖縄戦とかの写真で、砲爆撃で防御陣地が設定してある森が、根こそぎ消えてなくなっているというやつを見たことは無いかい?  
現代兵器の破壊力は、ハンパじゃない、物騒なもがあるよ。  


71  名前:  1だおー  02/12/04  02:37  ID:???  

>>70  
こ、このスレに神が光臨した!  

そうか、なるほど。  
となると機甲科の圧倒的打撃力と機動力で敵を撃退。  
ある程度の領域を確保せねばならないわけですね。  


72  名前:  名無し三等兵  02/12/04  02:43  ID:???  

森なんざ、迫撃一発で木片飛び散りまくって危なくてしゃーないわ。  


73  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/04  02:45  ID:???  

>>71  
別に俺くらいなら神でもなんでもないって(藁  
ちゅうか、みんなあまりに自衛隊について知らなさすぎかと思われ。  

例えば、陸自では後方要員であっても射撃訓練は行われていて、知り合いの後方職種の陸士長が、距離200mならマンターゲットに確実に64式で弾を当てられるとか言っていたね。  
これが、平均よりも上程度だというんだから、64式の集弾性が高いことを勘案しても、陸自隊員の射撃技量は比較的高いと考えて良いんじゃないかね?  

そういえば、前に空自の基地防備隊が、ゲリコマ対処で陸自のレンジャーと協同訓練をやった時の話なんだけれどもね。  
基地防備隊が、水も漏らさぬ警戒態勢をひいていたんだが、訓練最終日に基地司令の机の上に訓練用の模擬手榴弾が置いてあったんだと。  
で、訓練に協力したレンジャーの言うには、飛行機の発着音にまぎれて基地内に進入したと、涼しい顔でなんでもないように説明したそうな(謎)  


74  名前:  1だおー  02/12/04  02:45  ID:???  

そういえばライフル弾って木とかに当たっても兆弾すんの?  


75  名前:  スイフリー  ◆lFkMnGyJfU  02/12/04  02:47  ID:???  

兵の練度でも兵器の性能でも自衛隊を止められる戦力は呪われた島にはないな  
こちらの世界の戦闘はとりあえず武器を持たせておけば戦力になるレベルだしな  

しかしダークエルフを匿うならヴァリス王国は敵になるし  
ヴァリスの正義は呪われた島の正義だ。モス王国の竜騎士は敵に回るな。  
フレイムも増援要請を断れるかは怪しい。島中のドワーフとエルフも敵に回るな、確実に。  

ロードスの半分以上を敵に回して武器弾薬が果たして持つか…  
それに食料や医薬品…というより回復の術を使える神官の支援をとりつけねばなるまい。  

可能性があるのは島の覇権復興を目指すカノン王国の一部を抱き込んで  
さらにマーモの残党達と手を組む事だな。  


76  名前:  1だおー  02/12/04  02:48  ID:???  

>73  
言い換えればどっかの国の特殊部隊に襲われたらその基地壊滅!?  
…いや、レンジャーがいるから安心(謎)  


77  名前:  1だおー  02/12/04  02:50  ID:???  

>>75  
パーンさんに直談判したら分かってもらえませんかねぇ?  


78  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/04  02:53  ID:???  

>>71  
自衛隊側の、近代兵器を保有していない敵に対するアドバンテージは、なんといっても索敵力と制圧距離の長さにつきるわけだ。  
だから、手持ちの各種センサー類の有効距離を活かせる場所に、基地を設営することになるよね。  
ちなみに、90式の射撃精度だけれども、0.01ミル、つまり、距離1000mで10cmの範囲に着弾するとすら言われている。  
これが事実かどうかは俺は未確認だけれどもね。  

あと、90式戦車や、89式戦闘車の搭載しているセンサー類は、それぞれの物体が発している熱を感知して、それを画像化できる機能をもっている。  
さらに、倍率も最大で50倍まで高められるそうであり、人間大の目標なら、かなりの遠距離で索敵可能という事になる。  

また、偵察警戒車の搭載している対地レーダーも、確か、レーダー波を照射して、背景と移動物の偏差で物体を感知する機能を持っていたはずだ。  
つまり、偵察警戒車が近くにいるところで移動したりすると、場合によってはどれほど上手く偽装していても発見されてしまう恐れだってあるわけなんだよ。  
現代戦では、下手に電波を照射すると、逆探知されて反撃される可能性の方が高いんだが、相手に逆探が無いなら、電波は出し放題だしね。  


79  名前:  名無し三等兵  02/12/04  02:55  ID:???  

>>69  
ああ。ワケあって追われてるのさ。  
で、鞍替えしようって魂胆よ。  
じゃあ、その国に行ってくるわ。  

(移動>嵐遭遇>何故か目的地付近に漂着)  

み・・・水・・・⊂⌒~⊃。Д。)⊃  


80  名前:  1だおー  02/12/04  03:00  ID:???  

ゴーレム召還!→戦車砲で粉微塵  
魔獣召還!→熱源探知されてハチの巣  
アンデッド召還!→車輌にひかれてミンチか骨粉  

…自衛隊、強!?  


81  名前:  名無し三等兵  02/12/04  03:00  ID:???  

>>73  
静止目標に脚使用の寝撃ちで50点満点中33点の私は射撃しても目標に  
当たりそうで無いです…  

陸自って動いてる目標に射撃したり、平らじゃない地形での射撃とか立ち  
撃ち肩撃ちとかしてるでしょうか?  


82  名前:  スイフリー  ◆lFkMnGyJfU  02/12/04  03:02  ID:???  

>>77  
噂に聞く「ロードスの騎士」か。  
面識が無いので判らんが、奴が話どうりのお人好しならば味方についてはくれるだろうな。  
しかし、この闘いがダークエルフの人権(?)を勝ち取るためのものであるならばこれは  
民族闘争だ。しかもその民族はすべての国家、民族において弾圧されるべき対象だぞ。  
先に述べたヴァリス王国はそちらで言う中世のキリスト教である「ファリス神」信仰の国だ。  
そしてファリスは法と秩序の神だ、呪われた島の聖王都。それがヴァリス。  
たとえ国王が説得で折れても国家の持つイデオロギーとしてダークエルフを認めるなどとはありえない。  
ヴァリス王国の声は「正義」の声。それに刃向かうことはこの世の秩序を全て破壊することだ。  
だからこそマーモは敗れたのだ。  

いかにパーンを味方につけても世の流れは変わらんだろうな。  


83  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/04  03:03  ID:???  

>>74  >76  
ものにもよるよ。  
例えば、第二次大戦で、フランスのある村では、米軍と独軍とが周辺の森で激しい戦闘を繰り広げたせいで、樹木の大半に弾丸がめり込んでしまい、木材として利用することが出来なくなった、というエピソードを読んだことがある。  
また、ヴェトナムでは、5.56mmの弾頭が、軽すぎて、葉っぱにかすっただけで弾道が変わってしまった、なんて話はかなり有名だよね。  

で、基地の話だけれども、そういう事があったんで、空自は来年度の予算で、対ゲリコマ用訓練と、装備を調達するための予算を獲得したわけだ。  
ちなみに、これは韓国軍のエピソードだけれども、対人地雷を空軍基地周辺に埋めて、北朝鮮のゲリコマに対処しようとしたことがあったんだね。  
ところが、ここで韓国人らしくミスをして、地雷の配置図を作っておくのを忘れてしまったんだそうな(苦笑)  
で、後々時代が下がって、特殊部隊による攻撃訓練が行われることになったんだな。  
空軍側は、とにかく危険だから止めろといったんだけれども、陸軍側は、まさか地図も作らず地雷を埋めるなんて考えられないから、まさか地雷が埋まってなんていないだろうと思って潜入しようとしたんだと。  
そうしたら、見事地雷に引っかかって、怪我人が続出ということになりましたとさ(謎)  

つうことで、対人地雷は基地防備には非常に役に立つわけで、わざわざ専守防衛の日本が、対人地雷制限条約に参加する必要は無かったんだよね。  
ま、いつも通りの外務省の勝手な得点稼ぎで、日本の国防が危うくなった、と、そういうことなわけだ(謎)  


84  名前:  名無し三等兵  02/12/04  03:04  ID:???  

エルフとダークエルフは集落程度の生活でのみ互いを引き離して生活しているが、街や都市レベルになると  
ほぼ両者共分け隔て無く共存していると言うのどうかな?  
エルフ類が魔法と学問を追究する高貴な種族なら偏った宗教観や肌の色での偏見なんて抱かないはずだし。多分。  
それに自分達を狩って食い殺す様な生き物(オ−ガとかトロルとか)に立ち向かったりするので、お互い共通の敵が  
いる事で結束を高められている。  




85  名前:  1だおー  02/12/04  03:06  ID:???  

>>82  
ピロテースさんら苦労してんですね、きっと。・゚・(ノД`)・゚・。  うえええん  
漏れがロードスを変えてやる!  


……防衛費をきちんと税金で納めて自衛隊を送ろう。  


86  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/04  03:08  ID:???  

>>81  
うにゃ、基本的に静止目標に対しての射撃だそうでつ。  
ちゅうか、陸自の基本方針は、榴弾砲や迫撃砲で相手を釘付けにして機動できなくさせてから、普通科隊員が接近し、手榴弾と銃剣で敵を撃退する、という事だそうでして。  
だから、射撃は敵に弾を当てるというよりは、当たればいいな、程度のものなんですと。  
重用なのは、敵の頭を下げさせ、機動が出来ないようにすることであり、そのための機関銃であり、砲であり、小銃擲弾であるそうです。  


87  名前:  スイフリー  ◆lFkMnGyJfU  02/12/04  03:09  ID:???  

>>85  
まったくだ。こんなに弾圧がされなければ私も気兼ねなく精神力抵抗値に+4の修正を…  
いやいやいやなんでもない。忘れてくれ。  


88  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/04  03:10  ID:???  

ぴ、ぴ、ぴ、ぴろてーずたんがいるなら、マーモ側に協力してもいいかなー  なんて思ってしまう俺は、はっきり言って腐れやね(自爆  


89  名前:  1だおー  02/12/04  03:13  ID:???  

>88  
ベルドのおっちゃんの為には死ねませんけどね(W  


90  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/04  03:16  ID:???  

>>89  
まあ、ぴろてーずたんは、アシュラム卿にラヴラヴなんで、別のダークエルフでもええかなー  とか(自藁  
ちゅうか、あのダークエルフのおねえちゃんは、反則でつよ、反則((謎)  

そーいや、俺、昔ソードワールドやってた頃は、もっぱら共産主義な理論のファラリスの神官とかやっとったなー(謎  
それも、セクト同士でいがみ合って、粛清総括うちゲバやりまくりで(自爆  


91  名前:  名無し三等兵  02/12/04  03:21  ID:???  

>>86  
>普通科隊員が接近し、手榴弾と銃剣で敵を撃退  
来年の総合演習もこんな人らが相手なのね  
((((  ;゚Д゚)))ガクガクブルブル  


92  名前:  1だおー  02/12/04  03:22  ID:???  

>90  
そうなのれす、反則なのれす(興奮)  
…どうでもいい話ですけど、漫画版の英雄戦記にピロ様の入浴シーンがあるのですが、そこで何故かセーラー服を着た少女ダークエルフが側近みたいなので登場してますた。  
(;´Д`)  ハァハァ  

じ、自衛隊と一切関係がない…(激しくスレ違い)  


93  名前:  名無し三等兵  02/12/04  03:23  ID:???  

自衛官「まだ聞いていなかったが、何でこの街は化け物共に襲われてるんだ?」  
エルフ守備兵「オ−ガ−やトロルは俺達を喰う事に異常なまでの執着心があるのさ」  
自衛官「食う?どういうことだ?」  
闇エルフ兵「簡単だよ。奴等は俺達を捕まえて喰えば、力を授かると信じている。  
男のエルフだったら切り刻まれて煮込まれるんだ」  
エルフ守備兵「女はもっと悲惨だ。手足を縛られて何日も血を搾取され続けるからな」  



94  名前:  スイフリー  ◆lFkMnGyJfU  02/12/04  03:25  ID:???  

>>92  
「黒衣の騎士」の文庫版には挿絵があり、  
アシュラム卿によりベットに縛られたピロテースが載ってるぞ。  

…という話をそっちの世界の魔道士(ぷろぐらまぁ)に聞いたことがあるぞ、うん。  


95  名前:  1だおー  02/12/04  03:28  ID:???  


       __  
       [__l__          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  
       (,,゚Д゚)        <    ダークエルフ族の義勇兵に志願します  
     {~ii¶∀¶ヽ          \_______  
     {(l⊃┫∩i≡i=━  
     ‘[][]_T_|]  
       じ  じ  
                           


96  名前:  1だおー  02/12/04  03:31  ID:???  

>92  
もちろん押さえておりますよ( ̄ー ̄)ニヤリッ  

…ピロテース(シェール)様は一番報われて欲しいキャラなのに群を抜いて薄幸だよなぁ(  ´_ゝ`)  


97  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/04  03:36  ID:???  

http://type69.hp.infoseek.co.jp/t80.mpg  

ちゅうか、現代戦車の機動性能について、ビデオがあったんであげておくよ(謎)  
ちなみに、このビデオの戦車はT80で、自衛隊の90式はこれよりも機動性能は上なんだそうな。  


98  名前:  スイフリー  ◆lFkMnGyJfU  02/12/04  03:39  ID:???  

しかしお前達は呪われた島でダークエルフの為戦うとして  
他の魔物達はどうするんだ?  

生まれがどうこうという理論をかかげる以上、  
他の魔物はどうでもいいなどという話は無いだろう。  
かつてベルド卿は魔物にすら「殺されたらしかたない」という方針をかかげ、  
弱肉強食という意味で完全に平等な社会の構築をはかりダークエルフ達の協力を取り付けた。  
「意思の疎通が図れない魔物どもは知らん」では協力して戦えるかどうかも怪しいな。  
基本的に  エ  ル  フ  が狡猾な種族であることを忘れるな、人間よ。  


99  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/04  03:39  ID:???  

>>96そーいや、ぴろてーずたんは、アニメではアシュラム卿を庇って死んでしまったくらいでつからねえ・゚・(ノД`)・゚・  

ちゅうか、あんなけなげな娘さんばかりなのですかねえ、ダークエルフのおにゃのこ達は。  
白エルフのあのタカビーでアレでナニな性格に比べたら、もう辛抱たまりませんがな(謎)  

ああ、いかん、なんか完全に堕落しきってしまっている(自爆)  


100  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/04  03:41  ID:???  

>>98  
うん?  ちゅうか、自衛隊側の目的は、あくまで日本へ帰還であり、そのために協力するだけですが?  
現地で自活ということになったら、そら話は全然変わってきてしまいますが。  
何しろ、自衛官も基本的には現代日本人なわけでつから(謎)  


101  名前:  名無し三等兵  02/12/04  06:25  ID:???  

 漏れの脳内では普段迫害されているからこそ惚れた相手(男女問わず)には一直線となっております。  
 そんなダークエルフマニアな人にはこのスレの109から参照。  

 http;//www2.bbspink.com/test/read.cgi?bbs=eroparo&key=1024142278  

 ただし重度のフタナリスキーじゃないと耐えられませんので悪しからず。  
 スレ違いスマソ。  


102  名前:  名無し三等兵  02/12/04  10:56  ID:???  

>>100  
となると…  
 1)  安全確保と連絡・指揮系統の(再)確立  
 2)  状況把握  
 3)  情報収集  
あたりが当面の作戦になるんですかね?  

情報収集した結果、戦闘が不可避な方向を望みたい所ではあるけどw  
(偶発的戦闘もイイけど、『おりゃぁ  制圧したるわ』な本気も見てみたい)  


103  名前:  スイフリー  ◆lFkMnGyJfU  02/12/04  10:57  ID:???  

あー、いや失礼。  
前スレからのネタがあった上寝惚けてたか迷いの森と帰らずの森を混同していたな。  
舞台設定が呪われた島あるという設定で文章を書いていた。申し訳無い。  
あくまでひとつのファンタジー世界で闇エルフを救う際に起こる参考例までに聞き流してくれ。SS職人の諸兄。  
しかしまぁどんな世界でもリアルに『軍事』に拘るならばこういう事も考えるべきであると私は思う。  
どんな世界であれ、他人とは根本的に利用する為に存在するのだよ。  
愛の力は偉大だが、信頼しすぎない事だ。  


104  名前:  1だおー  02/12/04  17:43  ID:???  

>>103  

なんかやたら重みのある言葉ですね(  ;´∀`)  

前スレで世界設定がないとただの水掛け論だと言われた。  
やはりこのスレを一層実のある内容にするためにも世界設定はキチンとしよう。  
それにおいて既存のファンタジーを語るのは別にスレ違いではないでしょう。  



105  名前:  1だおー  02/12/04  17:51  ID:???  

都合のいい設定かもしれんが、エルフ・ダークエルフ含め、各部族はそれぞれで独立しており妖魔だからダークエルフに味方するという関係ではないとかどうだろ?  
現に最初の方ではゴブリンが襲ってたことだし。  


106  名前:  名無し三等兵  02/12/04  18:02  ID:???  

エルフ、ダークエルフに共通の敵(オ−ガ−とかゴブリンとか)がいれば  
「敵の敵は味方」で、対立はしていないものの友好的でもない、付かず  
離れず的な関係を持つんじゃないかな?  



107  名前:  ハス  ◆BnyPF68LQs  02/12/04  19:17  ID:???  

                         知力        体力      魔力      技術力  
エルフ(ダークエルフ)    3          1        3        2  

ドワーフ                  2          3        2        3  
   
ゴブリン                  2          2        1        2      

自衛官                    3          3        0        3  





108  名前:  ハス  ◆BnyPF68LQs  02/12/04  19:21  ID:???  

                       文化適性  
エルフ        ◎農業  ○商業(工業)  △狩猟  
   
ドワーフ      ◎商業(工業)  ○狩猟  △農業  
   
ゴブリン      ◎狩猟  ○農業  △商業(工業)  

自衛官        全てにおいて適性は○  


109  名前:  ハス  ◆BnyPF68LQs  02/12/04  19:40  ID:???  

エルフ、ドワーフ、ゴブリン達は、それぞれ交流しながら生活している。  
各種族だけのコロニーも、混ざり合って存在してるコロニーもある。  

当然ながら、各コロニー(中世的城塞都市)によって種族の比率、主用産業が違う。  

例:都市A→ほとんどエルフ。1〜2割ずつドワーフやゴブリン。農業が主用産業  
   都市B→人工はほぼ均等。主用産業は狩猟(畜産)  
   都市C→ドワーフ5割。あとはエルフとゴブリン半々。工業、商業が主用産業。  


戦争は、主に城塞都市間や、都市連合間で行なわれる。自然界には、原生生物として  
モンスターが存在。(ワイヴァーンやオーク、トロルなど)。  

こんな世界に自衛隊が召還された、というのはどうでしょう?  

で、召還魔法は通常、自然界の力を精霊の名の元に具現化するもので、物質召還では  
ないとする。(ゆえに召還した力は術師が制御可能)  
この自衛隊を呼び出した召還魔法は、時空間を歪ませ、物質召還を行うもので、世界に  
及ぼす影響が大きいことから、古代に封印された、タブーの魔法とする。(術師の制御  
が必ずしも効かない)  

封印がとかれた理由は、ある城塞都市間の戦争が激化、一方の急進派が  
膠着状態打破のため、魔法を発動させたから。  

どうでしょ?  


110  名前:  名無し三等兵  02/12/04  22:39  ID:???  

>>107-109  
イイネ  


111  名前:  1だおー  02/12/05  00:01  ID:???  

塹壕から這い出た佐久間はサスペンダーから手榴弾をひったくるとピンを抜き、数にものをいわせて我が物顔で前進をしてくるゴブリン兵団に投げつけた。  
刹那、気味の悪い悲鳴を上げて十匹ほどのゴブリンが吹っ飛んだ。  
彼は着剣した64式を手に、部下と共に雄叫びをあげながら浮き足立つゴブリン兵団に突撃をかけた。  
「ギエェーー!」  
奇声と共にわらわらとゴブリン兵が視界に入ってきた。  
佐久間は腰だめに64式を構え、落ち着きすら感じられる正確さで目の前の敵を単発撃ちで次々と倒していく。  
他の隊員も、程度の差はあれ訓練どおりの動きで敵を制圧しているようだ。  
その一瞬の安心が悲劇の始まりだった。  


112  名前:  1だおー  02/12/05  00:07  ID:???  

鋭い風切り音だった。  
佐久間は自分の足に鈍痛が走るのを感じ、慌てて足を見下ろす。  
「うっ…!?」  
ふとももに長い棒が突き立っているではないか。  
いや、棒ではない、矢だ。  
「スナイパーだ!伏せ…」  
叫ぼうとした瞬間、どこからか無数の矢が部隊へむけて雨あられと降り注いできた。  
何人かの隊員が悲鳴を上げて地面に転がった。  
「救護班ー!」  
あちこちから甲高い叫び声が聞こえた。  


113  名前:  1だおー  02/12/05  00:13  ID:???  

「ハハハ!  思い知ったか異世界兵」  
森の奥深くから透き通った女の声が木霊してきた。  
「邪悪なる種族に手を貸す者どもよ、神の名の下に成敗されるがいい!」  
一方的に宣言するような言葉を発したかと思うと、森の木々が不思議なざわめきを起こし始める。  
「な…なんだ?」  
隊員らは不気味そうな表情で辺りを見回す。  
その時だった。  
「うぎゃあああ!?」  
この世のものとは思えない絶叫が響き渡った。  


114  名前:  1だおー  02/12/05  00:16  ID:???  

木が襲い掛かってくる!?  
佐久間はその異常な光景に目を見張った。  
周囲の木々が枝や根を触手のように動かしながら、隊員達を絡みとっている。  
隊員らも必死で応戦しているが、ライフル弾ごときでは傷をつける程度の威力しかない。  
部隊はパニック状態に陥っていた。  


115  名前:  青木原精神病院  02/12/05  00:42  ID:???  

イイ!!  
俺もはやく書かないと・・・もうちょっと待って(´Д`)  


116  名前:  名無し三等兵  02/12/05  00:57  ID:???  

基本的にモンコレの漏れはどうなるんだ・・・  
ソードもなんとなくは判るが・・・(但しリ●イのみ)  


117  名前:  1だおー  02/12/05  01:02  ID:???  

>>116  
今までの経緯を説明すると  

自衛隊を召還する世界を考える  

その為に既存のファンタジーを語る  

…という流れになってます。  
だからモンコレでも一向に構いませんよ(  ´∀`)  


118  名前:  116  02/12/05  01:32  ID:???  

ファンタジア文庫なら他にスレイヤーズとか棄てプリもあるな・・・  
悩ましい(  ´Д`)  


119  名前:  1だおー  02/12/05  01:38  ID:???  

どうリアクションすればいいんだろ…?(  ;´∀`)  


120  名前:  ハス  ◆BnyPF68LQs  02/12/05  02:13  ID:???  

考えてみれば、オレはファンタジーの事ほとんど知らないんだよなあ。  
神話や古代史、中世史は好きだが。  

ところで、ゴブリンの武装だが、個人的にスリングを推したい。  
ゴブリンの腕力なら、500gぐらいの石弾(ひし形に近い形に加工ずみ)を  
軽く200Mは飛ばせると思うんだが。  
メットに当たっても下手すりゃ死ぬぞ、これ。  


121  名前:  10・13  02/12/05  03:00  ID:???  

「ダークエルフ…」  
そう、山川が見たその女性は闇の住人であるダークエルフに違いなかった。  
笹のように大きく尖った耳。端正で凛々しい顔立ちに、周りの雪とは余りにも対照的な美しい褐色の肌。そして流れるような銀色の髪の毛。  
歳は山川と同じ位に見えるが、実際は五十年も百年も生きているかも知れない。美女と言う言葉が相応しい。  
その美貌に思わず息を呑む山川。  
「…ありがとう」  
ダークエルフが透き通った、ハッキリとした発音で礼の言葉を述べる。  
「あ、ああ…」  
あまりハッキリしない返事をしてしまう。それから暫くの間両者に無言の間が流れた。  
最初に静寂を破って言葉を口にしたのはダークエルフの方だった。  
「麓の守備隊の人なの?」  
「守備隊?」  
山川には何の事だか分からなかったがダークエルフは更に言葉を進めた。  


ダークエルフの名前が思いつかない(  ´Д`)  


122  名前:  青木原精神病院  02/12/05  03:09  ID:???  

お前等!!書くの早いです!!  
試験が終わるまで待ってくらはい!!  
>名前  
ルナフレア!!・・・駄目?  


123  名前:  名無し三等兵  02/12/05  10:42  ID:4lFqff6S  

このスレ、何人が見てるんだ?  


124  名前:  名無し三等兵  02/12/05  11:58  ID:???  

そんなのわかるわけねぇだろ。  



125  名前:  名無し三等兵  02/12/05  12:44  ID:7bfUtxMm  

120>スリングの仲間に長い棒を取り付けたスタッフスリングってのがあるんだが  
   あれ使えるの?小学生のとき作ってみたんだけど普通のスリングより飛ばんかった  
   作り方や投げ方に秘密があるのか・・・・・・・  


126  名前:  名無し三等兵  02/12/05  12:58  ID:???  

>>120  
ゴブの知性だと投石が限界臭いです。  
まぁ、設定によりますが。  


127  名前:  名無し三等兵  02/12/05  13:07  ID:???  

投石しながら迫り来るゴブリンの群れを装甲車で制圧する自衛隊。暴動みたいだ。  


128  名前:  名無し三等兵  02/12/05  17:45  ID:???  

>>125  
スタッフスリングはモノの本によると、手首から投擲物の重心までの長さによって投法が違うとのこと  
手首のスナップを利用する"投げる"の延長としてあつかうのは、約30cmまで(軽量物専用は40cm  
程度まで)で、50cmを越えると手首を固定し、負荷によって肘や肩も固定して槍投げに近い投法で  
投擲するようです  
資料に載っていた15cmのスリングは、シャモジの柄に手首を通すワッカがあり、先端の丸い部分に  
広めの皮ベルトが付いたものでした  


129  名前:  1だおー  02/12/05  18:36  ID:???  

>>121  
山川はただの自衛隊員なのに一目見ただけでダークエルフって単語が出てくるかな…?  
ファンタジーにある程度の知識がある隊員なのかな、レンジャー山川…。  


130  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/05  18:59  ID:???  

富士学校の編制は、校長の指揮下に、まず学校本部機能を果たす企画室、総務部、管理部がある。  
また、職種に応ずる教育・研究機能を果たすため普通科部、特科部、機甲科部があり、中長期的勝総合的な研究を担任する総合研究開発部が存在する。  
さらに、教育研究等の支援を担任する富士教導団、開発中の装備品等の実用試験を専門的に担任する装備開発実験隊及び富士訓練センターを運営する部隊訓練評価隊で編制されている。  

富士教団の編制は、団本部付き諸隊、普通科教導連隊、特科教導隊、戦車教導隊、偵察教導隊、第110施設大隊で編成される。  
基本的に、陸上自衛隊が装備する最新装備を最初に配備され、その運用について研究教育を実施する。  

なお、富士山麓周辺には、富士駐屯地(富士学校、富士教導団一部が御殿場市の滝ヶ原駐屯地と山梨県南都留郡忍野村の北富士駐屯地)の他にも、陸自各部隊が駐屯している。  
板妻駐屯地(第1師団所属第34普通科連隊等)、駒門駐屯地(第1師団所属第1特科隊、第1高射特科大隊、第1戦車大隊、第1機甲教育隊)等の諸部隊が駐屯している。  
これらの諸隊がそのままファンタジー世界に転移することになった場合、装甲車化普通化連隊1個、自動車化普通科連隊1個、戦車連隊2個、特科群、その他の部隊が移動したことになり、事実上の師団規模の戦力が集中することになると考えられる。  


131  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/05  19:00  ID:???  

具体的な装備の配備数や定数については公開されていないが、他の陸自部隊の編成から考察してみる。  
普通科教導連隊は、本部、本部管理中隊、普通科中隊4個、対戦車中隊、重迫撃砲中隊で編成されているだろう。  
特科教導隊は、本部、本部管理中隊、情報中隊、射撃中隊6個で編成されているだろう。  
戦車教導隊は、本部、本部管理中隊、戦車中隊5個で編成されている可能性が高い。  
偵察教導隊は、本部、本部管理小隊、斥候小隊4個で編成されている可能性が高い。  
第110施設大隊は、本部、本部管理中隊、器材中隊、施設中隊3個で編成されているであろう。  
すなわち、北部方面隊隷下の装甲車化普通科連隊、特科群、戦車連隊、師団偵察隊、師団施設大隊とほぼ同様の編成ではないかと考えたわけである。  

第34普通科連隊も、普通科教導連隊と同様の編成であり、装甲車化ではなく自動車化されていると考えられる。  
第1戦車大隊は、本部、本部管理中隊、戦車中隊3個で編成されていると考えられる。  
第1機甲教導隊は、中隊規模の教育部隊であると想定したい。  
第1特科隊は、本部と情報中隊の他に、直協中隊4個と全般中隊1個の5個射撃中隊編成と考えられる。  
第1高射特科大隊は、本部と本部管理中隊に、短SAM中隊と近SAM中隊が1個づつであると考えられる。  

なお、総火力演習時には、立川の東部方面ヘリ隊や、木更津の第1ヘリ団や第4対戦車ヘリ隊から各種ヘリが展開し、演習に協力することになっている。  
他に、第1空挺団、高射教導隊、教育支援飛行隊等から部隊が支援にくる。  


132  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/05  19:00  ID:???  

装備は、総火力演習時として、以下の通りではないかと推測される。  
90式戦車が3個中隊40輌強、74式戦車が6個中隊80輌弱、89式装甲戦闘車が1個中隊20輌弱、73式、96式装甲車が3個中隊50両強、87式偵察警戒車が10輌前後。  
M110A2・203mm自走榴弾砲が1個中隊4輌、MLRSが1個中隊9輌、74式MLSが1個中隊8輌、75式155mm自走榴弾砲が1個中隊5輌、99式自走榴弾砲が1個中隊5輌、FH70・155mm牽引式榴弾砲が6個中隊30門。  
120mmRT重迫撃砲が2個中隊32門、96式120mm自走迫撃砲が1個小隊4輌、81mm中迫撃砲が8個小隊32門、79式重MAT発射基が2個中隊32基、87式中MAT発射基が8個小隊32基、MPMSが1個小隊4セット。  
AH-1S対戦車ヘリが8機、OH-1観測ヘリが4機、CH47JA輸送ヘリが4機、UH-60JA汎用ヘリが4機、UH-1J汎用ヘリが4機、OH-6観測ヘリが4機。  
この程度ではないかと、考えられる。  


133  名前:  名無し三等兵  02/12/05  19:02  ID:???  

>>1  
大丈夫。  

自衛隊はオタだらけだ。  


134  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/05  19:05  ID:???  

>>133  
その通りだ。  
本人の名誉のために具体的には書かないが、そこらのヲタよりよほど濃く腐れた香具師がいくらでもいるぞ(藁  


135  名前:  1だおー  02/12/05  19:08  ID:???  

名無し土方さん乙カレーです(敬礼)  
ここまで細かく設定してくれるとはヽ(*゜Д゜)ノ  


136  名前:  1だおー  02/12/05  19:10  ID:???  

そ、そんなヤシだったのかレンジャー山川((((  ;゚Д゚)))ガクガクブルブル  
キャラとして矛盾している気が…(  ´_ゝ`)  


137  名前:  名無し三等兵  02/12/05  19:25  ID:???  

>>134  
以前、ああっ女神さまっのベルダンディーを描いた機が空自にあったな  


138  名前:  名無し三等兵  02/12/05  19:55  ID:XpV++kU7  

エルフやドワーフと手を結びたいな。  
食料と工業力は欲しい。  



139  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/05  20:01  ID:???  

その大広間は、人やエルフだけではなく、多くの種族らの代表が集まり、殺気だった喧騒に包まれていた。  
その中で、異界から召還された謎の軍隊の指揮官達は、悠然と出された飲み物をすすりつつ、会議が始まるのを待っている。  
「諸君、静粛に、静粛に!」  
この会議、すなわち冥王による侵略に対処するための作戦会議を主催している、人族の王の一人が、錫杖を激しく床に叩きつけて注目を引こうと声を張り上げた。  
王は、人族、エルフ族、ドワーフ族、その他の種族代表らの名前を呼び、会議への出席の謝辞を述べ、そして目前に迫る冥王の脅威について長々と演説をした。  
「我々、光と正義の陣営に所属する全ての者達が団結し、憎っくき冥王ばら奴とその配下どもを相手に闘い続けるならば、この戦争の勝利は必ずや我らのものとなろう!  
さればここに、諸卿らに希望に満ちた知らせをば伝える名誉に預かったことを、大いなる喜びとともに申し上げたい。  
こちらにおわす方々こそ、我ら光と正義の陣営に合力下さる為に異界より参られた、軍団の将軍らであらせられる!  
さ、どうぞここに集った高貴なる方々に、自己紹介を!」  


140  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/05  20:01  ID:???  

王に促され、緑色や茶色やらのまだら模様の服を着た男達の一人が、謝辞の変わりに軽く会釈をして立ち上がった。  
「初めまして皆さん。  
自分は、貴方方が仰るところの異界の国から召還されてこの世界に来た軍隊の指揮官である、福田定一陸将と申します。  
短い期間でしょうが、皆さんと共に戦うことになりますが、よろしくお願いいたします」  
福田と名乗った男を見て、多くの者達が声にはならない落胆の溜息をついた。  
福田は、中肉中背で眼鏡をかけた、穏やかでしごく普通の表情と態度を示している、とても一軍の将とは思いがたい印象を与える男であったのだ。  
彼が着ている、ごてごてとポケットやら何やらがついた緑色や茶色やらのまだら模様の服も、とてもではないが一軍の将が着るには相応しいとは思えない。  
そして、淡々と挨拶をしたのは、福田だけではなかった。  
その幕僚達も、名前と階級を述べ、軽く頭を下げただけですぐに着席してしまう。  
会議を主催した王だけが、福田達がそういう男らなのであることを知っていたかのように、何事も無かったかのように会議を続けた。  


141  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/05  20:01  ID:???  

「それでは、皆さんこちらをご覧下さい」  
具体的な軍議に入り、福田陸将の幕僚の一人である駒城一等陸佐と名乗った男が、大きな地図を前に説明を始めた。  
各種族の長達は、その地図を見て今度は驚嘆の溜息を漏らした。  
「この地図は、敵、冥王の策源である都市から、侵攻を受けている各国の戦線までを大雑把に示したものです」  
そこには、丘陵や河川、森や城や町や村々が、ことごとく細大漏らさず記されている。  
平野や森林は緑色、丘陵から山嶺にかけては茶色、城や村等は赤色で記され、街道もことごとく明記されていた。  
駒城一佐は、指し棒を手に赤色や青色のインキのペンで、地図の上に矢印や丸印を次々と書き込んでいく。  
「さて、冥王の軍は、現在主力がこの街道を南下し、この城砦都市の攻略に当たっています。  
また、いくつかの別働隊が、ここと、ここと、ここの街道を移動し、各都市への攻囲乃至は運動戦を行い、主力の側面防御に当たっています。  
これに対して、皆さんの軍勢は、こことここに主力が展開し、敵の浸透に対処しつつ、冥王軍主力の戦闘行動を妨害しつつ、攻囲の解囲を目指しているわけです」  
駒城一佐の説明は、現時点の錯綜しているはずの状況を、あまりにも明快にまとめあげていた。  
「敵は、皆さんが大規模な軍の動員が可能となる農閑期に入る前に、この城塞都市を陥落させ、街道網の要所を確保した上で連接する各国の連携を乱し、来年以降に各個に撃破することを目標としていると考えられます。  
これに対し皆さんは、これまでは連合軍を編成し、敵の攻囲を解くべく攻撃を仕掛けては、撃退されてきました。  
ここで我々は、皆さんに対し、全く別の作戦を提案するものです」  


142  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/05  20:02  ID:???  

>>137  
某第一後方支援連隊のHPとかもな(謎  


143  名前:  名無し三等兵  02/12/05  20:08  ID:???  

>>142  
それは、軍事的組織のオフィシャルページとしては  
世界に類を見ないTOPをもつ、五色のハートが乱舞してるアレですか?  


144  名前:  名無し三等兵  02/12/05  20:48  ID:???  

>>23  
>でも、書類の間違いとかで「多めに弾薬・燃料を持ってきてしまった」とかいう設定がないとあっというまに物資が尽きる。  
>だって自衛隊演習って必要最低限な弾薬しかもってこないから。  


こんな設定はどうでしょうか?  

199X年極東有事勃発(今なら200X年か)  
「おい、また弾薬トラックだぜ」  
「本当に始まるんかな。もう倉庫はいっぱいだぜ」  
(以上、本が手元に無い為うろ覚え)  

あらかじめ演習を名目に、大量の弾薬を備蓄しておいたことにできませんかね?  


もっとも、この情勢下で精鋭部隊と弾薬が消えてしまったら日本がピンチですが。  


145  名前:  名無し三等兵  02/12/05  21:05  ID:???  

自衛隊を出奔して他種族(勢力)に組するキャラとかいると面白い  
やがて対決の時が・・・  


146  名前:  名無し3曹  02/12/05  21:16  ID:???  

200X年  日本海沖  
不審船を停戦させた護衛艦「これっきり」は14名の立入検査隊を派遣した  
内火艇は隊員を移譲させた後突如として消滅した!続いて「これっきり」も海霧にかすむように消えた  
みれば、自分たちがいる船も近づくまでに見ていたものとは明らかにちがう。  
それまで、船橋に翻っていたのは某国の国旗であった。今のそれはクロス・ボーンである。  
いや、船橋でさえない。それは彼らが知識としてしか知らない帆船のマストであった。  



147  名前:  名無し三等兵  02/12/05  21:19  ID:???  

バンデッドQ  


148  名前:  名無し3曹  02/12/05  21:34  ID:???  

とりあえず、立検隊指揮官はこの船の様子を探ることにした。  
「訓練どおりやればいい。普段どおりにな」  
「一班は左舷、二班は右舷だ。三班は船橋、いや、中部士官室付近だ。  
四班は三班の支援だ。この船を制圧せよ!かかれ!!」  
号令に即応し、隊員は制圧を開始した。  

彼らの前に最初に姿をあらわしたのは骸骨戦士の一団だった。  
先頭を進んでいた上川3曹はぎょっとしたものの、相手の殺意に  
反応しすぐさま9MM拳銃の引鉄をひいた。  
ズキュン!ズキューン!  
拳銃弾をものともせずやつらは向かってくる  
「ウオーッ」  
たまらず、彼は恐怖の声を上げた。  







149  名前:  名無し3曹  02/12/05  21:43  ID:???  

「どけっ上川!」  
二番目に位置していた小窪3曹が構えていた  
M−3マシンガンを連射した。  
ドドドドドドドド!!  
他艦では、9MM機関拳銃にとってかわられた  
M−3だがその弾丸は45口径弾であり、威力は段違いだ。  
瞬く間に、骸骨戦士5人を破壊した。  




150  名前:  1だおー  02/12/05  22:25  ID:???  

キタ━━━(゚∀゚  )━(∀゚  )━(゚    )━(    )━(    ゚)━(  ゚∀)━(゚∀゚)━━━!!!!  

自衛隊の情報力と分析力に驚愕するエルフたちに萌え。  

海自臨検隊とスケルトンの攻防に萌え。  

続きキボンヌ(゚д゚)  


151  名前:  ♯もみじ  02/12/05  23:45  ID:???  

臨検隊つおーい!  
すげ!  


152  名前:  10・13  02/12/06  00:17  ID:???  

>>129  
>>136  
スンマソン。自衛隊が異世界に降臨した後の話だと思って下さい。  
山川は既に種族の事について幾らか教えられていたと言うことでお願いします。  


153  名前:  名無し三等兵  02/12/06  00:29  ID:???  

>>152  
あーい。  
やはり山川には精鋭無比の隊員でいてホスィ…  



154  名前:  1だおー  02/12/06  00:29  ID:???  

↑漏れです  


155  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/06  00:33  ID:???  

ふと思ったんだが、山川隊員の階級ってどれくらいだろう?  
富士学校には幹部レンジャーの教育課程があるから、もしかして、幹部?(笑)  


156  名前:  1だおー  02/12/06  00:37  ID:???  

想像では二曹で班長だと思ってた。  
叩き上げの三尉…の線もあるかな。  


157  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/06  00:38  ID:???  

コテハン披露  
これからコテハン名乗ります。よろしく  
名無し3曹でちょいカキコしたけどこれからはなのります。  
臨検隊じゃなくで立検隊っす。臨検も任務のうちだけど  
おいら、ホントの3等海曹。リアルに立検隊員。前の艦ではM−3握ってました。  

後、文章アンド改行下手でスマソ  


158  名前:  名無し三等兵  02/12/06  00:40  ID:???  

えー、某リレー小説スレ(今は全部倉庫落ち)で長文を書いてた者です。  
すごく面白そうなスレなので、できれば私も何かこの世界の片隅的な話を  
書かせてもらいたいなと思ってるんですが、いいですか?  


159  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/06  00:42  ID:???  

>>157  
小窪三曹殿でつか、初めまして、腐れ軍ヲタの名無し土方と申しまつでつ(笑)  
インド洋では、殉職者の方が出られたようで、心から哀悼の意を示させていただきますm(_  _)m  

んで、書き込み、楽しみにさせていただきますよー  
頑張ってくださいまし(笑)  


160  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/06  00:42  ID:???  

>>158  
全然おっけーじゃないですか?  
というか、俺だって、途中乱入組みだし(自爆)  


161  名前:  1だおー  02/12/06  00:43  ID:???  

>>157  
現役さんキタ━━━(゚∀゚  )━(∀゚  )━(゚    )━(    )━(    ゚)━(  ゚∀)━(゚∀゚)━━━!!!!  

グリースガンって自衛隊じゃやっぱりまだ現役なんだ((((  ;゚Д゚)))ガクガクブルブル  
でも三曹殿の文章を見る限り銃としては良いようですね。  
気分は戦国自衛隊の伊庭三尉…。  


162  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/06  00:45  ID:???  

>>161  
聞いた話では、地方隊の古い船だと、トンプソンにガーランドというのもあるそうですが(笑)  


163  名前:  1だおー  02/12/06  00:48  ID:???  

>>158  
荒らし以外は来るものを拒まず!  
どうぞマターリ書き込んでくだされ(  ´∀`)  


164  名前:  158  02/12/06  00:48  ID:???  

>>160  
言われて見ればそうかもしれませんね。  
私もコテハンつけて書き込んでた、某、というか「リレー小説  北朝鮮対日韓米連合軍」スレでは  
途中から入ってましたし。  
あまりその辺は気にしなくていいのかな?  

>>スレ住人各位  
では、少しネタを整理してから書き込みをばさせていただきたいと思います。。  
ちなみに、当方自衛隊の実情についてはペーパーベースの知識以上のものは  
持ち合わせておりませんので、かなーり珍妙な言い回しとかするかもしれませんが、  
ガンガン添削していただければと思います・・・・・。  



165  名前:  名無し三等兵  02/12/06  01:15  ID:???  

>>144  
いっそのこと「タイムスリップ大戦争」ネタで、  
日本列島丸ごと異世界召還つーのはどうよ(w  

ただその場合、食料自給率・石油備蓄量等が、少々困ったことになるが。  


166  名前:  名無し三等兵  02/12/06  01:20  ID:???  

「銃と魔法」とか読んでいると、  
オークやらゴブリンやらとも仲良くしたくなるんだけど。  


167  名前:  10・13  少し訂正です。  02/12/06  01:29  ID:???  

撲殺、ゴブリン編@迷いの森  

レンジャー隊員である山川は一人で雪の降りしきる森を彷徨っていた。  
米軍との合同演習を行うために乗り込んだヘリが墜落して只一人生き延び、炎上する機体から命からがら抜け出してきたのだ。  
「畜生、何処なんだココは」  
手にしたコンパスに目をやるも、針はあらぬ方向へ回転を続けている。磁場が狂っているのだ。GPSもエラー表示のままである。  
辺りは夜の闇と降り積もった雪が広がり、獣の遠吠えだけが山々にこだましている。本来あるべき装備は殆ど無い。  
今の心の拠り所は腰の拳銃と9m機関けん銃のみだ。  

雪の降り積もりが浅い松の根元に座り込んでため息のように呟く。  
「もうだめか…」  
腕の時計を見ると既に夜中の三時を回っていた。腹が減ったし咽喉も渇いたが、携行食料は全てヘリと一緒に燃えてしまった。  
個人携帯用の無線機も何の音沙汰も無く、ラジオ波すら入らない。  
(どうせもう死ぬ。この訳の分からない場所で凍え死ぬくらいなら・・・)  
言いえぬ衝動に駆られて腰のホルスターから拳銃を抜き、自分の頭に銃口を突き立てたその時。  
「キャァァァァァ!!・・・」  
夜の静寂を破り女の悲鳴が木々に木霊する。はっと我に返った山川は拳銃を手にしたまま、反射的にその方向へ走り出した。  
雪を掻き分け夜の闇を百メートルほど進んだ所に悲鳴の発生源がいた。いったい何事だ?目を凝らしてみる。  
B級映画に出て来そうなモンスターのカッコをした奴にローブを纏った女性が掴み上げられているのだ。まだ此方の存在には気づいていない。  
「何だありゃ…」  
こんな山奥で何をやっているのか。少なくとも映画の撮影では無いようだ。  
取り敢えず注意を促す事だけはして置こう。それにこの山奥であの軽装だ、この辺の住人に違いない。うまく行けば助かるかも…。  
特にタイミングを見計らうわけでもなく、大声で声を掛けてみた。  


168  名前:  10・13  少し訂正です。  02/12/06  01:43  ID:???  

「おい、何やってるんだ」  
声を聞いて振り向いたのは変なヌイグルミを着込んだほうだった。そいつは今まで掴んでいた女性をほっぽりだすと、何と腰から下げていた  
剣を抜き出し、予告も何も無しに此方へ切りかかって来たのだ。  
「おい!何だよ!?」  
寸での所で振りかぶられた剣をかわす。剣先が山川の右頬をかすって傷を残した。しかし相手は一向に攻撃の手を緩めない。  
どうやら本気で殺しに掛かっているらしい。  
山川は手にした拳銃で素早く相手に狙いをつけた。だが…。  
(女が邪魔だ!)  
射線上に先ほどまで締め上げられていたローブの女が倒れこんでいる。この騒ぎで逃げない所を見ると、恐らく気絶しているのだろう。  
山川が錯誤をしている内にモンスターが剣を水平に振りかざした。あわててその場にしゃがみ込んで事なきを得たが、この動作が  
功を奏したらしい。  
モンスターの剣が山川の背後に立っていた松の幹に刺さり込んで抜けなくなったのだ。  
ここぞとばかりにモンスターの腹にパンチを入れる。相手は少しよろめいた後、次の攻撃を繰り出そうとした山川の腹部にタックルを食らわせた。  
衝撃で拳銃が手元から離れ、両者が粉雪をあたりに舞わせて倒れこむ。それから2、3分間。両者の間からは肉のぶつかり合う低い音と唸り声がひっきりなしに流れ  
続けた。  
殴り、殴られ、殴り返す。両者の疲労がピークに達した時、その場を制していたのは山川の方だった。  
倒れた化け物に馬乗りになり何度も顔面を殴りつけた。化け物も最初は腕をバタつかせて抵抗を試みていたが終に力尽きたようだ。  
静かになった化け物を仰向けにした後、首と頭を羽交い絞めにして山川が渾身の力を込める。鈍い音がして化け物は一度全身を痙攣させ動かなくなった。  


169  名前:  1だおー  02/12/06  01:49  ID:???  

ま、まさに撲殺(;´Д`)  
スゴイ…  


170  名前:  10・13  少し訂正です。  02/12/06  01:49  ID:???  

「何だこいつは!?」  
息も荒々しく、倒れこんだ死骸を見上げて声を上げた。  
殴りあった時の感触で分かった。これはヌイグルミじゃないし、中に人間が入っている訳でもない。  
間違いない。こいつは生き物だ。こう言う生き物なのだ。ざらざらした灰色の肌に生え揃っていない醜い歯。禿げた絶壁頭に長い鼻と耳。  
そして極め付けが山川の拳に付いた緑色の血だった。  
ベトベトに汚れたグローブを外してローブの女性へ向き直る。  
「大丈夫か?」  
手を地面についてその場に座り込んだままの女性に声を掛けた。どうやら血生臭い場面の一部始終を見てしまったらしい。  
ローブの中から少しだけ覗く目は明らかに警戒の色を浮かべていた。  


>>青木原精神病院  殿  
>>ルナフレア  
いいですね。決定です。(w  



171  名前:  名無し三等兵  02/12/06  01:52  ID:???  

ロトの紋章?  


172  名前:  158  02/12/06  01:52  ID:???  

「こちらダイハチ03、ダイハチ03、クラ21応答されたし、クラ21応答されたし、送れ」  

何か極めて小さいものが無数に切れ目なくはじけるような音。  
時間にすればほんの数十秒ではあったが、無線機のスピーカーからはそれだけがぶつぶつと吐き出されていた。  
無線機のマイクを握った自衛官は、望んだものがスピーカーから聞こえてこないことに舌打ちをし、眉をひそめて  
再びマイクを口元に近づける。  
その口から先ほどと同じフレーズが飛び出そうとした時、深みのある声が遮った。  

「もういいだろう、高寺」  

その声は、どこまでも穏やかな口調ではあったが、それを耳にした自衛官-高寺三曹は、稲妻にでも打たれたか  
のように全身を硬直させた。  
高寺の脇に立っていた男は、気にするなと言いたげに首を振り、高寺の肩に手を置いて続けた。  

「これだけやっても応答がないってことは、少なくともこの無線機で交信が可能な範囲に味方はいないって  
ことだろう」  
少し間をおき、続ける。  
「俺は無線機のことには余り詳しくないんだが、無線機の電波というのは無限大に届くものではないんだろう?  
だったら、ここで呼び出しを続けてバッテリを使い切るよりも、まず味方のいそうなところにあたりをつけるべき  
じゃないかと思うんだが、どうだ?」  



173  名前:  158  02/12/06  01:53  ID:???  

高寺は、脇に立っていた男-今時珍しい紋付袴の、まるで人間国宝のようないでたちの男に向き直り、  
太ももに両手を添えて深々と頭を下げた。  
「申し訳ありません、征司郎親分・・・・・・・」  
その声は、まるで自らが全世界の業罪、その根源であることを認識しているかのような恥辱と憤怒に  
溢れたものだった。  
高寺の周囲に展開していた部下の自衛官たちは、そんな高寺の姿に衝撃を隠せないでいた。  
普段の高寺は、絵に描いたようなヴェテランの陸曹、たとえ相手が佐官や将であってもまったく  
物怖じせずにずけずけ発言する、まさしく軍の背骨であったからだ。  

あの高寺三曹が、幹部でもないただの民間人を相手にどうしてここまで・・・・・?  

そうした廻りの空気を敏感に察したらしく、紋付袴の男は少し決まり悪げに空咳をした。  
「出すぎたまねをして悪かった、高寺。ここの指揮官はお前だったな・・・・。民間の俺があれこれ  
口出しすべきではなかったと思う。すまない」  
「いいえ!」  
高寺は、びっくりするほどの大声で遮った。  
身長1メートル90センチ、体重100キロにも及ぼうかという巨漢の彼が叫ぶと、それだけで相手の  
戦意を根こそぎ吹き飛ばしてしまいかねない程の迫力であり(事実、彼は今までこの怒鳴り声  
だけで両手の指に余るほどの窮地を切り抜けたことがある)、  
それはあたりの空気を一変させるのに十分であった。  
「自分は、いえ、わしは自衛官であると同時に立花征司郎親分の弟分です!」  



174  名前:  158  02/12/06  01:54  ID:???  

だが、紋付袴の男は-高寺と同じく、まだ30代の初めであったが、そんな彼の大音声に全く動じた様子はなかった。  
おだやかに、諭すように高寺に告げる。  

「いいか、お前はここにいる自衛官のなかで最も階級が高いんだ。お前がここにいる20人の自衛官を率いて、  
この異常な状況を切り抜けていかねばならんのだぞ。俺はたまたま、そう、たまたまお前達ととも富士に行こう  
としていた一民間人に過ぎん。俺がお前と兄弟分だったのはもう15年以上も前だ。お前は俺の言うことに盲従  
すべき立場ではないんだ。それを忘れていた俺も悪かったがな・・・・・」  

「ですが、親分!」  
征司郎は、それでもなお納得しようとしない高寺の肩をぐいとつかみ、自衛官達を指差した。  

「彼等を見ろ!」  
その叱咤は剃刀のように鋭く、高寺は鞭打たれたかのように飛び上がった。  

「彼等は、お前の命令を待っている!こんなおかしな世界に来ても、まだお前のことを信じているんだ!  
お前のために逃げ出すことなく、お前がいつものように堂々と振舞うのを待ちかねてるんだ!  
なのにお前がおたおたしててどうする、彼等を死なせたいのか!」  
高寺は、その叱咤に何も言えず、ただ荒い息をついていた。  
征司郎は、うずくまってしまった高寺を見下ろし、打って変わって優しい声で告げた。  

「いいか高寺、お前が思うようにやれ。俺は立花組組長では有るが、彼等を指揮する立場にはない。  
さっきやってみせたように、お前が本来なすべきことをやれ」  
高寺はうずくまったまま、征司郎を見上げた。  
征司郎は、大きく頷いた。  

「俺も、そしてここにいる立花組の生き残り10人も、お前を信じてどこまでもついていくから」  
高寺は、ゆっくりと立ち上がった。  
そして、あたりをゆっくりと見回す。  




175  名前:  158  02/12/06  01:58  ID:???  

廻りは、高寺達が富士へ行こうとしていたときの車輌-軽装甲車とトラック数台、加えて高寺が演習見物に  
招待した彼のかつての兄貴分-征司郎達が乗ってきた乗用車が5台。  

そして、さらにその外周には今まで高寺たちが見たこともないような奇怪な生物の死体が山をなしていた。  
翼の生えた馬。  
生きながら腐臭を放つどろどろした不定形の生物。  
全身が苔で覆われた、身の丈3メートルはあろうかという巨人。  
腰までしか背丈がない、人間に似た何か。  
その他、その他。  
この生物は、全く何の前触れもなしに高寺たちを襲ったのだ。  
そして、辛うじて撃退に成功した。  
ほんの、5分前に。  

高寺は、大きく息を吐いた。  
まず、ここを離れて安全な場所に移動しなければ。  
さっきはいきなり襲われたが、なんとか親分の親衛隊が体をはって防いでくれたお陰で殲滅する時間を稼げた。  
だが、次はどうなるかわからん。  

「全員乗車しろ!ただちに有利な地形まで移動する!」  


176  名前:  1だおー  02/12/06  02:01  ID:???  

おお…!任侠自衛官…ヽ(*゜Д゜)ノ  


177  名前:  ハス  ◆BnyPF68LQs  02/12/06  02:01  ID:???  

>139〜141の会議をやってる建物の外で  

エルフの子供「鉄で出来た火を吹く象がきたんだってさ」  
ドワーフの子供「なにそれ?変なの」  

エルフの子供「あとねあとね、光の矢がでる魔法の筒とかもあるんだって!!    
             すごいよね〜。」  
ドワーフの子供「光の矢??筒なんて要らないじゃない。賢者さんなら誰でも出せる  
               でしょ?」  
エルフ「だ・か・らぁ、その筒があれば、誰でも好きなときに光の矢がだせるんだよ〜。  
       しかも上級クラスのだよ?」  
ドワーフ「ねえ、それって新型スコルピオンの間違いじゃない?うちのじいちゃんの工房で、  
         冥王軍との戦いにそなえて造ってるよ。燃える槍が打ち出せるんだ。  
         でもなんで君が知ってるの?」  
エルフ「だから違うって!!長老さんの側近やってる兄ちゃんが言ってたんだからぁ。  
       もう…もう…うえうえぇぇ」  
ドワーフ「ああ〜、もう泣くなよ…ネ?話きくからさぁ」  
エルフ「ほんとッ!?じゃあ、一緒に見に行こうよ」  
ドワーフ「はいはい(あ〜、これから工房いってスコルピオン見たかったのに・・・)」  


178  名前:  1だおー  02/12/06  02:05  ID:???  

>>177  
マジ可愛いんですけど(;´Д`)  ハァハァ  
厨房な質問ですけどスコルピオンとはなんれすか?  (どっかのマシンピストルじゃないよな…)  


179  名前:  10・13  02/12/06  02:16  ID:???  

エルフの子供カワイイ!!(・∀・)  
ドワーフの子は…ひげ生やしてるのかな…。  


180  名前:  ハス  ◆BnyPF68LQs  02/12/06  02:17  ID:???  

>1だおー殿  
スコルピオンとは、投石機の一種です。カタパルトの仲間。  

張力を利用して、石や槍、大型の矢を打ち出す据え置き式の機械です。  
これの大型版の攻城兵器がバリスタです。  
スコルピオン、カタパルト、バリスタは構造がほぼ同じで、大きさや打ち出す弾の  
種類(石か矢か)で分類します。  

スコルピオンは、3種のなかで一番小型のやつで、主に水平に近い角度で矢や槍を  
打ち出します。有効射程(ハードアーマーを打ち破る)は100Mぐらいまでかな?  


181  名前:  名無し三等兵  02/12/06  02:20  ID:???  

>>178  
”スコルピオン?””何だ、それ”  
警衛していた隊員の疑問に、同じく警衛についていたドワーフが答える。  
”石弓のことだ。ロープを捻じって得た力や、ロープの張力により槍、石などを  
飛ばす。野戦向きではないが、城攻めならば威力を発揮する。”  


182  名前:  ハス  ◆BnyPF68LQs  02/12/06  02:21  ID:???  

ちなみに、“鉄で出来た火を吹く象”=90式MBT  
“魔法の筒”=パンツァーファウスト、のつもりです。  

90式MBTが象だと、89式FVはなんだろう…鉄竜かな?  


183  名前:  本俵  ◆Mi8oyXGLbU  02/12/06  02:42  ID:???  

初めまして。ゴブリン側から書いてみていいですか?  

ゴブリンは、こんな轍を見たのは初めてだった。  
強いて言えばドワーフの使う乗り物に似ているが、それにしても轍が  
深く、乗り物を牽引しているはずの動物の足跡がない。  

痕跡が森の開けた地点で急に始まるのも妙だった。  
大狼も傍らで首を傾げている。鉄とそれから物が燃えたような匂いが草木に  
まとわりついてかすかに残っている。雨が降ったのは暫く前で、上を横切る  
足跡はない。  


184  名前:  1だおー  02/12/06  03:19  ID:???  

>>180  
なるほど。投石器ですか。  
かれらが魔法の筒ことパンツァーファウストを知っているということは、既に一度は使用しているということですね?  
魔獣に向かってぶっ放したのかな?  

>>183  
始めましてであります。  
ゴブリン側、興味深いです!  
続きが気になりますなぁ…  


185  名前:  1だおー  02/12/06  03:29  ID:???  

初老の自衛官、沖村は目の前で繰り広げられている惨劇に呆然としていた。  
長い、笹の葉のような耳をした褐色の肌の人々がバケモノの襲撃に逃げ惑っているではないか。  
「沖村一曹殿、これは一体…!?」  
彼の隣で実弾演習で使用するはずだったパンツァーファウストVを抱えた若い陸士が声を上げる。  
「分からん、だが酷すぎる」  
見れば、襲われている者のほとんどは女子供である。  
ふつふつと、沖村の心にこんな残虐なことを平気で行っている襲撃者たちに対する怒りがこみ上げてきた。  
(もしも、恵那がこんな目にあったら…)  
そう考えたらいてもたってもいられなかった。  


186  名前:  1だおー  02/12/06  03:36  ID:???  

「こ、この子の命だけは…!」  
「ゲッゲッゲッ!皆殺しにしろって命令だぁ悪く思うなよぉ」  
ゴブリンが無慈悲に剣を振り下ろそうとしたその時だった。  

タァン!!  

「ゲボッ!?」  
乾いた音と共にゴブリンの首から鮮血が迸った。  
「ナンダァ!?」  
他のゴブリンたちも突然の出来事に動揺する。  

タァン!!タァン!!タタァーン!!  

「グハッ!?」「ギャア!?」  
乾いた音が連続し、バタバタと急所をなにかに撃ちぬかれたゴブリンが地面に転がる。  


187  名前:  1だおー  02/12/06  03:41  ID:???  

「沖村一曹殿!?」  
若い陸士が驚きの声を上げた。  
狙撃用64式小銃を構えた沖村はそれに耳を貸さずに引き金をしぼり続ける。  
100メートル彼方で、次々とバケモノが倒れてゆく。  
短時間に十人を超える死者を出したのにバケモノたちは蜘蛛の子を散らすように反対方向の森へと逃げていった。  
「やったか…」  
沖村はスコープから目を離すとそう呟いた。  
感情に駆られて発砲してしまったのに少しだけ自嘲する。  
「定年まじかだというのにな」  


188  名前:  名無し三等兵  02/12/06  03:50  ID:???  

し、渋い。  


189  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/06  03:51  ID:???  

小高い丘の頂上にそびえる石造りの砦を双眼鏡で眺めつつ、新城二等陸佐は、82式指揮通信車の上でいかにも不愉快そうに口の端をゆがめて笑みらしきものを浮かべていた。  
いくつもの尖塔が空を指して伸び、木柵と空堀とで丘の周囲を囲っている、いかにも中世ヨーロッパ風の砦である。  
「支隊長、指揮官集合いたしました」  
指揮車に駆け寄ってきた女性幹部が、柔らかな、だがはっきりと凛とした声で用件を告げる。  
なにやらわけのわからない唸り声をあげた新城二佐は、一言、ご苦労、とだけ呟くと、のそのそと指揮車内へと降り、指揮所へと移動した。  

「敵は、街道を扼する位置にある丘の頂上に砦を設置し、丘全体を木柵と空掘の障害物を構築して防御陣地を構築している」  
バラクーダによって偽装した指揮所で、新城二佐は、集合している各級指揮官らに向かって、速成の地図と要塞の配置図を指示棒で指し示しながら状況説明を行っていた。  
「敵はオーク兵が300と、トロル等の大型生物が少数であるようだ。  
オーク兵の半数が弓兵であり、20基強の設置型クロスボウが城砦内の設置されている事が確認されている。  
城砦周辺に敵の増援となる規模の部隊は存在せず、一日一度の騎馬兵での連絡便が、唯一の通信手段と考えられる。  
ああ、魔法については判らん、俺にではなくそちらの魔法使い殿にお聞きしろ」  
いかにもつまらなさそうな新城の口ぶりに、自衛官の指揮官らの声にならない失笑が漏れる。  
同行していた人間の魔法使いは、場の雰囲気に合わせたのか、苦笑気味に砦にはゴブリンの魔法使いがいるらしいと口にした。  
そして、人間やエルフの魔法使いに比べるならば、その能力は決して高いものではないとも付け加える。  


190  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/06  03:51  ID:???  

「それでは、指揮官の構想を述べる。  
作戦目的は、街道の確保のために布陣する敵戦闘部隊を撃滅し街道を確保することにあり、目標として、障害である敵砦を無力化し占領することである。  
妹尾三佐の普通科中隊は、街道を主攻軸として砦へ接近し、戦車中隊と施設中隊の支援の元これを攻略する。  
漆原三佐の普通科中隊は、この森を迂回し、砦から視界外となるこの位置に、街道を火制可能なように展開し、後退する敵を側面から攻撃、これを殲滅する。  
漆原三佐の中隊への火力支援として、重迫小隊を2個、直協支援に当てる。  
残りの部隊は、予備として小官が指揮する。  
各部隊は、我の意図の隠蔽に注意し、敵に事前に察知されることを避けるよう務めるようにしろ。  
妹尾三佐の役目は、言うなれば勢子だ。  
敵を砦から追い出し、我々が設定したキルゾーンへと追い込むのが役目だ。  
敵を掃討するのは、漆原三佐の中隊の任務だ。  
そうだ、捕虜は取っても構わないが、一人たりとも逃がすな、確実に仕留めろ。  
作戦発起は、1時間後、1100だ。  
作戦発起のコードは「アイリーン」、作戦中止のコードは「モグ」。  
コード「モグ」が発令されたならば、即座に部隊を纏めて現地点まで撤収せよ。  
何か質問は?」  
無言のまま見つめ返してくる部下達に、大して面白くもなさそうに肯くと、新城二佐は口の端をゆがめて笑みらしい代物を浮かべて見せた。  
「よろしい、それでは諸君、状況開始をせよ」  


191  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/06  03:51  ID:???  

戦車教導隊第2中隊長の善行三佐は、90式戦車の車長席で攻撃発起命令が下るのを待ちつづけていた。  
指揮下の戦車中隊は、それぞれ敵の砦からは陰になる反斜面に待機し、いつでも発進できるようにエンジンをアイドリングさせて待機している。  
彼の中隊の後方には、妹尾三佐の普通科中隊が、高機動車に搭乗して街道上に待機している。  
「トラ01より各部隊へ、コード「アイリーン」、繰り返す、コード「アイリーン」だ。終わり」  
「シバ21より各車、コード「アイリーン」、繰り返す、コード「アイリーン」、状況を開始せよ、送れ」  
喉当て式のマイクへと語りかけると、間髪いれずに指揮下の90式戦車各車から、了解の返信が善行三佐のヘッドセットに入ってくる。  
操縦手は、90式戦車を発進させると、僚車との位置を確認しつつ丘を乗り越えて街道上へと前進し始めた。  
善行三佐は、覗いている最高倍率10倍にもなる車長用ペリスコープを旋回させ、中隊の様子を確認しつつ、周囲の状況を視察した。  
中隊長車の90式の左右に、1個小隊4輌づつの90式が4本の指を広げたかの様な隊形で散開しつつ展開し、前方と左右方向に砲塔を向けて全周を警戒しつつ前進していく。  
「シバ21より各車、速度を40kmにあげる。警戒隊形のまま前進せよ」  
中隊は、街道を離れると、そのまま速度を落とさずに路外へと乗り出した。  
油圧制御のサスペンションのおかげで、起伏のある荒地でありながら、時速40kmで突っ走ってもほとんど揺れているようにすら感じることもない。  
砦では、多数のオークが慌てふためいた様子で持ち場へと走り、銃眼から弓矢やカタパルトをこちら向けているのが見える。  
さらに、多数のオークの弓兵が木柵へと展開していく。  
その突然の事態に慌てふためくオーク達の様子に、善行三佐は敵の士気練度がそれほど高くは無いこと、そして味方の攻撃が奇襲になり成功しつつあることを理解した。  


192  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/06  03:52  ID:???  

善行三佐は、自身の搭乗する90式の後ろに続く90式戦車1個小隊と、施設中隊と普通科中隊とを確認し、再度マイクに手をやった。  
すでに中隊は砦から2000mほどもの近くに接近しており、ペリスコープの倍率をそれほど高めなくても、敵状が手にとるように確認できる。  
「シバ21より各車、射撃開始せよ。繰り返す、各車、射撃開始せよ」  
事前の打ち合わせどおり、第一小隊は敵砦のカタパルトを、第二小隊は木柵に向かってHEAT-MPを続けざまに射撃し始めた。  
鋭くひっぱたくような発射音とともに90式の120mm滑腔砲が火を吹き、着実に一発ごとに敵のカタパルトを吹き飛ばし、木柵を破壊していく。  
善行三佐も、戦場全体をペリスコープで確認しつつ、砲手に何本もある砦の尖塔の窓を目標として指示し、HEAT-MPを射撃させた。  
連続して爆発が繰り返し、爆散するオークやトロルの肉隗が飛び散るのがペリスコープ越しにも確認できる。  
既に砦までの距離は1000mを切り、吹き飛ばされた木柵の隙間から見えるオーク兵に向かって、同軸機銃で射撃を行っている戦車もいる。  
砦からは、黒々とした煙が立ち昇り始めており、内部で火災が発生しているのが確認できた。  
「シバ21より各車、現在位置に停止し、後続部隊の到着を待て。繰り返す、各車現在位置に停止し、後続の到着を待て。射撃は各車長の判断で継続せよ、射撃は各車長の判断で継続せよ」  
善行三佐は、砦の手前300mで中隊を停止させ、後続の普通科と施設科の到着を待った。  
ほんの数分の間に起きた事態に、なすすべもなくオーク達は恐慌をきたし、もはや部隊としての統制を失って逃げ惑っている。  
90式各車の数発づつのHEAT-MP射撃によって、砦はまたたく間にその戦闘力を喪失してしまったかのように、善行三佐の目には見えた。  


193  名前:  1だおー  02/12/06  13:00  ID:???  

遂にハイテク戦闘が開始された!  
燃えるですなぁ(・∀・)  


194  名前:  名無し三等兵  02/12/06  14:18  ID:???  

本気制圧戦  キタ━━━(゚∀゚  )━(∀゚  )━(゚    )━(    )━(    ゚)━(  ゚∀)━(゚∀゚)━━━!!!!  
ブリーフィング  燃え!!  



195  名前:  名無し三等兵  02/12/06  16:49  ID:mso9gZMX  

おもろいのでage  


196  名前:  名無し三等兵  02/12/06  18:45  ID:???  

肩を大きく上下させながらも、ローブの女は薄く目を開け現状を確認しようとした。  
目の前にいる、この人が何者なのか、ローブの女には知りようがなかった。  
ローブの女の視線が、山河の上で止まる。山河は大きく肩を上下させながら  
まるで恋人に添い寝しているかのように9mm機関拳銃を横抱きにしていた。  
今にも腰を動かしそうな様子に、ローブの女は思わず顔をしかめた。  
おお、桜ちゃん・・・山河は9mm機関拳銃を抱きしめて、胸のうちでつぶやいた  
・・・僕を守っておくれ、桜ちゃん。  
山河は自分に支給された9mm機関拳銃に、密かに桜ちゃんなる名前を付けていた。  
部隊で指揮官をしている間は、生命を託す銃という実感に乏しかったが  
演習場に居るときは心をこめて桜ちゃんと呼んでいる。  
桜ちゃんという名前は、N○K教育テレビを見ているうちに、何となく思いついた  
のだが、山河には天啓としか思えなかった。  
9mm機関拳銃は、二十九歳独身の山河にとっては、妻であり、恋人であり  
姉であり、妹であり、母であり、娘であり、そして何より頼りになる相棒にして唯一無二の親友だった。  
山河は童貞である。そして初体験の相手は、9mm機関拳銃と決めている。  
夢の中では、彼の9mm機関拳銃、いや桜ちゃんは、柔らかい肉体と鋼鉄の意志・・・  
仮に銃に肉体と意志があると認めたとしても、どちらも「鋼鉄」と形容されるべき  
ではあるが・・・を持つ、立派な人格として登場し、山河に胸を焦がす  
切ない思いをさせる相手だった。  


197  名前:  名無し三等兵  02/12/06  18:45  ID:???  

しかし、しかし、しかし・・・。  
山河はふいにわき上がってきた腹立ちに衝き動かされ、9mm機関拳銃の遊底に連結する  
槓桿に左手をかけると、勢いよく後ろへ引いた。  
後退した遊底は、弾倉上端の送弾板に引っ掛かって停止、薬室は開いたままになる。  
山河はしばらく開いた薬室の、クロームメッキした金属の肌を見つめていたが  
やがて顔をくしゃくしゃにすると涙をポロポロとこぼした。  
遊底が後退したままストップするのは、弾倉が空だからである。  
弾倉の中にこめられた弾丸をすべて撃ちつくすと、次の弾倉をたたき込みやすくするため、  
薬室が開きっ放しになる。山河は9mm機関拳銃を持たされていたものの、弾丸までは  
支給されていなかった。桜ちゃんは完璧ではない。いや惨めとさえいえる状態なのである。  
それが山河を泣かせた。  
「このやろう」山河は行き場のない怒りを、ローブの女にぶつけた。  


198  名前:  10・13  02/12/06  19:16  ID:???  

>>196-197  
ス、スバラスィ…  
名無し土方氏の>>40といい、何でこんなにレベルが高いんですか!ヽ(`Д´)ノ  


199  名前:  1だおー  02/12/06  19:21  ID:???  

>>196  
>>197  
この山川はちょっと危ない方向に向かってるなぁ(゚д゚lll)  


200  名前:  名無し三等兵  02/12/06  22:15  ID:???  

>>196-197  
コーヒー噴いちゃったぢゃねえか!(w  


201  名前:  名無し三等兵  02/12/06  22:26  ID:???  

ただの危ない人になりつつある山河にわらた。  


202  名前:  名無し三等兵  02/12/06  22:29  ID:???  

米軍は来てないのか?別の勢力についていたら面白いんだけどな。  
正義が好きなヴァリス王国とか(笑)  


203  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/06  23:07  ID:???  

名無し土方さんうまいなア  では、私のほうの続き  

襲撃を退けた第二班班長、植田2曹は無線で報告する。  
インカム型の無線機は行動を制約しないように選ばれたものだ。  
もっとも、ごく短距離でしか使用できないのは欠点だが、船上の使用には差し支えない  
「指揮官!乗員は骨です!」  
「骨だア?死んでるのか?」  
「いや、骨でも動きます。ホラー映画の世界ですよ、ここは。」  
「注意して進め。予定を変えるつもりはない。この船のコントロールを奪う。」  
「了解!」  
ターン!タターン!  ドドッ!ドドド!  
銃声が轟く。第二班だけではない。各班すべてが、骸骨戦士による襲撃を受けている。  



204  名前:  1だおー  02/12/06  23:29  ID:???  

今現在の登場キャラ  

山川  
陸自レンジャー隊員。並外れた格闘戦能力を持つ。  
階級その他多くがまだ不明。  

ルナフレア  
山川に救われたダークエルフ族の巫女。  
彼女が禁断の遺跡の封印を解いてしまったために自衛隊が召還されてしまう。  

福田定一陸将  
召還された自衛隊の最高司令官。  
メガネをかけて中肉中背のいたって普通のおじさん。  

駒城一等陸佐  
福田の部下。おそらく情報部長。  

小窪三曹  
海上自衛隊イージス護衛艦「これっきり」立検隊員。  
M3短機関銃を手に骸骨戦士と不審船内で戦闘中。  

上川三曹  
同じく立検隊員。  
武装は9o拳銃。  
最初に骸骨戦士と遭遇。  

上田二曹  
立検隊第二班班長。  


205  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/06  23:38  ID:???  

>>193  >194  >198  >203  
お褒めにあずかり光栄至極でつ(謎)  

というか、今回の書き込みは、基本的に90式の性能について公開情報からこんなもんやろ、と、そういう感じで書いたんですね。  
例えば、主砲の射撃精度が最大で0.1ミル、距離1000mで着弾散布界が10cm四方という話から、窓の内側にHEAT-MPをぶち込んで内部の破壊と火災の発生を狙ったという事です。  
ちなみに、120mmのHEAT-MPの榴弾効力は、ほぼ105mmHEに相当するようで、まあ着弾点から半径20m以内のオークとトロルは、飛散破片と爆風でミンチでございましょう(謎)  

上では書いていませんが、尖塔内部での爆発と、壁面への着弾で、多分砦は半壊状態でしょうね。  
中世の城砦というか、石造りの建物は、石を漆喰で塗り固めて積み重ねていく形で作られていましたから、衝撃破壊に対する耐性が低かったはずなんで。  

あと、90式は不整地での最高移動速度が60km/hに達するとかいう話もあるんで、5km程度の距離なら5分で移動できちゃうわけです。  
上では、横隊突撃を行っているのと、行進間射撃を行うことで、第3世代戦車としては平均的な速度で機動させました。  
それでも、反斜面から移動し始めて、10分かからないでああいう状態になったわけですがね(笑)  

ちなみに、オーク達の反撃はおろか、魔法使いの反撃すら無かったのは、距離がありすぎて反撃しようが無かった、というだけのことです。  
ちゅうか、300m以上も先の、高さ2.5m、幅3.4mの時速40kmで移動する物体に、どうやって攻撃を仕掛けるのか、という(謎)  


206  名前:  1だおー  02/12/06  23:47  ID:???  

ルナフレアは目の前の見たこともない服を着た人族をじっと見つめた。  
確か、ヤマカワと名乗った。  
この地方では聞かない名だ、かといって旅人には見えない。  
三十年は生きていないだろう、若い顔つきだった。  
しかし、独特の戦士のオーラが感じられる。  
ちょうど、父がこんな感じの鋭いナイフのような雰囲気をかもし出していた。  
「えっと…言葉は通じるよな?」  
ヤマカワが遠慮がちに尋ねてきた。  
「ええ。言語変換の魔法はかけておいたわ」  
「マ、マホー?」  
突然、ヤマカワの目が驚きに見開かれた。  


207  名前:  1だおー  02/12/06  23:54  ID:???  

「どうしたの?  貴方の国ではないものだった?」  
ルナフレアは少し間の抜けた答えを返した。  
「アンタ、こんな状態で冗談なんか…」  
言おうとして山川ははっとした。  
背後で屍を晒している化け物、聞いたこともない人種の美女。  
少ないが紛れも無い現実である情報を整理し、山川は改めて少女を見つめた。  
「君は…何人、なのかな?」  
「ダークエルフ。どうしたの?そんなに珍しい?」  
「あ、ああ。まあな」  
ルナフレアは怪訝な表情でヤマカワを見た。  
おかしな人間だわ、とはっきり感じた。  


208  名前:  1だおー  02/12/06  23:59  ID:???  

「あなたこそ何なの?  この迷いの森に一人でやってくるなんて、凄腕の狩人でもしないわよ」  
「迷いの森?  富士演習場じゃないのか?」  
ルナフレアは怪訝を通りこして疑惑の眼差しで男を見た。  
「…もう一回聞くわ、あなた、何者?」  
「日本の自衛隊だ。ここにいるのはアメリカ軍との共同演習中にヘリが墜落して…」  
ヤマカワの説明を聞いて、ルナフレアは目を見開いた。  
男の話している単語はどれも聞いたこともないし理解もできない。  
しかし嘘をついているわけでもなさそうだ。  
「待って、ここでは無用心だわ。私の里についてきてくれない?」  


209  名前:  1だおー  02/12/07  00:11  ID:???  

鬱蒼と茂る森の道なき道を男女二人が歩いていた。  
レンジャー隊員である山川だが、正直、このダークエルフ族とやらの少女を追うので精一杯だった。  
まるで体重というものが存在しないかのように、木々の合間をひょいひょいと進んでゆく。  
大した装備を持っていない山川だが、慣れない行程にさすがに疲労がたまってきていた。  
「どうしたの、ヤマワカ?」  
「山川だ。…ちょっとばかし、疲れただけだ」  
レンジャーの自分が「疲れた」などとこんな少女に向かって話すことになろうとはある意味屈辱であった。  
しかし無理をすればよいというものでもない。  
山川はそこまで頑なな人物ではなかった。  
「アテテ…」  
どうやらマメがつぶれたようだ。  
厳しい行軍ではよくある。  
「…ごめんなさい。ちょっと見せて」  
「え、っわ!?」  
突然目の前に現れた少女の顔に、山川は思わず声を上げた。  
北朝鮮の工作員が突然目の前に現れたら、迷わず肘打ちを喰らわせるところだが、あいにく少女が相手では対処の仕方が分からない。  
「こんなになるまで我慢してたの…」  
申し訳なさそうな表情を浮かべてルナフレアが山川の半長靴を脱がせた。  


210  名前:  1だおー  02/12/07  00:20  ID:???  

「お、おい。バンドエイドあるからちょっと貼らせて…」  
「静かにしてて…私が治してあげるから」  
山川は何を言っているのかよく分からずにいた。  
しかし、次の瞬間、山川は驚きに思わずその場から飛びすさった。  
少女が傷口に手を当てたかと思うと、何か温かいものが傷口に浸透してくるような感覚が走った。  
しかも、少女の掌は微かに青白く発光している。  
「な、何をしたんだ!?」  
人間は得体のしれないものに本能的に恐怖を感じる。  
反射的に山川は怒鳴り声をあげてしまっていた。  
その瞬間少女はビクッと体を震わせ、戸惑った表情を浮かべた。  
「し、心配しないで。ダークエルフだからって回復魔法が使えないわけではないの」  
「は…はぁ?」  
山川はその時、不思議なことに気がついた。  


211  名前:  名無し三等兵  02/12/07  00:21  ID:???  

158がすっかりスルーされてるな。  
矢張りファンタジー世界と野望の王国ネタは食い合わせが悪いということか(嘲  


212  名前:  1だおー  02/12/07  00:24  ID:???  

>>211  
そうかな?  
漏れは面白いと思うよ、極道さんと一緒に行動してる自衛隊。  


213  名前:  10・13  02/12/07  00:27  ID:???  

>>206-210  
ス、スンバラシィ(´Д`)  
入り込む余地が無いでふ。  


214  名前:  1だおー  02/12/07  00:37  ID:???  

「あ、あれ?  マメが…」  
見ると、綺麗さっぱり傷が塞がっている。  
かさぶたすら残っていない。  
まるで手品を見せられた気分だった。  
「これ、まさか君が…?」  
ハッとした表情で少女を見た山川は半信半疑で尋ねた。  
少女は、笑顔を浮かべてコクリと頷く。  
「すまなかった…怒鳴っちまって」  
気の毒なことをしてしまったな、とさすがに感じた彼は後ろ頭をかいて素直に謝った。  
すると少女はそんな山川を見て思わずくすっと笑った。  
「あなた、本当に何も知らないのね?」  
「ん、ああ」  
何かを見透かされそうな真っ直ぐな瞳に、思わずドキリとした彼は慌てて目をあらぬ方向へ逸らす。  
「さ、もう行きましょう。日が暮れるまでには帰らないと危険だわ」  
山川に脱いであった半長靴を渡し、ルナフレアは言った。  


215  名前:  1だおー  02/12/07  00:39  ID:???  


山川とルナフレアを漏れなりに想像して書いてみたけどどうかなぁ?  


216  名前:  ハス  ◆BnyPF68LQs  02/12/07  00:44  ID:???  

>177の2人に名前付けてみた。  

ドワーフの子供:バル      ドワーフでありながら、工作や金属精製より、狩猟が好きで、  
                         弓矢より投石器を愛する、粗野な恥ずかしがり屋。じいちゃんは狩猟道具・武器の  
                         工房を営んでいる。  

エルフの子供:トラン      この世界に住むエルフの種族の中で、一番自然と一体化して暮らす部族  
                         の子。都市連合大学を出て、長老の側近を勤めるエリートの兄を持つ。  
                         新しいもの好き。好奇心旺盛。  


いらん設定まで付けたので、良かったら  
死んだり、身体に不具合を生じない程度に、各自好きにいじってやって下さい。  



217  名前:  1だおー  02/12/07  00:45  ID:???  

トラン君はよく自衛隊員になつきそうだなぁ(  ´∀`)  


218  名前:  青木原精神病院  02/12/07  00:52  ID:???  

えー、とりあえずほんとに出だしだけ書きますた。  
まだファンタジーのフの字も出てこないんですが、  
これからいっぱい書きますんでかんべんして下さい。  
投稿規制にひっからなきゃいいけど・・・  

序章  

20XX年  九月某日  富士演習場上空  

もう慣れっこになった三トン半の硬い椅子。耳をつんざくようなエンジン音。  
バンクを繰り返し傾く機体。煙缶から立ち昇るタバコのニオイ。  
総重量三十キロ以上の装備に身を固め、大和武士三曹は静かにその時を待っていた。  
「総合火力演習」  
通称「総火演」陸上自衛隊が年に一度、その真の実力を発揮する舞台である。  
戦闘能力のアピールと、国民との親交の為に、演習には自衛隊関係者のみならず、  
各国の駐在武官、そして多数の民間人の観衆が招待される、軍関係者たちはライバルとして、  
国民は守りたい人として。  
「今、俺たちの千フィート(約三百三十メートル)下に、俺たちを待っている人がいる。」  
ふとそんな考えが脳裏をかすめた。思わず頬が緩む。  



219  名前:  青木原精神病院  02/12/07  00:54  ID:???  

大和三曹は今年で二十四になる。専門学校を中退し、十九で陸上自衛隊に入隊した。  
実は大和三曹は一度入隊試験に落ちている。現役高校生の時、一般曹候補学生、  
曹候補士を受験したが、曹学は一次の学力試験で、補士は二次の面接で落ちたのだ。  
仕方なく高校を卒業後、大和三曹は親に勧められたまま東京の専門学校に入った。  
入隊に反対していた母親も、興味本位で彼の動向を見ていた友人も、  
誰もが彼の自衛隊への熱は収まり、「普通の人」のコースを歩み始めたかのように思った。  
彼自身、一度はそう思ったと言う。だが大和三曹の自衛隊熱は、  
消える事なくしぶとくくすぶり続けていた。  
大和三曹の晴れの東京一人暮らしははたして始まった。  
普通の若者なら万々歳、地方でくすぶっている若者にはうらやましい限りだろう。  
だが大和三曹は渋谷や原宿に遊びに行く訳でもなく、週末には山に出かけた。  
別段彼は東京暮らしに興味はなかった。むしろ都会の喧騒や混雑を嫌うほうだった。  
そしてもともと凝り性な大和三曹はますます登山にのめり込んで行くことになる。  
金曜の夜には飲み会も断り、大荷物を背負い原付で出掛けていく彼を  
東京の友人たちは奇異の目で見つめた。月曜になっても学校に来ないなんてことはざらで、  
次の週末にひょっこり帰って来るなんてこともあった。そして登山にのめり込むにつれ、  
大和三曹の中で再び自衛隊への情熱が鎌首をもたげてきたのである。  
そしてある日、大和三曹の友人たちにメールが届いた。  
「俺、やっぱ陸自にいく。」  

続く  



220  名前:  1だおー  02/12/07  00:56  ID:???  

漢だね大和三曹!  
続きが気になるっす!  
…でも漏れは明日から5日間家を出るからこのスレが見れない。・゚・(ノД`)・゚・。  


221  名前:  スイフリー  ◆lFkMnGyJfU  02/12/07  00:57  ID:???  

   


222  名前:  青木原精神病院  02/12/07  00:58  ID:???  

序章  第二話    

「俺、やっぱ陸自にいく。」  
大和三曹がこう母親に切り出した時、母親も寝耳に水で、猛反対した。  
周りの友人たちも反対こそしなかったが、「変なやつ」と思った。  
大和三曹が高校の時、一度自衛隊を落ちてこっちの専門学校に来たということは知っていたが、  
よもや学校を中退してまでもう一度自衛隊を目指すような人間は彼らにとって初めての存在だった。  
夏休みに入り募集が始まると、大和三曹は再び地元の地連出張所を訪れた。  
去年担当してくれた広報官は部隊に復帰していたが、  
なんと現在の広報官も大和三曹のことを知っていた。  
「大和君はきっともう一度受けに来る。彼のこと頼む。」  
と言って部隊に復帰したという。その時、大和三曹は心の底から自衛隊へ行こうと思った。  
そして一足遅い受験勉強が始まるのである。  


223  名前:  青木原精神病院  02/12/07  01:00  ID:???  

 大和三曹が受験したのは防衛大学校、一般曹候補学生、曹候補士、そして二等陸士である。  
近年、自衛隊へ入隊するのはますます困難になっている。防衛大学校は幹部を育てる  
偏差値六十四以上の難関校であるし、バブル期には名前を書くだけで合格したと言われる  
二等陸士ですら、現在では倍率が約四倍である。つまり入りたくても入れない者のほうが断然多いのだ。  
その中でも大和三曹が狙ったのが一般曹候補学生である。一般曹候補学生も曹候補士も  
中堅の曹を育てることを目的としたものだが、両者には大きな違いがある。どちらも入隊時の階級は  
二等陸士だが、一般曹候補学生は二年の教育期間修了後、三曹へ自動的に昇進するが、  
曹候補士は入隊から約三年経過後、選抜によって三曹に昇進するとなっている。  
もちろんどちらでも曹になることは可能だが、曹候補士は期限内(約七年)に三曹に  
昇進出来なかった場合、最悪曹候補士の資格を剥奪され、ただの士に戻ってしまう。  
士では一生勤めることは出来ず、ほとんどは四任期(八年)も勤めれば肩叩きにあう。  
自衛隊もこの二つには一見同じように見せておいて、実はかなりの差を設けていることは  
両者の合格倍率を見れば明らかだ。一般曹候補補学生は約四十倍、対して曹候補士は約十倍である。  
ちなみに受験料はすべて無料だ。  
 「はたして去年落ちたのに、現役でもない俺は受かるのか?」  
大和三曹は勉強してみて不安になった。  

続く。  


224  名前:  青木原精神病院  02/12/07  01:06  ID:???  

                               序章  第三話  

 「はたして去年落ちたのに、現役でもない俺が受かるのか?」  
いざ参考書を開いてみると、そんな不安がむくむくと湧き上がってきた。  
曹学、補士ともに学科試験は高校卒業程度で、国語、数学、英語の三科目が出題される。  
どの科目もたいてい基礎中心で難問奇問は少ないが、それだけに全科目でかなり高い正答率を要求される。  
一次合格には八割から九割は必要とされるが、さらに大和三曹にはハンディキャップがあった。  
去年の受験で、広報官にこう言われたのである。  
「最近不況のせいで大卒や就職浪人がたくさん受けに来るけど、曹学、補士は基本的に高校生が対象だから、  
学力のことはそんなに心配しないでいいよ。高校生が優先で、それ以外は合格ラインを上げてあるからね。」  
今となってはそれが仇となるのだ。大和三曹には数学が鬼門だった。  
高校では三年の二学期に、中間期末両方、数学3で続けて0点をとり、「神」とまで呼ばれるほど数学は苦手だった。  
対照的に英語はかなり出来たが、好きな科目ではなかった。国語はいちおう理系だった為に、  
現代文しかとっておらず、漢文はなんとかわかったが古文はさっぱりだった。  
高校を卒業して半年余り、使わない知識が頭から抜け落ちるには充分すぎる時間が経っていた。  
高校生に有利な題問、高校生より高い合格ライン、だが障害はそれらだけではない。  
一次試験にはさらに作文がある。そして最大の難関は二次試験の面接だった。去年の面接を思い出し、  
大和三曹は頭を抱えた。自衛隊の採用試験で共通して言えるのは、どれも非常に面接を重視していることだ。  
「あんなにいちいち突っ込まれたことないよ。言葉尻ひとつ間違えてもそれに質問してくるんだからな。  
いや詰問だなあれは。参ったよ。」  
試験の翌日友人に言った愚痴まで覚えていた。思わず溜息とも苦笑ともつかない息がもれる。  



225  名前:  青木原精神病院  02/12/07  01:07  ID:???  

しかし見事、大和三曹は曹学、補士の一次試験を合格してのけた。そして二次試験に臨むことになるのだが、  
ここでまたまた大きな問題が立ち塞がる。採用試験は普通、本人の戸籍がある都道府県で受ける。  
大和三曹の戸籍は群馬県にあった。それだけなら何の問題もないのだが、よりにもよって試験前日に  
台風がやってきたのである。大和三曹としては前日入りしたいところだったが、  
まだ内定を貰っていない身分で単位を落とし過ぎるのもまずかった。一学期での成績は技量に対する評価と,  
定期試験はそこそこだったが、出席率とアティチュ―ドでひどい評価を受けていたからだ。  
案の定、交通機関はストップ。大和三曹は十月の季節外れの台風にあらん限りの罵倒をしながら、  
原付で国道十七号を一路群馬まで走る羽目になる。  
 「寒いんだよ冷てーんだよ痛ぇーんだよヴォケが!死ね糞が!!台風の代名詞はsheだ!?よし、犯す!!!」  
 続く。  


226  名前:  青木原精神病院  02/12/07  01:18  ID:???  

序章  第四話  
「寒いんだよ冷てーんだよ痛ぇーんだよヴォケが!死ね糞が!!台風の代名詞はsheだ!?よし、犯す!!!」  
 この時のボキャブラリーの半分も使えれば、大和三曹は曹学に合格しえたかもしれない。  
全国から毎年一万五千人以上の若者が受験する一般曹候補学生の陸上要員。合格率四十倍の壁はやはり厚かった。  
一次試験で約千五百名までに絞り込み、さらに部隊で長年経験を積んできた試験官たちが、  
「こいつは二年で曹になれるか?」  
と厳しく面接に臨むのだ。しかも曹学、補士両方に一次合格したからといって二度面接を受けさせてくれるわけではない。  
面接は一発勝負。どちらかで失敗したからといって、やり直しは効かないのだ。  
面接から一ヶ月も待って出た結果が不合格だっただけに、大和三曹の落胆は激しかった。  
だがまだ道がすべて断たれたわけではなかった。曹候補士である。  
その日以来、大和三曹は困ったときの神頼みで靖国神社通いを始めた。  
もう面接は終わっている、ならあとはお天道様と靖国の英霊たちにまかせるしかなかった。  
曹学の合格発表から一週間、大和三曹は足繁く靖国へ通った。そして翌週、ついに吉報を受けたのである。  
いざ入隊が現実となると、親に断固反対されたり、  
「マジで?」  
と友人にいわれ、腹の中では自衛隊をどう思っているのか見せ付けられる者が多い中、  
大和三曹は恵まれていた。反対していた母親も、大和三曹の熱意に負けて折れた。そして学校にも、  
一度は本気で自衛官を志した者がいたのだ。  
「俺は国防で、お前は学問で、行く道は違えど目指すところは一緒だ。  
ともに日本の為に頑張ろう。」  
そう誓いを交わして、五年が経つ。  


227  名前:  青木原精神病院  02/12/07  01:19  ID:???  

 「降下まで、後五分!!」  
一気に部隊に高揚した雰囲気がみなぎる。今演習において、大和三曹たち第一空挺団は敵後方に降下し、  
敵後方より襲撃する任務を言い渡された。そして間髪をいれず主力が突撃し、敵を撃破する。  
降下を控え、大先輩の桐野利秋一曹が、どんなごまかしもきかないプロの目で小隊の装備をチェックし始めた。  
「いいか、これは実戦じゃない、だが降下には死ぬ可能性はいつだってある。死ぬ可能性がある以上、  
これは実戦だ。気を抜くな、基本に忠実に、素早く激しく動け。よし、行くぞ!!」  
 部隊の誰もがうなずく。晴れの総合火力演習でしくじるわけには行かない。  
続く。  




228  名前:  1だおー  02/12/07  01:23  ID:???  

自衛官物語…青春だなぁ  
日夜国防の為に精進される自衛官の方々に敬意を払わずにはいられない。  
大和三曹が異世界でどんな活躍をするか楽しみです  


229  名前:  青木原精神病院  02/12/07  01:46  ID:???  

>>1だおーさん  
へーい、頑張りますです。  
とりあえず週一で、まったり書いてくつもりです。  

>>このスレをご覧の皆様  
感想に飢えきっております。びしばし添削してくださいな。  



230  名前:  10・13  02/12/07  02:21  ID:???  

長々と失礼します。「撲殺、ゴブリン編@迷いの森」の続きです。  

先程までついぞ言葉も発しなかった女性が自ら立ち上がり、そのローブの奥に隠れた顔を露にした。  
山川は息を呑んだ。  
世界中のどの人種にも当てはまらない褐色の美しい肌と、端麗で繊細な顔立ち。流れるような銀色の髪。  
そして笹の様に尖った耳。年齢は山川と同じ位だろう。美女と言う呼称が相応しい。とても人間とは思えなかった。  
その女性が何かを言おうと口を開いたその時。急に強烈な白い光が両者を照らし出した。思わず口ごもる。  
「おい、山川じゃねえか!」  
光源であるフラッシュライトを手にした男が声を上げた。それは山川にとって聞き覚えのある声だった。  
「吉岡か…?」  
「ああ、同期の吉岡だよ!お前生きてたのか!」  
「眩しいよ、ライトを消してくれ」  
吉岡と言う名の自衛官がライトを消して駆け寄ってきた。装備から見て救出に来てくれたのだろう。  
吉岡は駆け寄るなり山川の汚れた姿を見て悪声を吐く。  
「何だよ山川、汚ねえ」  
「色々あってな…、水を持ってないか?」  
吉岡が無言で水筒を山川に放り投げた。それを受け止めて開けたキャップから水を口に含む。  
傷で一杯だった口の中に水が入り込んで酷く染みるが、咽喉の渇きに比べたらどうと言うことはない。  
吉岡は今まで手にしていた89式を肩に掛け、腰にぶら下げていた無線機を取り出した。  
「昨日からだいぶゴタゴタしててな。驚くぞ。今の状況を知ったら」  
状況?ゴタゴタ?何の事だろう?先程殴り伏せたあの怪物と関係あるのだろうか。吉岡なら何か知っているかもしれない。  
「おい吉岡」  
「あ?」  
吉岡が無愛想な返事を繰り出して此方に顔を向けた。  
「さっき変な奴に襲われていたご婦人を助けたんだ」  
「あん?ご婦人?誰だよ」  
山川が自分の後ろに立っている美女を空になった水筒で指し示す。  
「彼女はどうする?一緒に連れてくか?」  
「彼女?……!!!」  


231  名前:  10・13  02/12/07  02:24  ID:???  

山川のに背後に立つ女性の顔を見た吉岡の顔色が急変する。急に手にした無線を放り投げて小銃の銃口を女性の方に向けた。  
とっさの出来事に唖然とする山川を尻目に吉岡は小銃のボルトをコックしてセレクターを連発に切り替える。  
「どけ山川!!そいつをぶっ殺してやる!!」  
「何だと?」  
「危険なんだよ!!さっさと退け!!」  
どうやら彼女を撃ち殺すつもりらしい。鬼気迫る表情から見ても、何かの冗談とは思えない。  
女性の方は肩をすくめてその場から後ずさりをしようとしている。一連の行動には警戒心と共に恐怖の色が  
表れていた。  
彼女が少しでも動いたら吉岡は躊躇せずトリガーを引くだろう。不味い状況だ。  
「そこから動くな」  
なだめるような声で山川が自分の後ろに立っている女性に警告を促した。それから吉岡に向き直る。  
「やめろ吉岡、民間人を撃ち殺そうなんて正気の沙汰じゃない」  
「とっとと退けよ!!その悪魔を撃ち殺してやる!!」  
山川の忠告など耳に入っていないらしい。やけに慌てている様にも見える。  
「悪魔?一体何の話だ?」  
「悪魔だよ悪魔!!妖魔、化け物、ダークエルフ…おい、ちょっと待て」  
吉岡がダークエルフと呼称した人物と、それを守る様に立ちふさがっている山川から銃をそらす。  
「お前さあ…そいつを助けたとかほざいたよな?」  
「ああ、さっきも言ったろう。さっさと銃を下ろせ」  
言い終わるのが早いか。銃口の狙う先が女性から山川の方へ移った。  
「てぇ事はだ…」  
吉岡が銃を腰だめに構える。それが何を意味するか、山川には分かった。  
「クソッ!!」  
素早く後ろを振り返った山川がその場で立ちすくんでいた女性、もといダークエルフとやらを抱きかかえた。  
「ひっ…!」  
抱きかかえられた彼女が驚きの為にか細い声を上げた。そんな事はお構い無しに山川は銃を構える吉岡に背を  
向ける。彼女が被弾しないためだ。そのまま近くに生えていた一番幹の太い松の陰に飛び込んだ。  
それに呼応するかのように乾いた銃声が響く。  


232  名前:  10・13  02/12/07  02:35  ID:???  

ダダダダダッ。  
連続して発射された高速弾が先程まで山川の居た場所の雪を大きく舞い上がらせた。白い飛沫があがる。  
それに混ざって真っ赤な血が山川の左肩から吹き出た。  
「…ッ!!」  
奥歯を噛み締めて苦痛と悲鳴を押し殺す。  
松の幹の影に座り込むと、腰にぶら下げていた9m機関拳銃を抜き出して安全装置を解除した。  
女性の方はどうやら無事らしく、不安げな表情で山川の撃たれた肩を見ている。  
「逃げろ!」  
山川は言った。同時に松の陰から9mを乱射した。  
「うおっ?!」  
吉岡のあせり声が聞こえる。  
「今だ!走れ!」  
もう一度強く言う。  
こちらの意志が伝わったのか、女性は山川の顔をしばし見つめた後に立ち上がり、ローブをはためかせながら  
走り始める。途中で何度か山川の方を振り返ったが、やがて夜の闇に消えていった。  
「逃がしたな山川ぁ!!!」  
怒号が木霊する。音の具合から吉岡も何処かに身を隠しているらしい。  
「あの悪魔に魅入られたか、くそったれめ!!てめえを殺した次はあのアバズレも見つけて殺してやる!!」  
「そんな馬鹿な事が出来るか、気違いめ!」  
山川は今まで被っていたヘルメットを脱ぐとそれを松の陰から左の方へ投げ飛ばした。  
それに反応した吉岡が木々の間から飛び出して地面に落ちたヘルメットに銃を乱射し続ける。  
反対方向に飛び出した山川には気づいていない。  
パララララッ。  
9m機関拳銃の軽い連射音が響き渡る。狙いは正確だった。吉岡の首から顔にかけて掻き回されたような穴が開く。  
「ぶっ、べっ」  
そこから何かを吹き出すような音を立てて吉岡が崩れ落ちた。  



233  名前:  10・13  02/12/07  02:37  ID:???  

>>204  
山川の本名は山川正輝(マサキ)  
階級は三曹辺りにしようかなと考えているんですが、レンジャーで  
三曹って不適切なのかも。  
>>222-227  
主人公の青春から始まるのもウマー(゚д゚)  
ダークエルフのネーミングありがとうです。  


234  名前:  10・13  02/12/07  02:43  ID:???  

9mmが9mになってしもた…鬱死…  


235  名前:  名無し三等兵  02/12/07  07:10  ID:hG/uCsoA  

みんな面白いので、ageとこう。  


236  名前:  佐々木健介  02/12/07  08:37  ID:3hseQBXi  

>>自衛官の皆さん  
         ______  
       /_            |  
       /.  \ ̄ ̄ ̄ ̄|  
   /    /    ―  ―  |  
   |    /        -    -  |  
   |||  (5            >  |  
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237  名前:  名無し三等兵  02/12/07  09:16  ID:???  

専門学校については、公務員養成課程というのがあるところもあります。  
h  #http://www.o-hara.ac.jp/senmon/kantou/g.htm  
h  #http://www.obic.ac.jp/obic-hp4.htm  
警察、消防、自衛官、郵政職員、地方公務員、国家公務員などの  
受験準備をする課程のようです。  

そいから、HEAT弾は窓枠にあてて、信管を作動させたほうがいいかもと  
思いますが、どうなんでしょうか?室内を狙うとすると、部屋の窓枠とは  
反対側の壁に当って作動するのとどちらが破片を生じさせるか分からないです。  


238  名前:  てさりすと  02/12/07  09:55  ID:JakcBwyZ  

質問  大規模な兵力集中の条件として  
上陸作戦をする為に一箇所に大兵力が有ると仮定した場合  
その戦力の集中場所は日本ならどの変でしょうか・・・  

大規模で師団単位を異世界に召還する場合  
上陸作戦とその後方支援を用意してる場所ごと  
異世界に飛べば  補給の問題も何とかなりますし  
って考えてるんですが意見ください  
僕的には  九州丸ごと向こうに連れてくつもりですがw  
参考にするのでよろろ  



239  名前:  名無し三等兵  02/12/07  10:53  ID:kU0q3iBz  

九州南部ならどこでも上陸できるんじゃない?  


240  名前:  出会い最強新機能でOPUN  02/12/07  10:54  ID:xD1wzcDV  

http://Jumper.jp/dgi/  

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241  名前:  名無し三等兵  02/12/07  11:03  ID:???  

これだけ職人がいるスレもめずらしい。年末対策でsage進行でいきませう。  

荒らし煽りは徹底的に無視。異世界逝っても、これ重要。  
では本艦はこれより深く静かに潜行する。全職人のより一層の活躍を期待する。  


242  名前:  てさりすと  02/12/07  11:07  ID:JakcBwyZ  

とある世界に小さな国があった。だがその国は国家の危機にたたされていた。  
南に住む大型魔獣  西に海  北東のゴーレムを主力にした軍事国家に囲まれていた。  
南からの魔獣の攻撃を受け  国力は疲弊し  北の国が攻撃準備を進めていた。  
この状況に危機感を感じた国王は代々伝わる禁断の魔石を使用する事を決断した。  
禁断の魔石・・賢者の石  この魔石は異世界から物体を召還することが出来た。  
しかし使い方を誤ると  取り返しのつかないものを召還してしまうかもしれなかった。  
しかし差し迫った危機にそんな事を言っていられるわけもなく  
政府の大多数の議決によって使用される事になった。  そして・・・彼らは召還された・・・  

2004年kyusyuu  nagasaki  
2003年に再燃した朝鮮戦争・・  

米軍及び国連軍が動く中  自衛隊だけが出撃しないわけにも行かず  
釜山の国連軍を支援する為  大規模な兵力が長崎にあった・・  
アメリカはすでに出撃  その物資の移送を日本に頼み  
ウォンサンに上陸していた。  
そして彼らもまた上陸する準備をすすめていた  


243  名前:  てさりすと  02/12/07  11:11  ID:???  

「最上陸将補どの  作戦は成功です。」  「小林一佐君  報告は受けている。」  
 第四師団司令部では米軍の上陸作戦の成功に色めきたっていた  
「これで  戦争の早期終結は決定的になったな・・」  「はい」彼らが窓の外を同時に見たとき  
「陸将補どの緊急事態です」  一人の佐官が飛び込んできた  
「どうしたのかね」  「上空に熱源  スクランブルかかりました」  
「何ッ  何処の国だ」  「分かりません  急に現れた模様です」  
「ええい  陸将殿に伝令を走らせろ。および直ちに全部隊に通告  上空監視を怠るな。」  
「了解」  報告にきた二佐は走り出した。  
「司令部に入る」  「はっ」  
いつも通っている道が今日は遠く感じられた。  
司令部に辿り着き通信の後ろに立つ  
「何処だ熱源は」  「阿蘇山付近の模様です」  
「対空火器は準備できたか」  「第8師団司令部が反撃体制に入りました」  
「よし」  「第8高射特化大隊が展開中」  
「政府の方はどうだ?」  「首相がまだ起きていません。官房長官は反撃を指示しておりますが  
 幹事長などに反対されている模様です。」  
「くそ  あれが北の新型兵器だったら如何するつもりだ」傍にいた通信技官が顔をひねる  
「陸将殿  北にそんな兵器を作れる技術が・・」  
「馬鹿者  敵戦力の過小評価は死につながる  そんな事も分からないなら下がりたまえっ」  
「は  失礼しましたっ」  慌てて下がる技官  
「いったいなにがおきてるんだ・・・」  
最上に呟きに答えられるものはいなかった・・      続きは6時くらいに・・・  


244  名前:  てさりすと  02/12/07  11:14  ID:???  

って感じでどうですか?  


245  名前:  てさりすと  02/12/07  11:17  ID:???  

guha  
ごめん>>243の  
>>「陸将殿  北にそんな兵器を作れる技術が・・」  
>>「馬鹿者  敵戦力の過小評価は死につながる  そんな事も分からないなら下がりたまえっ」  
を  
「陸将補殿  北にそんな兵器を作れる技術が・・」  
「馬鹿者  敵戦力の過小評価は死につながる  そんな事も分からないなら下がりたまえっ」  
に訂正します    


246  名前:  名無し三等兵  02/12/07  11:20  ID:???  

>>238  
九州だと、佐世保のアメリカ海軍が問題になりそうだ。  
航空、陸上戦力なら北東北、北海道の方がよろしいのではと。で、揚陸作戦はなくなるけど、  
青森県南部あたりで異世界とつながってしまう(笑  
そうすれば、大湊の海上自衛隊まではいる。最前線は青森5連隊。電力は最低限を泊原発で確保。  
燃料は苫小牧地区の備蓄で・・・  

と、ここまで書いて三沢にもアメリカ軍が居ることに気づいた(笑  


247  名前:  てさりすと  02/12/07  11:26  ID:???  

其処が難しいとこでして・・w  
アメリカ軍がいると  
指揮系統に混乱がw  

でも連中がいない地方部隊は戦力が足りなすぎるし・・・w  
と言う訳でw  
米軍は上陸作戦とその支援でほとんどいない  
とかんがえてまして  
仕方なしに自衛隊の指揮下に入ると言う展開を考えてます  



248  名前:  てさりすと  02/12/07  11:29  ID:???  

あ  また間違えてるとこにきずいた・・  
第4師団の司令部は福岡でした  ごめんね  
ウツダシノウ・・・  


249  名前:  名無し三等兵  02/12/07  11:35  ID:???  

>「最上陸将補どの  作戦は成功です。」  「小林一佐君  報告は受けている。」  

陸自の場合、上官を名前+階級で呼ぶよりも役職で呼ぶ方が多い  
将補なら副師団長かな?  師団長が不在で指揮をとっているとの想定だろうか。  



250  名前:  名無し三等兵  02/12/07  11:40  ID:???  

小林一佐君とも呼ばないな。  
小林一佐か、小林君かだろうな。  


251  名前:  てさりすと  02/12/07  11:50  ID:???  

了解  続きから訂正します  


252  名前:  名無し三等兵  02/12/07  11:51  ID:???  

通信技官ってのも居ないな  
技官が居るのは基地通信や業務隊  
師団司令部で通信やっているのは  
通信大隊から派遣されている曹士の役割だろう。  


253  名前:  名無し三等兵  02/12/07  11:58  ID:???  

プロの方々に推敲されるってある意味羨ましい状況だよね。  


254  名前:  てさりすと  02/12/07  12:38  ID:JakcBwyZ  

続き  

第八師団司令部  
「どうだ  配置は済んだか?」  
「は  第8高射特科大隊は準備に着きました。いつでも撃てます。  それと第8偵察隊の報告によりますと  
 付近に人影は少ないそうです。天体マニアが多少いる程度です。」  
「そうか  付近の警戒を続けてくれ。」  
「モナーよりギコ1へ『付近を警戒されたし』繰り返す。モナーよりギコ1へ『付近を警戒されたし』送れ」  
「ギコ1より各車へ『付近を警戒せよ』繰り返すギコ1より各車へ『付近を警戒せよ』」  
「ギコ3よりギコ1へ  F-15Jを確認  熱源付近を旋回しています。」  
「熱源の様子はどうだ。」「はっ  先ほどより若干大きくなっている模様です。」  
「くそったれが、いったい何なんだよ・・」  
「っ・・・  熱源が爆発しましたっ!」  
「何っ!  本部いやモナー応答せよ  熱源の爆発を確認  繰り返す。熱源の爆発を確に・・・・」  
「如何したギコ1!  応答せよどうした  ギコ1応答せよ!」  
「爆風きます」「なんだと?  総員退避っ!」「間に合いません」  
「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」  



255  名前:  てさりすと  02/12/07  12:41  ID:???  

第四司令部  
「第8司令部が・・・」  突然のことに  絶句している通信技官  
「くそっ  連中核を使いやがったな。」  
その爆発範囲の広さから  新型核兵器と思われた。  
「防衛庁に通信」最上は怒鳴った「新型核兵器の爆発の模様  繰り返す  新型核兵器の爆発の模様」  
「爆風が久留米にまで到達しました。」「爆風の勢いが衰えません」  
「くそ  まさか核を使うとは」悔しがる小林  
「いまさら何を言っても始まるまい・・全部隊に避難勧告」「はっ」  
「陸将補どの・・  無念です・・」涙を流す小林に  
「仕方あるまい・・これでこの国が変わる事を祈ろう・・・」  
「あの世でも貴方の部下になりたいものです。」  
「ふふ  次の世界ではまともな国に使えたいがね・・」  

そして  爆風が  九州を飲み込んだ・・・  

>>訂正有難うございます  できる限りなおします  
>>通信技官がいないのは理解したんですが  このときはたまたま何かの要事で来てたってことで・・w  


256  名前:  てさりすと  02/12/07  12:58  ID:???  

質問1通信士の事をなんていうんですか?  
   2九州の最重要地区ってどこですか?(おそらく福岡  
   3出来たら大体でいいですから空自の配置を教えてください  
   (基地の位置はわかってるんですが航空機の種類が・・・  
   4第一空挺師団が上陸支援の為に  どこかの基地にきてるのは不自然でしょうか?  


257  名前:  名無し三等兵  02/12/07  13:20  ID:???  

>>256  
築城には、F-15、F-1、航空機じゃないがパトリオット。春日に輸送ヘリ隊があるが機種は知らない。  

×第一空挺師団  
○第一空挺団  

>米軍及び国連軍が動く中  自衛隊だけが出撃しないわけにも行かず  
>釜山の国連軍を支援する為  大規模な兵力が長崎にあった・・  
がちょっとわからないのだが・・・朝鮮半島への上陸を想定している訳なの?  
それとも九州の警戒任務?  

前者なら西部方面隊以外の上陸部隊はある程度居てもいいが。  
その場合、八戸か帯広の対戦車ヘリも参加キボンヌ  


258  名前:  てさりすと  02/12/07  13:55  ID:???  

航空機は了解しました  

大規模な兵力は上陸を想定してます  

戦闘ヘリは山ほど出てくるとこがあると思いますw  
今の所コブラでよろしいですかね?  


259  名前:  てさりすと  02/12/07  14:41  ID:???  

「王さま  召還に成功した模様です。」  
「おお」大臣達の間にざわめきが起きる。  
「静かに  それでその者たちは何処じゃ」「そうじゃ  どうしてつれてこん」  
 黒いローブをかぶった人間は  
「は  召還には成功したのですが・・・人ではないんです・・」  
「どういうことじゃ?」王は尋ねた。  
「説明するよりもごらんになったほうが早いと思います。  
 どうぞ正門の上からご覧下さい。」  

 其処には今まで何もなかった海に  突然  大陸が出来ていた。  
「何じゃあの大陸は  あれが出てきたというのか?」  
「はい  現在調査の船を向かわせる準備をしております。」  
「しかし  あのような大陸が出できたからといってなんになるのだ?」  
 王がたずねる。  
「分かりませぬが出てきた以上  なんらかに使えるとは思いますが・・」  
「まあよい  船は何時頃帰ってくる?」    
「順調なら調査の期間も含めて  5〜6週間と言った所でしょうか・・」  
 といいながら  突然現れた大陸を眺めていた・・・  



260  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/07  15:15  ID:???  

>>229  青木原精神病院氏  
お疲れさんでヤンス。  
とりあえずキャラ紹介と出だしだけなんでつな。  
本編がどうなるのか楽しみでつ、がんばってくださいまし。  

>233  10・13氏  
三曹は曹幹部だからレンジャー教程は受講できまつよ。  
陸士とかの任期制隊員は受講できないでつ。  

>237  
HEAT-MPは、榴弾と同様に破片効果によって歩兵制圧の能力も期待される汎用弾でござまつ。  
ただし、着速が無茶苦茶早いので、榴弾破片効果範囲が非常に長細い楕円になってしまうので、それがちと問題視されているわけでつ。  
HEAT-MPの信管を、触発から着発に変更したものの、軽装甲車輌への射撃試験写真を見たことがありますでしょうか?  
直径30cmくらいのでかい穴があき、中で炸裂した弾のせいで、それはもうぐちゃぐちゃにぶち壊されてしまったおりまつ(謎)  
あれなら、ただのメタルジェットが吹きこんだだけの方がマシ、ってな良い感じな壊れ具合だそうでございまつ。  


261  名前:  158  02/12/07  15:17  ID:???  

>>172-175  
「ひとまず、今夜はここで野営だな」  
両手を後ろに組んだ高寺は、天幕のなかに居並ぶ自衛官や組員を前に告げた。  
73式トラックの幌を利用して作り上げた、いかにもやっつけな出来栄えの天幕は、  
高寺の目にはひどくみすぼらしく見えたが、他に手がないとあってはいかんともしがたい。  
指揮官の言葉をまって沈黙を保つ彼等の顔は、天幕を支えるスチールパイプから  
垂れ下がる電灯のもと、陰影を奇妙に強調したものになっていた。  
電灯に電力を供給する発電機の単調な音が、言葉を切った高寺に次の言葉を繰り出せと  
催促しているかのようだった。  

彼等が現在隊列を止めているのは、あの凄惨な戦いがあった場所から10キロほど離れた  
平原の、廻りをよく見渡せる丘陵部の頂上だった。  
高寺達自衛官の受けた教育カリキュラムに拠れば、こんな見晴らしのよすぎる遮蔽物ゼロ  
の地点で野営することは最上級の悪夢であるはずではあったが、つい数時間前の経験を  
思い出せば、例えば森林線の内側で高いびきをかこうなどとは間違っても結論付けられない。  
その点については、ここにいる誰も文句をつけようがなかった。  

「だが、問題は」  
天幕の中にいる20人の男達-残りは、天幕の外で銃をいつでも撃てるようにして立哨に当たっている-  
の気持ちを代弁するかのように、高寺は続けた。  

「明日の朝、いや、これからどうするか、何を目的として行動するかだ」  
その言葉を聞いた男達の表情についた陰影が、いっそう濃くなったように高寺には思えた。  
とりあえずの窮地を脱したのはいいが、これからどうすべきか、誰にもわからないからだ。  

いや、  

高寺は内心で否定した。一人だけ、それがわかる人間がいる。  




262  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/07  15:27  ID:???  

>>238  てさりすと氏  
そら、文句無しに北海道でしょう。  
陸自で最も装備の質量そろって優れた精鋭が集まっている地域です。  

九州は、最近の西方重視方針により、少しづつ増強が進んでいるという状態ですね。  
ちなみに陸自は、大規模な上陸作戦などという露骨な憲法違反な作戦行動を行う能力も意図もありません。  

陸自が、九州方面に敵が来寇する際に着上陸を行ってくるであろうと予測しているのは、多分、対馬、唐津湾と福岡湾、萩市周辺、あと佐世保や長崎、北九州市等へのゲリコマの上陸でしょう。  
そのため、多分、事前移動で対馬に西方普通科連隊が移動し、敵の完全占領を妨害するべく抵抗を行い、北九州では第4師団、中国地方では第13旅団が防御にあたることになるでしょうね。  
第8師団は、第4師団が突破された後の、筑後川以南と、遠賀川以東での防御戦闘に投入されることになると予測されます。  
第8師団が戦闘加入するころには、第4師団はまず確実に全滅直前の損害を受けているでしょうし、北海道他の方面から到着する反抗転移部隊が戦闘加入するころには、第8師団も部隊半減するほどの損害を受けていることでしょうね。  

なお、本土や北海道から移転してくる増援部隊は、鹿児島湾に上陸する可能性が一番高いでつ。  


263  名前:  158  02/12/07  15:37  ID:???  

>>261  
「親分」  
高寺は、さっと体を右に向けた。あわせて、天幕の中の男達の視線も知らず一点に集中する。  

視線の先には、立花征司郎がいた。  
5.56mm弾用の木箱に腰掛け、懐手をしてじっと瞑目していた征司郎は、その声にゆっくりと目を開いた。  

「親分、今後の行動について何かお考えはありますか?」  

征司郎は、しばらく無言だった。  
しかし、名のある職人が作り上げた彫像のようなたたずまいで沈黙を続けていたので、征司郎の無言が、  
彼の不安や恐怖によるものだとは、誰も思わなかった。  
そう、高寺を初めとする自衛官達も、征司郎の言葉を待っていたのだ。  
それは決して、征司郎が暴力団の長という社会的立場にある(あった、とすべきかもしれない)からでは  
なく、彼の発散する「生まれながらの統率者」に独特の雰囲気が、その場にいる全員に一縷の望みを  
与えていたのだ。  

言葉を捜していたらしい征司郎は、5分ほどして穏やかに口火を切った。  
「まず確認しておきたい」  




264  名前:  158  02/12/07  15:58  ID:???  

>>263  
「なんなりと」  
高寺はすかさず答えた。  
その強面というほかない面構えをじっと見つめながら、征司郎はとつとつと言葉を重ねる。  
発電機の音が、言葉の流れのリズムをとるかのように響いていた。  
「俺は、あくまでも立花征司郎という一個人として今から思うところを言う。  
ここにいる自衛官を指揮するのはあくまでお前であって俺ではない。いいな?」  

「わかっております。私も、紋付袴の小隊長を上に頂きたいとは思っておりません」  
高寺は、わざとおどけたように返して見せた。  
雰囲気がいくらか和らいだのを見てとった高寺は、すかさず続ける。  

「その格好に88式鉄帽を被せて三等陸尉の階級章をつけちゃあ、先代が草葉の陰で  
怒り狂うでしょうからね」  
先代とは、征司郎の父親、初代立花組組長征蔵のことを指していた。  
彼は自分の生活面に対してのみ極端な伝統主義者、保守主義者であり、パンとミルクを  
見かけただけで顔をしかめるような人物だった。  
征司郎はそこまで極端ではなかったが、成人してから和服以外身につけたことがなく、  
その点では先代の血をく受け継いでいると言えた。  

高価な紋付袴にヘルメット姿という征司郎を想像して、天幕の一同が失笑した。  
本来はそうした発言に激怒すべき立場の組員ですら、思わず釣り込まれて笑ってしまった。  

がははと豪快に笑いながらも、高寺は征司郎の配慮に内心感謝していた。  
つまり、指揮統制の基本原則を捨て去るな、ということですね、親分。  


265  名前:  てさりすと  02/12/07  17:17  ID:???  

>>262殿  
確かにそのとおりなんですが・・  
>>ちなみに陸自は、大規模な上陸作戦などという露骨な憲法違反な作戦行動を行う能力も意図もありません。  
それを言っちまうとファンタジイが成立しない訳でw  
まあ  アメリカに引きずり込まれたと考えてください  
あと  工業生産能力を考えた場合、  九州の方が造船所など  
継戦能力があると見たからなんですが・・  

でも  ご意見有難うございます  


266  名前:  てさりすと  02/12/07  17:23  ID:???  


第4司令部  

「・・師団長殿…副師団長どの」  
「む?  小林君か  どうなっているんだ?」  
呼びかけてきていたのは小林一佐だった。  
周りを見渡す限り  基地は無事のようである。  
「分かりませんが基地の破壊は免れたようです。しかしながら・・・」  
かれはそこで一呼吸して  
「爆風がきた様子がないんです。  付近一帯・・・  
 おまけに  第八師団及び各基地と上陸予定部隊には連絡はつくのですが・・・」  
「どうしたのかね?」  
「防衛庁と連絡が取れません。  それ所か九州以外から応答がありません。」  
「なんだとっ!」  
「それと付近の住民がパニックになっています。水道や電気は一応あるみたいなんですが  
やはり電話も無線と同じく・・・」「四国や本州はは焼け野原になったのか?」  
「いえ見えている限りそんなことはないんですが・・何というか前と微妙に形が違うらしいいんです」  
「どういうことだ?」「わかりません」  
「偵察機を飛ばしたいが・・・」しかし最上にはその権限はない。  
「師団長はどうした?」「只今第八師団の司令や航空部隊の指揮官  ならびにアメリカ軍の生き残りと話し合っておられます。」  
「それでは飛ばせられんか・・・」  
「いえ  師団長は副司令官殿に伝言を残されていきました。」  
といいつつ彼はメモをとりだし最上に手渡した  
>私がいない間  この基地及び第四師団の指揮権は君が預かっていて欲しい。  
>その代わりすべての情報は上げてくるように  
このようなことが書かれてあった。  


267  名前:  てさりすと  02/12/07  17:27  ID:???  


「偵察機を3機位飛ばせ  念のため護衛もつけるのを忘れるな」  
最上の大声が響く  
「師団長にも報告しておいてくれ」  
「民間人がパニックを起こしているのはどうしますか?」  
「とりあえず警察などと協力し  治安を回復させろ」  
「・・・戒厳令ですか?」「そうだ  まずは状況の確認及び治安の回復を最優先する」  
「了解しました」  
「明日までに重要施設に警備をおけ。混乱にまぎれてテロリストが暴れ回ることもありえるからな・・」  
「よし  今言った事を各基地に回せ」「了解しました」  
WAKの二曹が通信機の元に走っていく  
「上陸部隊には作戦は延期すると伝えなければならんな」  
「はい  しかし彼らは・・・」「帰るところがない・・・かね?」  
「そうです。彼らをどうしますか?」  
「とりあえず現状維持だ。」  
「分かりました。伝えておきます」  
小林一佐も  席を立った  
「あ  奈菜瀬君  コーヒーでも入れてくれんか?」  
「あっはい」  
彼女から受け取ったコーヒーを飲みながら  
彼は秋田に残してきた子供の事を考えていた・・・  


268  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/07  18:06  ID:???  

>>265  
まあ、ファンタジーだから、ちゅう話になったら、そりゃなんでもありなんで俺の書き込みの方が野暮なだけなんだがね(苦笑)  
ただ、一応現実に自衛隊という組織があり、それは日本国憲法とそこに規定された条文に基づいて制定されている各種法令にもとづいて構成されている組織なわけなんだね。  

ちなみに、これも野暮な言い草ですが、自衛隊は現実に半島有事が発生しても、部隊は出せないだろうという想定でいます。  
理由は簡単で、今のところ日本は韓国と軍事同盟を結んでいないですし、韓国が国是として反日をうたっていますので、戦後の半島との外交に問題をのこすだろう、との判断からです。  
日本は、実は中国、北朝鮮、ロシアとは友好国としての関係にありませんし、本土防衛の対処計画に穴をあけるわけにはいかないのですな(苦笑)  
ま、半島有事には、戦後の復興に経済的に協力するのが関の山でしょう。  

ちなみに、継戦能力云々を言うなら、関東東海地方が含まれない限り、自衛隊は各方面の補給支処にある分の補給品を使い切ったら、それで終わりです。  
自衛隊の装備品のかなりの数が、関東地方から、名古屋に至る東海地方にある工場で生産されておりますんで。  

ま、戯言として聞き流してくれてよいんで、現実はこんなもんだと脳の片隅にでもとどめておいてください。  


269  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/07  18:20  ID:???  

>>268について訂正。  
補給支処というものは存在せず、各方面ごとに補給処が存在し、その下に支処がある形になりまつ(自爆)  


270  名前:  名無し三等兵  02/12/07  18:24  ID:???  

>>268  
半島有事の際の自衛隊行動基準は、やばい領域じゃないのかな?  
知っている現職なら×だし、知らないで想像で喋っているなら誤解を招く表現だ。  


271  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/07  18:45  ID:???  

>>270  
うん?  ここまでなら、知っている民間人が書ける範囲だね。  
というより、これくらいは守秘義務にひっからない範囲だよ、あくまで。  
実際のところ、YSにもQにも全然引っかからない内容だし、俺もその二つは知らないしね。  
だから、こまめに政府広報に目を通して、自衛官の知り合いを作って話を聞けば、ここまでは簡単にわかるよ。  

本当にヤバイのは、半島有事の際の、自衛隊の対処計画であり、部隊配備と事前準備の内容だよ。  


272  名前:  てさりすと  02/12/07  19:09  ID:???  

いやまあそうなんですけどね。  
一箇所に有る程度の兵力を集めようと思ったら  
上陸準備か  大規模演習ぐらいしか思いつかんし  
九州で大規模演習はないだろうから  
上陸準備ってつもりだったんですが・・  
あと  日本が嫌がってもソウルの日本人の人質を助けに以降  
なんていわれたら  粋そうな感じもするんですが・・  
まあ  ある程度の所は見逃して欲しいですw  



273  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/07  19:26  ID:???  

>>272  
だから、脳の片隅に留めて置いてください、と、そう書いたわけやね(笑)  

そうやね、俺がそういう想定で嘘をつくなら、例えばQ号発令で自衛隊が事前展開と配備にかかったとして、北海道で部隊を動かすね。  
これは別スレでやった想定だけれども、ソ連軍の石狩湾着上陸侵攻対処、なんてネタは面白いかもしれない。  

つまり、樺太と国後から1個自動車化狙撃師団づつが第2師団と第5師団の警備管区に上陸してくることが確実視され、さらにウラジオから3個師団強の部隊が乗船して進発しようとしている。  
空挺1個師団と、海兵1個旅団も出撃準備態勢を整えていて、いつでも進発可能な状態にある、という想定でね。  
これで、2Dと5Dを拘束し、陸自の機動運用を阻害しつつ石狩湾に着上陸侵攻し、苫小牧まで一気に無停止突破侵攻をしかけてくるだろう、という予想で、陸自が事前に展開し準備するという話やね。  
11Dが小樽を中心として石狩湾防衛を想定して展開し、事前展開で9Dが北転して札幌北方から石狩川にかけて防衛線をひき、10Dが苫小牧に到着し、7Dが事前退避とソ連軍空挺師団への対処として拘置されているとかね。  

まあ、これも完全に俺の脳内妄想の戯言だから、別にいいんだけどさ(笑)  


274  名前:  名無し三等兵  02/12/07  19:45  ID:???  

コスタリカ帝国軍が、相模湾と九十九里浜に歩兵2個師団ずつ揚陸しようとし  
相模湾洋上に1個機甲師団と2個機械化歩兵師団、2個歩兵師団の予備を準備  
九十九里浜沖には1個空挺師団と2個歩兵師団を準備  
制空権は完全掌握、市ヶ谷・朝霞・十条・横須賀・百里・三沢・府中・横田・厚木は廃墟  
アメリカは完全局外、コス海軍による沿岸掃海完了  
コス帝の攻撃は九十九里浜は助攻、本命は相模湾と思われる。  

1Dは相模湾n  

なんだおまえらやめろt  



275  名前:  158  02/12/07  20:19  ID:???  

>>264  
気分転換はこれくらいでよかろう。  

ひとしきり笑いが続いたところで、高寺がさっと右手を挙げた。  
同時に、スイッチを切り替えたかのような速さで自衛官達が真面目な表情に戻る。  
やや遅れて、組員達も口を閉じて姿勢を正した。  

だが、全体の雰囲気は先ほどに比べて明らかに強張りがとけたものになっていた。  
ほんの数分前までは、この異常な状況に対する恐怖と不安で全員が張り詰めた面持ちに  
-肩に力が入りっぱなしであったことを思えば、いい兆候である。  
今の男達は、少し前までのネガティブな感情を捨て去り、起こった出来事を受け入れ、  
そしてその中で最善を尽くすにもっとも具合のいいコンディションに有るといえた。  

高寺は、ちらりと征司郎のほうを見やった。  
口元に苦笑の名残をとどめた征司郎は、それでいいんだと言いたげにうなずいた。  

全員が心構えを正したことを確認した高寺は、男達に向き直った。  
ややあって、征司郎が腰掛けていた弾薬箱からゆっくり立ち上がり、男達を見渡す。  
「今後の行動についてだが、今考えられる選択肢は2つある」  
征司郎は、意図的に勢いを殺いだ口調で切り出した。  




276  名前:  158  02/12/07  20:20  ID:???  

>>275  
「ここに留まるか、活路を求めて移動するかだが・・・・そのどちらかしかないことは皆も  
わかってると思う。となれば、そのどちらを選ぶかになるが、俺としては移動する方を選びたい。  
というのも、我々は今いる場所がどこで、いったいどうしてこんなところにいるのか、まったく  
わからないからだ。  
ここが地球上のどこかで、我々の置かれている状況が、たとえば航空機事故で砂漠に不時着  
したようなものであれば、留まる方がいいとは思う。  
だが、現状は、おそらく・・・・」  

征司郎は、珍しく口ごもった。  
天幕の男達は、身じろぎもせずに次の言葉を待っている。  

「・・・・・おそらく、ここは地球上のどこか、ではない。それは、先ほどの珍妙な生き物をみても  
明らかだ。地球は大きいといっても、翼の生えた馬がいままで生息していたのなら、確実に  
それは何らかの形で明らかになっていたはずだからな」  
誰もが、数時間前の惨劇を思い出し、無言のうちに同意した。  
みな、ここが自分達の元いた(というのも妙な表現だが)世界とは違うどこかではないかとうすうす  
感じており、征司郎の言葉は、彼等にとっては自分達の危惧を裏付けたに過ぎなかったのだった。  

「どうして俺達がこんなところに飛ばされてしまったのか、それはわからない。だが、今、そう、  
今俺達がこの奇怪な世界にいるのは事実だ。だから」  
そこで、今度は意図的に言葉を切って、征司郎は男達をきっと見据えた。  
「  
俺達はまずここがどういうところなのかを把握する必要がある。そのためには、ここに留まっていても  
何も分からないんだ。だから、移動する必要がある」  


277  名前:  名無し三等兵  02/12/07  20:22  ID:???  

>>140  
福田定一閣下の顔写真は、「燃えよ剣」だとか「新撰組血風録」の裏表紙を見れば出てるわけですね?  


278  名前:  名無し熊本人  02/12/07  20:24  ID:???  

ここはどこだ?  


279  名前:  名無し三等兵  02/12/07  20:29  ID:???  

ここあ明治のファミリーナでつ。  


280  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/07  20:41  ID:???  

>>277  
そのとおりでございまつ。  
ちなみに元ねたは「征途」であることは言うまでもないでつ(自藁  


281  名前:  名無し三等兵  02/12/07  21:33  ID:???  

アルビオン国海軍フリゲート艦「フィリピ」は、かつてイベリア国の戦列艦であり彼らが拿捕した艦、そし  
ていまや敵の手に渡った艦を追跡していた。  
敵艦の右舷艦首から硝煙が噴出し、ほぼ同時に中部甲板に被弾した。  
「四番砲で2人やられました」と、カーターが舷側の下を除く前こごみの姿勢で言い、それから両艦の間隔を  
じろっと見ながら「くそっ!危なくなるぞ」とひとりごちた。  
これこそ、オルレンブロウルが艦尾甲板をひとり歩きつつ、幾度も思い描いた状況だった…  
しかし、その瞬間全てが変化した。  
信じがたいほど濃い霧が両艦を覆い尽くした。  
50メートルも差が無かったにも関わらず、メンマストまでもが見えなくなった。  
「いったい、これは…?!」カーターが混乱した様子で呟いた。  
ほんの数分前まで雲ひとつ無い熱帯の抜けるような晴天だったのが、いまやまるで冬季のドーバーのような  
深い霧に覆われていた。  
オルレンブロウルは、強い追い風を受けていたのが今や凪いでいることに気付いていた。  
どれほど時間が経ったのかは判らない。しばらくすると、序々に霧が晴れ始めた。  



282  名前:  続くのか?  02/12/07  21:34  ID:???  

しかし、敵艦の姿は全く見えない。  
「おーい、艦影だぞぉ!左舷艦首2点(22度30分)に艦影!」フォアマストのトップから見張員が怒鳴った。  
「左舷艦首…?」カーターは、途方に暮れた顔をしてオルレンブロウルを見た。  
両艦は、互いの針路が鈍角に交わるように航走していた。それが左舷艦首にいるというのはいかにも腑に落  
ちない。  
オルレンブロウルは苦労してトゲルン・マストのトップに辿りつき、望遠鏡を向けた。  
「違う…」その艦は、明らかにナディビダットではなかった。マストは視認できない。極めて巨大な構造物  
が艦体の上部に鎮座し、その側面には六角形の物体が貼り付けられていた。さらに、凪ぎの状態で1ノット出  
ていない「フィリピ」に対して、その艦は明らかに10ノット以上、場合によっては20ノットほどの速力で接  
近してくる。よく見ると上部に小型のマストがあるが、明らかに帆を張るためのものではない。マストには  
白い円筒形の物体と、回転する棒状のものがついているようだった。  
オルレンブロウルは甲板に下りた。甲板では士官達が望遠鏡をその不明艦に向けていた。  
しかし、彼らは知らなかった。その世界が、彼らの世界とも、また不明艦の世界とも異質なことを。  


283  名前:  てさりすと  02/12/07  22:56  ID:???  


RF-4Jのパイロットの大橋1尉は  
F-15jに支援されて基地から飛び立っていた。  
「こちら  ノルン1  我々の任務は偵察である  出来うる限りの交戦は避けよ。」  
「ノルン2了解」「ノルン3了解」  
「贅沢な事にワルキューレが各一機ずつ援護にきてくれているが、彼らの手を煩わせるなよ」  
 ノルン2のパイロットの平松2尉は積んできていたカロリーメいトをかじろうとしたとき  
 水平線に木造船らしき物体を確認した  
「ノルン2よりノルン1  2時の方向距離およそ15キロの所に木造船らしきものを発見。  
 国籍は不明  これより確認します」  「了解  気をつけろよ・・って木造船?!MSOか?」  
「いえ  あれは大昔のガレー船みたいです。」  「なに?」「だから大昔のガレー船みたいです。」  
「馬鹿を言うな  そんな船今時あるわけないだろう」  
当たり前だった。ピース×××でもそんな船には乗らない    
「でもしかし  そうとしか見えません。」  
「よし  俺が確認に行く。ノルン2  ノルン3は任務続行ワルキューレは彼らを支援されたし」  
「了解  ノルン1  沿岸及びその付近を偵察の後  帰還する。」  
 4機の航空機が速力を上げて行く中  彼と護衛のFー15Jは速力を下げつつ木造艦に近づいていく  
 数分もしないうちに  木造艦を視界に捕らえた  確かにガレー船としか言いようがなかった  
「ノルン1  如何する?  無線には応答がないぞ」F-15Jのパイロットが訪ねた  
「OK  俺がギリギリまで近寄って  確認する。」  
ガレー船の中から甲板に人が上がってくるなり  二人ほど腰を抜かしたように座りこんだ。  
船首にある国旗は見たことないものであり  
詳しく見ようとして近づくいたとき  甲板上に座り込んでいた人達に気づく  
服装も気になったがそれよりも気になったのは髪の色がみどり色だったことだ  
『馬鹿な』  
そんな髪の色をした人間を彼は見たことがなかった  


284  名前:  名無し三等兵  02/12/07  23:41  ID:???  

ぜいたくな悩みだが、職人が多すぎてすこし読みづらいな。  

誰か各職人毎にまとめてくれんか?登場人物、アウトラインが  
あれば最高なんだが。え、自分でやれって?漏れは携帯からだから無理ぽ・・・  


285  名前:  てさりすと  02/12/07  23:46  ID:???  

「・・せよ  ノルン1  応答せよ  ノルン1」F-15Jのパイロットが呼びかけで彼は我に帰った。  
「すまん  如何した?」  「司令部が何があったのかを聞いている」  
どう答えたら良いのか迷ったが  そのまま伝えるしかなかった。  
「こちらノルン1  木造船を確認まるでガレー船みたいだ  九州に向かっている模様  乗員はゲームの中に出てくるような格好をしている。  
 船に武装はついていない模様  髪の色が普通ではない色をしていた」  
「馬鹿な  ノルン1  もう一度確認せよ」    
「馬鹿もくそも  本当にそんな船なんだ」  「本当だ司令部  本機も確認した」  
「・・・了解  ノルン2  ノルン3と合流し帰還せよ」  「・・了解」  
彼は何が起きているのか分からなかったが  そのままここにいるわけにもいかず  移動を開始した    
そのころ  
ノルン2  ノルン3は陸に辿り着いていたが  其処はどうみても日本ではなかった  
アフリカのような熱帯雨林が続いたかと思うと  山を越えた先は砂漠だった  
とおりすがりに見えた集落は  どうみてもまともな文明があるとはおもえない  
砂漠が段々サバンナに変わり草原と市外地がみえてきた  
「おい  まちだぞ」平松は叫んだ。「本機も確認した  しかしなんか変だぞ」  
遠くからでは分からないが  日本ではないような感じがしていた。  
「ノルン1より各機  市街地の上空を飛び写真をとれ」  
追いついてきた大橋一尉が言った。  
「ノルン2よりノルン1  どう見ても日本じゃないぞ」平松が叫んだ  
それはそうだ  どう考えても日本にヨーロッパの中世の城なんかがあるわけがない  
「分かっている  おれだって見たんだ」  
そのときレーダーに反応が有った。南のほうから何かが飛んで来ている  
「南からアンノン  各機警戒せよ」ワルキューレの隊長機が叫んだ  
「司令部  アンノンが近づいてきます」「司令部よりノルン1  後退せよ繰り返す後退せよ」  
「了解  これより帰還する」  


286  名前:  名無し三等兵  02/12/08  02:24  ID:???  

帆船か。渋いとこついてる。  


287  名前:  名無し三等兵  02/12/08  03:13  ID:???  

>>284  
人物なら1だおー氏が>>204に取り敢えずまとめている。何人かまだ  
抜けてるけど。  


288  名前:  ハス  ◆BnyPF68LQs  02/12/08  04:29  ID:???  

>284殿  
サイト製作中。  
これを元に、ネットTRPGなんてどうだろうか…な〜んて考えてたりする。  


289  名前:  名無し三等兵  02/12/08  10:19  ID:???  

TRPGですか〜  
個人的にはガープスやシャドウランをベースにするのをお勧めしますが。  
戦車や近代兵器の使用を考慮してある上に、ハウスルールやオリジナルサプリの  
作成や公開がネット上でありますから。  



290  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/08  10:25  ID:???  

>>288ハスさん  頑張ってください。応援シマツ。  
自分の話の設定出します。(作者として)  

護衛艦「これっきり」  きり型護衛艦幻の9番艦(イージス艦ではありません!ごめんなさい)  
より派遣された立入検査隊員14名  
指揮官  指揮官補佐    
第一班  班長(2曹)一人  班員(3曹)三人  武装は二班と同じ  上甲板左舷の制圧  
第二班  上甲板右舷の制圧  
       班長  上田2曹  9mm拳銃    
       班員  林3曹  散弾銃  9mm拳銃  (これから登場します)  
       班員  小窪3曹  M3短機関銃  9mm拳銃  
       班員  上川3曹  9mm拳銃  
第三班  班長  (2曹)一人  班員  (3曹)一人  武装は9mm拳銃  
第四班  班長  (2曹)一人  班員  (3曹)一人  武装は9mm拳銃  

敵  
キャラベラ(航洋型中型帆船)  2本マスト    
骸骨戦士  上甲板に20人配置  (二班を襲撃したのは10人。5人を小窪3曹が破壊)  
長剣と短剣を使い分ける。剣の技量は高く味方との連携作戦もとる。  
スケイルメイル、チェインメイル、プレートメイル等の鎧をつけるほかミドルシールドを装備  
白兵戦では厄介な相手になるだろうが、M3に破壊される。  
9mm拳弾では一撃での破壊はできない。(話としての設定であり、現実?ではわからない)  

黒エルフ狙撃手  第一マストに2人配置。第一班、第二班に対し狙撃を試みる。(これから)  
長弓を装備。鎧はつけない。通常航海中はマスト見張り員  

あとちょっと種類はいるけど、内緒。  
人数がすくなくない?→海賊船側にしては通常航海中に突如侵入していた敵、ってこと。  
襲撃するつもりも、されるつもりもない不意打ちに近い。立検隊員が状況の変化に少々困惑していた間に  
少しの人員を上甲板に配置することができた、あるいは、もともと、見張りとかでいたってこと。  
それにしても、よそが戦車で戦争しているときに、うちは短機関銃だもんな。地味。  


291  名前:  名無し三等兵  02/12/08  20:43  ID:???  

自衛官対吸血鬼  
↓  
噛まれる  
↓  
自衛官吸血鬼に  
↓  
敵に情報モロバレ  
↓  
マズー  


292  名前:  名無し三等兵  02/12/08  20:48  ID:???  

銀の銃弾なんて高くて配備できません  
隊員のみなさんにはニンニクネックレスと木の棒で突撃して貰わないと  


293  名前:  名無し三等兵  02/12/08  21:03  ID:r9cYhpln  

弾丸ひとつひとつにお祈り、お清め  
↓  
精神力FCSで一発必中  
↓  
吸血鬼あぼーん  


294  名前:  名無し三等兵  02/12/08  21:24  ID:???  

スケルトンとかってどうやって退治するんだろ。  
ゾンビ類は筋肉が動いてる以上、脳味噌も多少機能している訳だからそこを破壊すれば良い。  
スケルトンは脳味噌もクソも無い。骨粉にしない限り動いてそうだ。  


295  名前:  青木原精神病院  02/12/08  21:36  ID:???  

骸骨とかは御当地じゃ槍や剣で頑張ってるんだろうから、  
銃持ってるこちらは頭打ち抜くなり腰骨を砕くなりすればいいのでは?  
どれだけ粉砕すればいいのかは、なにが骸骨になったかによるんじゃないでしょうか?  
人骨ならたいしたタフネスはないでしょう。  
骸骨化させた人の技量にもよるでしょうね。  

と、付け焼き刃の知識で答えてみる。  


296  名前:  名無し三等兵  02/12/08  22:02  ID:???  

平時からそこら辺にゾンビ、スケルトンがいるファンタジー世界は嫌だな。  
荒廃しとる。  


297  名前:  名無し三等兵  02/12/08  22:05  ID:???  

風の守りを得ることで、飛び道具を無効化する魔法があったりしないかな。  
すると銃を無効化されてあせる自衛隊、という状況ができて面白い。  


298  名前:  名無し三等兵  02/12/08  22:07  ID:???  

>296  
 ゾンビは労働力として、また、遺体を故郷に埋葬する為の輸送手段として  
 使い出があると思います。  
   後者は、キョンシーが流行ったころ、風水師が都市の街路を札を額に  
 張り付かせたキョンシーを引率していくシーンがよく映画で有ったと思います。  

 むしろ、ゴーレムの無制限的利用などが危険でしょう。  


299  名前:  名無し三等兵  02/12/08  22:18  ID:???  

スケルトンネタで結構話題にしてますね。  
298さん、いいとこついてるし。  



300  名前:  名無し三等兵  02/12/08  22:54  ID:???  

ゾンビよりもスケルトンの方が頭良さそうに思えるのは俺だけ?  
入力文字を発音する電子手帳とか持たせれば会話が成立しそうだ。  


301  名前:  名無し三等兵  02/12/08  23:00  ID:???  

>>294  
スケルトン倒すには、ショットガンが最適かも。  


302  名前:  名無し三等兵  02/12/08  23:10  ID:???  

誰かこのスレのゲーム作ってくれないかな?  
タイトルが思い浮かばないが。  


303  名前:  名無し三等兵  02/12/08  23:12  ID:???  

>>301  
弾がもったいないので金属バットとスコップ振り回して集団戦。  
剣は駄目。骨に当たると刃こぼれするから。  


304  名前:  名無し三等兵  02/12/08  23:16  ID:???  

珍走の乱闘みたいだな。  


305  名前:  名無し熊本人  02/12/08  23:34  ID:???  

ゾンビは焼く。  

スケルトンは腰骨を砕けば行動できない…って元ネタ判る人いる(w?  


306  名前:  名無し三等兵  02/12/08  23:42  ID:???  

フォーチュンクエスト  


307  名前:  10・13  02/12/08  23:54  ID:???  

ゾンビ、スケルトンなんかの弄り方考えてる場合じゃないですよ!  
明日から期末試験です!  


308  名前:  名無し三等兵  02/12/08  23:54  ID:???  

打撃ということで考えると,  
案外スケルトンの死骸(?)から回収した剣とか斧とかが  
有効なのかも知れない。  


309  名前:  青木原精神病院  02/12/09  00:00  ID:???  

異世界で自衛隊が人外を相手にする時、  
六十四式と八十九式、どちらがいいでしょうかね?  
単純に威力なら六十四式ですが、接近戦で生物に多数打ち込まねば  
ならないとすると?  
コントローブル、多弾数な八九か?  
大威力、小弾数の六四か?  

貴方ならどっち?  



310  名前:  名無し三等兵  02/12/09  00:05  ID:???  

「次から次にっ、畜生!上川、ちょい頼む!」  
小窪は弾倉交換のために後退した。破壊したものを含めて、骸骨戦士は10ほどいる。  
ヒュンッ  
空気を切り裂いた矢が上川3曹のこめかみを貫いた。  
「上川?!畜生、どこから撃ってきやがった?」  
「あそこです!班長っ」  
ドーン  
マストの上に人影を認めた林3曹がレミントン散弾銃を発砲した。反動がきつい。  
ドーン  
もう一発撃つ。マストから敵が落下した。第二の狙撃よりも早く排除できたのは幸運だった。  
しかし、肩が痺れるように重い。大きすぎる反動と、船内での取り回しの悪さから装備を取  
りやめかけた代物だったが、威力は十分。拳銃弾のように短射程でないのも良い。  

一方で上田2曹は正面の骸骨戦士を迎え撃つ。  
バーン  バーン  
長剣を振りかぶって突進してくる。そこを眉間のあたりを狙い撃った。  
一発や二発では倒れない。  
「小窪!早くしろ!」  
10発、一弾倉撃ちきった。これで2体しか破壊できなかった。のこりは3体だ。  
ドーン  
痺れをこらえて林3曹が撃った。重いのを我慢すれば、近代船と違い構造物が少なく甲板の  
広い帆船なら、とり回しにはさほど苦労はない。ひきつけて、頭部を撃つ。単純に威力だけを  
考えれば、散弾銃が一番強いだろう。残りの骸骨戦士を叩き伏せるのにそれほど時間はかからなかった。  





311  名前:  10・13  02/12/09  00:07  ID:???  

生物相手には点の貫通力より面の破壊が重要なので64式が良いと思ふ  




312  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/09  00:14  ID:???  

310名無しのままだア!私です。  
書いてる間に結構書き込みあったな。  
リアルにスケルトンの破壊方法って、なんだろう。  
主要部分(=でかい骨)と考えると、頭蓋骨と腰骨だけど。  
作中では「どちらかを壊せば破壊できる」、ということにしたけど。  


313  名前:  名無し三等兵  02/12/09  00:17  ID:???  

継戦能力が問題だな。  
弾数に限りがあることを考えれば、接近戦で何発も弾を撃ちこませてくれるような  
能無しのろまの類には罠を多用すべきだろう。罠にかかったところを銃剣でブスリ。  
動くだけしか能の無いスケルトン・ゾンビ・ゴーレムはかなり片付けられる。  
材料もよほどのところでない限り現地調達できる。  
自衛隊員自身の索敵・作戦能力は隊員が生存している限り無限だ。  

問題は敵の司令官が、そういう無能な怪物をどういう戦術の元に使うかだ。  
もし、敵の司令官が我彼の長所と短所、限界を正確に見抜いた場合どうなるか。  
自衛隊の弾薬・燃料が全て底をつき、銃剣と体術、現地製作の弓矢・スリング、  
罠だけで戦うとしたら、ファンタジー世界の司令官と  
自衛隊の司令官はどういう戦いを指向するだろうか。  



314  名前:  名無し三等兵  02/12/09  00:19  ID:???  

足壊せば動きが鈍くなるという安直な考えを述べてみる。  


315  名前:  スイフリー  ◆lFkMnGyJfU  02/12/09  00:27  ID:???  

>>313  
>自衛隊の弾薬・燃料が全て底をつき、銃剣と体術、現地製作の弓矢・スリング、  
>罠だけで戦うとしたら、ファンタジー世界の司令官と  
>自衛隊の司令官はどういう戦いを指向するだろうか。  

状況にもよるが私なら…人海戦術…か、やはり。  
生きている人間である以上疲労するし腹も減る。  
いくら犠牲を払っても構わないならば至上の策であるだろう。  

>>297の言うように風の守りがあれば飛び道具は怖くないしな  



316  名前:  青木原精神病院  02/12/09  00:30  ID:???  

罠か・・・  
拠点防衛ならそれでもいけるかもしれないな。  
でも機動して攻撃、メインになるだろうからやはり銃は大事ですな。  
いまつくづく思うのは  
「地雷があれば楽な事この上ない」  
専守防衛なら地雷は必須だろうに・・・  


317  名前:  名無し三等兵  02/12/09  00:34  ID:???  

>>316  
そこはそれ、創意工夫が自衛隊のモットーですから、現地調達&違法改造(wで切り抜けるべし。  

具体的にはだな、  
C4爆薬を適量切り取って小石だの針金の切れ端をびっしりくっつけて即席クレイモアとか。  
人造硝石を作れるならC4じゃなくても可。  
ってーか、人造硝石を作れたら飛躍的に持ち込み武器の消耗が減るかも。  



318  名前:  名無し三等兵  02/12/09  00:38  ID:???  

>>317  
戦国時代に尿を元に硝石を作り出す方法があったが、  
自衛隊員でそれ知ってる人いるのかな?知る必要の無い知識ではあるが(苦笑)  


319  名前:  名無し三等兵  02/12/09  00:42  ID:???  

>>318  
武器科隊員なら尿うんぬんはともかく、その手の火薬などの基礎知識は  
もってるんじゃないかな。  
ってーか、化学オタの自衛官とか、薬学部(でいいのかな?)出身の幹部自衛官  
(一般大卒コース)がいればそのへんはなんとかなりそーな気がする。  




320  名前:  名無し三等兵  02/12/09  00:45  ID:???  

とりあえず、F世界に逝っちまった自衛隊は補給が受けられないんだから、  
持ち込んだ武器をあまりばかすか消費するわけにもいかんだろう。  
(最初のうちは、自衛隊側の力を見せつけるために盛大にぶっ放す必要があるかも知れんが)  

そこで、自衛隊がなるたけ手持ちの武器を使わないように戦力を発揮する方策も考えねばならんだろうな。  

そうだなあ・・・・。  
やっぱりまずは硝石の量産&錬鉄技術の流布→マッチロックガンの製造なんてどうだろうか?  


321  名前:  名無し三等兵  02/12/09  00:56  ID:???  

後は、幹部自衛官が持っている戦術の知識とかかな。それを異世界の軍事行動に応用する。  
キルゾーンの構築などの、対戦車戦術や塹壕等を使った防御戦術はそれなりに異世界でも  
応用が利くかもしれない。  

他には何かあるかな?  


322  名前:  ハス  ◆BnyPF68LQs  02/12/09  00:57  ID:???  

サイト晒します。  
自分、サイト構築について、全然知識ないんで、今後どうなるかわかりません。  
あと、TRPG造るとしたら、自作パラメータシート+BBS主体で  
進んでいくものになると思います。  
CGI?VB?んなもんわかんね〜。  
#http://www.kitanet.ne.jp/~meetendo/  


323  名前:  名無し三等兵  02/12/09  01:15  ID:???  

>>322  
おお、ついに・・・    


324  名前:  名無し三等兵  02/12/09  01:51  ID:???  

日本の戦国時代の合戦みたいな状況、  
つまり平野部で千から万単位の敵を一掃するような場合、  
ナパームか、MLRSなんかが効率良いと思う。  
(米軍だったら、気化爆弾か核を使うかも試練が)  




       ところで、さっきから思ってるんだが、このスレはsage進行がデフォルト?  


325  名前:  名無し三等兵  02/12/09  03:02  ID:???  

>>318  
酒飲みのドワーフの尿や草ばっか食べてるエルフたんのうんちからは  
硝石がいっぱいとれそうでつ。  



326  名前:  名無し三等兵  02/12/09  10:44  ID:???  

ちょっと、横からスンマソ。  
>>210で、バンドエイドについて出てくるわな。  
実際の所、一般人レベルでも現代人の衛生の観念が普及したりすると、すごい変化が起きると思うんだが…。  

バンドエイド一つにしたって、中世世界の衛生状態を考えると破傷風を激減させる。  

のみならず、例えば、せ病気が大幅に予防されるし、  
予後の不良による傷病者の死亡が減っちゃったりするし、  
これで、医者がいたりして、「公衆衛生」的な考え方が普及するとか、  
かてて加えて、特科が井戸掘りしたり、これまた衛生的な飲料水を供給したりとか…。  

こうなってくると、将来的に世界の人口構造のバランスさえ  
どうこうしてしまうような変化が出たりするなどと思ってしまった。  
こういうあたりは、フォローせんの?  


327  名前:  名無し三等兵  02/12/09  11:05  ID:???  

ゲリラ戦や電撃戦、エアランドバトルの戦術だけでも  この世界の戦場を大きく変えそうな予感がする。  
そういえばこの世界、諜報戦はあるんだろうかな?  



328  名前:  名無し三等兵  02/12/09  11:11  ID:???  

>>327  
忍者みたいなのがいるんじゃないかな  


329  名前:  名無し三等兵  02/12/09  11:19  ID:???  

>>328  
確かダークエルフがいたな、暗殺や破壊工作専門の  
この世界ではまだ身分の低い者が行う  汚い仕事というイメージがあるんだろうな。  


330  名前:  青木原精神病院  02/12/09  12:01  ID:???  

いやはや、みなさんたくさんリクエストがお有りで。  
自分も出来るだけそういった壮大な変化がある話しを書きたいと思います。  
まさに究極のRMAが起こるわけですからね。  
でも自分は人一人を書くので手一杯なんで、  
散文的にでもどんな事が起こりうるか書いてくれると助かります。  
自分ひとりの脳内妄想では微笑作戦同様、とても終わらないので。ヘタレでスマソ。  

>エルフの名前  
使ってくれてどうもです。ルナフレアを幸せにしてやって下さいな。  

>名無し土方さん  
押忍!!頑張ります。  
さて本編書かにゃ。今日は休みだ!!雪見しながらまったり書きますかね。  



331  名前:  名無し三等兵  02/12/09  14:34  ID:OGITvwr9  

http://www.asahi-net.or.jp/~WF9R-TNGC/hakai.html  
エルフ自衛隊  


332  名前:  てさりすと  02/12/09  14:59  ID:???  


>>242>>243>>245>>254>>255>>259>>266>>267>>283>>285の続き  

「これで帰れるぞ  全機後退せよ」  
「了解。」  
全員が即座に機首の向きを変え  今来た道を引き返し始めていた  
が  アンノンは追ってきていた  
もはや  先ほどの木造船のある海域にさしかかろうとしていた。このままでは基地を知られてしまう  
そう判断したワルキューレ隊の寺井一尉は  
「ワルキューレよりノルン1へ  背後の機体は任せろ。安心してまっすぐ飛べ  俺たちが責任を持って足止めする」  
「分かった。だが君達だけで大丈夫か?」「しんぱいするな  俺たちはこれでもファイターだぜ?」  
言うなり彼らは向きを変え  アンノンの方に近づいていった。  
「司令部  後方のアンノンの正体を確かめに行きます  万が一の為AAM-9の使用許可を」  
多少興奮した声でワルキューレの隊長機が本部に許可を求めた。  
「司令部よりワルキューレ  アンノンの確認は許可  しかし先制攻撃は認めず  攻撃された場合のみ反撃せよ。  
 繰り返す  アンノンの確認は許可  しかし先制攻撃は認めず  攻撃された場合のみ反撃せよ。」  
「了解  攻撃された場合のみ反撃する」  
やっぱりな  と思いつつワルキューレの隊長機はアンノンに向かっていった  
この状態で味方機はあるまい・・敵と見ておくべきだと彼は考えていた  
3分後  アンノンを発見した。  
「おいおい、あんなの有かよ・・・」  


333  名前:  てさりすと  02/12/09  15:00  ID:???  

遠くからでは良く見えなかったが  近づいてみると良く分かる。『あんなもの』を現実に見たことがある人間はいない    
そんなものを見たと言えば  確実に病院送りだった  
「はは・・隊長  俺  夢でも見てんですかね・・」  
ワルキューレの二番機に乗っていた川口3尉がつぶやいた  
夢だと誰もが思いたかったが  残念ながらそれは存在した  
黒い翼を動かしながら飛んで来ているそれの正体は  
「司令部  ドラゴンだ  ドラゴンがとんでいるっ!」半狂乱になって  
「ワルキューレ落ち着け  ドラゴンとは  A−37のことか?」  
司令部がたずねてくる。だがそれに答えている暇はなかった  
「隊長きましたっ!  」ドラゴンが突っ込んでくる  
「よけろっ!」言うなり自分が一番先に回避運動に入る。  
それを見たドラゴンは隊長機めがけてファイアブレスを吹いた  
だが間一髪のところで機体をかすめただけで済んだ。ドラゴンは再び息を大きく吸うと  
狙いを2番機にあわせ再びファイアブレスを吹いた。  
「うわーーーーーー!」炎がまともに2番機を直撃した  
まともに食らった2番機は右翼と尾翼を吹き飛ばされ  墜落していく  
「二番機  これ以上持たない!脱出する」  
言い終えたとたん  座席が射出された。パラシュートは正常に開きゆっくりと落ちていく  
ドラゴンがそのパラシュートに更なる攻撃を加えようとドラゴンは息を吸い込んだ  
「くそ  川口を狙っているぞ。  撃て撃ちまくれ!」  


334  名前:  てさりすと  02/12/09  15:07  ID:???  

あ・・  
>>「司令部  ドラゴンだ  ドラゴンがとんでいるっ!」半狂乱になって  
は  「司令部  ドラゴンだ  ドラゴンがとんでいるっ!」半狂乱になって彼は言った  
に訂正します  


335  名前:  てさりすと  02/12/09  15:25  ID:???  

ドラゴンがそのパラシュートに更なる攻撃を加えようとドラゴンは息を吸い込んだ  
「くそ  川口を狙っているぞ。  撃て撃ちまくれ!」  
寺井はAAM-9を二発を発射し  続けて三番機もAAM-9を二発発射した  
ミサイルの痕跡がイソギンチャクのような痕跡を残しつつドラゴンに近づいていく  
ドラゴンはAAM-9の接近にきずいたが  回避しようとはせず  隊長機が放ったサイドワインダーに逆に食らいつこうと向きを変えた  
だがまともに頭部で二発爆発し  さらに胴体に一発  最後の一発は頭部の近くで近接信管が作動して  
ドラゴンは頭部を消し飛ばされさらに胴体に大穴をあけ墜落していく  
「ワルキューレより司令部  漫画に出てくるようなドラゴンに二番機が撃墜された。パイロットは無事  
現在パラシュートで降下中  さらに攻撃を続けようとしたドラゴンに対しAAM-9を4発発射  ドラゴンを撃墜した。  
川口3尉を救助する為  救助部隊を送って欲しい」  
「了解  救助ヘリを向かわせる。ワルキューレは帰還せよ」  
「了解  パラシュートは無事に着水した  これより帰還する・・何?!  司令部  先ほどの木造船から木造ボートがでてきた。  
 川口に近づいていってる。くそッどうしたらいい?!」  
川口の着水した地点の上空をとびながら  彼は言った  
「現在救出ヘリ部隊が準備を進めている  あと40分で救助できる。  だが君達は燃料が持たない。ワルキューレ帰還せよ。」  
司令部から再度帰還命令が出たのと燃料がないため寺井はやむなく基地へ向かった        

残りはまたあとで  
何か修正する所があれば  次のものからなおしますんでよろしくおねがい  


336  名前:  名無し三等兵  02/12/09  15:57  ID:???  

今思うと、スターシップ・トルーパーズもよく考えればファンタジーだな。  

相手がドラゴンとかじゃなくて、でかい虫だったが。  


337  名前:  青木原精神病院  02/12/09  16:19  ID:???  

映画板では結構評判良かった気がします、それ。  
原作と違いすぎてたまげた記憶が・・・  
まあ軍事板にはあの手はあまり受けないと思うんで、  
大和三曹にはもう少し頭を使ってもらいましょうかね。(オレモナー  

ちなみに大和武士(やまとたけし)って読みます。  
まだ血湧き肉踊る戦闘がないのは俺のだけ。  
ヽ(`Д´)/ウワァァァァァァン!!  
急がないと!!  


338  名前:  名無し三等兵  02/12/09  17:33  ID:???  

各作品内の世界観は職人サンごとに違うの?  


339  名前:  てさりすと  02/12/09  17:51  ID:???  

基本は一緒だとおもいますが  
ぼくは  他の人みたいに面白いものかけませんが。  



340  名前:  名無し三等兵  02/12/09  18:37  ID:???  

>>331  

おお。自衛隊イン異世界モノじゃん。  


341  名前:  観測班三等兵  02/12/09  19:32  ID:O5vxyqU1  

>>331  

既に先人がいたとは!!!  
軍版住人として負けられない!!  

というわけで職人の皆様  
御代に負けないほど頑張ってください(藁  


342  名前:  名無し三等兵  02/12/09  21:10  ID:???  

>>331  
異世界軍が近代兵器に殲滅される話。  
一巻はそれなりだった。  
二巻は説教されたいヤシだけ読むべし。  

ただし現代兵器in異世界じゃない。  
バンザイ突撃戦車で蹂躙in異世界、海空抜き、つー感じ。  


343  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/09  21:30  ID:???  

>>146>>148>>149>>203>>310  
5個かいたので一括で読めるようにしときます。  

「上川…。死んじまったのかよ!」  
「仇はとった…。」  
「班長、くだらん感傷はやめてください。」  
「何だと、小窪!」  
「次は俺たちの番かも知れません。敵はまだいるでしょう。」  
戦友の目を閉じさせると、小窪3曹は弾帯から弾倉を取り出した。全部で三つある。  
「一人一個でかまわないですね。」  
「…」(お前の身代わりみたいなもんじゃないのか?)  
「…」(1術校じゃ、死体からかっぱらうような真似、教えるのか?)  
二人の視線が痛い。  
(身代わり?確かにそうだ。しかし、まったくの運不運だ。どうしろってんだ!  
敵の再利用を防ぐためなんだよ。常識だ、常識!だいたい、弾は十分にあるのか?  
形見の弾で助かるのは嫌なのかよっ)  
上田2曹、林3曹のほうが序列は上だ。しかし、立検隊員としてみれば、その課程を  
修了してきた小窪とはレベルが違う。海上自衛官のほとんどと同じで個人戦闘など  
知識以上に知りはしないのだ。  
ぎすぎすした空気のまま三人は上甲板を進んだ。結果的にこれは良くない結果を生  
むことになるのだが。  


344  名前:  てさりすと  02/12/09  23:13  ID:???  

海の上にて  

無事着水できたのはいいものの味方機にほっていかれた川口3尉は  
無線機に向かって怒鳴っていた。  
F-15がいたときはとりあえず連絡は出来たが姿が見えなくなって何分もたつ  
おまけに  すぐよこにさっき撃墜されたばかりのドラゴンがぴくぴく微妙に動きながらながれてきた。  
しばらくすると彼はつかれ切ったように怒鳴るのをやめた。  
「あ〜あ  おれはこんな所で死ぬのか・・・  まだ  整備の陸ちゃんに手だしてないのに・・・」  
と基地にいる  相手にもしてくれない整備班のWAKのことをかんがえていた  
しばらくすると何か妙な匂いがしてきた。振り返ると吹き飛ばされたドラゴンの頭がついてあったらしきところから  
青っぽい血を流していた。  
「げ〜  グロテスクだな・・」としばらくの間じっくり眺めていたが思い出したかのようにドラゴンに(というよりはだったものに  
近寄っていく。匂いに悩まされながらもドラゴンの近くまで辿り着くとツールナイフを取り出しドラゴンのうろこをはがしていく  
初撃墜の獲物の証拠にするつもりだった  (自分が落としたのではないと言うことなど彼は考えていなかった。  
彼が四枚ぐらいとったころに声が聞こえてきた。声のほうからはこちらが見えてないらしい。  
「ねえそろそろ引き返そうよ  もう沈んじゃったんだってばあ」  
若い女の子の声が聞こえてくる。  


345  名前:  てさりすと  02/12/09  23:20  ID:???  

「ねえそろそろ引き返そうよ  もう沈んじゃったんだってばあ」  
若い女の子の声が聞こえてくる。  
「馬鹿な事を言わないで  ファイアドラゴンを魔法で簡単に叩き落したのよ?そんな人の仲間が簡単に死ぬわけないわ  
確かに鉄の鳥は落ちちゃったけど  さっきだって  魔法の羽根か何かを使ってゆっくりと人が降りてきてたでしょ?」  
気の強そうな女性の声もきこえてくる  
「そうだけど  あぶないよ〜」なんとなく間が抜けた声である  
「だめよ  さっき貴方がおっきな鉄の鳥が飛んできたとき腰を抜かして座り込んでたせいで    
私までこうやって危ない目に合ってるんじゃない。」  
と怒ったような声でこちらの側に回り込んでくる。あわてて川口はドラゴンの翼の下に隠れて彼女らから隠れようとした  
「ほら  やっぱりいないよ  もう沈んじゃったんじゃ・・」緑色の髪の毛の女の子が喋る。  
「ええい  何でいないのよ!・・・・  もとはといえばこのくそドラゴンが鉄の鳥を落としちゃったから  
こんなとこにこなきゃならないのよ!この!!」  
彼女はいらだちまぎれにドラゴンめがけて  予備のオールを投げつけた。  
もちろん翼の下にいる川口に見えるわけがない  よって避けれるわけもなく・・直撃した。脳天に    
何が起きたのかもわからないまま気を失い声も出さずに川口は海に落ちた。  
「あ」「あ」  声が重なった。  
「みーちゃーん・・どうするのよおお」緑色の髪をした方が  隣の気の強そうな女の子に話し掛ける。  
「あ〜もう  うるさい  こうやって見つけたんだから問題ないでしょ  ほら引き上げてつれて変えるわよ。  
ほら  ちゃっちゃとする」  
海の上に仰向けになって浮かんでいる川口をなんとか引きずり上げ  
大橋や寺井が確認した木造船  ―  リーフで号に引き返した。  

続く  かも・・  


346  名前:  てさりすと  02/12/09  23:32  ID:???  

書いてから  

   急にきずく  

           誤字脱字  

・・・ああもう見直してるのに  書いてからまた矛盾に気づく今日この頃  
鬱だ  回線切手今日は深く眠ります・・  


347  名前:  青木原精神病院  02/12/10  00:01  ID:???  

>小窪三曹、てさりすと両氏  

乙かれさまです。  
みんな戦闘書くの上手いなぁ。漏れはかなり詰まり気味・・・  
モロに腕の差がでるわこりゃ。  

>ハスさん  
サイト開設ですかぁ〜。御苦労様です。漏れのヘタレ作品でよければ、  
使ってやって下さいな。  


348  名前:  名無し三等兵  02/12/10  00:16  ID:???  

川口3尉の今後が気に掛かる・・・・いろんな意味でw  
てさりすと殿、続きを期待させていただきまつ!  


349  名前:  158  02/12/10  01:05  ID:???  

>>276  
見知らぬ異世界で、ともすれば不安と重圧に押しつぶされかけていた男達は、  
征司郎がこの言葉を発した瞬間に目的を与えられた。  
その目的は、とくに奇異なものでも斬新なものでもない、ごく普通のものではあったが、  
それを征司郎という男がキッパリと言い切った点が、男達にとっての絶対的な指標  
足りえたのである。  

「俺からは以上だ。具体的な段取りは・・・・・高寺、任せたぞ」  
なすべきことを見出した男達の顔を満足そうに見やった征司郎は、高寺に告げた。  
「はい」  
うなずいた高寺は、次の瞬間号令をかけた。  

「総員、立花征司郎親分に対し礼!」  

その号令は、さほどの声量ではなかったが、その緩急、その切れ味は、おそらくかつての  
日本軍古参下士官ですら思わず真似したくなるような、"美しい"号令だった。  
天幕の中にいた自衛官達は、その号令のもつ美しさにそむくことなく、一斉に腰を30度きっかり  
折り曲げた礼を征司郎に対して捧げた。  
そしておかしなことに、本来高寺の指揮下にはないはずの組員ですら、彼等なりの作法に  
したがった礼を、征司郎に対して捧げていた。  

征司郎は、天幕の男達に対して大きくうなずき、さっと身を翻して天幕を出た。  




350  名前:  158  02/12/10  01:06  ID:???  

>>349  
天幕を出た征司郎は、深々と息を吸い込み、きっと夜空を見上げた。  

幼いころ、未だ世界の全てが彼にとってみずみずしかったころ、征司郎はいつも夜になれば  
飽くことなく夜空を見上げ、何万光年もの彼方に思いを馳せていた。  
そのときは、いつか光り輝く宇宙船に乗ってあの夜空を訪れるつもりでいたが、  
現実世界の汚辱にまみれた今となっては、色あせた写真のような儚い思い出でしかない。  

そして、今征司郎が見上げた夜空は、征司郎の記憶にあるあの切なくも美しい夜空とは全く  
異なる何かでしかなかった。  

『俺達のいるところは、いったいどこなんだろうか・・・・・・』  

夜空を2つに分断する、絶望的なまでに神々しい光の帯を見つめたまま、征司郎はひとりごちた。  

『俺達は、いったいどうしてここにいるんだろうか?』  
『俺達をここに連れてきた某かの力は、いったい何をもくろんでいるのか?』  




351  名前:  158  02/12/10  01:06  ID:???  

>>350  
征司郎は、光の帯に、赤色の点光に、薄紫の靄に問い掛けた。  
背後からは、偵察ティームの編成と行動計画を指示する高寺の声が響いてくる。  
普段は力強さ以外何も感じたことのないその大音声だったが、今この瞬間に限っては、なぜか  
ひどく頼りなく聞こえてきた。  
そして、征司郎はその瞬間に腹を決めた。  

今、彼等を導くのは俺だ。命令するんじゃない。導くのだ。  
高寺に実務の一切を任せ、俺は助言という形で方針を決める。  
それを・・・・・・それをなしとげて、俺は俺達のなすべきことを見定めるんだ。  
彼は、大きく息を吐き出した。これから何が起ころうと、俺達は生き延びる。  
生き延びて、その先にある何かを見定めようじゃないか!  

征司郎は踵を返し、天幕に戻ろうと足を一歩踏み出した。  

その時だった。  

意外なほど近くから、草ずれの音が小さく沸き立った。  


352  名前:  青木原精神病院  02/12/10  01:24  ID:???  

>>158氏  
すげぇ・・・  
弟子にして下さい!!親分(w  
マジでみんな上手いなぁ・・・  
早く俺も書こう。  


353  名前:  158  02/12/10  01:46  ID:???  

>>351  

!!  

征司郎は、全く反射的な動作で身を翻し、その音がした方向に向き直った。  
その身のこなしは、30代とはとても思えないほどの俊敏さで、彼がもといた世界で  
普段多忙を極めている中、どれほど自らを鍛えていたかを思わせるものだった。  

だが、征司郎の内心は緊張に満ちていた。  

まさか、こんな近くに・・・・・!  

征司郎の背中に、冷たい汗がどっと湧き出る。  
音のしたあたりをぎっと睨みつけ、そこに何か小さな影が確かに存在していることを確認した  
征司郎は、わずかに右足を後ろに引き、懐手をしたままの両手をすっと体にひきつけた。  

征司郎は今、身に寸鉄をも帯びていない。  
もしあの影が数時間前に襲い掛かった奇怪な生物の仲間であれば、彼が持つ身体的能力では  
いかなる抵抗も無意味で、あっというまに八つ裂きにされてしまうだろう。  
御堂流柔術及び一双流居合術の免許皆伝であっても、何の役にもたたないに違いない。  

かといって大声を出して助力をもとめることも、うかつにはできない。  
いかなる罠が待ち構えているか、計り知れないからだ。  

ぬかったわ・・・・・っ!  

征司郎は、己の不注意を激しく内心でなじった。  




354  名前:  158  02/12/10  01:47  ID:???  

>>353  
そうした征司郎の葛藤にかまうことなく、小さな影が、ゆらりと近づいてくる。  
足元の雑草は、まるで影が王者か何かであるかのように、音もなく左右にわかれて  
影に道を作っていた。  
・・・・・・やむをえんか・・・・・・  
征司郎は覚悟を決め、蟷螂の斧をその影に振りかぶろうとぐっと腰を落とした。  

影がさらにちかづいてくる。  

征司郎が全身に蓄えた力を一気に振り絞ろうとしたとき、影がいきなり言葉を発した。  

「待ってくれ、そこの人。私はあんたをどうこうするつもりはない」  




355  名前:  158  02/12/10  01:47  ID:???  

>>354  
征司郎は、まさしく電撃を受けたかのように全身を硬直させた。  
その影が言葉を、征司郎たちの世界で通じる言葉を喋ったというだけではない。  
その言葉は、征司郎がかつて旅をした国の言葉-ドイツ語であったからだ。  

な・・・・・・ドイツ語?  
それに端を発した無数の疑問符が征司郎の脳裏を駆け巡るより早く、影がさらに言葉を重ねた。  

「あんたと話をしたいんだ、そこの人。あんたは、異世界からきたんだろ?」  

毒気を抜かれたかのように、征司郎は己の強張りを解いた。  
それに勢いを得たかのように、影が速度を増して征司郎に近づく。  
天幕から漏れる明かりと、夜空の光とがあいまって、影の姿かたちが征司郎にもはっきりと見て取れた。  




356  名前:  158  02/12/10  01:47  ID:???  

>>355  
その影は、ひどく太ったまま年老いた男のような外見をしていた。  
背丈-と表現するのがふさわしいかどうかは分からないけれども、それは征司郎の腰までしかなく、  
どうにも悪趣味な老人のディフォルメに見えた。  
服装は、いかにも丈夫そうな布でできた粗末なもので、それは彼の生業が机に向かうことではなく自然を  
相手にするものであることを何よりも雄弁に物語っていた。  
そして老人は、長い棒にくくりつけた白い布きれを左右に振り回し始めた。  

「こうすれば、危害を加えないという証になるんだろ、あんたの世界では?」  

昔、英介と遊びに行ったディズニーランドにこんな感じのキャラクターがいたかな。  
未だ内心に緊張を抱えたまま、征司郎は場違いな思いを抱いた。  
あれは、シンデレラの・・・・・・なんだったかな?ああそう、7人の小人だ。  
その小人が、いったい何の用だ?  


357  名前:  158  02/12/10  01:58  ID:???  

>>352  
過分なお言葉、恐れ入ります。  
お互い、いい意味で刺激しあうこのスレは、私も大好きです。  
時間が有る限り書き込みを続けたいと思ってますので、ご指導ご鞭撻を  
よろしくお願いいたします・・・・・・。  

ところで、私の話ですが、どっちかというとスレの流れの外伝というか、  
スレの世界観を利用して妄想を炸裂させている形になります。  
(世界観は、私の背中を押してくださった名無し土方さんのものに準拠する  
形になりますかね)  
ですので、私の妄想における"敵"は冥王の軍勢ということになります。  
具体的にどうリンクさせるかは、まだ腹案の形ですが。  


358  名前:  名無し三等兵  02/12/10  01:58  ID:???  

イイ!!すごくイイ!!  


359  名前:  名無し三等兵  02/12/10  19:18  ID:???  

1だおー氏とレンジャー山川の作者はどこ逝ったんだ?  


360  名前:  名無し三等兵  02/12/10  23:59  ID:???  

1だおー氏は五日ほど留守にするってよ。  
レンジャー山川の作者は試験だとか言ってなかったか?  

ところで諸君、こういう職人に頼る良スレを保つコツを知ってるかね?  
常に感想を言う事だよ。筆が止まった時、どうしても書けない時、  
続きを楽しみに待ってくれる人の声は百万の援軍に勝る。  
俺も以前書いてたから分かるんだ。このスレの繁栄を祈ってるよ。  


361  名前:  名無し三等兵  02/12/11  00:17  ID:???  

レンジャー「山河」の方はもう続かないのだろうかw  
ファンタジーなら「武器の精」が出て来ても良いと思うんだが。  



362  名前:  青木原精神病院  02/12/11  00:30  ID:???  

六十四式に宿る武器の精とかどうでしょ?  
幽鬼とかと戦うならそんなのもいいかも知れませんね。  
そうなると六四に名前付ける奴がでてくるな。  

シャーリーン最高だぜ!!  

みたいな(w  


363  名前:  158  02/12/11  00:43  ID:???  

>>356  
征司郎の迷いは、高寺によって断ち切られた。  

「親分、先ほどのご指示に関する件ですが・・・・」  
偵察ティームの編成と行動計画について一応の骨子がまとまったため、征司郎の意見を  
聞くべく(というよりは、征司郎に報告するべく)天幕の外を出た高寺は、幻想的な夜光の元、  
草原の只中で征司郎と小人が対峙している場面に出くわした。  
小人は何か棒のようなものを振り回しながら、呆然と立ち尽くしている征司郎に近づいている  
ようだった。  

「うぬぅっ!?」  
高寺は、昼間の経験から、征司郎が尋常ならざる危地に立たされていると咄嗟に見て取り、  
野獣の轟叫に似た叫びを喉の奥からほとばしらせた。  
同時に、駆け寄りながら流れるような動きで腰のホルスターからシグ・ザウェルを抜き放ち、  
小人に狙いをつける。  
「親分、伏せてください!」  

高寺が人差し指にかけた力をほんの少し、あとわずかで引き金を引くに足るだけの物にする直前、  
征司郎は高寺にも負けない大音声で叫んだ。  

「待  て  い  高  寺  !  撃  つ  な  !」  

高寺は、見えない壁にぶち当たったかのように動きを止めた。  
彼の人差し指は、反射神経のレベルでありながら、征司郎の命令を実に忠実に果たし、トリガーから  
離れていた。  
だが、高寺の内心は、混乱の一歩手前に差し掛かっていた。  

なんだと・・・・・撃つなだと?  


364  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/11  00:54  ID:???  

第一マストにいたもう一人の黒エルフ狙撃手は第一班の散弾銃手が射殺したようだ。  
上田2曹と第一班長は無線で互いの状況を確認していた。その間にも、先頭を進む小窪3曹は  
同じく、第一班の先頭と合図を取りながら前甲板へと進んでいく。両舷の制圧は、どちらかが  
突出することなく行うことが望ましい。構造物に邪魔されてなかなか難しい。訓練で使用して  
きた護衛艦、輸送艦、民間タンカーとは明らかに船体構造が違う。船内制圧班の行動が成  
功していれば、もうすぐ、前甲板の出入り口から敵が追い出されてくるはずだ。  
もし、手こずっているようなら、逆にその入り口側から進入し挟撃するという手もある。その  
場合、鋼鉄船体の現代艦にくらべて木造船体の帆船は無線にノイズは入りにくい。通信阻害が  
低い分、実行はたやすい。  
つとめてよい方向に考えを持っていく。戦場における生き残りのコツのひとつだ。  
前甲板に人影を認めた。どうやら武装はしていないようだ。可能であれば捕獲したい。何か情  
報が得られるかもしれないからだ。  
「前甲板に人影。制圧します。」  
左舷の先頭と指先で合図する。左手で突入の合図、指を折ってカウントダウン。  
3、2、1…0突入。目標は一人しかいない。M3を突きつければ終わりだ。抵抗すれば撃つ。  



365  名前:  名無し三等兵  02/12/11  00:56  ID:???  

小窪3曹、ラスボス遭遇の予感  
あたってる?  


366  名前:  名無し三等兵  02/12/11  01:06  ID:???  

>>363  
>>364  
イイ!!この先の展開が気になる!  


367  名前:  158  02/12/11  01:16  ID:???  

>>363  
数分後、征司郎と小人は、軽装甲車のキャビンの中にいた。  

さほど厚くない装甲の向こうでは、何かにひどくいらだっているらしい高寺が  
指揮下の自衛官や征司郎の命により指示に従うこととなった組員を大声で  
警戒配置につけている。  
自衛官達も、念入りに形成したはずの警戒線を苦もなく「突破」されたことに衝撃を  
隠せないのか、必要以上に機敏な動きであちこち駆けずり回っていた。  

あれから、騒ぎを聞きつけて天幕を飛び出してきた自衛官達にむやみな発砲を  
現に慎むよう高寺に命じさせた征司郎は、小人と膝を交えて話すべく、軽装甲車を  
臨時に会合の場所としてつかうことにした。  

万が一、小人が害を成す存在であった場合に備え、征司郎は高寺に同席することを  
許さなかった(つまり、征司郎はその場合指揮中枢が一挙に消滅することを危惧した)  
ため、征司郎の隣には自衛官-井江城という陸士長がただ一人つけられることとなった。  

黒ふちの眼鏡をかけた井江城は、自衛官というよりはいくらか太った学者のような  
風貌の男で、常識を超越した状況の只中に置かれている今も、恐怖や不安のほかに、  
何かどこかで怯えながら面白がっているような雰囲気を漂わせていた。  

「こいつは、腕っ節のほうはさっぱりあれですが」  
と、軽装甲車に征司郎を案内する少し前、高寺は井江城を示して言った。  
「度胸と頭はなかなかのもんです」  


368  名前:  158  02/12/11  01:29  ID:???  

>>367  
井江城は、さっきから穴のあくほど小人を眺め回し、独り言を呟くかのように唇を動かしながら  
忙しく手元のノートにシャープペンシルを走らせていた。  
小人はそうした井江城を面白そうに見つめながら、しきりに首や手足を狭いキャビンの中で  
ばたつかせていた。  

この2人が水入らずで会話できるようになれば、さぞかし盛り上がるだろうて・・・・・  
征司郎はそう思いながら、どう切り出すべきか言葉を捜していた。  

よし、まずは様子見でいくか。  

征司郎はそっと息を吸い込み、必要以上に大きくなりすぎないよう気をつけながら、数年前に  
大童で詰め込んだドイツ語の知識をフルに回転させ始めた。  

「まず、自己紹介から始めよう。俺はタチバナ・セイジロウ。ここの人間達の・・・・そうだな、  
相談役といったところだ」  
井江城を、なにか珍しい動物であるかのような視線で見つめていた小人は、征司郎の言葉にぐるん  
と頭を巡らせた。  
「あんた、タチバナか。おいら・・・・あー、私はアディパティ。アディパティという」  
「アディパティ、か。それが名前か?」  
小人は、ぶんぶんと頭を縦に振った。  
征司郎は、もしかするとこの小人は子供なのかもしれないな、とふと思った。  


369  名前:  名無し三等兵  02/12/11  13:13  ID:???  

ドイツ語ていうのが中々オツだ  


370  名前:  名無し三等兵  02/12/11  20:48  ID:???  

ハス氏のページはいつごろ始動するのかな?  

後誰か作者ごとの登場人物まとめを作ってくれぃ。  


371  名前:  名無し三等兵  02/12/11  21:09  ID:???  

おまいらダークエルフの外見が黒人みたいだったらどうするよ?  


372  名前:  名無し三等兵  02/12/11  21:14  ID:2bCsY7Kl  

引くね、それわ。  


373  名前:  281  02/12/11  21:21  ID:???  

漏れは今とんでもないことに気付いてしまった…  
 フ  ァ  ン  タ  ジ  ー  知  ら  ね  ー  (除くナルニア)  
出直してきまつ…  




374  名前:  青木原精神病院  02/12/11  21:42  ID:???  

>>373  
俺もロクに知らない癖に書いてます。  
とりあえず大急ぎで新紀元社のファンタジー関連の本読んで知識増強中。  
何でこんな本が図書館にあるのか・・・謎だ。  

どなたかサクッと読める名作紹介して貰えませんかね?  
指輪とかエルリックを勧められたんですが、長い・・・  
それに英米文学翻訳調とかはどうも苦手でして。  
和製で軍板住人オススメのって何かありませんか?  


375  名前:  名無し三等兵  02/12/11  22:50  ID:???  

>>374  
>和製で軍板住人オススメのって何かありませんか?  

矢張りここは軍事板らしく「A君(17)の戦争」あたrPAM!PAM!PAM!  


376  名前:  名無し三等兵  02/12/11  22:51  ID:???  

名作といわれても思いつかないのですが、  
テーブルトークRPGだったらソードワールドが高い普及率です。  
日本のファンタジーは向こうさんのよりライトだ  
と聞きますので、始祖の指輪とかと比べるのはちょっと……。  
渋めのゲームの方が良いかもしれません。  


377  名前:  名無し三等兵  02/12/11  22:57  ID:???  

ライトノベル系統だったら、  
ブックオフ逝って、富士見ファンタジア文庫か電撃文庫のコーナーで、  
適当にそれっぽいタイトル  or  表紙の物を選んで、  

 カ  バ  ー  に  書  い  て  あ  る  あ  ら  す  じ  だ  け  読  む。  

んで、ピンとくるやつを選ぶとか。  


378  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/11  23:00  ID:???  

>>374  
富士見ファンタジア文庫で出ている、グループSNEのファンタジー物が、今ですとスタンダードではないかと。  
個人的には、山本弘氏が書かれているサーラの某研シリーズがお勧めですか。  
「ヒーローになりたい!」「悪党には負けない!」「君を守りたい!」「愛を信じたい!」の4冊が既刊です。  


379  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/11  23:18  ID:???  

ロードス島戦記もいいかな  
その名のとおり戦争起きるのでファンタジー世界の軍隊というものもわかる。  
というのも、ファンタジーの軍隊と中世ヨーロッパの軍隊は別のもの。  
ファンタジーの戦争ベースでつくっていくか、  
現実の軍隊ベースでつくっていくか、  
というのは書き手しだいだとは思いますが。  


380  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/11  23:24  ID:???  

>>379  
グループSNEのロードス島戦記と、塩野七生のロードス戦記とを間違えてはイヤーンという話もありますな(謎)  
まあ、個人的にはどっちも好きですから、それはそれで良いのですが(笑)  

ちゅうか、ファンタジー世界の軍隊を相手に、120mmRTの曳火射撃がどういう効果を発揮するか計算して、あまりのつまらなさにキーボードを叩く手が止まっているという罠(謎)  
あと、野戦陣地構築もやろうとして、鉄条網がどれほど面倒でファンタジー世界の軍隊が悲惨な目にあうかが明らかで、なんか書く気が失せているという罠(自藁  

いやあ、真面目に戦争やろうとすると、やはり現代戦対応の自衛隊は強いでつよ。  
ゲリコマだって、例え魔法使ってもえらい目にあいますよ。  
なんたって、ヘリと偵察警戒車と軽装甲機動車だけで、恐ろしい威力を発揮しますんで。  


381  名前:  名無し熊本人  02/12/12  00:15  ID:???  

>>380  
ファンタジー世界の人間が自衛隊に勝つ可能性考えてたんですが…  

筋肉魔術師、魔法装置、もっと簡単に言うとメール欄。  

魔物サイドが戦況を盛り返すにはコレしかないと思うんですが。  


382  名前:  名無し三等兵  02/12/12  00:20  ID:???  

エルフ娘とサキュバスで骨抜き作戦。これ最強。  


383  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/12  00:21  ID:???  

>>381  
ああーと、その、日本は南北にえらい長いので、つまり、その、なんだ、  

2Dの冬季訓練は伊達じゃないし、冬戦教は人外の化け物の集団。  

ということで、一つよろしく(謎)  


384  名前:  名無し熊本人  02/12/12  00:28  ID:???  

>>383  
ふむ、そでつか。非常識が横行する世界だし良い案かと思ったのですがね。  


385  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/12  00:34  ID:???  

>>384  
ちゅうか、真面目に解答するなら、そら帝国陸海軍以来の諸々の経験情報の蓄積のある自衛隊が、かつてあった諸々の問題について、対策をとっていない、という事は、あんまり無いわけですよ。  
つまり、内局とか財務省とか経済産業省とか総務省とかの縛りが無いなら、まあ最低限の用意はしてあるわけですな。  
特に、冬季戦の得意なソ連軍と正面からガチンコで戦争するつもりでいたわけですから、冬の北海道での戦争についても、きちんと考えているわけで。  
ちゅうか、夏の南西諸島から、冬の北海道まで、自衛隊が担当する地域の気象状況は、各国の陸軍でこれほど条件のきつい国はそうそうないくらいですからね、実は。  


386  名前:  ハス  ◆BnyPF68LQs  02/12/12  00:42  ID:???  

そういえば、北海道を駐屯地にする部隊で、北海道がソ連に奪われた場合、  
北海道駐屯部隊でいかにゲリラ戦をし続けるか、という構想を1週間山篭り  
しながら自衛官が語りあった、という与太話を聞いたおぼえがあるな…。  



387  名前:  名無し三等兵  02/12/12  00:47  ID:???  

そうか。五族共和を唱える魔王軍に共鳴した日本国自衛隊に決死の抵抗をする人族ってのも  
萌えるかも。  

・・・単なるA君逆パターン+皇国の守護者やん、佐藤スレ逝ってくる・・・  


388  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/12  00:53  ID:???  

>>387  
A君の戦争は、実は4巻が一番面白かった、という人間でつ、俺は(自爆)  
ちゅうか、統合自衛隊はどうなったー(謎)  


389  名前:  名無し三等兵  02/12/12  00:58  ID:???  

ヘリコ  RPG  (決死の魔法か?)  もらって敵陣ど真ん中  (森じゃ?)  に墜落  
同乗のPを回収すべく移動するも、各個に分断され泥沼パターンに…  
というのはベタすぎですかね?  (もろ  BHD  からパクッテル)  



390  名前:  158  02/12/12  01:08  ID:???  

>名無し土方さん  
確かに、仰ることには頷かざるをえないですねぇ・・・・・。  
ただ、異世界に飛ばされた自衛隊は、手持ちの武器弾薬を消耗してしまったら  
それっきり(この辺は上のレスにもありましたね)なので、異世界側の"敵"が付け入る  
隙はそこにあるんじゃないかと思いますです。  
(例えば、アンデッドやゴーレムなどを雲霞の如く突撃させて弾切れを誘う、とか)  
いくら装備や戦術が圧倒的であっても、そのアキレス腱はいかんともしがたいのでは?  

つまり、自衛隊側の目的がもといた世界への帰還であれ、異世界の平和確立のためであれ、  
やっぱり武器の使用はある程度限定せざるをえないと思うのですな。  
後方に潤沢な兵站があるのとないのとでは、どうしても使用の配分にブレーキがかかるというか。  
あるいは、手持ち分を使い切った後も"敵"が猶諦めない場合、どうしていくべきか、とか。  

群がりよる化物をなぎ倒しつつ、残弾を気にかける自衛官側の立場など、なかなか  
スリリングでいいと思いますよ。  


391  名前:  名無し三等兵  02/12/12  01:10  ID:???  

うーん・・・  


392  名前:  名無し三等兵  02/12/12  01:12  ID:???  

誤爆  




393  名前:  名無し三等兵  02/12/12  01:14  ID:???  

土方の自衛隊万能最強論のおかげでどんどん話がつまんなく  
なってるような気がするのだが。  
「戦国自衛隊」もそうだけど、こういうタイムスリップもののキモは  
「あらゆる面で勝っているはずの現代人がいろんな理由(物資不  
足や情報不足)で思うようにいかないこと」ではないのか。  
自衛隊が強いということをアピールしたけりゃ他に適当なスレが  
あるだろ。  


394  名前:  158  02/12/12  01:25  ID:???  

>>390続き  

一方、自衛隊側としては、如何にして武器弾薬の消耗を押さえつつ、目的を達成してゆくかが  
頭の使いどころになるのではないかと思います。  
(ちなみに私の妄想では、この部分を主要なポイントにしたいと考えてました)  

となれば、目的は>>390にも挙げたように、2つに大別できると思います  

1  もといた世界への帰還  
2  異世界の統一  

例えば1であれば、帰還するための魔法(?)をかけるためのアイテム収集か、あるいは"次元の扉"  
がある地域の制圧が目標になるでしょう。  
そのアイテムが異世界の全域に散らばっていて、その世界が春秋戦国ばりの混乱状態にあれば、  
効率よくアイテムを集めるためにいかにして知恵を絞るか、の話になろうかと思います。  
次元の扉を奪取することであれば、そこを扼しているのが"敵"であるとして、その地域を押さえるための  
戦いということになるでしょう。  


395  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/12  01:25  ID:???  

>>390  
うん、そうなんだけれどもね、ただ、現代兵器の一発の威力が、それこそ冗談じゃ済まないほど凶悪なんだよね。  

例えば、155mmの榴弾の曳火射撃だと、一発で30mX25mが制圧範囲になるんだよね。  
これは、現代の塹壕を掘ってそこに隠れている敵を想定した制圧範囲だから、ファンタジー世界の暴露歩兵が密集した状態だと、さらに広がるわけだよ。  
155mmのFH-70だと、1分にバーストで4発ということになるから、1個大隊十五門が3分射撃すると、180発、200mX300mの範囲内の暴露歩兵は、文字通り一人残らず全滅ということになるんだよね。  
これで吹き飛ばせる歩兵の数は、極論を言うなら、中世の歩兵ならばまるまる1000人を超えるわけだ。  
へたすると、2000人とか3000人とかいくかもしれない。  
当然、たった3分でそんな損害が出たら、まず士気崩壊して壊走だろうね。  

ちなみに、陸自の15榴の一日あたりの所要弾数は、対ソ戦を前提にしていただけに、かなりのものがあるようだよ。  
米軍は湾岸戦争では、一日に一門あたり400〜1000発を射撃している。  
そして、陸自がこれより少ないという事は、実は無いという話も、非公式にはあったりするんだな。  
まあ、基数あたりの砲弾数は、まさしく秘事項だから、俺は教えてもらえないんだけれどもね(自爆)  

ちゅうか、支処1個あたりに保管されている弾薬数は、かなりのものが有るという事実があるんだよね、実際のところ。  
当然、管理上の問題から、基地で管理されている弾薬なんて、たかが知れているのは周知の事実でさ(笑)  


396  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/12  01:28  ID:???  

>>393  
申し訳ないが、俺はただ単に、事実を書き込んでいるだけなんで、話を面白くしたいだけなら、志茂○カゲキ氏のごとく好きに書かれればよろしかろ(笑)  
だから、俺は個々の作品には、一切突っ込みを入れていないだろ?  
最低限、それくらいのことはしているつもりだよ。  
お話はお話、事実は事実、で割り切ればいいんじゃないかな?  


397  名前:  名無し土方  ◆cDIj6u5gc.  02/12/12  01:31  ID:???  

>>394  
うん、完全にその通りかと思うよ。  
お話を作っていく上ではね。  

まあ、俺は、不当に自衛隊を弱いというのには、それは違うんじゃないの?  と、疑問を提示しているだけだから。  
というか、現代兵器の恐ろしさというものが、あまりに理解されていないというのが、問題じゃないかと、俺は思っているだけだからさ。  

それなりに、例えば英仏100年戦争とか調べている身とすると、中世の軍隊で現代戦備の軍隊と闘ってどうにかできる、とうのは、どうしても言いたいことが色々と出てきてしまうんだな。  
いや、まことにもって申し訳ないm(_  _)m  


398  名前:  名無し三等兵  02/12/12  01:37  ID:???  

 技術レベルが中世止まりなら、ファンタジーの住人が勝つにはゲリラ戦+人海戦術だろうなあ。  
 大量の小部隊による奇襲攻撃。  
 弾薬に限りある自衛隊にとっちゃ、これが一番利くだろうな。  

 となると、多産系で帝国まで作るくらいの文化レベルをもったオークが一番手強い敵じゃないのか?  

 ちなみにオークとは、退化したエルフで、鼻が豚のように低い……または豚そのものな顔をした種族。  
 知能は低く魔法は使えない。  
 とにかく繁殖力旺盛で、エルフのように人間と混血もするようだ。  
 大抵のハーフオークは奴隷どまりだが、なかには指導者的立場にまで上り詰める者がいるとかいないとか。  
 あと、エルフとは大変仲が悪いですね、はい。  

 しっかし、奴隷から一代で将軍みたいな一軍の将にのぼりつめるハーフオークがいたらかなり手強いだろうな。  
 不屈の精神で果敢にゲリラ戦を挑んでくる奴隷上がりのハーフオークの将軍。  
 こういう奴は好きだなあ。  


399  名前:  158  02/12/12  01:37  ID:???  

>>394続き  
2である場合は、1よりもさらにその達成が困難かもしれません。  
なにせ、1は経過がどうあれ、最終的に目標が達成できればもといた世界に帰れる=  
異世界とは縁を切ることができるのに対し、2は自衛官たちが生きて異世界にいる限り、  
永遠にその世界とかかわりをもたねばならない=武器弾薬を使い切った後のことを  
常に考えねばならないからです。  

と、ここまで書いたところで>>395及び>>397のレスを拝読しました。  
うーん、3分間で、歩兵が最大3000人ですか・・・・・。  
となると、手持ちの弾がある限り、自衛隊は異世界においてまさしく悪魔の軍勢ですな(笑)  
いや、"敵"にしてみればの話なんですが。  

私は、名無し土方さんが指摘されておられるような、こうした物理的な事実というのは、  
たとえ妄想を書き連ねるに当たっても、守るべきルール(世界観の一部?)であると考えております。  
従いまして、私はむしろこのような指摘があればこそ、どのような話を作っていくかを考える  
いい契機になるかと思っております。  

というわけで、私はこれからも時間の許す限り妄想をあれこれ書き連ねていきたいと思いますが、  
これはと思うところがあれば皆さん、ビシビシご指摘をお願いします  
(とはいえ、高寺や征司郎のキャラクターに突っ込みを入れるのはなにとぞご容赦ください・・・  
元ネタあってのものですので(笑))  


400  名前:  158  02/12/12  01:43  ID:???  

ちなみに、私の妄想における自衛隊&暴力団員の陣容というものは、  

自衛隊=富士総合火力演習に使用する武器弾薬の輸送中、異世界に飛ばされてきた輸送隊&その  
   警備に当たっていた一個小隊(の一部)  
暴力団=火力演習を見物にきた組長及びその親衛隊  

武装については、自衛隊は小銃、軽機関銃、対戦車ロケット程度、  
暴力団は組長護衛のための拳銃、散弾銃(←普段からそんなもの持ち歩いてるわけがないじゃないか  
というツッコミを自ら先にしておきます)  

弾薬については、トラック3〜5台程度に詰めるだけ、と考えております・・・・・・。  


401  名前:  名無し三等兵  02/12/12  01:50  ID:???  

職人さんごとに作品内(現時点で)の登場人物をまとめてホスィ。  



402  名前:  名無し三等兵  02/12/12  01:56  ID:???  

 ふと、昔から思ったこと。  

 ある程度の広範囲を爆砕するような攻撃魔法のある世界なら、ファランクスのような密集陣形はとらなくなるだろうなあ。  
 そうなると、散兵や陣地戦が早い段階から考案されてたりしないかとかおもったり。  
 さらに、陣地から乱れ飛ぶ魔法を防ぐために、タンクが早々と考案、実戦運用が始まったりして。  
 さらに、そんなタンクに対抗するために対戦車魔法が開発されていたりしたら……。  

 まあ、そこまでいったらファンタジーの範疇を越えかねない危険もある。(うん)  


403  名前:  158  02/12/12  02:00  ID:???  

あと、誤解を招きたくないので断っておきますが、  
私は決して自衛隊と暴力団を同列に扱うためにこうした設定を持ち出したわけでは有りません。  

ではなぜそんな設定にしたか?  

一つは、元ネタである「野望の王国」のキャラクターがどいつもこいつもヤクザであることが上げられます。  
魔法使いやドラゴンが存在する世界で、なお生きていくだけの不屈の意思をもてるのは、赤寺や征二郎  
のようななんとも濃い人間くらいではないかと思われたからです。  
従って、このスレの趣旨である「自衛隊が異世界で闘う」という内容とすりあわせを行うにはキャラクターの  
一部を無理やり自衛官にする必要があった次第でして。  

もう一つは、自衛隊が闘うためのきっかけ作りですね。  
人間というものは習慣や経験に縛られる生き物ですから、たとえ異世界に飛ばされても、目の前に奇怪な  
生物が現れ出でようとも、どうしても日々培ったあれこれが行動を制約するのではないかと考えられます。  
自衛隊の場合は、わたしは門外漢なので当て推量なのですが、例えば武器弾薬を輸送する警備に当たって  
いたとしても、89式小銃にいつも5.56o弾がきっちりつまったマガジンが装填され、あとはチャージングハンドル  
を引くばかり、となっているわけではないでしょう。  
となると、化物が現れ、それに応戦するにしても、まずは木箱から弾を取り出してマガジンに装填する作業  
-まあ応戦準備を一から行わねばならないかと思われます。  
で、想定外の状況で化物に襲われて、なおかつそんな手間をかけていれば活躍の暇もなく自衛隊側は  
全滅してしまいますので、時間稼ぎとしてある程度化物に対抗できる勢力、そして戦いというものに  
ある程度の経験がある勢力として演習に同行する立花組を設定しました。  
つまりはかませ犬です(笑)  

長々とレスして申し訳ありませんでした。  
では、私はもう少し妄想をたくましくすることといたします。  


404  名前:  名無し三等兵  02/12/12  02:11  ID:???  

このスレ、前スレから読んだんだが、随分方向が変わったな。  

前スレではただ自衛隊とモンスターが戦えばどうなる?みたいな  
流れだったのが、今は職人劇場だ。  
これはもちろんいいことなんだが、やはりスレを長寿にしたいなら以前のような万人が参加出来る  
ような話も続けるべきだと思う。  

というわけで、自衛隊が対処可能、不可能のモンスターのラインを  
語りませんか?お前等。  

神話クラスの奴はひとまずおいといて、例えば  

一個小銃小隊  対  ゲーリュオン一匹  
みたいな。どうよ?  


405  名前:  名無し三等兵  02/12/12  02:22  ID:???  

げーりゅおんてなに?  


406  名前:  名無し三等兵  02/12/12  02:27  ID:lHL0nkU3  

ミノタウロスみたいな牛っぽい化け物。  
怪力、絶倫、凶悪を絵に書いたような奴。  
確かギリシャ神話に出てきた、と思う。  



407  名前:  名無し三等兵  02/12/12  02:52  ID:???  

モンスターと言っても所詮空想の産物だから、その考案者が「え、俺が考えたモンスターは死なないよ」とか  
「銃なんてきかないよ、無敵だモン」と言い切ってしまえばそれでお終いなんだよね。  



408  名前:  それを言っちゃあ  02/12/12  03:03  ID:???  

お終めぇよ  

もっと想像力を働かせろ、つまらない枠に捕らわれるな。  

しかし人はそれを妄想と言う。おぉ神よ、我らを御導き下さい。  

南無八幡大菩薩・・・  


409  名前:  結局のところ、  02/12/12  03:07  ID:???  

自衛隊はどんなファンタジー世界に召喚されるんですか?  
それとも異世界の方から攻め込んで来るんですか?  
ゲートであっちとこっちが繋がるんですか?  
魔王軍とか出てくるんですか?  
モンスターやドラゴンがうろつき回る世界ですか?  
魔法とは何ですか?  
エルフ娘は出てくるんですか?  
悪魔っ娘は?猫耳は?  
自衛隊は何をするべきなんですか?  


410  名前:  名無し三等兵  02/12/12  03:16  ID:???  

おまへはまず腕立てしながらスレを全部嫁。  


411  名前:  名無し三等兵  02/12/12  03:47  ID:???  

>>409  
途中から欲望が剥き出しになっとるぞ(w  


412  名前:  紫明  ◆1NNeKOzf4o  02/12/12  07:45  ID:???  

 リル○ミン市郊外にて  

 サムライAさん:「ティルトウェイト」  
 サムライBさん:「ティルトウェイト」  
 サムライCさん:「ティルトウェイト」  
 ビショップDさん:「おい、俺の獲物はどこだ?」  
 ビショップEさん:「魔法抵抗力無いのか、ザコだな」  
 ビショップFさん:「精神体系のアンデットに襲われたら、反則だって  
                   文句言うんだろうな(笑)」  


413  名前:  名無し三等兵  02/12/12  08:45  ID:vNw3CvKY  

核を使うな(w  

つーか、広域攻撃魔法が存在する世界なら、広域攻撃魔法そのものが規制されるっしょ。  
とくにwizのごとく、戦闘中に核爆発魔法をポンと唱えら得るような世界なら、広域攻撃魔法の  
使い手は「監禁+魔法使用不可能拘束+洗脳」の3連コンボは確定でしょう。  
城の近くどころか、国内に一人侵入されただけで戦争終結です。  
自衛隊の規制もそうですが、自衛隊の全開火力に対抗できるファンタジーの住人を登場させるなら、  
当然自衛隊のごとく規制があるでしょう。  

むしろ、ティルトウェイト使いって一人で世界征服できるぞ(w  
なんせ核爆発で目の前の相手を皆殺しにしながら自分無傷って何よ  


414  名前:  名無し三等兵  02/12/12  08:46  ID:???  

ぐは、上げたァ!  
すみませぬ、猛省しつつ自分が地下で監禁拘束されて参ります  


415  名前:  パパ隊長  02/12/12  08:48  ID:???  

>>407  
まるで某ナガーノみたいな言い草ですな。それは(w  


416  名前:  名無し三等兵  02/12/12  09:55  ID:???  

あ、今ふと気が付いたのですが。  
ファンタジー作品の世界の設定は、「集団戦闘重視」と「勇者戦闘重視」で分かれますよね?  
集団戦闘重視は、TRPGのように大規模破壊魔法が存在せず、あるいは存在しても「大集団  
の魔法使いが長時間+大量の儀式物資消費」でようやく発動するようなものです。  
んで勇者戦闘重視では、大規模破壊魔法がポンポンぶっ放され、しかし勇者が「精神集中」  
「魔法の防具」「防御魔法」によって地形が変化するような広域爆破魔法を受けてカスリ傷、という  
世界です。もちろん一般人は死にまくり。  

集団戦闘重視の設定なら、概ね自衛隊有利、しかしファンタジー側は核に匹敵する奥の手を所持  
勇者戦闘なら………まあ職人さんの自分世界構築で。これは自衛隊とファンタジー側連合軍  
と魔王軍(あるいは王国軍)と戦うような「敵に数で圧倒されている+自分達が歩兵ばっか」の時用ですかね。  

まあつらつらといらん事を言っているようですが。  
しかしファンタジーって、「ご都合主義+程よくリアル」これに矛盾を感じさせず面白くさせる必要が  
あるというやたら面倒な物なんですなぁ……  


417  名前:  名無し三等兵  02/12/12  12:50  ID:ueRqKlgt  

じゃあ、敵側にオメガがついて戦術指導とかは?  


418  名前:  紫明  ◆1NNeKOzf4o  02/12/12  13:07  ID:???  

 >413  
 一人じゃ首斬られて終わりだって、あの世界じゃ。  
 呪文無効化する奴らも多いし。  



419  名前:  名無し三等兵  02/12/12  13:54  ID:???  

>.413  
そういや、富士見ファンタジアのスクラップド・プリンセスでは  
広域破壊が可能な戦略級攻性呪文なる物があったな  




420  名前:  名無し三等兵  02/12/12  15:00  ID:???  

どんな化け物でも頭に銃弾くらったら死にそうな気がするがな。  



421  名前:  名無し三等兵  02/12/12  15:11  ID:Rst6Ipt1  

ゾイドの世界に召喚されたらどうなるだろうと思った今日この頃。  
あの世界なら自衛隊万能最強論なんて通用せん。ていうか  
105mm17連突撃砲とか105mm高速レールガン、荷電粒子砲なんてもんまであるし  



422  名前:  名無し三等兵  02/12/12  15:30  ID:qpxEDmC5  

あれはSF  


423  名前:  名無し三等兵  02/12/12  15:30  ID:???  

>>421  
んなこといいだしたらガンダ(PAM!)  


424  名前:  名無し三等兵  02/12/12  15:34  ID:???  

旦那、アラスカとかのグリズリーは下手すると頭蓋骨で  
銃弾を弾きますぜ。角度次第だけどね。  
フルメタルジャケットの八九式では熊相手ですら  
厳しいものがあると思われ。  
ミノタウロスとかには素直に手榴弾をつかいませう。  


425  名前:  名無し三等兵  02/12/12  15:41  ID:Rst6Ipt1  

>>422  
>>423  
忘れとった。  




426  名前:  てさりすと  02/12/12  15:54  ID:???  

>>345の続き  
新田原基地では    
撃墜されたワルキューレ2番機のパイロット川口を助ける為  UH-60jが飛び立とうとしていた。  
「任務はベイルアウトした川口3尉の救助だ。しかしながら付近を航行中の船が身柄を確保しているかもしれない。  
 万が一に備え  陸上自衛隊から4名の人員が乗り込む。川口三尉を救助した場合は速やかに現場海域より帰投せよ。以上だ」  
救出部隊の隊長の小川二佐がいった  
「OKです隊長。いつでも出れます」隣に座っている江川2尉が答えた。  
「よし。海の上で泣きべそ浮かべて浮かんでるパイロットをさっさと拾いに行くぞ。」  
「了解。ナイチンゲール出撃します」  
白と黄色に塗り分けられたその機体はゆっくりと浮き上がりながら速度を上げ海へ向かっていった。  

そのころボートに引きずり上げられた川口はリーフで号の船室にいた。  
部屋に引きずり込まれたあと  しばらくしたら何か暖かい感じがして彼は目をさました。  
「あっ気がつきましたか?」横のほうから声がする。振り向くと其処には銀色の髪をした女性がいた。  
「船医のシーラです。頭を強く打ったみたいですね。まあこの変わった兜が楯になってたいした傷はありません。」  
といいつつ  近くの机の上にあったヘルメットを手渡した  
「安静にしていてください。これから船長を呼んできます」  
といって部屋を出て行く。川口は呼び止めようとしたがそのまま出て行ってしまった  
「あ  ちょっと・・・いっちゃったよ・・」  
殺風景な部屋だった  ベッドが3個並んでいるだけで他には備え付けの机ぐらいだった。  
川口は起き上がると  軽く動いて体に損傷がないのを確かめると  
机の上に置いてあった救難ビーコンの作動を確認してシグを確認した。  
どかどかと足音がちかづいてきてドアが開いた  


427  名前:  名無し三等兵  02/12/12  15:55  ID:???  

 最近ここを知りまして、私もちょっとだけ…  
戦いになるならこんなことが発端になるのかなあ  と思って書いてみました。  


 自衛隊の野営地  

「はい、現地住民約十名に向けて、合計82発を発射しました」  
 直立したまま1曹は答えた。  
「民間人をか」  
「わかりません」  
 正直言って、あれが民間人かどうかの判断は付かない。  
 やっと水場を見つけたと連絡を開始した時、突然襲われたのだ。  
 女もいた。彼らは何かに取り憑かれたように、到底勝つ気があるとは思えない  
原始的な武器を持って向かってきた。  
 GPSも効かず、中央との連絡も取れない。自分がどこにいるのかもわからない  
ストレスの中で得体の知れない集団に襲われれば、部下が発砲してしまったのも  
無理のない話かもしれない。  
「まずいことになったな」  
 野村は椅子にかけたまま思案した。  
 住民を殺してしまったのは確かなようだ。そしてその報復としてだろう、昨晩、  
夜間警戒していた隊員の2名が矢の刺さった状態で発見され、3名がいまだ行方不明だ。  
 食料はまだ一ヶ月もつが、ここがどこなのか、日本はどちらかなどの情報が  
得られない以上、ここでじっとしているわけにはいかない。  

 その直後、野村は捜索中の一隊が  住民に襲われ応戦中との報告を聞くことになる……  


428  名前:  名無し三等兵  02/12/12  15:58  ID:???  

>>427  の続き(?)です。  タイミング悪かったかな……すみません>>426さん  

 ファンタジー世界住人の会議  

「犠牲者の傷口から発見されたものです」  
 アムサリは机の上に、いくつかの鉄の破片を転がした。  
「おそらく、この小さな塊が、黒い棒から打ち出されたものでしょう」  
 乾いた音とともに次々と仲間のエルフが殺された。機械巻き上げのクロスボウでも、  
これほどの音と威力は出ない。  
「相手はどういう者だったのか?」  
 ドワーフが尋ねる。  
「言葉が通じなかったため、素性はわかりません。格好は、」アムサリはちらりと隣を見た。  
「人間でした」  
「わ、我々はそんな武器など持っていない。それにどんな猟師だって、エルフの泉で  
火を使うなど馬鹿げた事はしない」  
 人間の国を治める王が答えた。  
「では人間でもないのだろうか…」  
 アムサリは腕を組んだ。  
 そう言われれば、人間は奇抜な格好を好むとはいえ、さすがに濃緑色のまだら模様を  
全身にまとったりはしないだろう。  
「しかし森の守り手を殺した者に、裁きを受けさせないわけにはいかない」  
 アムサリはエルフの代表として発言した。  
「まだらの服の一団については我々に任せて頂きたい」  

 その部屋に、断りもなく一人のエルフが飛び込んできた。  
「大変ですっ、ルー村が、村が壊滅しました!」  


429  名前:  てさりすと  02/12/12  16:09  ID:???  

あ  こちらこそ済みませんでした  

みなさんの作品  おもしろいので書く参項にさせていただいてます。  
これからも頑張ってください  


430  名前:  てさりすと  02/12/12  16:13  ID:???  

>>426  
机の上に置いてあった救難ビーコンの作動を確認して腰のシグを確認した。  
どかどかと足音がちかづいてきてドアがあいた  
「ようこそ  わが船へ私は船長のボブ・ザックだ。よろしく」感じと体格のいいおっさんだった  
「あ  こちらこそ・・」とっさに手を握り返して言った。  
船長は手を離しそばにあったベッドに腰をおろし  
「部下の報告では  君は海面に魔法の羽根を使って降りたあと気をうしなったらしい」  
(なんか微妙にちがうような・・)川口は微妙にはっきりとしない記憶を探りながら思った。  
「ところで話は変わるが  君はあの大陸から来たのかい?われわれの目的はあの大陸の調査なんだが・・・まあいい  
 できれば君の国の王に会いたい。」  「はあ?」    
「だから  君の国の王に会いたいと・・ああ  それともエルフみたいに君の国には王がいないのかな?まあいい  一番権限のある人に会わしてくれ」  
ボブ船長は胸ポケットから手紙を取り出し「ほら  これが王からの手紙だ  これを届けなければならん。」  
船長は見せびらかすように持ちみせつけた。  
(エルフ?・・それよりいまって、誰が一番えらいんだろう?)  
「ざんねんながら・・・誰が一番えらいのかわかりません」  
船長は訝しげな顔をして「ふむ」とうなずいた。  
「まあいい  向こうに行けば分かるだろう・・君の名前は?」  「航空自衛隊所属の川口徹であります」  
「トールか  いい名前だ。私のことはボブ船長でいい  気軽によんでくれ」「わかりました」  
「もうじき君のいた大陸に着くが暇だったら船内でも見て回るといい。案内にはそうだな  クレアがいい  彼女が君を引き上げてきたんだ。  
あとでここに迎えに来させる。それまではおとなしくしていてくれ。」  
「分かりました。」川口は素直に従った。わざわざ嫌われるような事をする必要もなかった。  
船長が出て行った後しばらく彼は考えていた。  
(もうじき救助がくるはずだ。そのときに手紙をもって行こう。  


431  名前:  名無し三等兵  02/12/12  18:57  ID:SaVmYMXn  

てさりすとさん、おもしろいでつ!!続きがとても楽しみであります!!  
ところで、F−15がAAM−9を発射したとあったんですが、A「I」M−9では  
ないでしょうか?AAM−3ならあるんですけど…。  


432  名前:  1だおー  02/12/12  20:29  ID:???  

1の頭はファンタジーこと1だおー復活!  

しばらく見ない内にスレが活気づいてきていてビクーリ(・∀・)イイ!  

てさりすと氏は九州自衛隊の総力を結集ですか!いいですなぁ、自分には41普通科連隊に親戚がいるもんで。  
微妙に萌えが入ってるのも当方としては(*´Д`)ハァハァ  

>>482  
そういう張り詰めた世界では戦闘状態になるのはほんの些細なことなんでしょうね。  
エルフの泉で火を使うと何で悪いのか教えていただければ嬉しい(´・ω・`)  


433  名前:  1だおー  02/12/12  20:31  ID:???  

だ、弾着修正!  
>>428ですたy=-(  ゚д゚)・∵;;  ターン  


434  名前:  1だおー  02/12/12  20:42  ID:???  

このスレで現在進行中の話  

名無し土方氏  
富士演習場にて総合火力演習中だった陸上自衛隊がダークエルフの巫女によってファンタジー世界に召還される。  
主人公のレンジャー隊員、山川三曹は事故で何も分からず森の中をさまよっているとき、巫女フレイライアと出遭った。  

小窪三曹氏  
海自立検隊と異世界の海賊船が死闘を展開中。  
異世界船の正体とは!?  

158氏  
名無し土方氏とほぼ同じ世界観で進行中?  
ヤクザと自衛官らの異世界でのサバイバルを描いている。  

てさりすと氏  
危機的状況にあるファンタジー世界の国の決断により、禁断の魔法によって九州が異世界にまるごと召還された!  
突然の非常事態に日本人はどう動くのか?  


435  名前:  青木原精神病院  02/12/12  23:47  ID:???  

>お勧めを教えてくれた方々  
ありがとうございました。早速本屋に突撃した結果、  
なにやら今まで見慣れぬおなごの表紙の数々・・・  
思わず高鳴る胸・・・これは・・・恋!?  
残念ながらお勧めの本は発見出来なかったので、とりあえず  
あ  ら  す  じ  だ  け  
を読んでみた結果、まずは手元にあるエルリックを読破することにしました。  
うむむ、名作はいずこ・・・?  


436  名前:  名無し三等兵  02/12/13  00:21  ID:???  

>>435  
とりあえずエルリック・サーガは名作っと思います。  





437  名前:  青木原精神病院  02/12/13  00:40  ID:???  

>>436  
あ、自分は和製の名作を探してるんです。  
とりあえず二巻まで読みますた。初めは取っ付きにくかったけど、  
慣れてくると中々面白いですね。  
まだファンタジー初心者なんで、とにかく良書を読んでイメージを  
膨らませてるところです。明日にはとりあえずファンタジーの  
フの字が出てくるかな?職人中、(自分が職人とも思えんけど)  
一番つまらんものを書いてる自分だけど、書き続ける気だけは  
あるんで、びしばしけつを叩いて下さいな。  


438  名前:  名無し三等兵  02/12/13  01:13  ID:???  

相手がバンパイアの場合だと、まんまヘルシn  

PAMPAM  


439  名前:  ハス  ◆BnyPF68LQs  02/12/13  01:42  ID:???  

モニタが逝かれてて、まともに作業できない…。  
ってことで、オレのサイトが始動するのは、2週間後ぐらいになるかと。  

その間、このスレを見守りつつ、構想練ってます。  


440  名前:  158  02/12/13  10:49  ID:???  

>>158  であります。  
出身が軍事板でなくファンタジーなので、何となくの世界観で書いてみました。  
自衛隊は好きなのですが、自衛隊に知り合いもなく標準的な装備や  
武器の型番などわからないので、しばらく名無しでレスつけてると思います。  

>>432  
こんにちは、よろしくお願いします。  
エルフの泉うんぬんは、勝手に想像してみました。エルフが森で生活して  
あまり人間との交流もないという世界では、ほとんどの作品でエルフは  
自然を壊されたり部外者が立ち入るのをひどく嫌う感じがあるので。  
何をとっても、今の人からは想像できない文化的差異がたくさんありそうですね。  


441  名前:  名無し三等兵  02/12/13  10:59  ID:???  

>>440  であります。  
すみません、私158でも何でもありません。>>427であります。申し訳ない。  
クッキー変でした。逝ってきます。  うぎゃー。    -  ─  (  ゚д゚)  -゜-・∵。  


442  名前:  てさりすと  02/12/13  21:14  ID:???  

>>431  
ぐはっ!  すまん。AIM-9だった。回線で首つりながら調べ直してきます・・  




443  名前:  1だおー  02/12/13  22:12  ID:???  

>>440  
なるほど、確かにそういうのはあるでしょうな。  
米軍の女性兵士がイスラム教の聖地でタンクトップ姿で歩いてただけでムスリムがブチ切れたように。  


444  名前:  てさりすと  02/12/13  23:24  ID:???  

さーて  一気にいきます>>430の続き  


しばらくすると無線機に呼び出しがあった  
「・・ワルキューレ・応答せよ救助にきた聞こえていたら・・」すぐさま彼は手にとり答えた  
「こちらワルキューレ聞こえている。」「よかった無事だったか。現在の状況を知らせよ」  
「現在戦闘海域にいた木造船に救助されて治療を受けている。  
この船の目的地は九州の模様  上官と話がしたいらしい。船長と話したがきわめて友好的だった。」  
「よしわかった。出来れば友好的な状況を維持せよ。もう7,8分で到着する」  
「了解」「ではまた後で」  
コンコン  
ドアが軽くノックされて  緑色の髪をしたかわいい子が入ってくる「お邪魔します。船の案内をしてこいっていわれたものです。」  
「ああ  ボブ船長が言ってたクレアって人かな?海の上で気を失ってたのを助けくれたらしいね。ありがとう」  
「いえいえ  それより・・先ほどはすみませんでした。頭のほうはだいじょうぶでしょうか?」心配そうに聞いてくる。  
「へ?頭?  いや悪いんだけどさ  助けてもらったときの事が微妙にはっきりしないんだ。ドラゴンの鱗をとった後  
誰かが近寄ってきたのはおぼえてるんだけど  そういや『このくそドラゴンが・・・このっ!』っとかって声を聞いた気がするんだけど」  
「いっいえ  こちらの気のせいです。浮かんでるのを助けただけでした。」汗を微妙にかきながら続ける。  
実は彼女とその友達=ソリアは船長に嘘の報告をしていた(正直に答えられる訳がなかったが  
「そっそれよりも  船の案内をしますんでこちらに・・・」  
「そう?なんか気になるけど・・・まっいっか  それじゃあ甲板まで案内してもらえるかな?」  
なんとなく釈然としないながらも救助隊に会う為に甲板にでようとした。  
「甲板?ですか?いいですけど  なにもありませんよ?」不思議そうに振り返る  
「僕の仲間が迎えにくるんだ。もうじきね。」  
といいつつ帰る前に助けてもらったお礼にあげるような物はないかなっとポケットを探った  


445  名前:  てさりすと  02/12/13  23:25  ID:???  

(拳銃は論外として・・ツールナイフ・・はもらっても嬉しくないだろう。ライター・・も嬉しくないだろう  そうだ!)  
「そうだ。助けてくれたお礼にこれをあげる。ドラゴンの鱗を剥がしたんだ。記念に一枚あげるよ。」  
何の気なしにドラゴンの鱗を渡した。が受け取ってしばらくすると急に真っ赤になって  
「えっ?その  あの・・はじめてあったばかりですし・・・こういったものは受け取れません!」  
押し返してくる。  川口はそれに気づかずつづけて言った。  
「まあそういわないで受け取って欲しいな。君みたいな可愛い子に簡単にプレゼントを押し返された日にはショックで寝込みたくなる」  
「かっ可愛い?」そんな事をはじめて言われたクレアはさらに真っ赤になってたずねた  
「ほ  本当にこのドラゴンの鱗  私にくれるんですか?」  
彼女の国=エルフィードではドラゴンの鱗を異性に渡す事は『生涯貴方を愛します』という意味を持つ  
自分でドラゴンの鱗を手に入れるのは命がけだし  仮にドラゴンキラーから買ったとしても安くはない。  
要するにこちらの世界で言う  ダイヤの指輪を贈るようなものだ。もちろん川口はそんな意味など知らない。  
「もちろんさ」彼は簡単に答えた。「だっ大事にします」「そう言ってもらえるとうれしいな」  
「あっ甲板にいくんでしたね  こっちです」そそくさと彼女は甲板に向かって歩き出した。  
川口は何故急に真っ赤になったのかと思案しながらその後をついていった。  



446  名前:  てさりすと  02/12/13  23:27  ID:???  

「この階段を上がったところが甲板です。」前を歩いていたクレアが振り返って答えた。  
甲板に出ると船員があわただしく弓や変わった形の投石器の準備をしていた。  
「右舷に弓を集めろ。早く投石器に石を乗せろ。なにやってんだ其処  死にたいのか。」  
少し他の人よりいい服を来た船員が怒鳴っている。  
「お?  トールくんかね?」船長が振り返りながら言った。  
「どうしたんですか?」川口は尋ねた  
「先ほどから  あの近づいてくる鉄の箱から妙な音がしてな。念のために戦闘準備をしておったのだよ。」  
UH-60を真新しい望遠鏡で覗きながら言った。  
「そのことなんですがボブ船長。そろそろ自分の仲間が迎えに来ると先ほど連絡がありまして・・」  
「何?あんな遠くから?  それとも君の国にもテレパリストがいるのかね。テレパシーなんぞは  エルフ達だけの物だとおもっとったが・・」  
「テレパシー?  いえ  この無線機で通信できるわけでして・・」  
「無線機?  ふむ  少し貸してくれんか?」受け取った無線機を入念に調べる  それをクレアが覗き込んでいた  
「なるほど  古代の魔道具の類だな」船長が満足げにうなずきながら返してくる  
「少し違うんですが・・まあとにかく  これで迎えに来ると連絡があったんで・・  
先ほど見せていただいた手紙を預かろうと思いまして・・・」  


447  名前:  てさりすと  02/12/13  23:28  ID:???  

「おお  そうか  ありがたい。だが  きみを信用しない訳ではないが届かないと困るのでな。この船の中で信用できるものとなると・・・  
そうだ。クレアと相棒のソリアそれと副船長・・・おいソード君」  
さきほど大声で怒鳴っていた船員が走ってくる。  
「なんでしょうか、船長」船長はポケットから手紙を取り出すと  
「すまんが私の変わりに向こうの代表にこの手紙を届けてほしい。とりあえず必要なものをまとめてすぐに準備してもらいたい  
ついでにソニアにも準備するように伝えてくれ」船長が伝えた。  
「わかりました。すぐに準備してきます」ソードは船室に走っていく  
船長はまだ川口の持ってる無線機に見とれていたクレアを見つけ  「クレア君なにをしている  早く準備をしてきなさい」  
「あっ  すいません  ただいま」クレアも慌てて船室に走っていった。  
船長は苦笑しながら「あれでも王立調査隊の一員なんだ。出来れば大目に見て欲しい」  
と言ったあと  思い出したかのように  そうだ  というと  
「全員  ご苦労  弓を下げよ  あの鉄の箱はトールを迎えに来ただけだ。敵ではない。  
 これから  あの鉄の箱・・川口くんなんと言うのかね?」川口に顔を向ける  
「救難ヘリです  正式名称はUH-60ですが」「そうかありがとう」船長は再び船員に  
「あれは  『きゅうなんへり』  というものだ。あれでこれからわが国の使者を運んでもらうのだから  
非礼な真似は出来ん  帽子を振って歓迎せよ。」船員がいっせいに  弓を置いて帽子を振り出した  


448  名前:  てさりすと  02/12/13  23:30  ID:???  

「隊長見えました。例の木造船です。」江川が怒鳴った。  
小川は目を凝らしてよく見た。確かにガレー船に似ていた。  
近づいてみると船員がの弓を向けてきていた。  
「何か弓を向けてますが・・」ヘリのふちに座り、89式につけたスコープで船を見ていた陸自の隊員が無線に割り込む  
そのとき下から弓を向けていた船員がいっせいに弓を下ろして  帽子を振りだした  
「・・危険はなさそうだな  救難員は救出準備  残念ながら陸自の皆さん方は出番がなさそうだ  邪魔にならんように後ろに下がってくれ。」  
その言い草に微妙に嫌そうな顔をして陸自の隊員達が後ろに下がる。  
「川口三尉に無線機で呼びかけろ・・おっ?なんだ甲板にいるな。よし  テイル(小川のレスキューネーム)呼びかけろ。」  
「了解。      ・・ワルキューレ聞こえるか  こちらナイチンゲール  これより救助活動に入る。」  
「あ〜ナイチンゲール  この船の船員がこちらの代表に会うために乗り込みたいと申しております」川口が答えてくる  
「隊長・・どうします?」江川が聞いてきた。  
「どうするもこうするも・・・本部  聞こえるか。」「本部  良好」  
「川口3尉のほかに  船員がこちらの代表に会いたいといってる。どうしたらいい?」  
少しのあいだ音声が途切れる  
「本部よりナイチンゲール  しばらく現状のまま待機せよ」「了解」  
船の上でホバリングを続ける  新たに船員が3名出てきた。  
船の端の方に川口と出てきた三人が集まってヘリを見上げている。  
「・・本部よりナイチンゲール  許可が出た  船員の乗り込みを許可する。」  
「了解    さあ川口を引き上げるぞ」「了解」  
「ワルキューレ  船員の乗り込みを許可する  これより救難員を降下させる」「了解」  
救難員が降下していく「江川  ヘリを揺らすなよ」小川が隣の江川に念を押す。  
「隊長  誰に言ってんですか  いままで隊長の横でヘマッたことなんてないでしょう?」  
真剣な顔で計器パネルを見ながらふざけた口調で答えてくる。  
「そうだったな」小川は乗り込んでくるであろう三人の中にいる緑色の髪をながめながら呟いた  


449  名前:  てさりすと  02/12/13  23:36  ID:???  

以上  今日は此処まで    
戦闘シーンは用意してるですけど  
なかなかその場面まですすまない・・  

ああ  専門知識がほしい・・  
すぐ知識不足ががでてしまう  
これからも頑張りますので  できれば見てやってください  


450  名前:  1だおー  02/12/13  23:41  ID:???  

イーグルドライバー川口、知らず知らずに女に手出してるしヽ(*゜Д゜)ノ    ウワァ  
畜生…クレアたんに萌えちまったじゃねえかヽ(`Д´)ノ  

激しく次回に期待(・∀・)イイ!    


451  名前:  名無し三等兵  02/12/13  23:55  ID:???  

スレ建て当初からROMってます。  
こんなに更新されるのが楽しみなスレも珍しい。  
続き楽しみにしてます。職人の皆様がんばってください。  


452  名前:  1だおー  02/12/14  00:02  ID:???  

どうでもいい話なんだが、このスレ、建てたのはこの軍事板だけじゃない。  
最初は自衛隊板に建てた。  
二日で移転させられていた。  
次はファンタジー板に建ててみた。  
荒らされまくって落ちていった。  
絶望的な気持ちで軍事板へやってきた。  
初めて、楽しみと言ってくれる人がいた。  
漏れはこの板の存在を一生忘れない。  
…スレ違いスマソ  


453  名前:  名無し三等兵  02/12/14  00:06  ID:???  

>>437(遅レス、スミマセン)  
そうでしたか、こりゃ失礼しました。  

和製の名作はちょっと心あたりがありませんが、富士見ファンタジア文庫の卑弥呼伝とかが  
微妙に参考になるかも…現代人の高校生な主人公が古代九州の(呪術とかがあって  
史実(?)と全然違うけど)に召還されて邪馬台国復興の為、復興軍の総大将になって〜  
つう話なんで。(主人公の武器は歴史小説や歴史SLGで仕入れた戦略や戦術などの知識、と)  




454  名前:  1だおー  02/12/14  00:10  ID:???  

>>453  
火魅子伝、漏れ愛読書です(  ´∀`)  
キャラの名前が陶磁器なのがちょっとギャグかもしれませんが…(久峪、伊万里、志野など)  


455  名前:  名無し三等兵  02/12/14  00:52  ID:???  

>>452  
自衛隊板で「ファンタジー」というと、  
どうも「反戦平和主義者」か何かを意味しているような  
気がしてならない罠(w  


456  名前:  名無し三等兵  02/12/14  00:54  ID:???  

あ、「非武装中立」とかの方が適切なたとえだったかも。…スレ違いスマソ  


457  名前:  名無し三等兵  02/12/14  01:00  ID:???  

>>454  
火魅子伝だった…字が違うのだった。  
キャラの名前は陶磁器だったのですが…言われるまで全く気が付かなかったです。  
ゲ、ゲームにまで手出してたのに  

カチャ  
   ;y=ー(  ゚д゚)・∵.  ターン  





458  名前:  10・13  02/12/14  05:37  ID:???  

続>>232  

血生臭い時間から小一時間ほど過ぎた迷いの森。  
夜が明けて朝日が差し込む木々の間には血と硝煙の臭いに塗れた七つの死体と一人の重症者  
が地面に倒れていた。  
首が折れたゴブリン、顔に穴が開いた自衛官吉岡、傷が比較的新しい中世の騎士に似た格好の  
五人、そして唯一の重症者が山川だ。  
死体となった騎士たちの胸甲には蜂の巣の如く焦げた穴が開いており、その直ぐそばでボルトが  
開いたままの9mm機関拳銃を手にしてうつ伏せに倒れている山川がいた。  
その山川の背中には刀剣による切傷が幾つか見られたがどれも致命傷に到るほどではない。  
その山川を取り囲む様にして乗馬した騎士が数人、議論を交し合っていた。  
「私の部下が五人も殺されてしまった」  
「見たかこの異人の武器を。火を吹く毎に君の部下が死んでいった」  
「鋼の胸甲に穴を開けるとは、さすがダークエルフが召喚しただけはある」  
「しかしあの女、捕まると分かっててノコノコ戻ってくるとはな」  
「それほどこの異世界人が重要なのだろう」  
騎士の一人が振返って、自分の後ろに居る者に声を上げた。  
「妖魔め、この異世界人を召喚して何をするつもりだったのだ?」  
騎士の視線の先にはサーベルを構えた兵士が数人。それらに剣を突き立てられているダークエルフ  
の女性。そう、山川がゴブリンと吉岡から助け出した女性が両手を縛られて拘束されていた。  
押さえ付けられ地に膝を着ける様に強制されても、見上げた凛々しい顔からは威厳と意志の強さは  
消えず、透き通った瞳で目前の騎士達を睨み付けている。  


459  名前:  10・13  02/12/14  05:42  ID:???  

「いつまでその男を放っておく気だ!!」  
ダークエルフが大声で騎士を怒鳴りつけた。そしてもう一度強く言う。  
「早くその男を手当てしてやれ!!そのままでは死んでしまう!!」  
彼女は視線を騎士達から地面に倒れている山川に向けた。  
虚ろに目を開いたまま地面に倒れている山川は既に虫の息に近く、傷口はこの寒気の中で湯気を  
立てながら血を流し続けている。  
「安心しろ。”ジエイタイ”との交渉に使うからな、死なせはせん」  
馬から下りた騎士が一人、剣を抜き出してダークエルフに歩み寄る。そして手にした剣の先を  
彼女の咽喉元に向けた。  
「自分の心配をしたらどうだ?ルナフレアとやら」  
騎士は彼女に向けた剣先を咽喉から長く尖った耳へとゆっくりと移動させながら言葉を続ける。  
「ダークエルフの魔女は耳を切り落とされた後に磔にされるんだぞ?ん?」  
「私は魔女なんかじゃない!!」  
ルナフレアと呼ばれたこのダークエルフが自分に剣を突きたてている騎士を睨み付けた。  
だが騎士は全く動じることなく剣を腰の鞘に戻す。  
「こいつを馬車に放り込んでおけ、ついでにあの異世界人も一緒にな」  




460  名前:  10・13  02/12/14  05:49  ID:???  

1だおー氏の>>206->>210を完璧に無視した駄作中の駄作!!  
自衛隊不活躍の上、あらぬ妄想が火花を散らす!このヘボさに、君は憑いて来れるか?  

・・・もうだめぽ  


461  名前:  青木原精神病院  02/12/14  06:21  ID:???  

>>10・13さん  
お〜、おひさです。お互い早起きですな。  
いやはや普通に面白いしこれで駄作とか言われると自分のは一体・・・?  
急がねば大和三曹をみんな忘れてしまふ・・・  

>火弥乎伝  
面白そうですねそれ。いま雷火読んでるからちょうどいいかも。  



462  名前:  1だおー  02/12/14  08:45  ID:???  

山川三曹重傷…。女のコの為にがんばってますね(  ;´∀`)  
9o機関拳銃一丁で一個小隊相手してる、さすがレンジャー!  
里に帰還中に襲撃されたとすれば大丈夫かと。  


463  名前:  てさりすと  02/12/14  13:38  ID:???  

>>448の続き  

全員が乗り込んだのを確認した小川は船長にヘリの中から敬礼をして拡声器に喋った。  
「自衛官の救助  厚く感謝します。預からせていただいた三名は必ず本部に送り届けます」  
それを聞いた船長は拡声器から聞こえる大声に驚いたようだったが、帽子を取り脇に抱えつつ一礼した  
さらに敬礼を返しつ乗員に対していった。  
「ご搭乗有難うございます。本機はこれより新田原基地に向かいます。  
ご搭乗の方はシートベルトをお締めになりお席をお立ちにならないようにお願いします。  
なお  本機には予備のシートやトイレはついてありませんが  基地に着くまでのしばらくの間我慢していただけると幸いです。  
なお  本機の従業員の人生の相席は余っております。本機の従業員と人生の相席をともにしたい方は私  小川ニ佐までよろしくおねがいします。・・それでは出発します。」  
乗り込んでいた陸自の隊員と川口がふきだした。クレア達はなにが面白いのかわからず  首をひねった。  
江川は小川の演説が終わるのを待ってから喋る。  
「ナイチンゲールこれより帰還します」「本部  了解」  
ナイチンゲールが旋回し帰途に着くと  船員がいままでよりも大きく帽子を振って見送った。  



464  名前:  てさりすと  02/12/14  13:39  ID:???  

第四師団司令部  
「副師団長殿  報告によりますと国外の人間との接触に成功した模様です。」  
小林が報告書を持って最上に報告に来る。  
「ふむ  続けてくれ。」最上は書きかけていた日誌を片付け続きを読むように告げた  
「は  星座観測やRF-4Jが東に見える大陸に向かった結果  此処は日本ではないことが確認されました。  
詳細はこの写真をご覧下さい。」そういって写真を入れた封筒を取り出す。  
「途中  アンノンこれはドラゴンとの報告もありますが・・・とにかくアンノンにF-15Jが撃墜されましたが  
運良く付近を航行中の木造船に救助されパイロットは事なきを得ています。  
そこで木造船の船長と接触  きわめて友好的であったと報告が来ております  木造船の目的はわが国の調査で  
わが国の代表と会いたいと言い  救助に来たUH-60に乗り込みました。これは対策本部も許可済みです。  
現在わが国に向かって来ております。一応此処に報告書を置いていきます」  
「ありがとう小林君  ついでで悪いが市内のほうはどうなっておる?」  
渡された写真に目を通しながら最上はたずねた。  
「市民は  一時混乱しておりましたがいまの所  落ち着いておりますが  
さきほど一部の人間が自分の船で先ほど報告した大陸に行こうとして  海上保安庁と小競り合いをしておりましたが  
現在はおとなしくしている模様です。それよりも・・・」小林が言いにくそうに言う  
「食料は1年前後持ちますが  石油が5ヶ月  鉱物資源は3ヶ月ほどしか持ちそうにありません」  
最上はむすっとした顔になって  
「問題だな・・  市民がいる以上石油や資源が大量にいるからな」「はい」  
「それにしても・・  問題はどうやって資源を手に入れるかだ・・・」  
最上は頭を掻きながら見た目はいつもと変わらない空を見上げた  


465  名前:  てさりすと  02/12/14  13:40  ID:???  

ヘリ    

「ご搭乗の皆さん  まもなく基地に着陸します。初めてこの国に入る方もおられるようですが心配はありません。  
世界で一番安全  さらに快適な生活が貴方を待っています。なお送迎の為に本部より迎えの車が来る予定です。」  
機内に向かって小川が喋っている間に  江川は着陸許可をとって着陸態勢に入った。  
「なお  撃墜されたパイロットの方は  二度とこの機にのらないよう十分注意してください。  
例外として  そこの女性のお二方は何度でものってくださって結構です。それでは短い時間でしたがご搭乗ありがとうございました」  
機内から失笑が聞こえる。川口は頭を抱え「痛いところを・・」と呟いている  
うっすらと土煙を上げながらUH-60は着陸する。  
まず陸上自衛隊の隊員が降り待っていた指揮官に敬礼をして  その後ろにならんだ。  
その後川口が降り  続けてクレア達がおりる。川口は小川二佐にむかって敬礼をしたあと  
そこで待っていた寺井のほうに向かった  
「ただいま帰還しました。」「よし  健康に問題はないようだな。」寺井が尋ねる  
「はい  全く負傷はありません。彼らに助けていただいたおかげです」川口が元気に答える。  
「よし  それなら機を失った罰として  基地周り3周だ  頑張れよ」「へ?」  
「なに?足らんか?それなら腕立て200回もつけてやろう  どうだ満足か?」「そんな  せっかく帰ってきたばかりなのに・・」  
「ほう  まだ足らんか  ついでにあと200回ほど増やしてやろうか?  わかったらとっとと走ってこい。」  
川口はあわてて「わかりました  川口3尉これより基地周り3周走ってきます」これ以上増やされてたまるかとばかり  走り出した。  
その後姿を見送った後  寺井はソードに向かって敬礼をし  手をさし伸ばしながら言った  
「部下が世話になりました。部下に変わって礼を言わせて頂きます。」  


466  名前:  てさりすと  02/12/14  13:40  ID:???  

その後姿を見送った後  寺井はソードに向かって敬礼をし  手をさし伸ばしながら言った  
「部下が世話になりました。部下に変わって礼を言わせて頂きます。」  
「いえ  私が直接助けた訳ではなく・・  このクレアとソニアが引き上げました。」  
そういって  ソードは後ろに立っていた  二人を前に押し出す。  
「そうですか  お嬢さん方ありがとう  改めて礼を言わせて貰います」  
「いえ  船乗りとしておぼれているものを助けるのは当たり前の事です」  
ソニア=ソニア  ミューランが差し出された手を握り返し平然と答えた。  
「みーちゃん  トールは溺れてたんじゃなくて  みーちゃんが溺れさせ『ムム〜』」ソニアは  クレアの口を抑えながら  
「それはそうと  迎えに来ていただいているという馬車は・・」とはぐらかした  
「馬車?残念ながら  そんなものはありません  ただの自動車です」  
「じどうしゃ?まさか鉄で出来てる車では・・」ソードが割り込む  
「そのとうりです。いま近づいてきているあれです。」  
車が何台も近寄ってくる  
「凄い・・この国じゃ馬車に馬が要らないんだ・・」口を抑えていた手をどけてクレアはつぶやいた・・  
その車から  一人の男が降りてきて  彼らに近づいてくる  
「はじめまして  私は柘植と申します。第4師団の師団長ですが  一時的に私が臨時首相となっています。」  
ソードは改めて姿勢をただし    
「こちらこそはじめまして・・すみませんが首相とは  上からどのくらいの順番なんでしょうか?」  
ソ―ドの問いに柘植は笑いながら答えた  
「とりあえず  正式な首相が決まるまでは  私が一番えらい事になります。」  
それを聞いたソードたちは  急にひざまつき    
「しっ  失礼しました  国王とは気づかず失礼な事を・・これが船長から預かってきた手紙です」  
「国王とはまた違うんですが・・・」柘植は手紙を受け取って丁寧に蝋の封印をといた  


467  名前:  てさりすと  02/12/14  13:40  ID:???  

手紙にはエルフィードと言う国が現在危機的な状況にあるということ  
その状況を打開する為に貴国に支援をして欲しいということ  
その見返りに  食料など必要なものなどを用意する準備があるということ  
危機的状況を回避できたら元の世界に返る方法を教えると言う事が書いてあった。  

「ふむ・・なるほど・・わかった  返事は明日にも出そう。とりあえず今日はこの基地に泊まるところを用意させよう」  
「ご配慮ありがとうございます」ソードは恭しく答えた。  
「なに  本当は外国からの使者なら最高級のホテルを用意すべきなんだが  残念ながらまだこちらも準備が整っていなくてね」  
車のほうに歩きながら柘植が言った「では  また明日に」  
そういって臨時首相は帰っていった。  
「それではご案内いたします。こちらへどうぞ。」少し生真面目そうな顔をした三佐が彼らを部屋に案内し始めた。  


468  名前:  名無し三等兵  02/12/14  17:00  ID:izBgzC64  

臨時とはいえ、軍人が首相?  
それはちょっとなぁ・・  


469  名前:  てさりすと  02/12/14  17:18  ID:???  

やっぱ?  
でも  ほかに誰を採用したら・・・  


470  名前:  てさりすと  02/12/14  17:19  ID:???  

やっぱ?  
でも  ほかに誰を採用したら・・・  


471  名前:  名無し三等兵  02/12/14  17:36  ID:plqwMXIp  

どっかの知事さんあたりがよろしいとおもわれ。  
つーか、それぐらいしか無くない?  


472  名前:  名無し三等兵  02/12/14  17:43  ID:???  

ところでファンタジーの世界でもちゃんと火薬は爆発し、燃料は燃えてくれる?  
火の精霊が機嫌を損ねて不発暴発の連続とかはナシ?  


473  名前:  てさりすと  02/12/14  17:44  ID:???  

これから  少し書き直します  
各県の知事のなかから  一番人口が多いであろう県の知事を首相に  
んでもって  この話の中の柘植ちゃんを防衛大臣にするて感じで行きます  

確かにいきなり自衛官が首相になったりすると軍政になってしまいますからね・・  
>>468さん  ご意見ありがとうございました  



474  名前:  ハス  ◆BnyPF68LQs  02/12/14  17:59  ID:???  

>472殿  
オレはちゃんと燃えたり、爆発すると思う。  
4大元素の精霊は、古代人が自然環境にある火・水・風・土の  
もつ力(性質)を具現化して考えた上に生まれたのだから、自然現象はそのまま  
起こるだろう。要するに、精霊は常にものごとに対して力を働きかけていて、  
それを止めることはできない、ということ。(力の相殺は可能)  

だから、逆に精霊に働きかけてどうにかさせる、という事は可能と考える。  

例  自衛官の手榴弾に、召還により火の精霊の力を働かせて、暴発させる。  
   発火した爆発物に対して、水の精霊の力を働かせて、不発に。  
※もちろん、働く力のレベルが低いと、効果は薄い。(相殺しきれない)  

な〜んて妄想してるッス。  




475  名前:  名無し三等兵  02/12/14  18:51  ID:???  

>>473  
いや、この場合は平時にしか対応できない知事よりも、  
有事に柔軟に対応できる軍人が首相に・・・つまり、このままでいいんじゃないのかな?  
決して軍政=悪いって訳じゃないと思う。ケースバイケースだと思われ。  


476  名前:  名無し三等兵  02/12/14  18:55  ID:???  

左翼がラスボスになる諸刃の剣。  
素人にはお勧め出来ない。自衛官が行政をやれるとも思えん。  


477  名前:  468  02/12/14  18:56  ID:ySYeA8JR  

>てさりすと氏  
どういたしまして。  
ここでこういうこと言うのもなんだけど、案外異世界政府との  
外交合戦や、お互いの文化に対するカルチャーショック  
なんかのほうが戦闘シーンより面白いかもしれない。  
そういった意味も含めて、てさりすと氏には期待。  


478  名前:  名無し三等兵  02/12/14  19:17  ID:???  

>>476  
では反人間社会をスローガンにした人間の集団ができあがるというのはどうでせう?  


479  名前:  てさりすと  02/12/14  19:27  ID:???  

むう・・むずかしい・・  
とりあえず自分としては  知事を首相にそれを影から操る柘植ちゃん一味  
それと臨時政府内での派閥闘争とかも考えてます。  


それと今気づいたが・・二重カキコすまそ・・  



480  名前:  1だおー  02/12/14  19:32  ID:???  

警視庁長官「敵は刀剣類しか所持していないのだろう?だったら警察だけで対応可能なのではないのかね」  
警備部部長「お言葉ですが、エルフィードの使者の方々がいうには敵の中には高位の魔術師がいるとのことです。重火器並みの魔法攻撃を受ければ機動隊とてひとたまりもありません」  
警視庁長官「何を馬鹿なことを…ゲームのやりすぎではないのかね?」  
通信員「たった今ゲンポン(現地対策本部)より入電!…武装グループの放ってきた攻撃により警官三人が殉職!重軽傷者多数!発砲許可を求めてきています」  
警視庁長官「…なんだと!?」  

ちょっと妄想してしまいますた。  


481  名前:  名無し三等兵  02/12/14  19:36  ID:???  

 そういえば昔、ナチスドイツがファンタジー世界に逃げ延びて、その世界を支配。  
 その世界の住人、エルフとかドワーフが力を合わせて古代に作られた人型決戦兵器を復活させて戦うっていうなんかまあ、アレ内容の小説があったな。  
 敵の親玉がヒトラーなのと、ネーミングがドイツ語だった以外敵がナチスドイツである必然性が無かったという……。  

 ちなみに題名は「ブラスルーン」。  
 作者の名前は秋津遥って奴だ。  


482  名前:  名無し三等兵  02/12/14  20:14  ID:4HnAjKuZ  

》481  
秋津作品なら(違うかもしれないが)『火星人先史』というのを読んだことが(SFだけど)  
火星に送り込まれた改造カンガルーが人類側に決起するっつー  
SF版ベトナム戦争みたいな内容なをだけど、とにかく  
人間側にいいところがまったくない内容で後半失速。  
敵をショボく書くと面白くなくなる好例。皆さんもご注意を。  

板違い激しくスマソ  


483  名前:  名無し三等兵  02/12/14  20:42  ID:???  

>>482  
 とりあえず突っ込んでおくと「火星人先史」は川又千秋という人の作品  
で決して秋津作品ではありません  



484  名前:  482  02/12/14  20:51  ID:4HnAjKuZ  

『秋』しかあってネェ(死  
スマソ、逝ってくる  


485  名前:  てさりすと  02/12/14  21:03  ID:???  

書き直しとその続き  

「凄い・・この国じゃ馬車に馬が要らないんだ・・」口を抑えていた手をどけてクレアはつぶやいた・・  
その車から  一人の男が降りてきて  彼らに近づいてくる  
「はじめまして  私は柘植と申します。第4師団の師団長ですが  一時的に私が防衛長官・・つまり自衛隊の最高指揮官です」  
ソードは改めて姿勢をただし    
「失礼しました  将軍閣下とは気づかず失礼な事を・・これが船長から預かってきた手紙です」  
「それでは開封させていただきます・・・」柘植は手紙を受け取って丁寧に蝋の封印をといた  

手紙にはエルフィードと言う国が現在危機的な状況にあるということ  
その状況を打開する為に貴国に支援をして欲しいということ  
その見返りに  食料など必要なものなどを用意する準備があるということ  
危機的状況を回避できたら元の世界に返る方法を教えると言う事が書いてあった。  

「ふむ・・なるほど・・解りました。手紙の返事は明日にも出せると思います。  
とりあえず今日はこの基地に泊まるところを用意させましょう」  
「ご配慮ありがとうございます」ソードは恭しく答えた。  
「なに  本当は外国からの使者なら最高級のホテルを用意すべきなんだが  残念ながらまだこちらも準備が整っていなくてね」  
車のほうに歩きながら柘植が言った「では  また明日にでも」  
そういっては帰っていった。  
「それではご案内いたします。こちらへどうぞ。」少し生真面目そうな顔をした三佐が彼らを部屋に案内し始めた。  
   
なお余談になるが自分が整備した機体を撃墜された事に切れた整備班のWAKによって川口がボコボコにされた事は  
書類には残されていない。  


486  名前:  てさりすと  02/12/14  21:04  ID:???  

臨時首相官邸  

「以上がエルフィードの国王からの手紙です。」  
柘植が先ほどの手紙を読み上げる。  
臨時首相に就任した宮井は臨時内閣を構成するメンバー・・各県の知事及び自衛隊の陸将クラスに対し問いかける。  
「皆さん  どうすべきかね?」  
「首相  ここはしばらく静観したほうがよいと思います」外務大臣に就任した元衆議院議員の斎藤が答えた  
「わが国では憲法9条によって戦争は禁じられております。ここは具体的な返事はせずこの世界における中立を守るべきです。」  
それにたいし第8師団の秋山(官房長官に就任)は反論した。  
「しかしながら斎藤さん。わが国に残された石油や鉱物資源は残りわずかだ。この交渉に応じその引き換えとして資源を手に入れるべ気だと思うが?」  
それに対し斎藤は「だがそのエルフィードを守る為に自衛隊を出動させるのは  集団的自衛権に抵触するぞ」と返してくる。  
「だったら  このまま資源がなくなるのを座して待てというのか」秋山は斎藤をにらみつけ答える  
「まあまあ  斎藤君も秋山君も  少し落ち着きなさい」宮井首相が止めに入る。  
「では首相  こういった案はいかがでしょうか?」元大企業の会長の東郷(経済産業大臣に就任)が席を立ちながら語る  
「まずエルフィードと通商条約の締結  これにより現在企業活動が停止している企業に仕事を与えます。  
資源を輸入しそれを加工  そして輸出  現在の加工貿易体制を維持すべきです。  
もちろん一定以上の技術が必要なものは輸出禁止にします。電気製品を輸出した所で使えるとは思いませんし・・  
我が方からはまず科学者や専門家を派遣し石油や特殊な鉱物を探し出しそれを輸入  
エルフィードとの通商とそういった設備を守る為に自衛隊の派遣をするというのはいかがでしょうか?」  


487  名前:  てさりすと  02/12/14  21:06  ID:???  

「まずエルフィードと通商条約の締結  これにより現在企業活動が停止している企業に仕事を与えます。  
資源を輸入しそれを加工  そして輸出  現在の加工貿易体制を維持すべきです。  
もちろん一定以上の技術が必要なものは輸出禁止にします。電気製品を輸出した所で使えるとは思いませんし・・  
我が方からはまず科学者や専門家を派遣し石油や特殊な鉱物を探し出しそれを輸入  
エルフィードとの通商とそういった設備を守る為に自衛隊の派遣をするというのはいかがでしょうか?」  
「なるほど」宮井首相が頷く。「誰かほかに代案はあるかね?」  
斎藤が一部の大臣とこそこそと話をしていたが代案は見つからなかったようだ  
「では議決を取ります。  賛成の方は挙手を願います。」  
半数以上の賛成が取れたが反対派もすくなくなかった。  
「では  この問題はとりあえず決定しましたが・・誰を指揮官にして派遣しましょうか?」  
宮井首相が問いかける。すると柘植防衛長官が答えた。  
「私の部下に行かせましょう。彼の才能は自分が保障します」  
「ふむ  なんと言う名前かね?」  「最上陸将補です。」  
「なるほど  この件に関しては君に一任しよう  だが隠し事はなしだ」「わかっています」  
彼らは続けて別の議題に移った。税制や治安維持などほかにも考えるべき事は幾つも有るからだった  


488  名前:  てさりすと  02/12/14  21:08  ID:???  

名前に困った為  いくつかご存知の名前がこれからも出てくるかも知れませんが  
気にしないで下さいw  

それと何か間違った事かいてたら教えていただければ幸いです。  


489  名前:  1だおー  02/12/14  21:42  ID:???  

ちょっと思ったんですけど、一介の師団長よりも方面総監とかのほうが適任じゃないかな…?  
しかも一応西部方面隊、陸海空ときちんといるわけですし。  


490  名前:  名無し三等兵  02/12/14  21:47  ID:ySYeA8JR  

相手は驚くやろーね。軍事の話はおいといて、いきなり  
「貿易しよーよ」とくるんだからW  
すんごく商魂たくましい連中だと思われたり  


491  名前:  てさりすと  02/12/14  21:52  ID:???  

あ  方面司令の存在忘れてたよ・・・  
首吊って来ます。  



でもさ  いきなり自衛隊が出撃するのもおかしいと思うんだけど・・  



492  名前:  1だおー  02/12/14  21:53  ID:???  

戦車隊派遣しても、ドラゴン相手に発砲許可を取らなきゃならなかったりして…。  
現場指揮官が苦悩するのはPKOと大して変わらなかったりする。  


493  名前:  てさりすと  02/12/14  22:00  ID:???  

あ  方面司令が出動しないいいわけ思いつきましたw  
本土防衛の為w  これでいかがでしょうか?  

とりあえず前に誰かが登場人物についてまとめてくれといたからまとめてみました。  

最上陸将補  ・第四師団の副師団長  現在第四師団の全権を預かっている  
小林一佐    ・最上の懐刀  最上に心酔している  
奈菜瀬曹長  ・副師団長室伝令  だが仕事のほとんどを小林に持って行かれている  
大橋一尉  平松ニ尉  ・RF-4jのパイロット    
寺井一尉    ・F-15jのパイロット  部下に厳しいが部下思いである  
川口徹三尉  ・F-15jのパイロット  撃墜されリーフで号に助けてもらったときにそれと気づかずクレアに告白まがいの事をする。  
クレア      ・王立調査隊の一員  リーフで号で風習が違う事に気づかず川口に告白されたと思い込む。    
陸          ・整備班のWAK  川口が狙っていた女性  本編ではまだ出ていない  
船医のシーラ・川口を治療した船医    
ボブ  ザック船長・リーフで号の船長  物分りのいい船長    名前のもとネタはいわずとも  
ソニア  ミューレン・王立調査隊の一員  クレアの相棒  気が強い  
ソード副船長・リーフで号の副船長  ボブ船長より手紙を預かる  
柘植防衛長官・第四師団師団長  臨時防衛長官に就任  
斎藤外務大臣・県知事  臨時外務大臣に就任  
宮井首相    ・県知事  柘植とは親友  臨時首相に就任  
東郷経済産業大臣・元大企業の会長  県知事  臨時経済産業大臣に就任  
秋山官房長官・第八師団師団長  臨時官房長官に就任  



494  名前:  名無し三等兵  02/12/14  22:09  ID:???  

>>490  
ふと思ったんだが、交易が始まったら、  
狩猟会の連中が、バウンティーハンターもどきとなって、  
モンスターを嬉々としてハンティングする光景が目に浮かぶようだ。  

んで、狩ったモンスターの首を王国のギルドあたりで現金に換金。  

・・・まるで「ザ・スクリーマー」みたいだな。  


495  名前:  てさりすと  02/12/14  22:17  ID:???  

設定変更    
柘植の所属を第四師団から西部方面司令=防衛長官に変更します  
第四師団の師団長は新たに作ります。  

それと>>490でも指摘がありましたが  
確かにいきなり貿易は不自然かもしれませんね。  
大体のこれからの展開ですが  
僕的にはまず一部の部隊と科学者研究員を上陸させます(商人も含む  
敵国に攻撃され  反撃と以後警戒の為に本格的な上陸と考えておりました。  

僕には海外に出撃するほかの理由が思いつきません。  
できれば皆さんの考えを聞きたいと思います。  



496  名前:  1だおー  02/12/14  22:50  ID:???  

異世界の第三国の攻撃を受けて専守防衛に則って反撃に出るのとかどうかな?  
安直過ぎるかな…?  


497  名前:  名無し三等兵  02/12/14  22:57  ID:SpQvcGwZ  

先取亡影に則ると、海外へ攻撃出来ないのでは?  


498  名前:  1だおー  02/12/14  23:08  ID:???  

>>497  
敵が自分達の常識で測れる存在じゃないってことに着眼してみるのはどうだろう?  
異世界に国際法やジュネーヴ条約に類するものがあるとは考えられない。  
よって、対処に手間取っていると下手をすれば北朝鮮兵よりも残虐な殺戮が起きる。  
専守防衛に固執するがあまり国民を考えず、敵兵は占拠した街で暴虐の限り尽くす。  
「戦う・守る」という危機意識に目覚めた国民が「自衛隊しか守ってくれる存在はない」と自ら海外派兵を後押ししてくれる可能性はないだろうか?  
血なまぐさい本当の有事になった時、平和憲法がまやかしの存在であったと思い知るのは誰でもない国民なんだし…。  


499  名前:  名無し三等兵  02/12/14  23:15  ID:gDhNbdlc  

いいね、それ。  
インディペンデンスデイみたいに、プロ市民や馬鹿左翼をすっきり一掃。  
計らずも国内統一が為し遂げられ、悲しみに暮れた(振りをした?  
怒りの自衛隊の反撃が始まるっつうのは面白い。  


500  名前:  名無し三等兵  02/12/14  23:17  ID:???  

てさりすとさん  
頑張れ応援してます。  


501  名前:  1だおー  02/12/14  23:22  ID:???  

「殺された国民の仇討ちだ。存分にやれ!」  
手にした89式小銃に弾薬を叩き込み、重武装の先遣上陸部隊二百名に向かって三佐は叫んだ。  
「ただし、仕返しをしに行くんじゃない。あくまで我々の行動は軍事行動だ。敵国とはいえ民間人に向けて発砲は硬く禁ずる」  
「了解!」  
「よろしい。では全員LCACに搭乗。…武運を、祈る!」  
魔の島へ向けて、勇士達を乗せたホバークラフトが爆音を上げて突き進んでいった。  
未知の戦いの、始まりであった。  


502  名前:  てさりすと  02/12/14  23:26  ID:???  

こんな感じで考えてます  
通商条約の締結と引き換えに首都の防衛or城の防衛をする  
それと作った油田や鉱山を守る為に部隊の派遣  
もしくは  
勝手に国内から脱出した人間を捜索するために出撃したが  
攻撃され  それを救助する為に更なる増援  
です  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
1だお〜氏の意見もわかるんですが    
それだと自分達の安全を守る為にひつような自衛隊をむやみに出撃させれるか  などといったことも考えられます  
もちろん  やられる前にやれ  攻撃される前に攻撃してやると言った考えにもなりえるかもしれませんが・・  


503  名前:  1だおー  02/12/14  23:28  ID:???  

日本らしい地道な作戦計画ですね(  ´∀`)  
そっちのほうが現実味あるかも…  


504  名前:  てさりすと  02/12/14  23:30  ID:???  

少し風呂に入って考えをまとめてきます。  

自衛隊の上陸作戦についてはプロットはあるのですが  
意見を聞いていると確かに1だお〜氏の意見も優れた意見ですし・・  

ああ  むずかしい・・ここでどういう経路をたどって出撃したかによって  
その後が変わってしまう・・・  


505  名前:  10・13  02/12/14  23:45  ID:???  

いいなあ、てさりすとさんの作品…。  
自衛隊とF世界の接触をシミュレートしとる。  


506  名前:  名無し三等兵  02/12/15  00:04  ID:???  

 なんか、現在の官僚なんかみていると混乱してまともな対応できそうもないなあ。  
 きっと異世界側のほうがさきに対応してくるんじゃないかな?  
 強大な力を持った大国なら、組織だった探検隊を送り込んできてくるだろうし。  
 さらには異世界側各国があらたに現れた新勢力のスタンスを探りに外交官とスパイを山と送り込んでくるだろうし。  
 表では政治家と異世界の外交官との腹のさぐり合い。  
 裏では異世界側の特殊部隊と自衛隊や警察の情報戦。  
 なんてので、たんたんと話が進んでいくのもおもしろいかもしれない。  
 まあ、なんだ……ちとこれだと地味な展開になりそうだな。(苦笑)  


507  名前:  名無し三等兵  02/12/15  00:10  ID:???  

ここまでシミュレートされると、  
他人の予想を裏切りたい作者は大変だな。しかし為になる。  


508  名前:  名無し三等兵  02/12/15  00:20  ID:???  

そーいや「降伏の儀式」では、  
地球にやってきた宇宙人の目的や行動等の分析に、  
大統領がSF作家をブレーンというか、アドバイザーとして雇うという、  
なんともアレな展開があったが、  

やはりこっちの場合だと、  
ファンタジー小説の作家や中世ヨーロッパの研究家などを  
ブレーンとして使うのではないか?  

                                                   と逝ってみるテスト。  


509  名前:  名無し三等兵  02/12/15  00:39  ID:AAVXEDDu  

地味でもいいから、リアリティ重視キボンヌ。  
エンターテイメントとしてはどうかと思う所もないわけじゃないけど  
そーいうのも一つぐらいはあってもよろしいかと。  


510  名前:  観測班三等兵  02/12/15  00:43  ID:h6f3CpjI  

つまり軍事一般ではなく国家政策から小さな家族生活に至るまでシュミレートする必要がでてくるのか!  
確かにてさりすと氏の九州という自衛隊以外の一般市民も一緒に連れてきてしまった場合、  
地域という生活環境も一緒に連れて行かれたわけだから、  
当然市民の生活にも何かしら影響が出て来ると言うことを著す必要が生まれますね(汗  

軍事だけならまだしも、  
そういった一般常識も知らなければならないと書けないものがあるというのは  
非常に辛いものです。  

たとえば異世界に飛ばされた直後には市民の間でパニックが起きていたりと  
そして、それを鎮圧するのに地元警察と駐屯地の自衛隊の間で確執が起きたりと  
書かねばならぬ事が山のようにありますな(滝汗  

職人の皆様頑張ってください!!  


511  名前:  名無し三等兵  02/12/15  00:51  ID:???  

【2chらーの力で】ブサイクちゃんをモー娘。に【祭り】  

テレ東が“モーニング娘。LOVEオーディション事前リサーチ投票”なるものをやってます。  
これはあなたがモーニング娘。に入れたい子を候補者の中から投票するものです。  
そこで“11月19日MUSIX!放送分候補者”の284のブサイクに投票してモー娘。に合格させて  
モーニング娘。の息の根を止めるという祭りです。  
5771名の候補者の中から事前リサーチ投票で選ればれた上位10名が次の段階に進めます。  
事前リサーチ投票の締切は12月15日(日)24:00  です。  
そして、12月22日(日)に事前リサーチ投票上位10名が発表され、その10名の中から  
国民投票でモー娘。を選んでもらうため再び投票してもらうことになってます。  
よって12月15日までに1回、12月22日にもう1回投票して下さい。  

関連リンク  
http://www.tv-tokyo.co.jp/  テレ東HP  
http://audition.tv-tokyo.co.jp/list.cgi  候補者一覧  
http://audition.tv-tokyo.co.jp/img/candidates/large/00284.jpg  284のご尊顔  



512  名前:  名無し三等兵  02/12/15  01:34  ID:???  

職人に贈る言葉  

 設定は小説の骨である。  
 キャラクターは小説の筋肉である。  
 骨太の設定は小説をしっかりとささえてくれるだろう。  
 魅力的なキャラクターは良質の筋肉となり、小説を躍動感あふれるすばらしい物語にしてくれるだろう。  
   
 まあ、がんばれ。  
 特にファンタジーは骨の仕込みが重要だぜ。(苦笑)  


513  名前:  名無し三等兵  02/12/15  01:42  ID:???  

そういえば、九州の左翼勢力とか、珍走、ヤクザ、珍権団体なんかは  
戒厳令で市街地に閉じ込められたままなのでしょうか?  
軍事力を行使するなら当然、左翼、珍権が何らかの動きをとるのでは・・・  
などと妄想してるんですが、連中はどうなってるんでしょうか?  


514  名前:  名無し三等兵  02/12/15  01:49  ID:???  

>>513  
異端審問  
   ↓  
 死刑  


515  名前:  1だおー  02/12/15  01:50  ID:???  

>>512  
キャラならレンジャー山川はもはやこのスレの自衛官のモデルになったな  


516  名前:  名無し三等兵  02/12/15  01:50  ID:???  

九州の左翼って、どの程度の勢力なんですかね?  
保守王国ってイメージでしたけど。  


517  名前:  >>513だが  02/12/15  02:38  ID:???  

>>514  
グッジョブ!!  
>>516  
え?そうなんですか?目立たないだけで、有象無象の左翼、珍権は  
いるもんだと考えてたもので。  


518  名前:  てさりすと  02/12/15  03:22  ID:???  

>>487の続き  
オーラン帝国軍グリフォン騎士団陣地  

森の奥深くにエルフィールに攻勢をかけるタイミングをうかがい  
オーラン軍の精鋭部隊は隠れるように布陣していた。  
「将軍  お耳に入れたいことが・・」参謀のチェが近づいてくる  
「どうした  チェ  また新たに誰かが寝返りたいとでも言ってきたのか?」  
カストロ将軍が笑いながら振り返る。  
「はい  将軍  エルフィールの大臣が国の機密と引き換えにわが国に寝返りたいと申しております。」  
チェは不気味な笑みを浮かべながら語った  
「ふん  俗物どもめが  自分の祖国を裏切るような奴が信用できるか」  
「しかし将軍  願える条件として持ってきた情報はきいてやってもよろしいと存じますが・・」  
「そうだな  聞いてやるだけ聞いてやるか。その者をつれてこい。」  
カストロ将軍が呼びかけると  兵士に連れられ使者が現れた。  
「御初目にかかります  将軍  その勇名はわが国にも・・」  
「世辞はいい  持ってきた情報とやらを教えてもらおうか」  
「はい  将軍は『賢者の石』と言うものをご存知でしょうか?」  
「いや知らんな。チェ  しっておるか?」カストロはチェに尋ねた。  


519  名前:  てさりすと  02/12/15  03:22  ID:+WBuxcPa  

「いや知らんな。チェ  しっておるか?」カストロはチェに尋ねた。  
「エルフィールに伝わる魔石のことにございます。その石の魔力は異世界のものを呼び出す事が出来るくらいに強いと言われております」  
「でその賢者の石がどうしたのだ?」「実はその石を使って大陸を一つ呼び出し  現在その大陸を調査しておりますが・・」  
使者は勿体ぶった喋り方をする「実はその大陸が現れた次の日  6匹の鉄の鳥がわが国の上空に飛んできたのです」  
「ほう  ではその大陸には  鉄の鳥が生息しているのか?」「いまの所はっきりとはしませんがおそらく・・」  
「なるほど  興味深い情報だ。大臣にはもう少し情報を探れと伝えろ。」「解りました」  
その後将軍は豪華な箱を開き小さな袋を取り出し使者に手渡した。  
「これは  お前に対する褒美だ  受け取れ」  
使者が受け取るとずしりと重い感触がした。    
「さあもう行け  貴様がここにいたことがばれると台無しだ」  
使者を帰らせるとカストロはチェに命令をだす。  
「あの使者が言ったことが本当か調べねばならん。間者を個別のルートで数人送り込め  
それと他の将軍にも今の密告の内容を伝えておけ」  
「解りました  将軍はどうなさいます」  
「私か?私は作戦どうり2週間後  エルフィールに攻め込む」  
「解りました  間者については私にお任せを」  
チェの薄気味悪い笑い声をあげながら  退出していった。  


520  名前:  てさりすと  02/12/15  03:23  ID:+WBuxcPa  

新田原基地  

「それでは  わが国に援助していただけると言う事ですか?」  
ソードが喜びながら尋ねてくる  
「少し違いますが・・詳しい条約については  貴方の国について国王達と話し合わせていただきます」  
秋山官房長官が答える  
「わが国の自衛官も派遣します  彼らの任務はわが国の要人やわが国がこれから作るであろう設備を守る為に上陸します  
一応言っておきますが  直接的な軍事支援は出来ないと思って置いてください」  
「それでもいいです。名目だけでも多くの友好国が出来れば敵に回る国がへりますので」  
「ああそれとあなた方の船  たしか「リーフデ号」でしたかな?  その船がわが国の港に辿り着いたんです。後で案内しましょう」  
「ありがとうございます」ソードとソニアが深々と頭をさげる  
「おや  それより・・一人足りない模様ように見えるが・・・」秋山は報告書を見直した  やはり三人と書いてある  
「あ〜先ほど  川口三尉の部屋を聞いて回ってました」秋山をここまで案内してきた三佐が答える。  
「ふむ  まあいいでしょう  一週間後に貴方の国に向かってわが国から科学者と外交官が出発します  
それまで十分休んでいてください」  
そういって秋山官房長官は引き上げていった。  


521  名前:  てさりすと  02/12/15  03:24  ID:???  

あ  さげ忘れた  ごめん  

新田原基地  

「それでは  わが国に援助していただけると言う事ですか?」  
ソードが喜びながら尋ねてくる  
「少し違いますが・・詳しい条約については  貴方の国について国王達と話し合わせていただきます」  
秋山官房長官が答える  
「わが国の自衛官も派遣します  彼らの任務はわが国の要人やわが国がこれから作るであろう設備を守る為に上陸します  
一応言っておきますが  直接的な軍事支援は出来ないと思って置いてください」  
「それでもいいです。名目だけでも多くの友好国が出来れば敵に回る国がへりますので」  
「ああそれとあなた方の船  たしか「リーフデ号」でしたかな?  その船がわが国の港に辿り着いたんです。後で案内しましょう」  
「ありがとうございます」ソードとソニアが深々と頭をさげる  
「おや  それより・・一人足りない模様ように見えるが・・・」秋山は報告書を見直した  やはり三人と書いてある  
「あ〜先ほど  川口三尉の部屋を聞いて回ってました」秋山をここまで案内してきた三佐が答える。  
「ふむ  まあいいでしょう  一週間後に貴方の国に向かってわが国から科学者と外交官が出発します  
それまで十分休んでいてください」  
そういって秋山官房長官は引き上げていった。  


522  名前:  てさりすと  02/12/15  03:25  ID:???  

第四師団  
「というわけだ最上君  君に上陸部隊の指揮官になってもらう」  
「了解しました師団長殿。どの程度までの兵力が許可されているのでしょうか?」  
「上限は決まっていない。武器については上陸部隊から引き抜いて持っていけ」  
「了解」「上陸部隊や補給物資の運搬の為  おおすみや米軍から供与された強襲揚陸艦の使用許可も出ている。なお海上護衛には  
佐世保で補給をうけていた第二護衛艦隊がその任につく  作戦の成功を祈る」  
師団長室を後にした最上に小林が語りかける  
「副師団長  もちろん私も連れて行ってもらえますよね?」  
「もちろんだ小林君  君のような有能な人間を置いていける訳がないだろう」  
 作戦は一週間後に出発だ  それまでに作戦を練らんとな」  
彼らによって作成された計画は無事に許可をうけ上陸準備は進められた    

一週間後  

ソードたちは  世話になった基地の人間に丁寧に礼を言いまわっていた  
「トールさん  いろいろお世話になりました。また来てもよろしいでしょうか?」クレアが尋ねる  
「もちろん  いつでも・・ってわけには行かないだろうけど歓迎するよ。」  
「この前買ってもらった『キーホルダー』宝物にしますね。」  
クレアが酒保で物珍しそうにF−15の飾りがついたキーホルダーを見つめていた為  
川口が自腹を切って買ってあげたものだった。  
「クレア  そろそろ行くぞ」ソードの呼ぶ声が聞こえる。  
クレアは川口の真似をして敬礼をした。川口も敬礼を返す。  
「それでは  また会いましょうね  約束です」「ああ  約束だ」  
そういって送迎のヘリにクレアは走っていく。  
ヘリの窓から川口を見つめていたが  やがてヘリは旋回しリーフデ号のまつ港に向かった。  


523  名前:  てさりすと  02/12/15  03:27  ID:???  

今度は2重カキコしちまった・・  
今日はもう寝ます  
多分9時ごろ復活すると思います・・  


524  名前:  青木原精神病院  02/12/15  03:57  ID:???  

すんばらすぃ・・・  
てさりすとさんの技量、量産能力は化け物か!?  


525  名前:  1だおー  02/12/15  09:49  ID:???  

陸自と帝国軍との会敵も近し!?  
スレを見にくるのが楽しみれす(・∀・)イイ!    


526  名前:  名無し三等兵  02/12/15  10:06  ID:???  

>>513  
左翼議員が「民間から集ったオンブズマン(≒政治士官)が自衛隊が勝手なことをしないよう監視する」事を主張して  
それが通ってしまうというのはどうでしょう?  

……って左翼を連れて行きたいならマスコミを随伴させればいいのか。  


527  名前:  てさりすと  02/12/15  10:39  ID:???  

続き〜  

「おーい  川口三尉  換えの戦闘機がきたぞ〜」  
整備班長が大声で川口を呼んだ。大型トラックで機体が運び込まれる  
「今行きます。」川口は新しく載る予定の戦闘機を見るため    
トラックの下に走った。  
整備班が被せられてたシートをはがすと  一見F-15だがよく見ると  
微妙に違う。「これって・・」  整備班の陸が驚いたような声を出す。  
「そうだ  F-15E・・ストライクイーグルだ。」整備班長が答える  
「アメリカ軍が韓国の航空支援に行ったのはいいがそのときにまぐれの対空射撃に当たってだな  
福岡空港に着陸したのを  パクってきた。しかもコクピット周りの修理だけで何とかなる代物だ」  
整備員が尋ねる「その程度の損傷なら何故  わざわざ不時着したんですか?」  
「当然の疑問だな  実は高射砲に当たってダメージを受けたのはパイロットのほうだ  
何とか九州まで戻ってきたが  着陸すると同時に気を失ってだな。現在入院中だ」  
陸と一部の整備員が少しづつ機体近づいていく。確かにシートに血がこびりついている。  
「まあ  乗るのは川口だ。別に俺たちが呪われはせんよ」整備班長が気楽に言う  
「それに乗る自分はどうなるんでしょうか・・・」川口はため息をついた。  
「なに  この戦闘機の運用の仕方なら昔  三沢で飛んだ書類が残ってるからな  何とかなるだろう  
機体に慣れる為  明日からでも訓練が出来るようにしてやる。そんなに気にするなよ。呪われるとしてもお前だけだ。  
そうだ  お前の好きなゲームに出てくる奴みたいに  かっこよく塗装してやるよ」  
との整備班長のありがたい言葉を頂き  川口は少しブルーになった。  


528  名前:  てさりすと  02/12/15  10:40  ID:???  

エルフィール      
エルフィール城の奥深くの一室  
「大臣  オーラン軍への接触に成功しました」カストロの所にいた使者が答える  
「それで  首尾の方は?」「なかなかいい感触を得ました。私にもこのように金貨を下さいましたし・・・  
しかしながら大臣には  今しばらく情報を探れと言っておりました」  
大臣は使者が見せた金貨を取り上げ中身を確認すると2,3枚取り出し使者に手渡す。  
「ほれ手間賃だ。ご苦労だった  このことは他言無用だぞ」大臣が念を押す  
「もちろんです。では」使者は部屋をでて  町に出て行くと  城から適度に離れた酒場『ミッシュベーゼン』に入った。  
「やあ  リリー  景気はどうですかね?」少しひ弱そうな学者のような格好をした男が話し掛ける。  
「まあまあです。それよりリョウさま。  それよりもこのような所で会うのはやめませんか?」  
帽子を取り  隣の席に腰掛けながら尋ねた。  
「まあ  そう言わないでください  私の自室に呼び出したら  いろいろまずいじゃないですか。・・・それよりも首尾のほうは」  
急に声色を替えて話す。    
「上上です  大臣は私が貴方に雇われてことに気づく様子はありません。・・・  
あ、嫌な事を思い出しました。将軍が私にくれた金貨の袋取り上げられちゃいました。  
まあ  大体予想してましたんで  大方私がねこばばしてしまいましたがね。」  
笑いながらリリーが報告する。リョウも笑いながら答える  
「まあ相手は売国奴ですからね  それぐらいは神に許してもらえるでしょう・・引き続き調査をお願いします。」  
リョウはカウンターにリリーの分の代金を置き  席を立つ。  
「あっ待って  軍・じゃなくてリョウさま  少しぐらい一緒に飲んでくれても」  
リリーはよびとめるが  リョウは振り返らず手を振るとそのまま行ってしまった。  



529  名前:  てさりすと  02/12/15  10:41  ID:???  

リーフデ号  

「船長  もうすぐ帰れますね」ソードがラム酒をもって船長のそばにくる。  
「ああ  もうすぐだ。国王との交渉が上手く行けばいいが・・」ラム酒を受け取り船長が答える  
「そうですね上手くいけばいいんですが・・もうなれましたが日本という国は凄いですね。いーぐるって名前の鉄の鳥もすごいですが  
「てれび」と言う箱が喋る。おまけに町は  天にも届きそうな塔で出来てますし鉄の馬車も一杯でした。しかも馬がなくても動くんです」  
船長は悔しそうな顔をして「おれは「てれび」って箱は見てないな・・・まあ交渉が上手くいけば何度でも来れるしな」と納得する。  
「それはそうと船長  ソニアから聞いたんですがクレアの様子がおかしいんです。  
ボーっとしてたり何もないとこでこけたり・・まあいつもの事といえばいつもの事なんですが」  
「なーに  心配はいらんさ  それもこの交渉が上手くいけば何とかなるしな」船長はにやけて言った  
リーフデ号を引っ張って進んでいる鉄の船・・・はるねを見つめながら言った  
「願わくは  この交渉が上手くいく事を・・」ソードが月に向かい十字を切った  


530  名前:  てさりすと  02/12/15  10:43  ID:???  

あ  はるねになってる・・・はるなだったよ  
すまそ回線気って飯食ってきます  


531  名前:  1だおー  02/12/15  10:45  ID:???  

おおー!混沌の世界に日本も巻き込まれてゆくのですな!  


532  名前:  名無し三等兵  02/12/15  14:38  ID:???  

こういう異世界モノの面白さに、価値観の決定的な違いとかがありますよね。  
相手を助けてみたら、相手に食人習慣がある上にそれを敬意と共に行っているとか。  
以下妄想  

「やれやれ、ファンタジーでは悪役のダークエルフやら妖魔の味方で召喚かい。  
敵さんからあんた等を守りきれば、還してくれるんだろ?」  
「ええ。まあそう邪険にしないで貰いたいわね。私もあの子達も、ゴブリンや  
オーク達ね、あの子達も感謝してる。一方的に守れ、さもないと還さないなんて脅迫なんだけど、  
許してもらいたい。できれば、でいいわ。許されないことをしているのだから」  
「ここまで来て、もう遅いさ。俺達は、あんた等を襲ってたあの騎士達を……あんた等の命を守る  
なんてお題目のために、殺したんだ。そして、俺たちが生きて帰るためにまた殺すんだろうからな」  
「?なんなのですか、それは……なにか気になることでも」  
「何って……人を、殺したんだぞ。自分のエゴのため…おい!ちょっとまてよ!あいつ等一体  
何やってんだよ!死んだ騎士達の…肉をくって、食ってるぞ!!」  
「そうですけど。ああ、貴方達が先に行うべきですよね。失礼しました。直ぐに……」  
「そうじゃねぇよ!なんで、人を食べるんだ!?」  
「お互いに欲するものだから、命をかけて奪い合った。その相手への敬意のため、ですが。  
勝者のみが糧を得るのではなく、敗者と一つとなることで共に勝利の恩恵を得る……そうでしょう?  
ある物に価値を見出した。だから全力で、それこそ命がけで奪う。それだけの価値があるから。  
命がけで奪わないということは、それは侮辱でしょう。相手にも、欲した物にも。  
王国は私達の持つ太古の禁呪に価値を見出した。だから、命がけで奪う。  
私達は彼等の豊かな国に価値を見出した。だから、命がけで奪う。  
命がけで奪う、これが誇りですし、奪われるものへの敬意……  
これは、神聖な、互いの誇りと正義に敬意を払う儀式なのですよ」  

食人習慣のある相手に味方しなければならん、という葛藤をどうするか、  
などと考えたり。勝手な妄想失礼。  


533  名前:  1だおー  02/12/15  16:21  ID:???  

>>532  
理にかなってて凄いリアル…((((  ;゚Д゚)))ガクガクブルブル  
ダークエルフに食人習慣あったらさすがにひくかもしれん(  ;´Д`)  
でもまあ属性はとにかく生物的にはエルフと大差ないから食人はダークエルフにはないか…。  
しかし、オーガが人食ってたら素直に怖い。  
価値観の違いといえば捕虜の扱いとかもあるね。  
騎士とかは捕虜になるのを恥とするけど、捕らえた自衛官たちに「あなたは部下を思いやって降伏した。勇気ある兵士です」と言われて驚くとか?  


534  名前:  名無し三等兵  02/12/15  17:13  ID:???  

>>533  
 西洋の騎士は、日本の武士と違って、捕虜になることを恥としてなかったようだぞ。  
 死ぬくらいなら捕虜となって身代金を払った方がましと考えるのが、一般的な感覚だったらしい。  


535  名前:  名無し三等兵  02/12/15  17:34  ID:???  

中世、戦争もしてないのに、身代金目当てに捕虜にするってのが流行ってたような。  


536  名前:  名無し三等兵  02/12/15  17:38  ID:???  

自衛隊のボディアーマーには対弾用のがあるらしいけど、  
さすがに対刃用の、いわゆる防刃チョッキはないよね?  
ファンタジー世界の武装を考えると、案外効果的?  
矢に対してはどうなんだろ・・  


537  名前:  名無し三等兵  02/12/15  17:43  ID:???  

自衛隊の戦闘防弾チョッキって防刃も兼ねて無かったかな?  
基本的に砲弾や手榴弾の破片を防ぐ為の物だから、切りつけや  
弓矢に対しての防御効果は高いんじゃないの?  


538  名前:  てさりすと  02/12/15  17:58  ID:???  

あれですな  クラウセビッツが嫌った機動戦争みたいに  
傭兵を雇って真面目に戦争(不思議な言葉だが)  
もせずに見せ掛けだけの戦争がはやってましたからね  


539  名前:  青木原精神病院  02/12/15  18:19  ID:???  

たしかうろ覚えの記憶によると、矢は重いから普通の抗弾ベストでは  
止められなかったような・・・?  


540  名前:  1だおー  02/12/15  18:36  ID:???  

とうことはコロンブスの卵よろしく弓矢でボディーアーマーが貫通するってことか!?  
プレート入ってるのにそれはないんじゃ…?  
どうなんでしょうか名無し土方さん。  


541  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/15  18:54  ID:???  

陸自のホディアーマーのことはしらないけれど、海自のボディアーマーは  
防弾、防刃性能がうたわれている。防刃手袋なるものもあるが、これをつ  
けると拳銃の引き金が引きにくくなる。(プププ)  
しかし、着てみて思ったのだが、弾でも小銃弾はとまらないだろうし、  
45口径(M3短機関銃)もやばいのではなかろうか?対刃性にしても青竜刀や  
日本刀は、とまらないだろう…。せいぜい短剣レベル。  
矢は弓の強度にもよるとおもうが、多分とまる。相当の使い手でない限り  
弦の強度は低いから。  
石弓(クレインクインクロスボウ)は強度固定だと思うので貫通するのでは。  
強度を問題とせず、使い手が熟練の狙撃兵であるとした場合、彼はまず、  
頭を狙うから即死は免れない。  
ま、実際に撃たれた事はないので想像するほかないのだが。  
あと、ファンタジーの弓矢は魔法強化されてると思う。  
一日も早く土精系魔法でボディアーマーを強化したいな。(妄想?)  



542  名前:  名無し三等兵  02/12/15  18:58  ID:???  

 こういう話しがある。  

 都市国家シェナは敵に包囲されていた。  
 市は一人の傭兵隊長と契約し、傭兵隊長は見事敵を敗走させることに成功した。  
 市民はそのよう兵隊長にどのような勲功を与えるべきか、会議を重ねた。  
 しかし、その功績はあまりに偉大で市の主権をあたえたとしてもあまりある。  
 するとある市民が言った。  
 「彼を殺し、彼をこの市の聖者としよう!」  
 と……。  
 市民は皆その意見に賛成した。  

 傭兵は負ければ当然殺され。  
 勝利しても殺される。  
 まじめに戦争する奴がいなくなるのも仕方ないよなあ。(苦笑)  


543  名前:  青木原精神病院  02/12/15  19:00  ID:???  

自衛隊のベストは単なる抗弾でプレートは入ってなかったと思いますよ。  
「兵士を見よ」でかんたんに抜かれるシーンがありました。  


544  名前:  名無し三等兵  02/12/15  19:11  ID:???  

>>543  

 なら、5枚ならべた金属鎧すら貫通するクロスボウを防げないかしら?(苦笑)  


545  名前:  名無し三等兵  02/12/15  19:16  ID:???  

>>544  
意味がわからんよ。  
鎧五個抜くようなものは防げないんじゃないの?  


546  名前:  1だおー  02/12/15  19:50  ID:???  

思いの他、歩兵の防護力の低い自衛隊((((  ;゚Д゚)))ガクガクブルブル  
ファンタジー世界じゃ防御力が大事なのに…  


547  名前:  1だおー  02/12/15  21:37  ID:???  

プレートで思い出したが、ブラックホークダウンでもレンジャー隊員が重いからと外してるシーンがあったな。  


548  名前:  名無し三等兵  02/12/15  21:53  ID:???  

中世的ファンタジー世界に、日本列島が丸ごと転移したら  
資源確保の為、それまでの戦後体制を一新して侵略戦争しはじめそうだな(藁  

朝日は例のごとく、資源確保(略奪)を賛美します〜  




549  名前:  観測班三等兵  02/12/15  22:31  ID:u49yqWmn  

九州と言えば薩摩節(藁  

庶民的にも西郷隆盛とかで結構自衛隊に対する理解度は高いとかいう話は聞いた覚えがあるぞ。  


550  名前:  名無し三等兵  02/12/15  22:38  ID:???  

>>549  
つうか九州出身の自衛隊員は多い  


551  名前:  名無し三等兵  02/12/15  22:43  ID:???  

大陸標準暦520年8月末    メリア公国領    港町パレート    検閲所  

名も無き騎士「傭兵と流れの魔道士合わせて,50人か・・・・.大した物だな?」  
 入港許可証を取りに来た大手商会の手代は,大真面目に首を横に振って返事を返した.  
「うちの船団は,10隻からなる大規模なものですよ。.この位の用心しませんと.最近じゃ海竜(シーサーペント)が出るって話ですので」  

 「そうだな,化け物といえば,首都で空を飛ぶ巨大な影が目撃されたそうだ.なんでも,轟音と共に息吹を吐いて行くとか何とか・・・.」  

///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////    


                   
「これが偵察に出たF4ファントムの持ち帰った映像です。」  

「ば、馬鹿な!ワシは認めんぞ・・・・・・・・突如出現した大陸など!?」  
「首相閣下。  「コレ」は間違いなく現実の映像です。」  
 其の時、横に座っていた小太りの男が発言した  
「しかし君〜    馬鹿げた話だと思わんかね。  ある日突然、見たとも無い大陸が日本の近くに出来たなんて」  
「お言葉ですが、外務大臣。  大陸が出現したのではなく・・・日本が大陸の横、云え我々の元板居た世界では無いところに出現したのです。  
その証拠に、他国と連絡が取れないでは有りませんか!?」  
 まさか、自衛官が国務大臣に反論するとは思ってなかったのであろう。    
小太りの男  外務大臣もムッとした顔で抗弁した・・・・・  
「キミ〜  馬鹿言っちゃいけないよ。  漫画の世界じゃ無いんだよ!」  





552  名前:  CCIA  ◆vvx6VMwMl.  02/12/15  23:25  ID:???  

やはり非鉄素材を多用した90式が、土霊によってタービンを泥にされピンチに陥ったところを  
74式や61式が救援に駆けつけるというおいしい状況もありだろうか  


553  名前:  1だおー  02/12/15  23:44  ID:???  

>>551  
シーサーペントが出るなら自衛艦隊の出動もありうる!?  
音響データのない敵と潜水艦の死闘か!?  
…目が離せませんですな。  
>>552  
タービンすら知らないのにどうやってそれを突き止めるかが問題ですね。  
でも老兵戦車の活躍はいいなぁ  


554  名前:  名無し三等兵  02/12/15  23:51  ID:???  

>>553  
やぱそれは戦車の周りを操ろうとしたら、なんか中にもあるぞと  
タービンとか理解しているわけじゃないってことで  


555  名前:  1だおー  02/12/15  23:54  ID:???  

>>554  
エンジンをかけたらドカンとかいうアメリカンギャグになりそう(  ´∀`)  
びびるだろうな乗員は。  


556  名前:  てさりすと  02/12/16  00:38  ID:???  

続き・・  

エルフィールの港  

港に到着したリーフデ号と自衛隊が借り上げたフェリーが  
付近の住民を驚かせない為にと第二艦隊と強襲揚陸艦などを沖に待機させ入港したが  
漁師や付近の住民は鉄で出来たフェリーに驚き慌てて港から消えてしまった  
「・・まあ  初めてあんな船を見たら  怖がっても仕方ないわね・・」  
一足先に降りたソニアとクレアが話しながら船のほうを見るとソードが船員に大声で指示を出していた。  
「それよりも  怖がらないほうが凄いと思いますよ・・」クレアが答える。  
「ん〜  まああれに驚かない人間がいるって方が信じられないわね・・  
それよりも・・や〜っと帰って来れたわね〜  これで好きなだけお酒が飲めるわ。  
まず何処に行こうかしら  ミッシュベーゼンでしょ?それからさくら亭・・」ソニアが行きつけの店の名前をあげていく。  
それには耳を貸さずにクレアは沖に浮かぶ船を見つめていた。  
船員達が陸に上がって荷物を降ろしているとしばらくして正装した騎士と軽歩兵やボウガンを抱えた兵士が集まってくる。  
それを見たボブ船長が正装した騎士の元に近寄っていく。「カイル  そんなに兵士を連れて何処に行くんだい?」  
「やあ  ボブ今帰ってきたところかい?見たところ元気そうだね    
僕は鉄の化け物が攻めてきたって言うからこうやって自分の兵をつれてやってきたんだが・・  
まさか鉄の船が海に浮かぶとはね・・あれを連れて来たのは君かい?」おおすみを見つめながらボブが問いかける。  
「ああ  私が連れてきたんだ。凄いだろ  あれがあの突然現れた大陸からの使者さ  もうすぐエルフィール城に伝えにいく予定だったがね」  
船長が自慢げに話す  


557  名前:  てさりすと  02/12/16  00:39  ID:???  

「あの大陸にある国  日本って言う名前なんだが凄いぞ。ファイアドラゴンを瞬く間にたたき落とす鉄の鳥も作ってるんだ。」  
船長が興奮して話すのを聞いてカイルは答えた。  
「へえ・・イマイチ信じられないけど・・まあ君が言う事なら本当だろう。だけどあの緑色の服を着た連中はなんだい?変わった服装をしているようだけど」  
「ああ  あれは『自衛隊』っといって解りやすく言えば日本の軍隊なんだが、  
なぜか本人達は軍隊ではなく自衛隊だと言い張っているがね。私には一緒だと思うが」ボブ船長は知っている事を話す。  
「ふむ軍にしては腰につけている短剣ぐらいしか武装はしていないようだが・・」カイルは素直に思った事を尋ねる  
「背中につってる鉄の棒みたいなのがあるだろう?  あれが彼らの主な武器で  銃って名前らしい  
残念ながらどのように使うのかはしらないがね。」  
「船長荷物の積み下ろしが終了しました。この後どうしましょう?」ソードが尋ねてくる  
「おお  そうか  では彼等を私の屋敷に案内してやってくれ  荷物のほうは  いつもどうりにな」  
「船長はどうなさいます?」「私はこれから王のところに報告に行ってくる」  
「解りました  後のことはお任せください。」ソードがそう答えるとボブ船長は城に向かって歩き出した。  
フェリーからでてきたのは4台の中型トラックと高機動車が2台    
それと89式戦闘装甲車が二台  さらに前にドラゴンに襲われた経験から81式短SAMも2台上陸してくる  
「これは・・移動が大変ですね・・・」ソードが冷や汗を流しそう呟いた。  
現場を指揮していた小林一佐に事情を説明し船長の屋敷までの移動を開始する。  
船番の船員を除く船員やクレア達がそれぞれ自宅に帰宅したあと  
フェリーは安全の為  沖にいる第二護衛艦隊のところまで引き返した  


558  名前:  てさりすと  02/12/16  00:40  ID:???  

エルフィール城  
「大臣  カストロ将軍からのご指示です。明日の昼頃わが軍は攻撃をかける。  
それに呼応し城に攻め入り王の身柄の確保せよとのご命令です。成功した暁には  この城の王に大臣をすえるとの事にございます。」  
フードを深く被ったリリーが大臣に告げる。  
「おお  承知した。明日の昼頃だな?」「はい  詳細はこれに書いてあるとの仰せです」  
リリーが手紙を渡す。大臣がそれを読み  少し驚いたようにうなずくと  
「よし  お前に褒美をやろう。ちこうよれ」「は?・・あ・ありがたく頂戴します」    
めずらしいこともあるもんだと思って  リリーは大臣に近寄っていく。  
「ほれこれが  褒美じゃ」リリーが十分近寄ったのを確認した大臣は  
短剣を抜きリリーの胸に向かって突き出した。  
「なっ!」リリーは突然のことに驚き  とっさに身をそらしたがまともに腕を貫かれてしまった。  
突然のことに声も出ないリリーに大臣は告げる。  
「ふふふ  さすがはカストロ将軍  なるほど使者さえ殺してしまえばこの情報は漏れる道理は無い  
この念の入れよう  私には真似できんよ」笑いながら大臣が突きさしたナイフを抜き再び刺そうとする  
「くっくそ  こんなとこで殺られてたまるかっ」傷口を抑えリリーが走り出す。  
「逃がすかっ・・  衛兵!  曲者だ!ひっ捕らえろ」大臣が叫ぶ  部屋に衛兵が駆け込んできた。  
「どうしました?!ぐっ!」リリーは衛兵をぶん殴り  そのすきに逃げ出す。  
衛兵は起きあがり「曲者だひっ捕らえろ!」叫びながら追いかけていく。  
途中何人かの衛兵を振りきり何とか城から逃げ出そうとする。  
だが  正面ゲートに待ち構えていた衛兵に道を塞がれてしまった。  
「邪魔をするなああ!」リリーの無事な方の手から電撃がほとばしる。  
正面にいた衛兵が吹き飛ばされ  後ろにいた同僚を巻き込んで転がっていく。  
その隙に城から飛び出し町の人ごみの中に紛れ込んでいった。それを追って何人かの兵が走っていく。  
「ふん  まあよい  誰もあんな小娘の言う事など信用しまい・・」  
大臣はそばにいた衛兵に必ず見つけ出せと命令すると、明日の準備をはじめた。  

>>今日はこれでおわり・・これからもよろろ〜  


559  名前:  1だおー  02/12/16  00:48  ID:???  

(短SAMより近SAMの方が扱いやすくて便利じゃないかな…といってみるテスト)  

船長の自衛隊の説明にはワラタ  

激しく次回が楽しみ!  


560  名前:  名無し三等兵  02/12/16  01:15  ID:???  

カ、カストロ将軍…  


561  名前:  名無し三等兵  02/12/16  01:54  ID:???  

神だらけなこのスレ(・∀・)イイ!!  
特にてさりすと殿の作品は毎回楽しく読んでいます。  
あと、リーフデ号の一行が現代文明に接した時のカルチャーショックを  
詳しく書いたらもっと面白くなったように思います。  
これからも期待してますのでがんがってください  


562  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/16  20:43  ID:???  

>>364以来の続きということになるんだけど  
ちょっとROMしかしてなかったかなり進んでいるなあ。ま、364のつづき  

「Don't  move  or  I'll  shoot  you!」(動くな!さもなくば撃つ!)  
決して流暢な英語ではないが、この状況で通じない意思ではない。たとえ、  
英語をまったく話せないという人間でも銃を突きつけられれば、相手が何を  
しようとしているかわかるはずだ。もっとも、逆に暴れ回る可能性もないで  
はないが、その時はその時である。  
相手との距離は3メートル。これより近ければ、近接武器での反撃を受ける  
かもしれないし、これより遠ければM3では、相手の突進に対応できない。  
構えつつ、すばやく相手を観察する。  
白くゆったりした着衣。おおきなフードのために顔は良く見えない。何か陶  
器の破片をあしらった首飾りをつけているが、女だろうか?一見したところ、  
武器らしいものはもっていないようだ。  
フレクスリサーチ(身体検査)にあたるため第一班から二人が進み出た。拳  
銃を構えた一班長と拳銃を収めた班員の組み合わせだ。上川3曹がいればメ  
インに、小窪はサブ(警戒員)になるはずだったが、上川はもういない。損  
害を出さなかった、第一班を正直恨めしくさえ思った。  
少し後方で上田2曹が指揮官に上甲板の制圧がほぼ完了したことを報告して  
いるのが聞こえてきた。  
警戒を一班のサブに引き継ぐ。言葉は要らない。訓練どおり、滑らかな動き  
で立ち位置を交代する。  
その時である。白い服の男が何かを呟いたのは。  
「…!  ……!!」  
誰の声か最初はわからなかった。言葉とは思えない言葉。細い声だが、強い  
声。それは「力ある言葉」であった。  



563  名前:  名無し三等兵  02/12/16  21:01  ID:???  

>>549  
九州は北海道に並んで自衛隊への理解度が高い土地だね。そりゃまぁ、左な人たち  
や平和主義者を自称してる人たちも居るこたぁ居るのだけど。  


564  名前:  1だおー  02/12/16  21:26  ID:???  

>>563  
漏れは九州人だおー。  
親戚に自衛官三人いる。  
知り合いには二人。  
皆いいひとだから、このスレが彼らへのリスペクトになればいいな。  

>>562  
小窪三曹殿更新!  
やはり現役に方の文章は重みがあってカッコイイです!  
遂に魔術師と遭遇、立検隊の隊員達は!?  
期待大であります  


565  名前:  名無し三等兵  02/12/16  21:41  ID:???  

1さんスレ立ててくれてサンクス。  
軍事もファンタジーもよく分からないが毎日楽しみにみとるよ。  
作者さんもがんがれ!  


566  名前:  名無し三等兵  02/12/16  21:56  ID:???  

亀レスだけど、てさりすとさんの話で  
UH-60が川口タンを助けに行くシーンがあったけど  
実際は何人くらい乗れるのでせうか  
パイロット、コパイ、通信士、降下員×2(多分、ホイスト操作も含めて)、陸自数名、  
川口タン、使者3名…  
救難機ってこんなに乗れましたっけ?  



567  名前:  てさりすと  02/12/16  22:22  ID:???  

載れると思います  
#http://www.jda.go.jp/jgsdf/info/equipfr.html  
どぞ  
でもこれ  陸上自衛隊のやつだから  
航空自衛隊の救難のはどうか知らないけど  
載れるとかんがえました  


568  名前:  名無し三等兵  02/12/16  22:38  ID:???  

陸自は2+15でしたか  
空自は乗員5に担架が4  #http://www.jda.go.jp/jasdf/refs/uh60panph/shogen.htm  
海自は乗員4  #http://www.jda.go.jp/JMSDF/data/equip/photo/uh-60j.htm  

担架外せばイケるかも  


569  名前:  1だおー  02/12/16  22:49  ID:???  

>>565  
ありがとう。・゚・(ノД`)・゚・。  うえええん(感涙)  


570  名前:  名無し三等兵  02/12/16  22:57  ID:???  

自衛隊、九州出身の隊員は多いよな…  
術科学校は5人中3人が九州人だったよ。  

F-15Eは複座…つう事は川口三尉は後席にクレアたんを乗せちゃうん  
でしょうか?  

ってまぁ、予備部品の関係上APG-70からAPG-63に換装して後席は飾り  
になってるのかも?  っと妄想してみたりする。  



571  名前:  1だおー  02/12/16  23:01  ID:???  

>>570  
そしたらクレアたんイーグルドライバーの川口のことを目を輝かせて鉄竜騎士とか呼んだりしてね(  ´∀`)  


572  名前:  10・13  02/12/16  23:13  ID:???  

>>571  
モ、萌え…  


573  名前:  1だおー  02/12/16  23:17  ID:???  

>>572  
そして陸ちゃんにボコボコにされる川口三尉…(  ;´∀`)  


574  名前:  名無し三等兵  02/12/16  23:20  ID:???  

>陸          ・整備班のWAK  川口が狙っていた女性  本編ではまだ出ていない  

気になったのですが、陸つう人は空自ですよね?  空自だとWAFになります。  
婦人自衛官は、陸海空で呼び名が違い、陸はWAK(ワック)、海はWAVE(ウェーブ)  
空はWAF(ワッフ)と呼ばれてます。  

>>571  
そして、川口三尉を巡る陸たんvsクレアたんの壮絶な女の戦いが勃発…するのかな?  
っとまた妄想してみたりする。  


575  名前:  10・13  02/12/16  23:21  ID:???  

か、川口…  


576  名前:  1だおー  02/12/16  23:30  ID:???  

基地内にて  

「ちょっとアンタ!ここは関係者以外立ち入り禁止なのよ。出てってちょうだい!」  
「関係者以外?…だったら私は関係者だよ。騎士カワグチはこれをあたしにくれたもの…(ポッ)」  

川口のプレゼントの竜の鱗を取り出すクレア。  

「はぁ?こんな気味悪いもので通行許可が出せるわけないじゃない。さっさと出て行かないと警務隊呼ぶわよ」  
「(ムッ)アナタ、侍女の分際で口荒いですね」  
「誰が侍女よ!誰が!?」  
陸を指差すクレア。  
「違ぁーう!私はれっきとした自衛官!WAFよワ・フ!」  
「パブ?」  
「(ブチッ)」  


577  名前:  1だおー  02/12/16  23:32  ID:???  

勝手な妄想で書いてしまったが陸たんは一体どんな性格なんだろう…?(ここまでヒステリックじゃない?)  


578  名前:  青木原精神病院  02/12/17  01:37  ID:???  

やっと続きが書けますた。しかし未だファンタジーの  
フの字が出てきませぬ。いまさら青春時代から  
書き始めたのをチョト後悔気味(;´Д`)  
>>218−227の続き  

序章  第五話  

 「いいか、これは実戦じゃない、だが降下には死ぬ可能性はいつだってある。  
死ぬ可能性がある以上、これは実戦だ。気を抜くな、基本に忠実に、素早く  
激しく動け。よし、行くぞ!!」  
 桐野降下長の指示の下、全員が立ち上がり、機内に張り渡されたワイヤーに  
自動開傘策のカラビナを通す。揺れる機内で、重装備で立つのはえらく骨なことだ。  
 「降下まで、後四分!!」  
 「小隊全員、降下に備えろ。」  
 空挺扉がゆっくりと開放され、猛烈な風が機内を吹き荒れる。開放されたドアから、  
蒼い山がみえる。空の神兵たちを祝福するかのように、悠然とそびえたつ富士山。  
大和三曹が見とれていると、ぽんぽんと誰かが肩をたたいた。  
 「富士山すか?  大和三曹。」  
 「なんだ、近藤か。」  
近藤勇士長、二十二歳。若いが肝の据わった男だ。  
 「三曹山好きでしたよね?」  
 「おう。」  
 「どうでした?冬富士ってのは?」  
 「いや、―」  
大和三曹は富士山へ振り返った。  
 「―まだ冬には登ってない。」  
 「それなら、―」  
近藤三曹は笑った。  
 「―あとで登りましょうや。」  
 「お、お前も山に目覚めたか。ちゃんと遺書は書いとけよ、山は自己責任で  
登りますって。御自慢の彼女に訴えられても困る。」  


579  名前:  青木原精神病院  02/12/17  01:38  ID:???  

 「ひでぇ、人の彼女にそこまで言えますかねフツー?」  
 「いつものろけてるじゃねぇか。今度こそ×××の○○○にしてやるって。  
逞しそうな女だな。裁判なんかやったら負けちまうよ。」  
 「あいつのそこがいいんですよ!!三曹はそんな面倒見悪いから彼女いないんすよ。」  
 「うるせえ!!」  
そこでぽつりと会話は途切れた。慌ただしく通信が入り乱れ、否が応にも  
緊張は増してくる。  
 「南東から微風、角度修正、右へ五度。」  
 「了解。全機、予定のコースに入りました。」  
 「編隊を維持。全機そのまま。」  
 「降下地点に到着、降下まで後三分です。用意はいいですか?」  
 「小隊、降下準備よし。」  
 桐野降下長がインカムで答えた。すこし部隊が緊張しているのを見て取ったらしく、  
悪戯っぽい笑みを浮かべる。  
 「集合地点に一番に来た班には晩飯奢るぞ。」  
 『お〜!!』  
 「・・・?」  
 吉報、だが大和三曹は首をかしげた。絵に描いたような鬼軍曹である桐野降下長だが、  
自衛官の御多分に漏れず財布の紐は大奥が握っている。サラリーマンの上司が部下に  
飯を奢るのとはわけが違うのだ。駐屯地の飯も魅力化対策ですこしはましになりつつあるが、  
まだまだまずい。いざ外食となれば、食う、馬鹿のように食う。そして残るのは皿のように  
薄っぺらで硬い財布のみだ。  


580  名前:  青木原精神病院  02/12/17  01:39  ID:???  

 (班全員に晩飯を奢ると言うからには何か裏があるはず・・・。)  
と考えたのがばれたのか、桐野降下長は仏の顔で修羅の殺気をぶつけてきた。  
 「ん〜?どうした大和?俺が晩飯奢るのがそんなに珍しいか?」  
 「いえ、そんなことはないです!!」  
 ぶんぶんと腕を振り、力いっぱい否定する。  
 「ふ〜ん・・・?」  
 (おかしい、絶対におかしい・・・これは、事件だ!!旧軍の爺様にかけて解き明かさねば!!)  
 そんな入隊した時のような情熱を感じて悦に入っていると、にこやかに悪鬼は話しかけてきた。  
 「そういや大和はこないだ降下長課程終了したっけな?」  
 「そうですよ、桐野さん。」  
 「お前もすっかり一人前の空挺戦士ってわけだ。」  
 「いやあ、桐野さんに比べればまだまだですよ。桐野さんには教えられてばっかりです。」  
 これはまあ、事実だ。桐野一曹にはいつも世話になっている。  
 (少しでも心証を良くして、この事件を解き明かすのだ!!)  
と、鼻息荒く、大和三曹は名探偵を演ずべく自分を奮い立たせた。  
 「ところで桐野さん―」  
 「ときに大和―」  
 ふたりの声は完璧にハモった。見つめ合うふたり、そして恋が始まる・・・わけはないが、  
悲劇は始まった。  


581  名前:  青木原精神病院  02/12/17  01:40  ID:???  

 「あ・・・、どうぞ。」  
 これが後に言われる三トン半の譲歩、大和三曹の人生最大の失敗である。  
 「うん?いいか?大和、お前彼女もいないし暇だろう?」  
 「ゑ・・・?まあそうですけど。」  
 「わはは、おっともう時間だ。まあお前に頼みたいことがあるんだが、頼まれてくれるな?  
なに簡単なことだ。」  
 来た、ついに来たぞ!!男ならここで踏ん張れ!!未来は変えられる!!逃げちゃ駄目だ!!  
前略おふくろ様、今日大和武士は―  
 「・・・いいですよ。」  
 ・・・敗北主義者になりますた。  
 「わはは、よし頼まれてくれるか。お前も飯食いに来い。さて仕事だ。」  
 満足そうにうなずいて、桐野降下長は反対側の空挺扉に行ってしまった。どっと吹き出る汗を  
拭いながら大和三曹はだーと涙を流し、ひとりごちた。  
 (だって、だって、地獄の鬼でもあんな殺気と形相は出来ねえよ・・・断れば消されたな、俺。)  
 見つめあった時の、地獄絵図を顔にするなら金賞間違いなしの桐野降下長の形相を思い浮かべ、  
大和三曹は途方に暮れた。いったい何を頼もうとしているのか?思案をめぐらせてみるものの、  
答えは浮かびそうで浮かばない。しかしそんなことにはお構いなしに、時は過ぎてゆく  


582  名前:  青木原精神病院  02/12/17  01:41  ID:???  

「降下五秒前!!・・・四・・・三・・・二・・・一・・・状況、開始!!」  
 一秒間隔で隊員たちが次々に飛び出していく。三トン半の収容人員は四十五名、  
ふたつある空挺扉から降下しても結構な時間がかかる。降下に要する時間は  
出来る限り切り詰めなければならない。空挺部隊にとって、集結に要する時間は  
自身の生命線だからだ。きびきびと、熟練した動作で  
降下をこなす隊員たちにはあふれる己への自信がみてとれる。  
 「全員降下、不開傘なし!!」  
 「よし、行ってこい!!」  
 どんと肩を叩かれ、大和三曹は飛び出した。  
 (なんだかんだいってもあの人は頼りになるんだよな)  
 ふっ、と引力の束縛から解き放たれ、全ての感覚が鋭敏に研ぎ澄まされていく。  
 「っしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」  
 大和三曹は吼えた。するすると自動開傘策が伸び、傘体と吊策を引き出していく。  
 「初降下・・・二降下・・・開傘!!」  
 至福の自由落下は文字通りあっという間に終わり、落下傘が開き、がくん、とショックが全身を貫く。  
身を切る風、まぶしい太陽、轟音を立てて飛び去る三トン半、何もかも最高だ。これぞ空挺の醍醐味、  
隊員にとって空挺降下とは単なる技能ではない、己と対面する時なのだ、今まで自分が  
何をやってきたのか、それを問う為の。第一空挺団、これだけはやめられない。  
そして山もだ、そう山も・・・山?  


583  名前:  青木原精神病院  02/12/17  01:41  ID:???  

「そうか富士登山マラソンかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」  
 もはや語るまでもない、第一空挺団の必須行事だ。毎年比類なき強さを誇る秘密は  
こんなところにある。  
 「おかしいと思うわけだ、近藤が山登りたいなんていうわけねえじゃねえか!!  
あの野郎、さては桐野一曹とつるみやがったな!!」  
 名探偵大和三曹はひとり、名推理劇を披露したあと鬱な気持ちで富士山を見やった。だが―  
 「なんだありゃあ・・・・?」  
 大和三曹は我が眼を疑った。  
   
続く。  


584  名前:  青木原精神病院  02/12/17  01:51  ID:???  

しまった!!訂正します。  
>>578  
>>近藤山曹は笑った  
とありますが、彼は士長です。やっちゃったよ(;´Д`)  



585  名前:  青木原精神病院  02/12/17  01:54  ID:???  

いかん・・・  
×山曹  
○三曹  

青木原に逝ってきます・・・  


586  名前:  10・13  02/12/17  02:25  ID:???  

大和三曹が帰ってきた!  
ええですねえ。何と言うか、スバラシイでふ。  
続きが気になります(´∀`)  



587  名前:  1だおー  02/12/17  17:19  ID:???  

くうーてい!らっかさん!くうーてい!らっかさん!イエーーーー!!  

大和三曹所属第一空挺団の精鋭たち。  
異世界の戦士にもひけなどとらない勇士ですね!  


588  名前:  名無し三等兵  02/12/17  22:52  ID:???  

おお・・・神々がたくさんおられる・・・  
どの作品も良質だ・・・  
このスレ激しく(・∀・)イイ!!  


589  名前:  てさりすと  02/12/18  00:43  ID:???  

>>574  ぐは  やっちまった  
回線切って吊って来ます  

>>青木原精神病院さんのやつ  うますぎる・・・  

とりあえず>>558の続き・・・・  
1時間後  

リリーは何とか追っ手を振り切りミッシュベーゼンに辿り着いた。  
途中応急処置を済ませ血痕が残らないようにしたが  
またじわじわと血がにじんできていた。  
「リョウさま  遅れてすみません。少し手違いがありまして・・・」  
弱弱しく笑いながら彼女はリョウの傍の席に座る。  
「でその傷か  見せてごらん」そういいながら彼女の腕を持ち上げる。  
「っ・・」彼女のあげた悲鳴に近くにいた客が目を向ける。  
「悪いね  少し我慢してくれ・・」そう言ってリョウは何か呪文を唱え出す。  
すると見る見る間に出血が減りさらに傷口をふさいで刺さった後がうっすらと見える程度まで治ってしまった。  
「まあこんなもんだろう」といって治ったばかりの傷口をポンポンとたたく。  
「ここで何があったのか聞きたい所だけど・・・」あたりを見渡す。  
この国には彼のように治療系の魔法を使える人間は少ない。そのせいか回りの注目を集めてしまっていた。  
「そうだ  マスター  上の部屋は空いてるかい?」リョウが訪ねる。  
「ああ  あいてるとも  金は後でいいぞ」マスターが答える  
この店の二階はホテルになっていた。旅人から18才以下お断りな目的までいろんな目的で使われていた。  
男女ふたりでこの店の2階に上がると場合  後者が目的の場合が多かった  
リョウがリリーに肩を貸し二階へと上っていく。彼女らから離れた席に座っていて状況がわからなかった客の一人が  
「この明るいうちから  元気なこった」と呟き  一緒に飲んでいた連中と大笑いしだした  


590  名前:  てさりすと  02/12/18  00:44  ID:???  


部屋にたどりつくとリョウはリリーをベットの端に座らせ  自分は備え付けの椅子に座る。  
「で  何があった。最初から順番に話してくれ」  
「解りました。・・カストロ将軍からの伝言を伝えた後  将軍から預かっていた手紙を大臣に渡すと  
読み終わった後めずらしく褒美をくれると言うのでつい油断して近づいたら・・」  
「刺されたと言う訳か・・」リリーが頷く。  
「明日の昼頃  オーラン軍がこの国に攻め込んできます。  
大臣はそれに呼応して王の身柄を拘束するつもりです。どうしましょう・・」  
「明日の昼頃?・・ちょうどいい  異世界の軍の戦力を見るために利用させてもらう。  
リリー  このことは内密にな。」「解りました」  
「私はこれから  王の身を守る為の準備に入るが  君はここでおとなしくしてるんだ」  
そういって彼は部屋をでて  一階のマスターに数日分の料金を払って町の中に消えていった。  



同時刻  エンフィール郊外の屋敷の中庭に駐車したトラックから普通科の隊員が降車していた  
「おいおい・・」トラックのから降りた三曹がつぶやく。  
18世紀の城のような家・・というか城その物の建物がボブ船長の屋敷だった。  
しばらくして屋敷に入っていっていたソードが数人の使用人を連れて帰ってきた。  


591  名前:  てさりすと  02/12/18  00:45  ID:???  

同時刻  エンフィール郊外の屋敷の中庭に駐車したトラックから普通科の隊員が降車していた  
「おいおい・・」トラックのから降りた三曹がつぶやく。  
18世紀の城のような家・・というか城その物の建物がボブ船長の屋敷だった。  
しばらくして屋敷に入っていっていたソードが数人の使用人を連れて帰ってきた。  
各部隊の指揮官を集めて指示していた小林一佐に告げる。  
「事情は説明してきました。残念ながら綺麗とはいえませんが昔の兵舎や士官室があります  
そちらのほうをお使いください。許可は取ってあります。案内はこの者達がします」  
おびえたメイドたちが頭をさげる。  
「では  お言葉に甘えさせていただきましょう。佐藤君と田中君」「はい。なんでしょうか?」ふたりが声をダブらせた  
「佐藤君の部隊と田中君の部隊で12時間交代で邸内と付近を警戒せよ。まずは佐藤君  君の部隊が付近を警戒してくれ。」  
佐藤三佐が部下の所に走っていく。小林はそれを見送って続ける。  
「通信班は屋上に移動。護衛艦隊との通信を確保せよ。施設班はヘリが着陸できるポイントを作れ  
特科の追撃砲は中庭に設置  
残りの部隊は準備がすみしだい使用人の案内にしたがって分散せよ。以上  状況開始」集まっていた指揮官達が散っていく。  
小林はソードに案内され屋敷に入っていく。すでに移動を開始しだした部隊を追い抜き    
それなりに大きな部屋へと案内された。「こちらをお使いください。ボブ船長がこの屋敷を買われる前に高級士官の部屋だった所です」  
案内された部屋はほこりまみれだったが調度品が整えられさらに一部屋だけでなく奥に続くドアも見える。  
「ありがとう。ソード副船長  それではこの部屋を使わせてもらいます」  
小林は机の上に広がっていた地図をみつけ  
「これは  この町の物?」と尋ねる。ソードもその地図を覗き込む  
「ああ  そうみたいですね。古いから今と微妙に違うかもしれませんが・・・この地図で言えばここが屋敷のあるところです」  
彼が指差した所には確かに何かのマークが記されている。  
「私の部屋はここからみて突き当たりにありますので  何か有ればご連絡ください。」  
「わかった  ありがとう」そう言ってソードが出て行く。  


592  名前:  てさりすと  02/12/18  00:46  ID:???  

0分後  小林はボブ船長を呼びに行き玄関に向かった  
施設班が確保した着陸スペースに着陸したUH-47JとUH-1が降りてきた。  
降りてきた秋山とボブ船長が固い握手をかわす  
「カンボーチョウカン殿  わが邸にようこそ」ボブ船長が話しかける  
「始めまして  ボブくん  歓迎に感謝するよ」秋山が答える  
「カンボーチョウカン殿のために一番いい部屋を準備させました  どうぞこちらへ」  
ボブ船長が秋山を客室の中で一番いい部屋に案内する。  
小林が案内された部屋など比べ物にならないくらい内部が整っていた。  
「ここにあるものなら  なんでも使ってください  何かご不満がありましたらこのベルを振ってください。すぐに係りの者が来ます」  
そう言って机の上にある  ベルを指差す  
「ありがとう  ボブ君  こんなすばらしい待遇を受けたのは生まれて初めてだよ」秋山が調度品を見渡しながら返事をする  
「そういってもらえると  幸いです。それと一つ頼みたい事があるんですが・・・」  
ボブ船長が申し訳なさそうに笑いながら言ってくる  
「何でしょう?  我々に出来る事なら何でもいたしましょう。」秋山が返答する。  
「出来ればその・・ヘリで来てもらえないでしょうか?私が鉄で出来たものが空を飛ぶと言ったら  笑われてしまいまして・・」  
秋山は笑って「そのぐらいお安い御用です」と答える  
「ありがたい・・それでは  明日の会談の成功を祈っています」そう言って  ボブ船長は部屋を後にした。  



593  名前:  てさりすと  02/12/18  00:48  ID:???  

翌日  

「準備が整いました。いつでも出発できます」小林が秋山に告げる。  
「そうか  報告ご苦労」秋山が鏡を見ながら返答する。  
服装が大丈夫なのを確かめるとスーツケースを机の上から取って言った。  
「じゃあ  行こうか」  

一階に降り食堂の前を通るとすでに昼飯を食べ初めている部隊もいた。  
秋山達は食堂の前を横切ってヘリポートに辿り着く。すでにボブ船長も待っていた  
「それでは  行ってくる。後を頼んだぞ」そう言って秋山がUH-47に乗り込む。  
それに続いてボブ船長とフル装備した陸自の隊員も乗り込んでいく。  
UH-1「こちらナラ1  これよりシシャを護衛し飛行する」  
UH-47「こちらシシャ  期待しているぞ」  
小林と表にいた自衛官が段々と土煙を上げながら上昇するUH-47と護衛のUH-1に向かい敬礼する。  
ヘリは数秒かけてゆっくりと向きを変えると  少しずつスピードを上げ城にむかった。  
それを見送った小林は  自分も食事をとるため食堂に足を向けた。  


594  名前:  てさりすと  02/12/18  00:52  ID:???  

ヘリの中  
ボブ船長は始めて乗るヘリの中でワクワクしていた。  
もともと人より早く珍しい物を見てみたい為に王立調査隊の設立を王に申請し  
申請が受理されると大臣の席をすて自分が王立調査隊の最高責任者になった人物である。  
鉄の箱が空を飛び  さらにその中に自分が乗っている。それだけで満足だった。  
「なにか  いい事でもあったんですか?」隣に座っていた秋山が話しかける。  
「いやあ顔に出ていましたか?実ははじめて見たときから一度これに乗ってみたいと思ってましてな  
今自分がそれに乗って  空を飛んでると思うとつい・・」笑いながら答える。  
「機長より乗員へ  目標地点まで後約2分」  
「そろそろですね」秋山がそう呟く。一緒に乗ってきた隊員が装備を確認しだした。  
あっという間に2分が過ぎる。  
「着陸成功  後部ハッチ開きます」後部ハッチが開くと同時に隊員が降りていく。  
秋山とボブ船長が降りたとき  槍を抱えた兵士達が走って来る。  
隊員が慌てて銃を構え秋山とボブの前に立った。走ってきた兵士が槍を向けて詰問してくる。  
「貴様ら何者だ!ここが何処だかわかっているのか!」  
指揮官らしき兵士が今にも突きかかって来そうな顔で問い詰めてくる。  
「待て待て。彼らは大陸からきた使者だぞ。槍を収めろ。」ボブ船長が前に出ながら語りかける。  
ボブ船長を確認した指揮官らしき兵士と兵士は慌てて槍を収める。  
「失礼しました!ボブ・ザック卿。親衛隊より話は伺っております。どうぞこちらへ」  
指揮官らしき兵士が道を案内しだす。秋山とボブ船長そして一班が着いて行く。  
そしてその場にヘリの警備のため残された隊員達と  
指揮官が案内に行ってしまった為どうしていいのかわからない槍兵たちは不思議な沈黙とともに互いに見詰め合っていた。  


595  名前:  てさりすと  02/12/18  00:58  ID:???  

今日はここまで  
できたら次は戦闘に突入します。  

他の人の奴みたいにおもしろく書けないかも知れませんがよろしく  


596  名前:  名無し三等兵  02/12/18  01:22  ID:2smjvzpC  

>>てさりすと様  
(・∀・)イイ!感じです。続編楽しみです。  
ただ、重箱の隅をつつくようですみませんが「C」H−47でないでせうか。  


597  名前:  名無し三等兵  02/12/18  09:42  ID:A4ENtDfb  

対地上ドップラーレーダーと音響・磁気・熱源・振動センサーを使った索敵も  
生かしてほしいですね。  



598  名前:  名無し三等兵  02/12/18  12:16  ID:???  

九州丸ごとの召喚なら、民間人を相手にしたF世界からの魔法テロとかも  
出てきそうですね。  
魔法への対抗手段があっても、前線以外の兵士や民間人には行き届か  
ないでしょうし。魔法で何が恐いことは、ほぼ手ぶらで殺せることですから。  


599  名前:  てさりすと  02/12/18  13:15  ID:???  

あ  >>591と>>592の間が抜けてる・・・  
>>596  
またやっちまった・・・ごめ  
>>598  
そのネタ使おうと思ってたのに〜  
新しいネタは誰もが思いつか無いような奴を考えねば・・・  


600  名前:  てさりすと  02/12/18  13:46  ID:???  

とりあえず  591と592の間  
書いてからコピペしてたから間抜けてたことに気づかなかった・・・  

しばらくするとボブ船長が帰ってきた  
「やあ  コバヤシくん  日程が決まったよ。あすの12時に謁見。その後歓迎のため昼食会がもようされる。  
沖にいるモガミ副将軍に伝えておいてくれ」  
「わかりました  明日の十二時ですね。伝えておきます」    
「なぜか知らんが  親衛隊の隊長が昼食時に、と強く言い張ってな  まあ別に何時しなければならんと言う事も無かったから認められた。  
それはそうと・・誰が王に謁見してもらえるのかね?まだ自衛官以外ここにきていないようだが・・」  
「秋山官房長官であります。後30分で長官を乗せたヘリが到着到着します」  
小林は腕時計を確認しそう告げる。ボブ船長が答える  
「そうか  それならいいんだ。じゃあその時になったら私を呼びに来てほしい」  
「判りました。呼びに行かせてもらいます。」  
「それじゃあ  また後で」そう言って船長は自室に入っていった。  

30分後  小林はボブ船長を呼びに行き玄関に向かった  
施設班が確保した着陸スペースに着陸したUH-47JとUH-1が降りてきた。  
降りてきた秋山とボブ船長が固い握手をかわす  


601  名前:  青木原精神病院  02/12/18  14:35  ID:???  

いやあ、嬉しいですねえ。好評のようでよかった、よかった。  

>>586  
自分も10・13さんの山川が楽しみです。(´∀`)わくわく  
ルナフレアはどうなるのかなあ。  

>>587  
そうですねえ、自分も空挺団に関して調べれば調べるほど  
頭がさがります。おれも空挺手当て(  ゜Д゜)ホスィ・・・  
給料約三割増(;´Д`)ハアハア  

>>589  
いやいや、うますぎるだなんてそんな。調子に乗ると  
自分は駄目なんで。こんな前振りに頼らず、ずばっと  
本編を書き出していける皆さんがうらやましい。  
てさりすとさんみたいに一国を描ききるのは俺には無理ぽ・・・  


602  名前:  名無し三等兵  02/12/18  15:53  ID:???  

>>532  
逆にこっちがむこうさんのタブーを侵してしまうというのも面白いかも。  
SFで「FOOD」という単語が卑猥なものとして認識されている世界を描いたものがあった。  


603  名前:  598  02/12/18  15:54  ID:???  

>>599  
おおう、揚げ足とってしまったみたいですね。失礼。  
結構前に、広域攻撃魔法の話が出たときにふと思いついたので。  
いくら前線の兵士や、主人公パーティーが強かろうと、食糧を生産したり安全な場所を確保  
する人々、物資の供給生産など「社会」そのものを破壊に来られると……と思ったので。  

ですが、自分が面白いと思った話を書くことが本人にも周りにも良いと思うので気になさらず。  


604  名前:  名無し三等兵  02/12/18  15:57  ID:???  

>>602  
代表的なものなどでは「エルフの森で火を使う」ですね。  
ガープスルナルではなかなか壮絶な決まりがありました。  
曰く「枝一本は骨一本、木一本は人一人」おお恐い。  


605  名前:  青木原精神病院  02/12/18  20:50  ID:???  

タブーとは違うけど、どっかの風習でゲッシュってのが  
確かあったなあ。これを守り続けてる限り、誓いを交わした  
相手から守護を得続けるが、破ったとたんあぼーんっていうやつ。  
これ使ってなんか自衛官にもすこしだけ魔法を使わせてみようかな?  

どんな魔法ならおもしろいですかねえ?  


606  名前:  名無し三等兵  02/12/18  20:50  ID:???  

458の  
「剣を突き立てられているダークエルフ」って  
「つきつけられている」ではないの?  
一瞬殺されたのかと思ったよ。  




607  名前:  1だおー  02/12/18  20:57  ID:???  

>青木原精神病院殿  

大和三曹がピクシーに好かれて魔法を教えてもらうとかどうでしょう?  
…そして創設、魔術技能空挺隊員。  
さ、最強ヽ(・ω・)ノ    


608  名前:  青木原精神病院  02/12/18  21:06  ID:???  

>>1だおーさん  

魔術技能空挺隊員はまさに最強ですねえ。  
大和三曹は空挺団の曹なわけだから魔術空挺レンジャーに  
なりますねえ。もう弾が切れてもダイジョーブ!!  

ところでピクシー・・・?妖精みたいなものですよね?  
あれ?でもエルフも妖精だったような・・・?  
あかん、まだまだ知識不足だ(;´Д`)  


609  名前:  1だおー  02/12/18  21:28  ID:???  

ピクシーはトンボのような羽でパタパタと飛んでいる小さな妖精と考えていただければ…。  
確かにエルフも妖精ですが、このスレの感覚でいくと妖精というより亜人種の一種族ですね。  


610  名前:  青木原精神病院  02/12/18  21:48  ID:???  

なるほど〜。  
よ〜くわかりますた。ゼルダの伝説にでてくるようなちいさいやつがピクシーだと。  
わかりやすい説明ありがとうございます。  
ん?ということは  

妖精さんたちに敵の周りを光りながら飛んでもらう  
↓  
敵の位置まる分かり  
↓  
撃ちやすくてウマー  

の方式が自衛隊にも採用されるのか?  

スマソ、やってない人にはわかんないね・・・  


611  名前:  10・13  02/12/18  22:34  ID:???  

>>606  
(゚д゚)マズー  
回線切って首吊って来ます。  


612  名前:  10・13  02/12/18  22:36  ID:???  

妖精さん、向こうの世界じゃ普通に食用とかにされてそう。  


613  名前:  名無し三等兵  02/12/18  22:43  ID:ZQjZEw7w  

嫌がる女の妖精さんを踊り食い・・・イイ!!  
(;´Д`)のかな人として?  


614  名前:  名無し三等兵  02/12/18  22:46  ID:???  

〉613  
外道  


615  名前:  10・13  02/12/18  22:50  ID:???  

>>613  
(´Д`;)ハアハア  
も、漏れも外道…  


616  名前:  名無し三等兵  02/12/18  22:58  ID:???  

踊り食い=レイープ?  
(;´Д`)どっちにしろ駄目ぽ・・・  
そう言えば前スレで隊員たちの性欲処理が問題  
になってたが、てさりすと氏の九州まるごと転移  
なら問題ないな。むしろ九州のヲタが買春ツアーに行きそうだ。  



617  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/18  22:59  ID:???  

>>594のつづきいきます  

彼らが城内に入ると一人の騎士が寄ってきた  振り向くとカイルだった  
「外国の使者様。これからは私が案内します。・・・ご苦労だった君はここまでいい」  
それを聞いた指揮官は「判りました。それでは失礼します。」そう言って一礼するとゆっくりとさがっていった。  
「どうぞこちらへ  王がお待ちになっています」カイルが案内しだす。  
それに着いて行きながら班長の織田二尉に羽柴三曹が語りかける。  
「班長  すれ違う人からの視線が痛いです。・・・」  
実際すれ違う兵士や騎士に奇異の目で見られ  
通りかかったメイド達は興味深そうにこちらを眺めているが目があった瞬間に別の方向を向いてしまう。  
「気にするな。三曹  誰だって始めて見るものには警戒するさ」少し達観したように織田が答えた。  
「そうだぞ。羽柴三曹いちいち気にしていたら身が持たんぞ。  
国内でもサービスエリアとかで止まったら  大体の奴が似たような目で見てたじゃないか。」と柴田一曹が答える  
「そうなんですけどね・・なんか気になりますよ」羽柴三曹がきょろきょろしながら答えた。  
そうこうするうちに謁見の間の前に辿り着いていた。  
カイルは立ち止まり「どうぞこちらへ  王がお待ちになっています。」    
「そうか  ありがとう。」そう言ってから秋山はスーツケースを持ち直し  
ボブ船長と一緒に謁見の間に入っていく。  
それについて行こうとした織田たちに  
「私と君たちはここまでだ。その部屋かここで待っていたまえ」  
そう言って謁見の間の横にある控え室を指差す。  
「いえ  私たちはここで待機させてもらいます」そう織田が答える。  
「そうか  ところで君たちが持っているその長い鉄の塊は何かね?」  
織田が持っていた64小銃を指差し尋ねてくる。それに対し織田が説明する。  
「これは  私たちの主要装備で64小銃と言います。有効射程は大体100〜300ぐらいですね。もっとも弾はもっと飛びますが・・」  
その後もカイルが聞き  それに織田が答える。そんなやり取りが十数回続けられたあと  
一人の伝令が走ってくる。  


618  名前:  1だおー  02/12/18  22:59  ID:???  

食事で出されたらリアルにひきそう(゚д゚lll)  

「いやぁー!助けてお母さーん!」  

とか泣き叫んでるんだよ?  
お隣の国の犬食べる文化が理解できない比じゃないはず…。  


619  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/18  23:00  ID:???  

「カイル様  南東の街道にモンスターの出現を確認しました。」そうカイルに伝える。  
「そうか  解ったこれからそちらに向かう。魔物の数はどれぐらいだ?」  
「サーベルタイガーが8匹確認されました。」  
「わかった。私の兵を集めておいてくれ。これからそちらに向かう」  
「解りました。お待ちしております。」そう言って伝令は走り出す。  
伝令を見送った後  彼は織田に向かって言った。  
「まだまだ聞きたい事もあったのだが仕事が入ったみたいだ。これで失礼する。」  
「はっ!御武運を」そう言って一斉に敬礼する。  
カイルは彼らに軽く手をあげて答えると部下の待つ場所に向かって行った。  


「将軍  陽動作戦成功しました。200〜300人の兵士が出撃した模様です。」  
チェがカストロ将軍に報告する。  
「よくやった。で  カダフィ殿の進軍の具合はどうだ?」  
自らもグリフォンにまたがりながら尋ねてくる。  
「町から2キロぐらいの所まで到達しました。将軍の攻撃にあわせ攻撃を開始するらしいです。」  
「では、市街地の方はどうだ?」  
「キャラバンの振りをさせて部隊を入り込ませています。彼らは  兵士が少ない為大規模な衝突は避け  
本体の動きにあわせ付近の建物に対する破壊工作をおこなうように命令してあります」  
「しかも  おまけに大臣も反乱を起こす手筈だ。もはやエルフィードは落ちたも同然だな」  
全部隊が準備を終え  エルフの士官が報告をしにやってくる。  
「よし。    グリフォン騎士団出撃せよ!!」  
部隊が時の声を上げ  移動を開始した。  


620  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/18  23:00  ID:???  

「将軍  陽動作戦成功しました。200〜300人の兵士が出撃した模様です。」  
チェがカストロ将軍に報告する。  
「よくやった。で  カダフィ殿の進軍の具合はどうだ?」  
自らもグリフォンにまたがりながら尋ねてくる。  
「町から2キロぐらいの所まで到達しました。将軍の攻撃にあわせ攻撃を開始するらしいです。」  
「では、市街地の方はどうだ?」  
「キャラバンの振りをさせて部隊を入り込ませています。彼らは  兵士が少ない為大規模な衝突は避け  
本体の動きにあわせ付近の建物に対する破壊工作をおこなうように命令してあります」  
「しかも  おまけに大臣も反乱を起こす手筈だ。もはやエルフィードは落ちたも同然だな」  
全部隊が準備を終え  エルフの士官が報告をしにやってくる。  
「よし。    グリフォン騎士団出撃せよ!!」  
部隊が時の声を上げ  移動を開始した。  

エンフィール軍の最前線の砦  

「オーラン軍がきたぞ〜」見張り台に立っていた兵士が声をあげる。  
それを聞いた兵士達が慌てて弓を取り剣を取り配置についていく。  
だが  オーラン軍は陣地の上を素通りしていってしまった。  
魔術師が空に向かって  爆発魔法を使うが  1匹しか叩き落とせず全く無傷に等しい状態で通過していく。  
「奴等  直接城を狙うつもりだぞ  こちらのペガサス騎士団はどうした?」  
指揮官が叫ぶ。それに近くにいた士官が答える。  
「ペガサス騎士団は南方から飛んで来るドラゴンを食い止める為城を出ております」  
彼らが慌てて城に戻ろうとするのを一人の男が止めた。  
「今から戻ったところで徒歩の者が大半を占める我々が間に合う訳はございません。それよりも・・・・」  
それを聞いた指揮官はしぶしぶ頷く。「一矢報いるにはそれしかあるまい」  
「では  兵をお借りします」そう言って彼は兵を集め出撃した。  


621  名前:  1だおー  02/12/18  23:01  ID:???  

>>616  
そんなヤシらはオーガーの餌にケテーイ  


622  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/18  23:03  ID:???  

あ  ごめ  話しやってる最中に書き込んじゃったよ・・  

>>妖精の踊り食い・・  怖っ    


623  名前:  1だおー  02/12/18  23:05  ID:???  

ヽ(*゜Д゜)ノ    ウワァ    すみませぬ、てさりすと様  

責任とってy=-(  ゚д゚)・∵;;  ターン  


624  名前:  名無し三等兵  02/12/18  23:06  ID:???  

>611  
「剣を突き立てられているダークエルフ」  
これはこれで(´Д`;)ハアハア  



625  名前:  1だおー  02/12/18  23:09  ID:???  

>>624  

(゚д゚lll)あ、あのぅ…  


626  名前:  名無し三等兵  02/12/18  23:19  ID:???  

>625  
1よ。おまえも妖精の踊り食いで(´Д`;)ハアハア  
してたじゃないか。突然まともなふりをするとはひきょうな奴(w  



627  名前:  1だおー  02/12/18  23:22  ID:???  

>>626  
え、えええぇ!?  
ど、どこで(´Д`;)ハアハアしてますたか!?  
確かに前スレではピロテースたんに(´Д`;)ハアハアしてますたが…  


628  名前:  名無し三等兵  02/12/18  23:40  ID:???  

てめぇら急に活気づきやがって(w  

「は・・・羽が溶けていく・・・」  
「目が・・・目が見えない・・・」  
「いやだよぅ・・・まだ・・・しにた・・・くな・・・・・・」  

「へへへ・・・・・・まだ腹の中で動いてやがる(藁」  


629  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/18  23:52  ID:???  

なんか  そうぞうすると気持ち悪いが・・  
胃の中で自殺覚悟で魔法とか使われた日には・・・・(゚д゚lll)  


630  名前:  1だおー  02/12/18  23:54  ID:???  

これ以上はスレ違いです!  
女の子いじめちゃダメ!  
…いや頼むよホンマ(゚д゚lll)  


631  名前:  青木原精神病院  02/12/18  23:59  ID:???  

魔法を得る為に妖精さんを食べる自衛隊が  
魔王軍と呼ばれるに1えるふみみ。  


632  名前:  名無し三等兵  02/12/19  00:00  ID:???  

俺はティンカーベルくらいのサイズを想像してるんだが、  
それだとまる飲みは無理だな(w  
つーか、妖精の踊り食いなんて発想初めてなんだが  


633  名前:  10・13  02/12/19  00:00  ID:???  

言いだしっぺは…漏れか…。  
スマソ  


634  名前:  10・13  02/12/19  00:06  ID:???  

>>612の事ね。踊り食いは知らないよ  


635  名前:  624,626  (´Д`;)ハアハア  02/12/19  00:11  ID:???  

みんな好きだな。  
まあ実際に食うのはさすがに抵抗があるんだけど悲鳴を鑑賞するのは  
(´Д`;)ハアハア  
目の前にナイフとフォークを突き立てられ失禁するフェアリー  
(´Д`;)ハアハア  
まあ、結局食わずペット(ちょっと違うか?)になることで開放され  
まだ涙の後の残る笑顔で抱き着いてくるフェアリー  
フェアリー「ご奉仕するニャ(略)」  
(´Д`;)ハアハア  モウゲンカイデス  (´Д`;)ハアハア  

個人的に  ○  −  618  ,  ×  −  628  


636  名前:  名無し三等兵  02/12/19  00:13  ID:???  

 昔、ドリームキャストででたゲームで妖精が回復アイテムやパワーアップアイテムだったゲームあったな。  
 瓶詰めにして持ち歩くんだが、長い間もっていると死んで腐るんだよなあ。  


637  名前:  名無し三等兵  02/12/19  00:15  ID:???  

まぁ妖精さんの踊り食いは止めて女体盛りしろつう事で…  

;y=ー(  ゚д゚)・∵.  ターン  
\/|637|)  



638  名前:  1だおー  02/12/19  00:21  ID:???  

>>635  
漏れは非戦闘員を拷問するのは嫌いれすが何か?  
恐怖を植えつけられた少女をペットにするなど異世界云々以前の問題やぞ。  
人の趣味には口出ししませんが、不快に感じる者もいるということを少しは考えてくださいよ。  


639  名前:  名無し三等兵  02/12/19  00:25  ID:???  

>>620  
 グリフォンを乗揮する奴がいるのか!?  
 調教するの大変そうだよ……。  
 なにせ奴は雄馬は食べるし。  
 雌馬だと交尾して子孫を残すような魔物だからなあ、乗り手の意志に反して、味方の騎士団に突入しそうだ。(笑)  

>608  

 エルフは広義的には妖精全体を表してるんだよ。  
 それをトルーキンがイギリス貴族のイメージで独立した種族として描いたのが指輪物語のエルフ。  
 だから、あんまり悩まなくてもよろしいのでは?  


640  名前:  名無し三等兵  02/12/19  00:51  ID:???  

「エルフ」というと、漏れ的には某マイナー漫画に出てきた、  
レーザー砲も効かない無敵の怪力格闘生物(法的年齢17)を連想してしまう。  


641  名前:  名無し三等兵  02/12/19  01:38  ID:BAdxtjpC  

第一段階:鉄の竜と呼ばれる。暴れたい放題  
第二段階:足回りが磨耗して、老いて眠れる竜(怒らせると大変な目に遭う)となる  
第三段階:砲弾が尽きて、「死せる竜と魔法の杖を持つ衛兵達」となる  
第四段階:小銃弾も尽きて、「加護を失った、しかしなお武術を心得た衛兵」となる  
第五段階:衆寡敵せず滅ぼされる。しかし、畏怖の念とともに語り継がれる  


642  名前:  名無し三等兵  02/12/19  01:39  ID:???  

>>641  
盛者必衰  


643  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/19  01:58  ID:???  

>>620つづき・・  

エルフィード城  

謁見の間に一人の騎士が駆け込んできた。場がざわめく  
「謁見中  失礼します!東よりオーラン軍のグリフォン騎士団が接近中!  
さらに  北と北東の海沿いからもオーラン軍が接近  
さらに市街地において暴徒が出現  付近を荒らしまわっております」  
「なんだと・・・」大臣達がざわめきだす。  
「現在近衛兵団が反撃体制に入りましたが兵力が足りません  いかがいたしましょう?」  
そこに新たに血まみれの騎士が飛び込んでくる。  
「ギア大臣が謀反を起こしました!現在  4階と三階の半分を占拠しております」  
「何だと・・?ギアが?」さらに混乱する大臣達。  
「みなの者  しずまれい。・・・でどうなっておる」王が騎士に尋ねる  
大臣達も騎士の言葉に耳を傾ける。  
「はっ!  幸いながら  現在3階と2階階段付近において親衛隊が反撃に出ており  
ギア大臣の部隊を押しとどめております。しかしながらこのままでは  
そのうちグリフォン騎士団と挟み撃ちにされてしまいます。我々も全力を尽くして戦っておりますが時間の問題です。」  
騎士がそう言ってから再び戦闘地点に向かっていく。  

オ―ラン軍の指揮官カストロ将軍は勝利を確信していた。  
城内から煙が上がり  激しく戦闘がおこなわれているのが確認できたからだ。  
「よし  輸送隊は城近辺に強行着陸  近衛師団を城に近寄せるな。さらに余力があれば城内部に進行せよ。」  
それを聞いた輸送部隊がグリフォンの首に吊っていた兵士を乗せたかごを降ろしに地上に向かう。  
「攻撃隊のうち半分は計画どうり市街地に持ってきた油を落とせ。残りの半分は待機だ。」  
攻撃隊のグリフォンが市街地に火のついたタルやつぼを落としていく  
地上に当たると同時に付近に火災が発生し瞬く間に火の海になる。  
慌てて出てきた人たちが逃げようとするがすぐに火にまかれ倒れていった。  
「隊長、沖の方に鉄の船が浮かんでいます。いかがいたしましょう?」  
「なんだと?」カストロ将軍は沖のほうを見る。確かに大量に鉄の船が浮かんでいた。  
「どうせこけおどしだ。どうやって浮かしているのかは知らんがあとまわしだ」  
そう言って  上空からエルフィードを見下ろし  次の攻撃地点を探していた。  


644  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/19  02:00  ID:???  

ボブ船長の館からも城から上がる煙は確認できた。  
「城1よりナラ1  応答せよ。何が起きているのか報告せよ。」  
数秒間返答が無い。小林がもう一度呼びかける。  
しばらくして返答がある。  
「こちらナラ1!  現在上空を飛ぶ化け物から攻撃を受けている!  
護衛部隊はエルフィード軍とともに城内に退却」  
「現在シシャ浮上中  これより後退する。  乗員の収容は不可能です!」  
CH-47のパイロットが叫ぶように返答してくる。  
「城1  了解  これより増援を要請する。シシャは城1まで後退されたし  
ナラ一は出来る限り護衛部隊を援護せよ」  
小林はヘリとの交信を終えると81式短SAMに指示を出す。  
「ヘリに近寄る者すべて叩き落せ。遠慮は要らん。これは正当防衛だ!」  
地上部隊から発砲許可を求める無線が入る。  
「小林一佐!  北から敵地上部隊と思われるやつらが南下して来ます。」双眼鏡を覗いていた通信班の隊員が報告する。」  
カダフィ軍が4、500m前後の距離から城に向かって突撃を開始する。後方で大型投石器を組み立て始める。  
「沖の部隊と連絡が取れました。」一人の通信班の隊員が叫んでくる。  
「これより増援を上陸させる。それまで耐えてくれとのことです。」  
地上部隊から発砲許可の催促が来る。もはや猶予は無い。  
小林は決断した。  
「全部隊に連絡!責任は私が取る。発砲を許可せよ。」  
通信班の動きが一瞬止まる。  
「なにをしている。さっさと伝えんか!!」小林が怒鳴る。  
「本部より各部隊  発砲を許可する。」通信部隊がいっせいに各部隊に命令を出した。  


645  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/19  02:04  ID:???  

これで今日は終わり。  
なんか間違った事かいてたら推しえて頂戴  

>620  
 グリフォンを乗揮する奴がいるのか!?  
 調教するの大変そうだよ……。  
 なにせ奴は雄馬は食べるし。  
 雌馬だと交尾して子孫を残すような魔物だからなあ、乗り手の意志に反して、味方の騎士団に突入しそうだ。(笑)  

なるほど  グリフォンとはそこまで凶暴なモンスターだったとは・・  
僕はただ空飛ぶ種類のモンスターだと思ってたから  大人しく書いちゃったよ  



646  名前:  名無し三等兵  02/12/19  02:34  ID:???  

>>645  
 凶暴なグリフォンを見事調教し、見事に運用してみせるすごいオーランでもいいかもしれないけどね。(笑)  
   
 ちなみに、グリフォンは馬が大の好物ゆえ、ペガサスの天敵ともいえる。  
 グリフォン達にとってペガサス部隊は、ごちそうの群れと言ったところだろうね。(苦笑)  

 ついでに、グリフォンと馬のハーフはヒポグリフォといいます。  
 上半身はグリフォン。  
 下半身は馬という姿で、グリフォンにくらべれば乗騎にしやすい生き物だそうだ。  
 火に弱く、簡単に火だるまになると言う特性があるとか。  


647  名前:  名無し三等兵  02/12/19  13:53  ID:???  

http://2ch-army.hp.infoseek.co.jp/jsdf/index.htm  

まとめてみました。  
以前ページを作ると言われていた方重傷のようですが一刻も早い  
ご回復をお祈りしております。  



648  名前:  青木原精神病院  02/12/19  14:27  ID:???  

>>647  
ハスさんは怪我されたんですか?  
ハスさんの怪我が早く治りますように・・・  

自分もついこないだひどいバイク事故生で見たからなあ、気を付けないと。  
とにかく一刻も早い回復をお祈りします。  


649  名前:  名無し三等兵  02/12/19  15:25  ID:???  

>648  
>>439  
体ではなくパソコンの方では?  




650  名前:  ハスケ  ◆BnyPF68LQs  02/12/19  18:10  ID:???  

>青木原精神病院殿  
ケガなんてしてないッス。  

>649殿  
正解。ノートのディスプレイが逝ってるので、目が疲れて長時間作業するのが  
辛いのです。  

明日モニタ買ってきて、作業に入ります。  


651  名前:  てさりすと  02/12/19  19:03  ID:???  

あ  今書いてるところには関係ないのだが・・  
貿易をするには通貨の交換レートを定めなけりゃならないし  
相手に銀行もなけりゃならん。  
おまけに交易する物資はなににするとか  
外交戦や情報戦おまけに経済戦  書かなきゃいけないものが多すぎる罠  

ああ大風呂敷を広げるんじゃなかったと思う今日この頃  

それと質問  
たとえば同じ方法で召還されたとしたら  やっぱり同じ時代の物が召還されるんでしょうか?  



652  名前:  名無し三等兵  02/12/19  19:29  ID:???  

オ―ラン軍も召還で対抗?  
四国じゃ話にならんだろうし、本州召還しちゃったら  
逆の意味で話にならんし(w  

設定次第だとは思いますが、同じ召還法を使うのなら  
やはり同じようなモノが召還されるのでは?  
同時代の隣の島(wとか。  


653  名前:  名無し三等兵  02/12/19  20:38  ID:???  

>>651  
 銀行の原型は古代バビロニアにまでさかのぼれるので、存在しても問題は無いかもしれない。  
   
 ただ、紙幣は中世レベルじゃただの色鮮やかな紙でしょうね。  
 まあ、異世界の好事家が中世レベルじゃ考えられないほどの上質な紙で作られた芸術品かなんかと勘違いして欲しがるかもしれない。  

 交易品は紙とか布のたぐいがよいかも。  
 薄くて白く丈夫な紙。  
 色鮮やかで肌ざわりのよい布地。  
 その全てが交易品としては上物でしょう。  

 召還系は術としてきちんと体系かされているのなら、同じ物。  
 理論が明らかでないのならランダムってところですかね?  
 やっぱり設定次第としか答えられないや。(苦笑)  


654  名前:  名無し三等兵  02/12/19  20:51  ID:???  

>>652  
半島(南半分)なら九州といい勝負じゃない?  


655  名前:  名無し三等兵  02/12/19  21:09  ID:???  

>>644  
発砲許可キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!  
火を噴く64式、咆哮する35mm機関砲、唸る重MATに(;´Д`)ハアハア  
毎日の更新ご苦労様です  頑張ってください。  
>>652  
逆に自衛隊の戦力に味を占めたエルフィードが今度は日本丸ごと召還とかw  
これだともう全国の部隊も使いたい放題で弾薬の心配もいらんけどこれもまた話にならんかも・・・・・  
でも第七師団もF−2も一気に勢揃いで最強・・・これはこれで(;´Д`)ハアハア  


656  名前:  名無し三等兵  02/12/19  21:16  ID:???  

新しく召喚されたものが自衛隊に反感を抱いていると、F世界の事情そっちのけ  
で泥沼戦争になる恐れが(w  
「お前等のせいでウリ達が誘拐されたニダ!謝罪と賠償を(以下略)」  
ならまだマシ、多分実際には  
「今なら国際法無視でイルボンに攻め込めるニダ!チョパーリどもを皆殺しニダ!」  
ってとこでしょうな。  

ま、正直自衛隊と話が通じる相手を召喚しては意味が無いかと。  
自衛隊に敵対的な軍隊orさらに別のF世界の軍隊(あるいはSF軍隊)  
ってとこでしょうか。  


657  名前:  名無し三等兵  02/12/19  21:47  ID:???  

>>656  
やっぱりダメですよね(w  
ファンタジー世界という設定が意味を無くしてしまう。(ってか火葬戦記?)  

>自衛隊に敵対的な軍隊orさらに別のF世界の軍隊(あるいはSF軍隊)  
おもしろいな〜と思ったんですけど、そちら側の設定やらF世界との接触やらで  

+激しくてさりすと氏過労死の予感+  


658  名前:  名無し三等兵  02/12/19  22:09  ID:???  

まあこれ以上詰め込まないほうが良いかも、ってことで(w  


659  名前:  名無し三等兵  02/12/19  22:31  ID:???  

ほどほどにしなきゃ、収拾がつかなくなるかも・・・  


660  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/19  23:14  ID:???  

>>562  
「なに?!こいつ!!」  
「骸骨が?!」  
白い服の男は首飾りを引きちぎって足元の甲板に落とした。つぶやく声とともに部品の  
一つ一つが骸骨戦士に変わっていく。  
ザシュッ  
シュンッ  
「みんな、下がれ!」  
上田2曹の指示は一瞬遅かった。一班員は骸骨戦士の剣げきに、一班長は白い服の男が  
発した声と同時に倒れていたからだ。  
骸骨戦士は9人。楔隊形を組むや、二人の遺体を踏み越えて立検隊員に向かってくる。  
骸骨戦士の巨躯に隠されて男の姿は見えないが、あの声が聞こえた。  
「…!……!!………!!!」  
ブブブーン  
低い音とともに、石の人形が現れた。  
「撃てっ、小窪、撃てっ!」  
ドドドドド  ドドドドド  



661  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/19  23:28  ID:???  

>>660  
「肥後田3曹、加勢しろっ」  
ドドドドド  ドドドドド  
骸骨戦士の楔隊形、白兵戦なら無敵だ。攻撃はリーチの長い長剣、防御はズラリと並ん  
だ円形中型盾。文字通り鉄壁といえる。  
だが連射火器主体の現代装備の前に密集隊形を組んで防御力を上げようという戦術は逆  
効果だ。M3二丁の火力にたちまち一掃されてしまった。残りは石の人形だけだ。白い  
服の男はどこに消えたか姿が見えない。  
石の人形、ロボットだろうか?いや、外観が石のロボットなど聞いたこともない。ふと、  
有名なアニメを思い出した。子供のころにみたものだ。今でも、たまに再放送がある。  
しかし、しかし、そんなものはありえない!  
ドドドドド  
一連射して無意味さを知った。  
「こいつにはきかない…」  
それでも撃つ。撃つしかない。それ以外にどうして恐怖を克服できようか?  
「肥後田っ、小窪っ!5秒持ちこたえろ、5秒!」  
後ろから第一班の散弾銃手、和久田3曹の声が聞こえた。  


662  名前:  てさりすと  02/12/19  23:33  ID:???  

そうですね  ほどほどにしないと終わりませんね・・・  
今でも手がまわらないぐらいなのにこれ以上仕事増やしてどうする自分・・  
>>貿易品  それでやらせてもらいます。  

ご意見ありがとうございました。  




663  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/19  23:42  ID:???  

ふう、660と661ひとつで書き込もうとしたらエラー出てしまった。  
改行が多すぎたらしい。ま、二分割無事終了してよかったです。  
さて、新しいキャラ二人を紹介  
肥後田3曹  第一班M3手  
和久田3曹  第一班散弾銃手  
現実にはM3手、散弾銃手と呼ばれることはないです。ここだけの設定ですが。  

さらに、ネタ説明をここでやっておきます。  
骸骨戦士  スケルトンではなくじつは竜牙兵です。ロードス島戦記で出てきた強い奴。ゴーレムの一種だとか。  
白い服の男  魔術師。ウィザード、あるいはソーサラーとよばれる魔法使い。魔法の矢で一班長を射殺。  
石の人形  ストーンゴーレムです。作中、小窪3曹が思っているのはM崎アニメのロボット?です。  
それにしても、竜の牙を何十個単位でもっている魔術師はすごいな。海賊やらずにくらしていけると思う。  



664  名前:  647  02/12/20  01:56  ID:???  

>650  
失礼しました。  
サイト作りがんばってください。  



665  名前:  10・13  02/12/20  03:23  ID:???  

駄作うpしまふ  

「気をつけろよ、ゴブリンを殴り殺した奴だ」  

ルナフレアと別々にされた山川は見張りの兵につれられて石造りの城の中を歩いていた。  
背中の傷は馬車に揺られる途中で彼女が何らかの手段で治療してくれたらしく  
、殆どの傷はすでに塞がっていた。一体どうやったらここまで早く回復するのか。  
残念ながら彼女が治療を行っている間に気絶していたので何が起こったのかはわからない。  
「寒いよ」  
自分の後ろについて監視を行っていた兵士に声を掛けたが、返事は剣先を突き  
つけるだけだった。  
山川は迷彩柄の陸自標準装備のズボンと半長靴、そして上半身はシャツ一枚と  
言う格好で歩かされていた。周りの兵士達はこのレンジャー隊員が相当恐ろしい  
らしく、安全を確保する為に上着を脱がしたのだった。  

城に連れて来られてからどの位立っただろうか。中庭に出た所で意外な物が目  
に入った。  
迷彩柄のハンビィーとボンネットが凹んだ73式小型トラック、その直ぐ傍に  
自衛官の死体が横たわっていた。死体には布が掛けられていて顔までは判  
別できない。  


666  名前:  10・13  02/12/20  03:24  ID:???  

「あれはどうしたんだ?」  
自分の隣で歩いていた兵士に問いかける。  
「だまって歩け」  
ぶっきらぼうな返事だ。恐らくは自分以外の自衛隊員がこの兵士達と揉め事  
を起こしたらしい。  
何にせよこんな状況だ。現に自分だってこいつ等を数人殺している。特に  
驚きが沸くことも無く横を通り過ぎた。  

それから暫くした後に城内の薄暗い監獄に放り込まれてしまった。  
内部を見渡してみたが、出口はここに入った時の鉄扉だけらしい。  
それでもまず頭に浮かんだのが逃げる事だ。  
それからルナフレアさん…あれ?ルナフレア“さん”?…まあ良いか…。  
兎にも角にもこの城から逃げなければならない。  
何故だかは山川自身も分からないが、常に非常時の行動の念頭に、あのルナフレア  
と言う女性の安全確保が置かれる様に成ってきていた。それは何時からなのか、自分  
でも分からない。少なくとも吉岡を撃ち殺した時にはそうだった。  
確かに吉岡は嫌な奴だったが、撃ち殺した時に罪悪感も何も感じなかったのはその  
証明になり得るだろう。自分の考え方が変わってきているのだ。  
(どうしようかな…)  
監獄の覗き窓がついた鉄扉を見て一人呟いた。  


667  名前:  10・13  02/12/20  03:32  ID:???  

まずこの監獄から抜け出して直ぐに中庭まで走れば73式がある。荷台には防寒戦闘服  
と防弾チョッキ、それに武器弾薬が積まれているはずだ。それらを失敬した後にルナ  
フレアさんを助け出してハンビィーで逃げれば良い。だがここから逃げ出せたらの話だ。  
C4かダイナマイトがあればこの程度の扉、やすやすと吹き飛ばす事ができるのだが、  
生憎持ち合わせが無かった。それにこの狭い空間だ。仮に爆破できたとしても自分  
も一緒に木端微塵になるのがオチだろう。  
特に良い考えが浮かんだ訳でもなく監獄内のベッドに寝転がった。見ると枕元に  
トレイに載せられたパンとまだ暖かいスープが置いてある。  
丁度良い。腹が減っていた所だ。食べてから考えよう…。  


>>小窪3曹  氏  
いよいよ佳境にはいってますね。  
でもファンタジーの知識が浅い自分はスケルトンと竜牙兵の違いがわかりませぬ(w  

>>てさりすと  氏  
遂に戦闘開始!ええですねえ、わくわくします。  
例の如く、自分はグリフォンとはどんな生物なのかわからな…PAMPAMPAM!  




668  名前:  青木原精神病院  02/12/20  05:57  ID:???  

>>639  
亀レススマソ  
解説サンクスコ。自分なりのイメージで頑張ります。  

>>649  
>>650  
;y=ー(  ゚д゚)・∵.  ターン  
\/|青木|)  
お恥ずかしい・・・  
まあ無事でなによりですた。  

>>てさりすとさん  
マジで書くの(゚д゚)ハヤ―そして(゚д゚)ウマ―  
通貨はあちらは金本位制度でしょうからねえ。貴金属で払うってのも  
大変だし、初めは物々交換でもいいんじゃないですか?もしくはまずこちらの物を  
売って金を得る。そしてから買い物をすると。こういう流れになるんじゃないで  
しょうか。けど食料品などは提供してくれるそうだし、そう慌てなくても大丈夫  
かと思います。  

>>小窪3曹さん  
戦闘シーン・・・(・∀・)イイ!!  
さらに臨検が終わったらどうなるか?気になりまふ。  

>>665  
ルナフレアキタ―(゚∀゚)―!!  
徐々に山川がルナフレアに惹かれていってますな。  
ルナフレアがカンピンになる日も近いのか?  
幸せになるんだよ・゚・(ノД`)・゚・。  



669  名前:  名無し三等兵  02/12/20  09:23  ID:???  

貿易品………個人的には日本刀も(w  
江戸時代に貿易に来たオランダ人の前で5本束ねたサーベルを一撃で全て  
叩き切って見せたり、鉄兜に胴太貫で10cmばかり食い込ませた榊原健吉の  
鉢試しなど、西洋人の常識を覆す「切れる剣」はF世界でも珍しいのではと。  

まあ金属鎧着て戦争する世界では、日本刀は戦争の役に立ちませんが。  


670  名前:  名無し三等兵  02/12/20  17:00  ID:???  

 幻想世界の食料生産で九州の人口を養うって大変そうっすね。  
 しばらくの間、肥料や農薬の原料や農作業機具の燃料が輸入できないとは言え、日本には農業に関して知識の蓄積と若干が知恵はあるので、(向こうにとっては)新種の作物と簡単な農業技術を輸出してみたらどうかな。  
 小麦の襖は飼料にもなるので、穀物生産に余裕が出来れば畜産業も発達するから。  
 と言ってみるテスト  

*麦一粒をまいて、何倍の麦が収穫できるか比較してみたり  

中世欧州=二倍  
六〇年代日本=四〇倍前後  


671  名前:  670  02/12/20  17:19  ID:???  

 九州から専門家を現地に派遣して五年(五ヶ年?)計画で人工的に穀倉地帯を造り上げ、そこに在留邦人保護や軍事顧問の名目で自衛隊を進出させ重点防衛ってのも言ってみるテスト。  

*もしかして、自衛隊の奮戦と、ヒマラヤで米を育てる事しか考えていなかった昼行灯な農業大学教授の冒険と、モンスターに殺される農協のカネ太りオヤジを見たいだけかも。  


672  名前:  1だおー  02/12/20  20:04  ID:???  

>>671  
異世界の方々に是非「プロジェクトX」を見せたいですな(  ´∀`)  

「大西は…苦悩した。  
異世界の土は余りにも、枯れ果てていた」  


673  名前:  名無し三等兵  02/12/20  20:21  ID:???  

そういえば、異世界の国土ってのはどの程度の広さがあるのでしょうか?  
九州を大陸って言うくらいだから九州以下?それともまだ九州の大きさをまだ知らないってだけ?  


674  名前:  てさりすと  02/12/20  20:24  ID:???  

>>673  
大きさを知らないだけです。  
 というか  
結局調査隊は何もやってないからわかるわけ無いけど・・  

という設定です  


675  名前:  青木原精神病院  02/12/20  20:35  ID:???  

農薬つかっとらんし、地力はむしろあっちの方がありそう。  
むしろ害獣や、作物が霊に憑かれてマントラゴラ化とかを  
いかに克服するかでしょうな。  

害虫、病気の類いは物資が持てばなんとかなるのでは?  


676  名前:  名無し三等兵  02/12/20  20:48  ID:???  

九州にマントラゴラ大量発生  
↓  
農家のおじちゃん引っこ抜く  
↓  
マントラゴラ「キターーーー!!」  
↓  
農家全滅  
↓  
ムチャマズー  


677  名前:  名無し三等兵  02/12/20  21:05  ID:???  

現地人を指導するよりも、一部土地を借り受けて殖民しちゃった方が・・・  

とか思ったけど、召還が一時的なものなのか、恒久てきなものなのかで  
対応変える必要がありそう。  
当然、召還された当初はどちらなのか把握できないだろうから、  
臨時政府は最悪の場合(二度と戻れない)を想定して政策を決めるべきなのかな?  

永久にF世界で暮らすことにしてたのに、突如として元の世界に戻っちゃったら、  
双方に残留孤児が(ワラ  


678  名前:  名無し四等陸士  02/12/20  21:34  ID:???  

>>669  
中国向けの輸出品みたく、実用品ではなく「鉄鋼材」として売り払ってしまう  
という手段もありました。  
輸出された日本刀は鋳潰されて農機具に作り代えられたそうなので、異世界に  
良質の鉄材を輸出して食料生産の向上(作物を輸入する)に役立てるという  
事もありかと。  
機械化した方が効率が良さそうですが、耕作機械の扱いでひっかかりそうで…。  


679  名前:  1だおー  02/12/20  22:34  ID:???  

ちょっと前に異世界側のテロ攻撃について話してたけども、ちょっと書いてみた。  

九州が異世界に召還されてだいぶ経った。  
大分県臼杵市、召還後に変わったことといえばせいぜい名物のトラフグが獲れなくなったことぐらいだった。  

一日目  午前6時32分  
臼杵警察署  
「はいこちら臼杵署」  
担当の中年警官は珍しく鳴ったベルにはっとした。  
「あぁーおまわりさん?  ちょっとすぐきてくれんか?」  
初老の男性の声だった。  
「はぁ?何かありましたか?」  
田舎特有の呑気な口調に、気軽に警官は聞き返す。  
「いやのぅ、今しがた浜辺ん方を犬連れて散歩したんじゃが、なんかおかしい船がようけうちあげられちょるんじゃ」  
「船?誰か乗っていたんですか?」  
「いや、空っぽじゃったわい。じゃけどわしゃ漁師じゃったから分かるんじゃがの、どうも難破した様子じゃないんやわ」  
男の言葉に警官はしょうもない話だと内心感じていた。  
異世界だかにやってきてからというもの、浜には見たこともない物が多数流れ着いている。  
船などまともなほうだ。  


680  名前:  1だおー  02/12/20  22:41  ID:???  

「分かりました。何人か向かわせますんで、案内してくれますか」  

午前7時8分  

「おーいこっちこっち!」  
三名の警官の姿に、がっちりした体格の初老の男が手を振ってきた。  
おそらく通報者だろう。  
彼の他にも、土曜日で学校が休みなのか、近所の少年グループが見物に来ていた。  
「おまわりさん、異世界の船やないかえぇ?」  
少年の一人が警官に声をかけた。  
「ほぉ!そりゃ凄い」  
警官も笑いながら応える。  
確かに、数隻の小型のボートらしきものが浜辺にうちあがっている。  
「はぁ。こりゃほんとに異世界のものかもしれないな」  
巡査部長が感心したような口調で眺めた。  
「調べてみますか?鑑識は呼ばなくていいでしょう?」  
「ああ、そうだな」  


681  名前:  1だおー  02/12/20  22:47  ID:???  

ボートの数は全部で四艘、いずれも木製。  
しかし、流れ着いたとは思えないほど傷がついていない。  
警官もそれには少し疑問を抱いたのか、何か手がかりはと念入りに船の中を調べ始めた。  
「オール…骨董品みたいなランプ…これはモリか…」  
特に不審なものは見当たらない。  
しかし、最後の一艘を調べたとき、警官らは驚くべきものを発見した。  


682  名前:  1だおー  02/12/20  22:57  ID:???  

「こりゃなんだ!?」  
「どうした!」  
「ボ、ボウガンです!矢もこんなに…」  
警官らは驚愕の眼差しでボート内の物品を凝視した。  
槍、ボウガン、矢、そして長剣。  
様々な種類の刀剣類が積まれているではないか。  
しかも、更に重大な事実を警官の一人が発見した。  
「…パンだ。かじりたてのパンがあるぞ!」  
これらが物語る事実は一つ。  
何らかの目的を持った人間が複数、深夜の闇にまぎれて九州に潜入したのである。  
しかも、最悪の場合武装して。  



683  名前:  てさりすと  02/12/20  23:36  ID:???  

>>644の続き    

偵察中に敵と遭遇し全速後退中の水島小隊にオーラン軍が突撃してきていた  
「射撃許可はまだ出んのかい!!」  
屋上からこちらを見下ろしている班をにらみつけ  通信機を背負って隣を走っている三曹に叫ぶ。  
「まだ返答なし・・今出ました!発砲許可されました!」  
「許可が出たぞ!撃て!撃ちまくれぃ!」  
89小銃を構えながら水島3尉が命じる。  
背後からはオークやわけの分からない生き物が突撃を開始していた。  
彼らが振り返って  敵に照準をあわせ構えた。    
1番最初に発砲したのはボブ城の屋上にいたMINIMIを持った陸士長だった。  
一番前を走ってきていたオーク数匹が頭や胸に命中して倒れた。  
城の窓という窓から射撃が加えはじめる。  
水島小隊も一番手前のモンスターに照準を合わせ次第  発砲しだした。  
タタタッ  タタタッ  とリズム良く隊員が射撃していく。  
そのたびに一匹つつ打ち倒されてたちまち数十匹の屍を築いたがそれでも突撃してくる。  
水島3尉の弾が一番最初に切れた。他の隊員もマガジンが空になる  
ほとんど同時に発砲を開始した為  全員がほぼ同時に弾切れを起こしたのだった。  
「はっ  走れーーーーー」  
傍にいた隊員がマガジンを変えながら後退して行く。  


684  名前:  てさりすと  02/12/20  23:37  ID:???  

「はっ  走れーーーーー」  
傍にいた隊員がマガジンを変えながら後退して行く。  
水島は手榴弾を取り出すとピンを抜いて  
「いんだらんかい!」と叫び  もう4,50Mまで近づいていたオークめがけて投げつけた。  
一番前にいたオークは回避したが後ろを走っていたオークの顔面に当たりそのままひざをつき倒れこむ  
2秒後  オークの群れのほぼ真ん中で爆発が起きた。土と炎が巻き上がり円状にオークがなぎ倒される。  
それを見たオークは立ち止まったが後方にいたサイのような物はかまわず突っ込んできた。  
「ハチヨン!あいつを狙え!」  
返事もせずに84mm無反動砲を抱えた隊員が振り返えると後方も確認せずに発射した。  
弾頭がサイもどきに命中し隣にいたサイもどきを巻き込み吹き飛ぶ。  
幸い後方には誰もいなかったが弾薬手が無反動砲手に怒鳴りながらも一緒に走っていく。  
一瞬にして部隊が壊滅に等しい損害を出したサイもどきとオークが後方に引き上げてだした  
距離が離れた事を屋上から確認した観測手から中庭に展開した小隊に砲撃指示が出る  
隊員が81mm迫撃砲に砲弾を滑り込ませる  1秒後爆音を発しながら追撃砲弾が飛び出し  逃げ出したオークの中に着弾しだした。  

「1分で全滅だと・・?」投石器部隊を指揮していたゲイルは目の前で起きたことが信じられなかった。  
幾らオークとはいえ2百匹はいた部隊が一分で壊滅するとは思っていなかった。  
「おそらく優秀な魔道兵団でしょう。  あんなに連続して炸裂魔法を使えるほどの・・・」副官が自分のかんがえを示す  
ゲイルの手元にはまだ2部隊残っていたがそれを投入する気にはなれなかった。    
「やむをえん  ここは撤退する。早く投石器をかたずけろ!」  
「了解!」人間の兵士達が組み立てかけていた大型投石器をかたずけだした。  
「よもやここまで  届くまい・・」そう呟きながら望遠鏡で城をのぞきこんでいた。  
一時砲声がやむ。これをゲイルは届かなくなった為と勘違いした。  


685  名前:  てさりすと  02/12/20  23:38  ID:???  


「距離修正  目標  敵投石器  方向現在のまま  距離600m」屋上にいる観測班が距離を修正する  
追撃砲は中庭にいるため  直接的の姿が見えず絶えず屋上にいる観測班から指示を受けていた。    
「準備完了  いつでも撃てます。」そう中庭から返答があった。  
「よし      テェェーーー!!」小林が叫ぶ。隊員がいっせいに筒に砲弾を滑り込ませた。  

そのころ  89式FVは射線を確保する為に前進していた。  
正面に小さな丘があるため直接狙えず前進するしかなかったからである  
再度前進しだした水島小隊を追い抜き  丘の手前に到着する  
ヒュルルルルル  
砲弾の風きり音が響き着弾し始める。段々と目標が見えてきた。  
「1号車より2号車  射撃を開始せよ」一号車車長の杉村一尉が命令する。  
射線を確保した2機の35ミリ機関砲が火を吹いた。  


686  名前:  てさりすと  02/12/20  23:38  ID:???  


地響きのような怪しい音が丘の向こうから聞こえてくるのを訝しく思っていると  
空から風きり音とともに追撃砲弾が落下し爆発する。  
投石器の近くでゲイルが叫ぶ「投石器は放棄しろ!何とか逃げ出すんだ!」  
そう叫ぶが砲撃音で誰も聞こえていない。再び叫ぼうとしたとき至近に着弾した砲弾の爆発に巻き込まれ  
ゲイルは上半身を吹き飛ばされ  倒れこんだ。  
砲弾は整列していたオークの中にも着弾しオーク達が波打って倒ていく。  
ついに耐え切れなくなったオークたちは桟を乱し慌ててにげだした。  
そこに鉄の車が突入してきた。車の上に乗っている筒の先から火がふきだし  
いまだに作業を続けていた兵士をなぎ払い  続けてオークをばらばらにしていく。  
無我夢中でそれに向かって魔術師が魔法の矢を放つ。手前にいた鉄の車に見事に直撃し魔法の矢が爆発した。  

「うわっ!!」何かが飛んでくるのを見た操縦手の杉小路3尉が悲鳴をあげる。  
飛んできた魔法の矢が砲塔に直撃し  車体をゆさぶった。だが表面装甲に焦げ目をつけただけに終わった  
「損傷軽微!戦闘に支障は無い。引き続き攻撃せよ」  
「11時の方向にいる黒い服を着た奴が犯人だ!  打ち返せ!!」  
砲塔が旋回し魔術師にむかって集中的に射撃が加えられた。  
一瞬のうちにそこにいたはずの人間が姿を消した。  

すでに動くものが無くなったのを確認した小林がが射撃停止を命じる。  
すでにチヌークも着陸態勢に入っていた。  


687  名前:  てさりすと  02/12/20  23:50  ID:???  

今日は多分これで終わりです  

ああ    
1だお〜氏のように簡潔で読みやすい文章が書きたい  
どうも自分のは説明口調が多いような気がする・・・  




688  名前:  名無し三等兵  02/12/21  02:33  ID:???  

てさりすと氏の文に鉄の鳥とか鉄の船とゆう表現があるけど  
見た感じ鉄でできてるように見えるのかな?自衛隊の艦船なんか色が色だし木造に  
見えると思うんだけど・・・・・・・・・・  


689  名前:  名無し三等兵  02/12/21  04:25  ID:m+MKNaUQ  

>>688  
あんまり細かい事言っててさりすと氏を追い込んではイカン  


690  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/21  07:56  ID:???  

>>688  ごめん確かに見えるかも知れないっす  

この世界(異世界)にはありえないものっていみで鉄の船って表現しました。  
さらに言わせてもらえれば  
僕には自衛隊の船が木造船には見えないと思うんです。  
帆船でもなく  かといってガレー船のように手漕ぎでもない  
木造船であんな鋭い船首は不可能かと・・・  
鉄の鳥は確かにそのとうりです。  
下から見て鉄かどうかなんて  わからない・・・・  

とくるしい言い訳をしてみました。  



691  名前:  名無し三等兵  02/12/21  11:20  ID:???  

>>690  
 こんな表現はどうよ  

 白銀に鈍く輝く怪鳥。  


692  名前:  名無し三等兵  02/12/21  12:09  ID:???  

>>690  
あまり気にしなくてもいいのでは。自分の場合は勝手に  
・戦闘機や艦船は見た感じ金属っぽい  
・F世界では金属といったら貴金属以外は鉄、銅くらいしかない  
・色からして銅よりは鉄っぽい  
           ↓  
           鉄  
と解釈してます。  


693  名前:  名無し三等兵  02/12/21  15:57  ID:???  

F-15Jは灰色に塗装されてるけど、機体裏面は機体の半分くらいが  
エンジン部分で、その辺は塗装無しで金属の地が丸出しです。  

でも、飛んでるF-15Jみてもそんな辺は解らないような気が…  
船を目視確認する為に低空で上を通過してるから、色とかより、ジェット  
エンジンの爆音の方が印象強くなるっと思います。  



694  名前:  693  02/12/21  16:07  ID:???  

>F-15Jは灰色に塗装されてるけど、機体裏面は機体の半分くらいが  
>エンジン部分で、その辺は塗装無しで金属の地が丸出しです。  

何かおなしな文ですみません。巧く説明できません。  
ようは機体裏面には塗装されて無い金属の光沢が見える部分が  
ありまっせ、つう事で…  



695  名前:  名無し三等兵  02/12/21  16:36  ID:???  

え〜、茶々入れが多いのは注目されている証、期待の証ということで。  
重箱の隅をつつくような注文に嫌にならないで下さいな。  


696  名前:  1だおー  02/12/21  21:27  ID:???  

そうです!気持ちよい状態だからこそ良い作品が生まれるというものれす(  ´∀`)  


697  名前:  1  02/12/22  02:36  ID:AZ4TopvT  

F-15Jが異世界の戦場を飛び回ったら、飛行中の爆音でノイローゼになる  
兵士が出てきそう。  


698  名前:  10・13  02/12/22  02:37  ID:AZ4TopvT  

>>697  
スンマソン。俺です。  


699  名前:  10・13  02/12/22  02:38  ID:???  

ageてしまった…鬱死  


700  名前:  青木原精神病院  02/12/22  03:21  ID:???  

>>218-227  
>>578-583の続き。  

「おかしいと思うわけだ、近藤が山登りたいなんていうわけねえじゃねえか!!  
あの野郎、さては桐野一曹とつるみやがったな!!」  
近藤士長への怨嗟の言葉を吐いた後、大和三曹はあの台詞を思い出した。  
『お前も(オマエモ)飯食いに(メシクイニ)来い(コイコイコイコイ)・・・』  
桐野降下長の声が不気味なエコーがかかって聞こえたのは恐怖のせいか。  
すなわちこの飯を食った瞬間、大和三曹は神話のイザナミと同じように  
「あちらの住人」にされてしまうというわけだ。  
「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」  
鬼の空挺レンジャーが泣きながら降下するという光景も珍しいだろう。  
しかしそれよりも不可思議なものを大和三曹は目にすることになる。  
「・・・なんだありゃあ・・・・?」  
これから大和三曹が登ることになるであろう富士山、その遥か天空には天使のような  
光輪が、つつつと描かれつつあった。先端部分は淡い光を放ちながらかなりの速度で  
飛行し、瞬く間に輪は完成する。輪の直径は相当に大きい、裾野のなかばまで  
達しているだろう。輪が完成した後も、なおも光は図形のようなものを描きながら  
飛行を続ける。  
「ユーフォー・・・?」  
呆けた顔で大和三曹はつぶやいた。  
(ユーフォーだと・・・?)  
心中でもう一度唱えてみる。  
「ありえん。」  


701  名前:  青木原精神病院  02/12/22  03:22  ID:???  

ばっさりと否定してのける。大和三曹にはユーフォー、オカルトその他諸々の趣味はない。  
どうせ空自か航空科がなんか展示飛行でも始めたのだろうとたかをくくった。  
「っと、いけね。」  
戦闘降下における着地までの時間は極めて短い。自分でもまあよくあそこまで頭が  
まわったもんだと苦笑しながら、大和三曹は荒れた大地への着地に備え始めた。  
瞬間、視界がブレる。  
「!?」  
同時に平衡感覚までもが失われる。そして霞む視界一面に突然現れる、うっそうと茂る  
森に大和三曹は驚愕した。慌てて開けたところを捜してみるも、貧血をおこした時のように、  
まるで目が見えない。  
「ちくしょう!!」  
もうこうなれば記憶だけが頼りだ。開けた場所はない。ならば木にあたる寸前に  
落下傘を操作し、落下速度をゼロ近くにまで落とすしかない。失敗すれば串刺しだ。  
生か、死か。  
「やったろうじゃねえか!!」  
すばやく計算し自分の高度を求める。  
「今だ!!」  
ぐっと落下傘を操作し、落下傘を地面と出来うる限り平行に飛行させる。  
「!・・!・・!・・!!」  



702  名前:  青木原精神病院  02/12/22  03:22  ID:???  

ばきばきと枝をへし折りながら、大和三曹は森に降下した。  
「いてててて・・・」  
体をまさぐってみるが、大事には至っていないようだ。感覚も徐々に戻ってくる。  
ちゅうぶらりになりながら、大和三曹はほっと息をついた。  
「にしても、なんなんだよ?」  
見回してみても、下生えに邪魔され何も見えない。視界はせいぜい十数メートル程度  
といったところか。高い針葉樹林を中心とした、暗い森だ。  
「東富士演習場にはこんな森ないよなあ・・・」  
とにかく愚痴っていても始まらない。怪我と弁当は降下につきものだ。痛む体をさすりながら、  
落下傘を切り離して地面に降り立つ。  
「みんなここに落ちたんかなあ?」  
地図とにらめっこしてみてもこんな森はない。  
「まあ集合地点の方向に行ってみるか。」  
コンパスを取り出し、大和三曹は見知らぬ森の中を集結地点目指し,歩き始めた。  

続く。  


703  名前:  青木原精神病院  02/12/22  03:26  ID:???  

やっと大和三曹をあっちに送りました。  
ああ、駄作・・・  


704  名前:  10・13  02/12/22  05:00  ID:???  

や、大和三曹キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!  
こっちの世界にウェルカム!!  


705  名前:  名無し三等兵  02/12/22  09:09  ID:???  

他の隊員との合流を果たすのか、あるいはたった一人で……  
ともかくこれから異世界で一人、自衛官の技術と知識で困難を切り抜けるであろう  
大和三曹に期待しつつ  


706  名前:  1だおー  02/12/22  10:25  ID:???  

大和三曹の武装はどんなものですか?  
実弾を携行していればサバイバリティはぐっと上昇するでしょうが。  


707  名前:  青木原精神病院  02/12/22  11:00  ID:???  

武装は八十九式折りたたみストックに、マーク2手榴弾、銃剣、擬装用の鉈、  
アーミーナイフです。弾薬は300〜500発前後、まあ極普通の空挺装備だと  
思ってください。  
ゴア雨具、替えの靴下、下着、缶飯も持ってるということで。  

>>他の隊員との合流を果たすのか、あるいはたった一人で……  
まあそれはお楽しみと言うことで。やっと大和三曹をウェルカム  
出来たぽ・・・  


708  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/22  17:15  ID:???  

なんかかっこいい〜  
大和三曹のお話楽しみです。  
空挺レンジャー燃えw  

とりあえず自分の奴の続き行きます。  



709  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/22  17:16  ID:???  

すでに占拠した劇場の屋上に立ってカストロたちは街のなかで反撃をしてくる兵団を殲滅する為に作戦会議をしていた。  
戦闘開始から30分前後・・ほとんどの町と海岸線を確保したが  
いまだ近衛兵団は頑強に戦い続け、一部では攻勢を突破し逆に反撃に出てくる部隊もあり  
貴族の屋敷や教会からは空に向かって放たれた魔法で弾幕がはられ近寄れずにいた。  
「なかなかやるな・・・」  
将軍は城を眺めながら呟いていた。先ほどから城から大小の爆発音が轟き付近で戦闘がはじまったことが解る。  
「カストロ将軍!!  敵が城から打って出てきました!!」  
急加速しながら一人の兵士が飛んできて  報告に来る。  
「それがどうした?  出てきたのなら叩きのめせばいいではないか?」  
カストロは怪訝な顔をして答えた。先ほど二機の鉄の箱が浮き上がって彼等を脅かしたが  
何もせずそのまま片方は逃げ  もう片方は城の上空を飛んでいるが何もせずこちらを見ているだけだったため  
ただのこけおどしだと放置していた。  
「はっ!もちろん反撃に出ております。ただ城の中から出てきた妙な服装の連中は  
 鉄で出来た連射式のボウガンのようなものを持っており、目に見えない魔法の矢を放ってきており  
 近寄れません。  
 ボウガンのようなものの先でちいさな爆発が起きたと思うと味方がばたばたと倒れていきました。」  
彼はそこで一度  深呼吸してから続けた  
「さらに先ほどから飛んでいた鉄の箱からも連射式のボウガンの強力な物が放たれています。  
 一定の間隔で赤い矢が飛び  直接それに当たらなかった兵士も見えない何かが命中しています。  
 こちらの当たったと思われる部分が消し飛ぶほど強力で鎧など何の役にも立たず、  
 さらに弓が当たらない距離から撃ちまくってきます。」  
将軍は改めて城のほうを見る。先ほどまで城の影になって見えなかったが  
確かに鉄の箱から地面にむかって赤い矢が飛んでいくのが見える。  
「よし、ならば援軍を出してやる。第1槍中隊を突入させろ。」  
「解りました。敵を蹴散らしてきます。」  
そういって指揮官が地上に降りていく。しばらくすると地上に待機していた槍歩兵達が隊列を改め城に向かって行った。  
それを見つめながらカストロ将軍は続けた。  


710  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/22  17:17  ID:???  

それを見つめながらカストロ将軍は続けた。  
「ランサー!  お前達はあの小ざかしい鉄の箱を叩き落して来い!」  
「了解。あの鉄の箱にグリフォン騎士団の戦い方を教えてやります。」  
精悍な顔をした兵士達が次々とグリフォンに乗り飛び立っていく。  
そこへ別の伝令が飛び込んできた。  
「カダフィ軍より伝令に参りました。我々は敵港の占領に成功し止まっていたリーフデ号の奪取に成功しました。  
 しかしながら貴族の城を攻撃した部隊が全滅し、さらに彼等を全滅させた部隊の一部が海岸にむかって進攻中です。  
 何とか食いとどめようとしていますが、突破されるのは時間の問題です。  
 沖にいる船からも恐ろしくスピードの速い小型艇が次々と出撃して来ております。  
 騎士団の攻撃隊をどうかお貸しください。」  
「ふむ  よかろう・・いまどれぐらい攻撃隊は残っている?」  
カストロは振り返りチェに尋ねる  
「70騎ですな。のこりはすでに油を使い切って歩兵とともに地上でたたかっております。」  
そう返答がある。  
「そうか  ならば全騎援軍に送ろう。カダフィ殿には  早く来てくれ  と伝えておいてくれ。」    
「はっ!了解しました。」  
伝令が飛び立った。色んな所から攻撃隊が飛び立ち  空中で一度  まとまってから  伝令の後を追った。  
「将軍  ランサーが突撃に入りました!!」  
近くにいた兵士が叫ぶ。  
ランサーたちは最初町の中をゆっくりと飛び300Mぐらいで突撃しだした。  
すでにUH-1はそれに気づいており容赦なくM2重機関銃を撃ちまくっていた  
数騎のグリフォンが打ち落とされ近くの民家に突っ込んでいき  
数件の家を貫通して止まった。  
だが  それでも彼らは突き進んでいく。鉄の箱が後退はし始めた。  


711  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/22  17:17  ID:???  

(殺った)だれもがそう思った。  
つぎの瞬間  6騎いたランサーが爆発し消し飛んだ。いや消し飛ばされたのだった。  
薄く白い雲の線がはるか彼方の貴族の城から騎士のいた付近まで続いていた。  
「なに・・?」誰もが目を疑った。  
この世界に一度に6騎ものグリフォンを消し飛ばす魔法はなかった。  
いやあることはあるが  馬鹿でかい魔方陣や儀式が必要で実戦で唱えられるようなものではなかった。  
「飛行中の部隊に伝えろ!!  高度を下げ街中に身を隠せと!!」  
だが  すでに攻撃部隊ははるか彼方を飛んでいた。  
伝令が慌てて低空飛行で追いかけていくが間に会わないだろう  
「将軍。一度引いて作戦を組みなおしたほうがよろしいのでは・・・」  
士官が青ざめながら提案してくる。  
「・・・そうだな。後退準備を進めておけ。敵に気づかれんようにな」  
「了解しました。  カストロ将軍にも伝えておきましょう。」  
そう言って士官が伝令を飛ばせた。  
「将軍・・やつらはもしや異世界から来た国の軍隊では?」  
チェが自分の考えを示す。  
「解らん。が  もしそうなら我々に勝利はない・・」  
そう呟いて  将軍は自分の席に座り込んでしまった  


712  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/22  17:27  ID:???  

あ    
一番最初の  
>>貴族の屋敷や教会からは空に向かって放たれた魔法で弾幕がはられ近寄れずにいた。  
訂正  
貴族の屋敷や教会から空に向かって放たれた魔法で弾幕がはられ近寄れずにいた。  
と最後の奴の  
>>「了解しました。  カストロ将軍にも伝えておきましょう。」  
は間違い  
「了解しました。  カダフィ軍にも伝えておきましょう。」  
でした。  

・・・なんか  自衛隊の側  誰も出てきてないし・・  
・・・激しく鬱だつってきます・・  


713  名前:  名無し三等兵  02/12/22  17:42  ID:???  

面白そうなんでチャレンジしてみたけど遅すぎでしか?  


714  名前:  てさりすと  02/12/22  18:18  ID:???  

誤植でしか?それとも誤爆?  

>>チャレンジしてみたけど  
が  
チャレンジしてみたいけど  
なら歓迎しますでし  
多分皆歓迎してくれるデシ  


715  名前:  713  02/12/22  18:32  ID:???  

誤植でやし(泣  
テサリストさんが教えてくれなかったら  
危うく書く前に終るとこでした。  
ありがとうです。  
でも軍事系のことは殆ど無知なんで、  
まず勉強してきまし。  


716  名前:  名無し三等兵  02/12/22  19:12  ID:???  

おお疲れ様です。今回も力作ありがとうございます。  
ふむ、グリフォンをまとめて吹っ飛ばすような高火力呪文は実戦向きではないと。  
となると、近代兵器に対抗するにはF世界の奥の手が繰り出されるなどの事態に……?  
 ま  あ  楽  し  み  の  た  め  先  読  み  は  控  え  る  と  し  て  
てさりすと氏の話もだんだんと盛り上がってきましたね。  
年末の楽しみがどんどんと増えてますわ。年越しは2chで決まりそうです(w  


717  名前:  1だおー  02/12/22  20:03  ID:???  

前にも何回か出たけど「自衛隊漂流戦記」ってやつの評価はどんなもんなんだろう?  


718  名前:  てさりすと  02/12/22  21:38  ID:???  

↑面白かったと思う。  
ただ人のことはあまり言えないですけど  
武器とか戦術が微妙にアヤシイw  

>>716どの  
おくの手のヒントは"ストーンヘッジ”とでも言っておきましょうかw  



719  名前:  名無し三等兵  02/12/22  22:09  ID:???  

前スレと本スレ、一日かけて一気に読みました  

漏れはライトノベル板の住人だけど、“自衛隊異世界へ行く”な話を振っても、  
結構スルーされるんですよね  



720  名前:  名無し三等兵  02/12/22  22:09  ID:???  

まさか超巨大レールガンが出てくr  


721  名前:  名無し三等兵  02/12/22  22:10  ID:???  

作者さん、ここ見てるんじゃないかな?  


722  名前:  1だおー  02/12/22  22:37  ID:???  

>>721  
ご名答。  
作品ともどもこれからも宜しくお願いします。  
荒らしはカンベンですが批評はビシバシしてくらさいヽ(・ω・)ノ  


723  名前:  10・13  02/12/22  22:46  ID:???  

>>722  
ほ、ホンとでふか?  
地に膝を着いて伏し拝むべきでしょうか?  


724  名前:  名無し三等兵  02/12/22  23:02  ID:???  

>>719  
あっちの板は、そういうのは食指が動かないのかも。  

一般人は自衛隊の事はよく知らないし、  
なんていうか、イロモノっていうか、あからさまに奇をてらったような設定だし。  

漏れがリアル消防で、まだ軍事のことを知らなかった頃に、  
TVで戦国自衛隊を見た時は「まあ面白いけど、タイトルがダセぇ」と思ったぐらいだ。  

多分、一般人にとっては「戦国自衛隊」も「戦国の長嶋巨人軍」も、  
タイトルから受ける第一印象は似たようなものかと・・・。  


725  名前:  名無し三等兵  02/12/22  23:09  ID:???  

>>717  
続きがみたひ・・・  


726  名前:  1だおー  02/12/22  23:34  ID:???  

コテハンはこのままでいきますけどもホントですよー(  ´∀`)  
あれを書くきっかけになったのはやはり「戦国自衛隊」との出会いですが、>724さんがいうようにちょっと万人受けはしないんじゃないかなと思ったわけです(決して戦国自衛隊が面白くないわけではないですが)  
リアル厨房だった自分はコツコツと自分なりに「巨人軍が戦国時代にいくような本が出版されてんだし」と奇想天外な設定を考えました。  
それでふと暇つぶしに読んでいたラノベで、「自衛隊と戦ったら面白いかな?」とひらめいたわけです。  
前例がないから、手探り状態で書き続けたのを覚えてますね。  
ちょうどてさりすとさんの心境ですよ(  ;´∀`)  

10・13さん  
き、恐縮です(  ;´Д`)  どうか今までどおりでいてくだされ(・∀・)  


727  名前:  1だおー  02/12/22  23:36  ID:???  

>>725  
大丈夫れす、ちゃんと更新し続けてますよ。  

#http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Momiji/6444/  

の図書室を見てみてください。  


728  名前:  てさりすと  02/12/22  23:45  ID:???  

うう  みれないです・・  

まさかご本人とは・・失礼しますた  
あんなふうにキャラが生きてる文章が書けるの羨ましいです。  



729  名前:  1だおー  02/12/22  23:52  ID:???  

ヽ(*゜Д゜)ノ    ウワァ  てさりすとさんそんなことはないですよー!  

貴重なご意見でした(・∀・)  
>キャラが生きてる文章  
ラノベ意識してやってますからね、自衛隊の装備に関してもリアルでない部分も多々あります。  
ここだけの話、新型戦車とか対人地雷とか色々出てくる予定ですから(  ;´∀`)  


730  名前:  名無し三等兵  02/12/22  23:59  ID:???  

>>725  
おおう!ありがとん♪  


731  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/23  09:34  ID:L/GqNMO1  

ちょっと見ない間にいろんなことがありましたね。  
1だおー氏は正体あらわしてるし。本職小説家が書き込んでるってのはすごすぎ。  

これから休暇だし、第一部完にもっていこう。  


732  名前:  名無し三等兵  02/12/23  09:36  ID:???  

職人さん頑張って  


733  名前:  てさりすと  02/12/23  17:37  ID:???  

>>511の続き行きます。  

イージス艦「むさし」艦内  

「CICよりブリッジ!敵航空隊接近中!」  
CICでレーダーを観測していた毛利三佐がブリッジに伝える。  
「方位3-4-3距離12.5キロ  高度600  相対速度200キロで本館に接近中!機影約70を確認!」    
ブリッジにいた足利一佐がスピーカーを見上げる。  
「大編隊です艦長!見方地上部隊の無線傍受によりではナパームを搭載しているのが確認されています。」  
「進路から見て本艦に向かっていることは間違いありません。」  
航海長の北条二佐が望遠鏡で確認しながら喋ってくる。  
「すでに陸上自衛隊が攻撃され戦闘状態に入っています。いまなら何とでも言い逃れが出来ます。司令」  
足利は軽く頷き決断した。  
「全艦に伝えろ!すでにサイは投げられた!全力を持って迎撃しろと!」  
「了解」艦内に向かって毛利三佐が続ける。  
「対空戦闘用意!  方位3-4-3に備え!  127mm速射砲及び後部VLS射撃用意!!」  
CICに緊張が走る。  
「敵航空隊が三手にわかれました。目標群a  20機  方位0-8-3仰角6°  距離6.5キロに接近!」  
「目標群b  40機  方位2-7-1仰角50°」  
「目標群c10機は地上にむかう味方部隊を狙っています」  
「全目標攻撃緒元入力完了!」  


734  名前:  てさりすと  02/12/23  17:37  ID:???  

「目標群c10機は地上にむかう味方部隊を狙っています」  
「全目標攻撃緒元入力完了!」  
それを聞いた砲雷長が下を向きやや震えながらしかしはっきりとした声で命じる  
「目標群bは他の艦に任せろ!!」  
「目標群aに127mm砲を照準!」  
ゆっくりと視線をレーダーにもどしつつ  続ける。  
「目標群cに対しESSM10基照準!  発射管制は主導でおこなう!」  
しばらくキーボードをたたく音が響く。  
「後部VLS開放。攻撃!」  
白煙を上げながらミサイルが次々に垂直に上昇していく  
しばらく上昇し  続けて目標に向かって向きを変えた。  
「次は目標群a!  片っ端から叩き落せ!!」  
砲塔が回転し射撃を開始する。ほぼそれと同時に周りの艦から高度を上げた目標群bにむかってミサイルが放たれていく。  
一番最初に発射した短SAM達が騎士達が油を投下しようとしたところの側面にむかって突っ込んでいく。  
地上にいた89FVに集中しすぎていたため底面からの攻撃に気がつかず次々と撃墜されていった。  
すでに攻撃態勢に入っていたグリフォンが持っていた火のついた油がその破片とともに付近に撒き散らされた  
89FVの手前に命中して、少しの間だけ射撃を止める事に成功した。  



735  名前:  10・13  02/12/23  22:27  ID:???  

自衛隊ではボルトアクションライフルを使用しているのでしょうか?  
どなたかご教授下さい(  ;´Д`)  

>>733-734  
おお、艦船からの攻撃ですな。てさりすと氏は作品発表のぺースが早くて  
(・∀・)イイ!!  


736  名前:  名無し三等兵  02/12/23  22:51  ID:???  

>>735  
陸自の装備品の中には、儀杖部隊がM-1ガーランド使っているだけのはず。  
海自や空自は詳しく知りませんが、海自の地方隊は船によってはまだM-1を積ん  
でいたはず。  


737  名前:  青木原精神病院  02/12/23  23:11  ID:???  

Mー1ガーランドで狙撃といえば、スティーブン・ハンターの「狩りのとき」  
がおもしろいですよ。ベトナム戦争でスワガー軍曹が相棒のフェンと  
北ベトナム相手に獅子奮迅の活躍をする話です。  
ガンアクションを書く際、すごく参考になると思いますよ。  


738  名前:  名無し三等兵  02/12/23  23:21  ID:???  

M1ガランドはセミオートライフルだから  
ボルトアクションじゃないですのが。  
私の知っている限り自衛隊の装備していたボルトアクションライフルは  
設立当初の武器不足時代にアメリカに押し付けられた  
改造99式小銃ぐらいしか思い浮かびません。  
それもとうの昔に使用禁止となってます。  


739  名前:  青木原精神病院  02/12/23  23:33  ID:???  

詳しそうな方がいるので俺も質問。  
親戚の元自衛官曰く、六四式は減装弾なせいかスコープつけて遠距離撃つと、  
小便弾で当てにくいと言っていたんですが、八九も減装弾なんでしょうか?  
あと八九式にはスコープをつけるんでしょうか?  


740  名前:  738  02/12/23  23:57  ID:???  

減装弾はフルロード弾よりも初速や射程距離で劣ると聞きますので  
遠距離を狙うのは確かにキツいかも知れませんね。  
あと89式の5.56mm弾は減装弾じゃないです。してもあまり意味ないだろうし。  
同様に89式にスコープというのも聞いたことないです。  
減装弾とはいえ威力と射程でアドバンテージのある  
64式を押し退けて使用するほどメリットもないでしょうしね。  


741  名前:  10・13  02/12/24  00:03  ID:???  

>>736-738  
返答有難うございまふ。  
米軍みたく狙撃兵用のボルトアクションは無いんですね。  

>>青木原精神病院殿  
ナム戦の小説ですか、良いですねえ。暇が出来たら読んでみたひ。  




742  名前:  青木原精神病院  02/12/24  00:05  ID:???  

>>738さん  
どうもありがとうございました。  
やはり八九式にはスコープは付けないんですね。  
となると、空挺は狙撃させたい隊員には六四式を  
持たせるんでしょうか?  
質問ばかりで済みません・・・  


743  名前:  738  02/12/24  00:19  ID:???  

>青木氏  
うーん、私も陸自の狙撃についてはあまりよくしらないので  
はっきりとは言えないのですが、今のところは64式以外に狙撃用小銃はないので  
(陸自にはいまだに専用スナイパーライフルが無いのです!)  
多分それでよろしいかと。  

今のところは、というのは、近い将来採用する可能性はあるのです。  
現に14年度の予算で『対人狙撃銃』の項目があったのですが、今のところ  
何を採用するのか情報がナッシング・・・  
この際、勝手に考えちゃっては?(w  


744  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/24  00:25  ID:???  

む?64は銃の真上スコープのせれないから  
近距離はともかく遠距離になってくると  
命中力が少し悪いと聞きましたがその辺どうなんでしょう?  
関係ないけど狙撃といえば  山猫は眠らない  の  
M2にスコープ乗せて長遠距離狙撃とかも見てみると良さそう。  
>>先ほど書いた奴の訂正  最後のとこ  

砲塔が回転し射撃を開始する。ほぼそれと同時に周りの艦から高度を上げた目標群bにむかってミサイルが放たれていく。  
一番最初に発射された短SAM達が騎士達が油を投下しようとしたところの側面にむかって突っ込んでいく。  
海岸に向かう89FVに集中しすぎていたため底面からの攻撃に気がつかず次々と撃墜されていった。  
すでに攻撃態勢に入っていたグリフォンが持っていた火のついた油がその破片とともに付近に撒き散らされた  

あかん眠い・・  きょうはもう寝まふ  


745  名前:  738  02/12/24  00:27  ID:???  

》743  
あ、そういえば設立当初は米軍給与でスプリングフィールドM1903(だっけ?)の  
狙撃仕様を使ってたっけ・・・(藁  
申し訳ない、こいつもボルトアクションですわ。  


746  名前:  青木原精神病院  02/12/24  01:36  ID:???  

>>738さん  
解説どうも!!  
自衛隊に制式狙撃銃がないのは耳にしたことがあります。  
まあ普通科は三百メートルの人間の頭くらいの風船に二、三発で  
当てるらしいですからねぇ。あんまり必要じゃないのかも。  
防衛庁も無難にM700のカスタムを採用してくれると有難いんですがねぇ。  
また機関拳銃みたいなことになったりして・・・  


747  名前:  名無し三等兵  02/12/24  11:19  ID:???  

高知のミロクはウィンチェスターにライフルOEM供給しとるし  
豊和もライフル製造では長い経験あるから心配する必要は無いと思われ。  

まあトチ狂ってセミオート狙撃銃の新規開発でもせん限りはと但し書きをしておく。  


748  名前:  名無し三等兵  02/12/24  19:14  ID:???  

個人的には大石英司に、サイレント・コアorブルドッグが異世界へ飛ばされる話を書いて欲しい。  


749  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/24  19:44  ID:???  

>>611  
「林、スラッグ弾だ。こいつならいける。」  
「はい!」  
手持ちの弾倉は通常弾がひとつ。装弾してあるのをふくめればみっつ。そして  
スラッグ弾がひとつ。通常弾は散弾、対人用。スラッグ弾も対人用だが立検隊  
唯一の遠距離火力。通常弾と違い一発弾で、威力は小銃弾に勝るとも劣らない。  

「五秒たちましたよ、五秒!」  
「うっせー!もちっとゆっくり数えろ!」  
「ひーっ!来たぁ!」  
「よし、おまえら、さがれ。林!頭狙うぞ、頭っ」  
「了解、頭狙いっ」  
石人形の動きはひどく緩慢だ。そうでなければ、威嚇以上の効果が望めない火  
器で持ちこたえることなどできない。  
ドーン  
ドーン  
「林!こいつが壊れるまで撃て!」  
「了解!」  


750  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/24  19:44  ID:???  

ドーン  
ドーン  
「肩が痛いのは我慢しろ。でなきゃ死ぬ」  
「了解」  
何発撃ちこんだろう。石人形が前のめりに倒れた。  

「やった!」  
「やったぞ!」  
「まだだ、起き上がるかもしれん!小窪、頭を撃て。完全に破壊する」  
ドドッドドッドドッ  
短連射でM3の残弾を石人形の頭部に叩き込む。予備弾奏倉はあとひとつ。無駄に  
はしたくない。無数のヒビがはいった石人形のうつろな顔が脆くはじける。胴体  
は相当に硬かったのに、なぜこれほど脆いのだろう。  
「ひいっ、足が!」  
ビクビクッと石人形の右足が動いたがそれを最後に動く気配はない。  

「木偶が、手こずらせやがって。海に捨てちまえ。」  
誰かがつぶやいた。確かにそのとおりだ。わけのわからないものが同じ船内にあ  
るのは気味が悪い。さっきの骸骨戦士の死体もそうしよう。  


751  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/24  20:02  ID:???  

ヒエー  
611は>>661の間違いでした。誤爆だ誤爆  
ごめんなさーい!  

地方隊ではM1ガーランドを装備、てそこまで旧式装備ではないですよ。  
M3も9mm機関拳銃に"やっと"変わったし。この二つを比べたならば、  
個人的にはM3の無骨さが好み。45口径の威力も頼もしい。実際に撃っ  
たら反動強烈過ぎて扱い辛かった。作中で横連射をしまくってるけど  
実際には「たぶん」無理。  
それと、スラッグ弾が有効で45口径弾が無効ってことはないと思う。  
実際の威力はそれほど変わらないから。9mmと45口径ほどの差はない。  
ま、そこいらへんは「お話の設定」ということで。グロック17が金属  
探知機にひっかからないことになっていないと、「お話」のハイジャッ  
カーは空港で御用になって話が進まない、ということになってしまう。  

「お話の設定」作者自らばらしてどうする、というつっこみはやめてね。  


752  名前:  名無し三等兵  02/12/24  22:14  ID:???  

細かい事いうが、スラッグが45ACPと同威力というのは言いすぎだと思われ。  
両者には雲泥の差がありますよ。  
対人用と言うのもなんかなぁ。狩猟用というほうが  
シックリくる。  


753  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/24  23:01  ID:???  

む、俺の認識が甘かったのか?  
小銃弾とほぼ同威力≒45口径、て思っていたのだけど。  
まあ、作中のほうがリアルだってことで怪我の功名ということにしますか。  

軍隊にとって(自衛隊も含めて)対人用というのは対物用(対戦車とか対空と  
か)という言葉に対して使うもの。狩猟用って、ハンターじゃないんですよ。  



754  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/24  23:37  ID:???  

ちょっと調べてみたのだが、スラッグ弾の威力は小銃を凌ぐ、というソースがあった!  
強力すぎるぞ、これ。対舟艇攻撃に使うというのが本分なんだが、横腹に穴開いて沈  
没するんじゃあ?!ゴーレムに何発も撃ち込む必要ないって  
やばいな、普段使わないものはあまりに知らなさ過ぎる。勉強してこよっと。  


755  名前:  752  02/12/25  00:14  ID:???  

あと今更だけど、私の知っている限り、自衛隊で  
ショットガンを使用してるのは海自だけで、  
対鮫用に艦艇に積んであるのだそうです。  
それも法律に合わせて装弾数は2発のみだそうで。  
少なくとも、よほどのことがないかぎり対人戦闘に使用することは無い  
でしょうね。  


756  名前:  1だおー  02/12/25  00:59  ID:???  

スパス12とかドエライのを配備せんかな自衛隊…  


757  名前:  初レス三等兵  02/12/25  13:41  ID:???  

F-15をマッハ2で低空飛行させてその衝撃波で敵軍団を攻撃っていうのをふと思いついたんですけどどーでしょうか?  
空想科学読本でもマッハ2の車が走ったらガラス粉砕するわ車吹っ飛ぶわで大惨事になる〜と書いてあったし。  



758  名前:  1だおー  02/12/25  14:15  ID:???  

騎馬軍団だったら効果は大きいと思われ。  
歩兵でも異世界人は戦闘機なぞ見たことないから士気を挫くことは可能かと。  


759  名前:  名無し三等兵  02/12/25  14:37  ID:???  

バードストライクしたらパイロット即死だと思いますが  


760  名前:  1だおー  02/12/25  14:44  ID:???  

バードストライクはどっちの世界でも危険性は同じなんじゃないかな?  
現実的に考えて(?)魔術師が風系の魔法でタービンの息の根を止めて撃墜するとか。  


761  名前:  初レス三等兵  02/12/25  15:47  ID:???  

>>760  
秒速約680mの物体をターゲットできるのかという疑問も少々ありますが。  
いちおう対策としては「夜間に敢行」、「魔術士の所に煙幕を張っておく」のはどーでしょうか?  


762  名前:  1だおー  02/12/25  15:55  ID:???  

>>761  
煙幕を散布するのは陸上部隊が必要なので常時遂行可能というわけではないでしょうから、夜間爆撃が一番ですな。  
鬼畜のクラスター無差別爆撃。  
…民間人を誤爆しないように気をつけねば。  
自衛隊の強みはその人道性にもある気がするし。  
捕虜を拷問しないし征服地で虐殺・暴行を働くわけでもない、民衆の信頼は強い味方。  


763  名前:  名無し三等兵  02/12/25  18:19  ID:???  

戦争の゛狂気゛に取り付かれてしまったら  
自衛隊といえど拷問、虐殺とは無関係じゃないと思われ。  
人間はみんな強い訳じゃないっすよ。  


764  名前:  名無し三等兵  02/12/25  18:36  ID:???  

やはりてさりすと氏の作品のように、空自がいる場合航空攻撃が出来るというのが  
圧倒的な強みになりますよね。これを使わない手は無いと思います。  
しかし夜間爆撃は出来るのか・・・・  
条件として築城の第6飛行隊にF-2配備済み+現在飛実団で試験中のFLIRも配備  
というのがCASでも必要だと思います。  
ましてや視界がほとんど無い中で低空を超音速飛行というのは自殺行為ではないかと。  


765  名前:  名無し三等兵  02/12/25  19:13  ID:???  

問題は音速戦闘機とガチンコできる敵がファンタジー側にあるのかという罠  


766  名前:  青木原精神病院  02/12/25  19:31  ID:???  

音速で飛ぶ蝿を群れでエンジンに突っ込ませる  
ってぇのはどうだろう?  

音速で突っ込んでくる数万の蝿・・・いやすぎる。  


767  名前:  1だおー  02/12/25  19:34  ID:???  

>>763  
小林源文の「TOKYOWARS」の佐藤二尉のようなことになるってことか…。  
確かに仲間あんだけ頃されたら切れる罠。  


768  名前:  名無し三等兵  02/12/25  19:43  ID:???  

現代人だったら人殺しただけでも、発狂はせんでもそうとうの  
精神的ダメージを負うこと間違いない。  
ましてや仲間がなぶり殺しにでもなった日にゃあ・・・  


769  名前:  名無し三等兵  02/12/25  19:55  ID:???  

>>760  
 自分ならエアウォールの魔法を空中にかけて、戦闘機がぶつかるのを地味に待つ。(苦笑)  


770  名前:  1だおー  02/12/25  19:56  ID:???  

>>768  
前スレの「ワァァ!エルフを殺せェー!」みたいなことになるな((((  ;゚Д゚)))ガクガクブルブル  



771  名前:  名無し三等兵  02/12/25  22:42  ID:7VoTMTC9  

                         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  
           ∧_∧      <    >>1さん必死だな。  
         (  ´_ゝ`)      \________  
       /          \  
     /  /\      / ̄\  
 _| ̄ ̄  \  /    ヽ  \_  
 \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  \__)  
   ||\                        \  
   ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄  
   ||    || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||  
   ||    ||                  ||  
       .||                ||  





772  名前:  初レス三等兵  02/12/26  04:17  ID:???  

>>762  
#http://f15.hp.infoseek.co.jp/top.html  
別のスレでこのページ見つけたんですけど・・・まさに鬼畜ですねクラスター爆弾。  


>1だおー氏  
素人の浅はかな考えに付き合ってくれてアリガd。  

>771  
ブッ(悶絶)。  


773  名前:  10・13  02/12/26  04:58  ID:???  

>>667続き  

「まったく、何で俺らが異世界人の見張り役なんだよ」  
中年の衛兵がふてくされた声を上げた。  
「いいじゃねえか、槍兵になって前線の人柱にされるよりは数倍マシだろ」  
「ま、確かにそうだけどよ」  
「そんな事より、今夜の公開処刑は見物だぜ。なんせ滅多にお目にかかれない  
ダークエルフの死刑なんだからな。磔の時に売られる生き血にはきっとご利益  
があるぜ」  
監獄前のテーブルを挟んで向かい側に座っていた衛兵が酒瓶片手にカードを切った。  
「ああ、エルフとダークエルフの血を飲むとどんな病気も治るって言うしな。  
畜生、看守なんかやめて俺も見に行きたいよ」  
「へへ、俺はもう直ぐ交代だ」  
衛兵はせせら笑って手にしたカードをテーブルに開けた。  
それを見たもう片方の衛兵が舌打してポケットの銀貨を投げ出す。  
「ちぇ!また俺の負けかよ、いったい週に幾ら稼いでやがる」  
勝って上機嫌の男がテーブルに散らばった銀貨数枚を集めて自分の懐に入れる。  
「そんな事教えられるかよ、へへ…これで国外に行っても生計を立てられるな」  
「はあ?国外だ?」  
「おうよ、最近はエルフィールに味方した異世界人どものおかげで軍は連戦連敗  
いつ国内に攻め込まれても可笑しくない状況だ。戦争が終わったら金持ってる奴が  
強いだろ」  
「ちげえねえや、そろそろこの国も終わりだしな。とっとと逃げ出しちまうか」  
衛兵が片手の持った酒瓶のエール酒を口に持っていったその矢先。  
監獄内から突如として陶器類の割れる音が響いた。  


774  名前:  10・13  02/12/26  04:59  ID:???  

「ぶっ!!」  
突然の出来事で、思わず口に含んだ酒を噴水の如く噴出す。  
「な、なんだなんだ!?」  
鉄扉の覗き窓から独房内を見る。  
衛兵の目には独房内でうつ伏せになって倒れている山川の姿が目に入った。  
周りにはスープの入っていた皿の破片が散らばり、かなりもがいた後が見  
受けられる。  
「異世界人め!!食事を咽喉に詰まらせたか!?」  
急いで扉の鍵を開けて中に入る。  
「おい、どうした!?」  
衛兵の一人がうつ伏せになって倒れている山川の肩に手をかけた。その刹那。  
その顔めがけて山川の振向き様の裏拳が飛んできた。  
「うぐおっ!」  
それはモロに衛兵の鼻をへし折り、その場に立ち尽くさせるに十分な打撃だった。  
だがそれだけでは終わるはずがない。  
折れた鼻を押さえようとした衛兵の腕を掴んで自分の方へと思いっきり引き倒す。  
山川はうつ伏せにした衛兵の腰から短剣を抜き取ると、それを逆手に持ち衛兵の  
首に打ち込んで大きく抉った。  
「う、うわあー!!」  
それを見たもう一人の衛兵が独房の外へと逃げ出そうとする。  
山川に背を見せて逃げようとするが既に遅い。口元を塞がれ、咽喉仏をパックリと  
切られてしまった。  
懐の銀貨と噴出す血を床にぶちまけてそいつも倒れた。  


775  名前:  10・13  02/12/26  05:04  ID:???  

「意外とうまく行くもんだな…」  
ナイフ片手に、返り血を浴びまくった山川が独房から出て来た。  
例の如く、罪悪感や後ろめたさも感じない。  
頭でおかしいと分かっていても、その疑いは直ぐに別の思考と置き換えられてしまう。  
ああ、俺も異常者の仲間入りか。精神病院行きなんて…冗談じゃないぞ…。  

まあ何にせよ脱出成功に変わりはない。次は中庭まで走らなければいけない。  
しかし腹が減っている。  
パンとスープは演技の為に駄目にしてしまった。  
何となく看守用のテーブルに目をやると、そこには酒とカードとパンが置いてある。  
衛兵の血でベトベトに汚れた手をズボンで拭いてテーブル上のパンを一掴み、口に  
銜えて走り出した。  

てさりすと氏の作中に出てくる国名を使わせて貰いました。関連性は特に  
無いっぽいです。  



776  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/26  21:06  ID:???  

>>749  
「白い奴、どこに消えた?」  
「舷側のぞいてみろよ?」  
肥後田3曹、小窪3曹が確認したが舷側にはりついてはいない。  
「海に消えたとしか思えんが?トチ狂って自殺か?」  
周囲を警戒していた林3曹が  
「班長、骸骨の死体が…、いや、骸骨はもともと死体なんですが…」  
「どうした?」  
「死体が消えました!」  
「何?」  
上田2曹が振り返ると、先ほどまで骸骨戦士が転がっていたところには  
砕けた骨があるだけだ。骨か?男の首飾りは陶器に見えたが、そう思って  
みると陶器のようにも見える。人骨にしてはおかしな形、大きさ。恐竜  
化石の歯を思い出したが、いくらなんでもそれはない。  
あれだけ大きいと思った石人形も、陶器と水晶の欠片を残して消失した。  
「わからんことだらけだな。」  
「班長、これからどうしましょう?」  
「ん、まて、通信きた…」  
インカム越しに状況を報告する。たった今、交戦していた敵の死体が消  
えたことも含めて。  



777  名前:  名無し三等兵  02/12/26  21:24  ID:???  

自衛隊ってナイフ格闘教えるの?  


778  名前:  10・13  02/12/26  22:26  ID:???  

>>777  
どうなんだろ?  
そう言われてみると意外と教えてなさそう。  

>>776  
ク、クライマックスですか?それともまだ始まったばかりとか…。  


779  名前:  名無し三等兵  02/12/26  22:37  ID:???  

銃剣道はやるけどねぇ。  
自衛官の格闘能力も十人十色だろうな。  
レンジャーも基本的には馬車馬みたいな持久力がキモだから、  
そんなに格闘は重視しないんでねぇの?  
識者がいれば話を聞きたいねぇ。  

>職人方  
おつかれさまでつ。  
なんというか、職人待ちになりつつある状況を  
打破すべく小ネタがホスィところ。  


780  名前:  名無し三等兵  02/12/26  22:50  ID:JJiVQRaC  

異世界とこちらで違うものをあげてみる。  

宗教(一神教、多神教、精霊信仰など)  
食文化(モンスター料理とか?)  

意外に浮かばない・・・  


781  名前:  名無し三等兵  02/12/26  23:28  ID:???  

職人さんガンガレ  


782  名前:  名無し三等兵  02/12/26  23:45  ID:???  

 小ネタねえ……  


こんな自衛隊は嫌だinファンタジー世界。  

 「野営していたら、ブロブに戦車を補食され、あっさりと壊滅する機甲科」  


783  名前:  名無し三等兵  02/12/26  23:57  ID:???  

サッキュバスで穴兄弟になる自衛隊。  


784  名前:  名無し三等兵  02/12/26  23:59  ID:???  

では便乗して  

「F世界で与えられた部屋(相部屋)に戻ってきたら、ブラウニーにエロ本を発見されていた」  
「しかも机の上にきちんと整えられていた」  
「さらにタイトルを書かずにおいた裏ビデオに、丁寧にラベルを張られていた」  
さらにPCの中のエロ画像がジャンルごと、人物ごと、作者ごとに分類されてたり  
((((  ;゚Д゚)))ガクガクブルブル  


785  名前:  名無し三等兵  02/12/27  00:04  ID:???  

>>784  
それは貴公の実体験では(汗  


786  名前:  名無し三等兵  02/12/27  00:06  ID:???  

カンピン娘はえるふみみな自衛隊。  

むしろこれはイイ!!・・・のか?ハーフハァハァ  


787  名前:  名無し三等兵  02/12/27  00:10  ID:???  

ドラキュラがゴミ箱のティッシュを数えてたら  
朝になって助かる自衛隊。  


788  名前:  名無し三等兵  02/12/27  00:13  ID:???  

にちゃん禁断症状がでて戦えない自衛隊。  


789  名前:  1だおー  02/12/27  00:28  ID:???  

必死呼ばわりされないように注意しつつ小ネタで職人さん方を援護射撃。  

>>786  
エルフは父方?母方?  
母方だったら自衛官夫との馴れ初めが気になるところ(;´Д`)  ハァハァ  

>>787  
ドラキュラよけに空薬莢は回収しないでばらまいておきましょう(  ´∀`)  


790  名前:  青木原精神病院  02/12/27  06:34  ID:???  

>>218-227  >>578-583  >>700-702  の続き。  

 少し想像してみよう。  
 もし、あなたが道なき深い森の中で、一人きりにされたとしたら?    
それもなんの前触れもなく、置き去りにされたとしたら?  体力を温存しようと、  
じっと助けを待ち続ける?  それとも活路を切り開くべく、みずから歩き出す?    
やがて体力に限界が訪れたら、あなたは何を思う?  死を感じたとき、自分にそれに  
抗う力がないと悟ってしまったとき、あなたはそれをどう受け止める?  
 ここに、その選択を迫られている男がいる。数百年、この森で生き続けてきたであろう  
巨樹に男は身を寄せ、漆黒の夜が明けるのを待っていた。ぱちぱちと火の粉をあげる焚き火、  
そのやわらかな熱が男を包み込む。木々のわずかな隙間から垣間見える、蒼天の夜空に輝く星々も、  
その夜空を統べる金色の月も、今宵この男を癒すことはかなわぬように思えた。  
 さながら男は森の幽鬼のような装を呈していた。藪漕ぎで切り刻まれた手、泥だらけの戦闘服、  
くたびれきった背嚢、まるで男が森に侵食されているかのように見える。だがすべてが汗と泥と血で  
汚れ切ったような男の持ち物の中で、肩にかけた小銃だけはその鈍い輝きを失ってはいない。  
黒光りする銃身は森においてまるで異質であった。そして男の瞳も、この窮地にあってすら  
その輝きを失ってはいない。男は憔悴した表情を浮かべてはいるものの、大きく見開かれた瞳は  
決して絶望に濁ってはいない。  
「死ぬまで戦え」  
 それが男の、唯一の答えだった。  


791  名前:  青木原精神病院  02/12/27  06:35  ID:???  

「みんな大丈夫かなあ……」  
 大和三曹はひとりごちた。結局、あの日に降下してから数日余り、大和三曹は部隊の誰一人として  
合流することはかなわなかった。一個中隊、約二百数十名の誰ともだ。無線は通信士でない大和三曹は  
持ち合わせていない。笛を吹いたり、初めはかなり気が引けたが数時間毎に一発だけ、八十九式を  
撃ってみている。だがこれもいまのところ不発に終わっていた。  
「地図にこんなでかい森はないし、青木原にまで突風で吹き飛ばされたはずがあるまいし……それに――」  
 そう、あの降下中にみたあのユーフォーらしきものだ。  
「――あれはいったい何だったのかなあ?」  
 だが、いくら考えてみても分からない。あの光はミステリーサークルのような、というよりはむしろ、  
なにやらあやしい儀式に使われるような紋様を描いていたようにも思えた。しかしそれとて現状を  
打破するに何か役に立つと言うものではない。  
「うーん……」  
 それっきり黙りこんでしまう。空腹はつらいものではあったが、この程度なら空挺レンジャー課程を  
突破した者なら誰でも耐えられるだろう。ただしそれとて終わりがあるとわかっているから無茶が  
出来るのだが。とにかく自分で能動的に事態を解決出来ぬなら、今は待ち続けるしかなかった。  
ちょっとした山ヤなら誰でもわかることだ。大きくあくびをして、ごろりと横になる。  
(なーに、今にヘリが飛んでくるさ。そして激務休を頂きだ)  
 そんな不敵に笑う大和三曹の耳に、かさりと藪をかき分ける音が飛び込んだ。  
「おっ?」  
 がばっと飛び起きる。助けが来たのだろうか?  誰何の声を上げるべく、もう一度口をあける。  
と、その瞬間――  
『おい、そこのおにいさん!  早く逃げろ!』  


792  名前:  青木原精神病院  02/12/27  06:35  ID:???  

 空気を媒介としない、声ではない声。そんな警告が大和三曹をつらぬいた。  
(はあ?)  
 大和三曹は首をかしげた。  
(いまのは人の声だったよな…?)  
 とそこでふと思い当たる節があった。  
「ああ、なんだ。幻聴か」  
 ぽん、と手を打つ。  
「空挺レンジャー課程でなんべんか聴いたっけなぁ」  
 懐かしそうにうんうんとうなずく。  
『お〜い?  もしも〜し?』  
「なんだ、しつこい幻聴だなぁ」  
 どさりと座り込む。もう幻聴を聴きだすまでに血糖値がさがっているのだろうか。大和三曹は背嚢を  
ごそごそと探り始めた。  
「まだチョコレートがあったっけ?」  
 だがしびれを切らしたのか、「声」は気勢を荒げた。  
『あのなあ!  ひとがせっかく親切で警告してやってるのに、幻聴とはひどいんじゃないか?』  
「なんだよ、やべえなあ俺」  
 しぶしぶ大和三曹は背嚢から顔をあげた。焚き火が照らし出すわずかな明るみにはやはり誰もいない。  
深刻そうな表情が大和三曹に浮かぶ。  
「う〜ん…」  
 どうやら相当頭に栄養が行っていないようだ。近藤ならいつもの事だと悪態をつくだろうが、  
今度ばかりはそうもふざけていられない。  
「しかたねえ、虎の子の鳥飯を食うか……」  
『おにいさん、こっちだ、こっち』  
「ああ?」  
 まるで脳に直接語りかけるような声にも指向性があるのか、大和三曹は先ほどより近い声が聞こえた  
方向へ、再度視線を走らせる。  


793  名前:  青木原精神病院  02/12/27  06:37  ID:???  

「ありえん」  
 大和三曹はぷいと横を向いた。  
『現実から目をそむけるなよ〜』  
 悲しそうな声が追いかけてくる。しかたなくもう一度振り返ると、そこには子供の手のほどの小人が  
立っていた。ピーターパンのような緑色の服を着て、肩には小さな袋を提げている。そしてその顔は――  
「スーパーひとしくんか?  おまえ?」  
『なんだよ、それ?』  
 小人は首をかしげた。キモいと言えばキモいのかも知れないが、なかなかこれはこれで愛嬌がある。  
アイボのような玩具なのだろうか。そんなものが森の中にあるはずもないが、今の大和三曹には  
人の痕跡が、ただ嬉しかった。  
「へえ、ちゃんと問いかけにも答えるんだ。よく出来とるなぁ」  
 大和三曹は空腹も忘れて近寄った。  
「う〜ん、まさに本物だな」  
『なんだかよくわからんが、本物と言われて悪い気はしないな』  
 誇らしげに胸を張ってみせる小人。しかし見れば見るほどそっくりだ。吹き出しそうになるのを必死に  
こらえて大和三曹は続けた。  
「おう。そのでかい鼻といい、張り出した頬骨といい、そっくりだ」  
『……そいつってハンサムなのか?』  
「いや、全然」  
 すまし顔で答えてのけるあたり、大和三曹もなかなか上司の影響を受けているのかも知れない。  
小人の反応を見て大笑いするところもだ。初めの拒否反応も融けるように消え、大和三曹はすっかり  
この小人に夢中になった。小人はそんな大和三曹に罵詈雑言をあびせてくる。  
『それにしても命の恩人にむかってそれはないんじゃないか!?』  
「ちょっとまて、機械仕掛けのスーパーひとしくんがいつから俺の命の恩人になったんだ?」  
 ふと聞き捨てならない事を口にする小人。大和三曹はぴくりと眉根を寄せたが、それでもどうにも  
この愉快な小人をからかい続けてしまう。  


794  名前:  青木原精神病院  02/12/27  06:37  ID:???  

『上まあ正確に言えばこれからなる予定な訳だが。それに俺は機械仕掛けじゃない……しまった!!』  
「いやあ、それにしても実によくしゃべるスーパーひとしくんだ。誰が作ったんだ?」  
『そりゃおにいさん、おっとさんとおっかさんがえ〜んやこら、と作ったに決まってる…  
だからそうじゃなくてだな――』  
 がさりと、ひときわ大きく藪をかきわける音が、おかしな二人の会話をぷっつりととだえさせる。  
藪をかきわけ、焚き火に照らし出されたその姿は、人か獣か、大和三曹には区別がつきかねた。  
『あちゃ〜』  
 小人が額をぺしりとたたいた。  
「ありえん……」  
 しかし今度ばかりは大和三曹も目をそむけはしなかった。  
 その獣、身長はたいして高くはない。猫背なせいもあるだろうが、せいぜい胸くらいの高さだ。  
二足で歩き、四肢は驚くほど太い。そして手には人間の太ももほどの太さの棍棒を持っている。  
なにより奇怪なのはその顔だ。どこまでも醜く歪んだ顔はとても正視に堪えない。吐く息は耐え難い  
臭気を放ち、その歯は人のものではない。そして赤黒く、にごり切ったまなこはうつろに大和三曹を  
映し出していた。  
『喰屍鬼だ…』  
「喰屍鬼…?」  
 ごくりとつばを飲み込む。だがそれすらも吐き出したくなるような悪臭があたりを漂う。  
じりじりとにじり寄って来る、喰屍鬼。どう見たって友好的な奴には見えない。正真正銘の、化け物だ!    
心臓が早鐘のように打ち続ける。まるで初降下の時のような、じわりと染み渡るこの感覚は恐怖か、  
それとも……?  
『逃げるぞ!』  


795  名前:  青木原精神病院  02/12/27  06:39  ID:???  

 小人が叫んだ。瞬間、それまでの緩慢な動きからは想像もつかない迅さで喰屍鬼が飛び掛ってくる。  
「!!」  
 頭を狙い、真横に振りぬかれた棍棒をとっさにしゃがみこんでかわす。うなりをあげて掠め飛んでいく  
棍棒に気が遠くなりそうになりながら、大和三曹はそのまま喰屍鬼の膝を狙いタックルをかけた。  
神速で飛び込み、膝裏を刈り込むように腕を引き、全身のバネを使って押し倒す。膂力では圧倒的に  
上回ると思われる喰屍鬼がいとも簡単に倒れた。  
 押し倒した瞬間、大和三曹は凄絶な笑みを浮かべた。  
(こいつ、ガードポジションをとらねえ!)  
 馬鹿力だが、あきらかにこのような格闘には素人だ。ガードポジションとはタックル時に倒されたとき、  
相手の腰か片足を、両足を使って締め上げ、マウントを取られないようにすることだ。  
(寝技なら、いける!)  
 瞬間、鬼の空挺レンジャーの血が駆け巡る。押し倒した勢いもそのままに、大和三曹はマウント  
ポジションを取りにいく姿勢で全体重を乗せたテッパチの頭突きを食らわせる。  
「グフェェ!」  
 喰屍鬼が悲鳴ともつかぬ声を漏らす。しかしもはや大和三曹にためらいはない。両膝を喰屍鬼の腕を  
砕かんばかりに打ちつけ、左手を手首に、棍棒を右脇に挟んで瞬時にして取り上げる。そして悪鬼の  
ごとく棍棒を顔面に打ちつけ始めた。  
「ギフェェェ!!」  
「このぉ!  野郎っ!  早くッ!  死ねよっ!!!  」  
『おおっ!?』  
 小人が驚嘆の叫びをあげる。よもや喰屍鬼を相手に徒手空拳で挑むとは!  しかし無謀とも思えた  
その男はいまや勝利を収めようとしている!  


796  名前:  青木原精神病院  02/12/27  06:40  ID:???  

幾度となく叩き込まれる棍棒の殴打に、もはや喰屍鬼の顔は万物の創造主すらも目を背けるであろう  
有様と成り果てた。だがいまだその肉体は逆襲を試みようと、暴れ続け、反抗をやめはしない。  
その強靭な肉体で、ブリッジを仕掛けあわや大和三曹を跳ね上げようとすること数度。  
「おいっ!  そこのっ!」  
『はっ、はい!』  
 地獄の番犬もすくみ上がるような声で大和三曹は小人を怒鳴りつけた。しかし殴り続ける手は  
とまりなどしない。  
「俺の鉈を持って来い!」  
『お、おい……おにいさん…?』  
「はやくしろっ!」  
 もうなにも言えず、小人は一目散に巨樹の傍らに放り出してあった弾帯へ駆け寄った。  
「オラッ!  オラッ!  オラぁぁぁ!」  
 鉈を引きずり振り返れば、凄惨な光景がただただ繰り返される。蒼き月光と、黄金色の焚き火が  
映し出す、夜の惨劇。喰屍鬼の悲鳴とも、断末魔ともつかぬ絶叫、肉がちぎれ、骨が砕ける音。  
そして男の気違いじみた咆哮。決して沈黙することのないはずの森が、今はこの惨劇に目を  
背けるかのように静寂のそこに沈んでいた。  
(いったいどっちが魔物なんだ?)  
 小人はそんな感を拭いきれなかった。  
『ほ…ほら。これだろ?』  
「早くよこせッ!」  
 大和三曹が鉈を受け取った、そのわずかに連打がやんだ瞬間、喰屍鬼は最後の気力を振り絞ってか、  
大和三曹を跳ね上げた。  


797  名前:  青木原精神病院  02/12/27  06:41  ID:???  

っく!」  
 跳ね飛ばされた大和三曹にはあきらかに焦りの色がうかがえた。  
(あれだけぶち込んで、何故倒れない!?)  
 もはやスタミナは限界に近づいていた。ただでさえここ数日ろくに食事をとっていないのだ。  
絶対的に有利な条件でしとめ切れなかった自分の甘さに舌打ちしながら、大和三曹は身構えた。  
大きく肩で息をしそうになるのを歯を食いしばってこらえる。喰屍鬼はおぞましき怒声をあげながら  
棍棒を再び手にした。  
(だめだ、もうあれはかわせない)  
 胸中でうめき声を上げる。あの棍棒を食らえば一撃で昏倒は免れないだろう。ましてもうあの連打で  
息が上がってしまっている。  
(一発で仕留めるしかねえ……なら!!)  
 再び喰屍鬼が突進を仕掛けてくる。同時に大和三曹の左手がうなりをあげた。  
「ギフェェェェェ!!」  
 喰屍鬼の腹には、鉈。深く突き刺さったそれを恨めしそうに見やる喰屍鬼。だがそれを強引に引き抜き、  
喰屍鬼は勝ち鬨をあげた。  
(ついに男は丸腰になった。これでもう阻むものは何も無い。この男には地獄の苦しみを  
味わわせてくれよう。生きながらに引き裂き、喰らい尽くしてくれる!)  
 小人は喰屍鬼の暗い心を読み取り、怖気に震えた。やはり人間が丸腰で魔物に挑むなどという  
こと事態、あまりに無謀すぎたのだ。男はと言えば木のほうにふらふらと歩いていったかと思えば、  
みょうちくりんな棒をいじっているだけだ。  


798  名前:  青木原精神病院  02/12/27  06:41  ID:???  

『おにいさん!  もう逃げ――  
 小人の再三の警告は、またしてもかき消された。八十九式自動小銃が放つ、5.56ミリNATO弾の  
咆哮によってだ。音速の数倍で飛来する、わずか数グラムの金属片。それがばらばらに喰屍鬼を  
引き裂いていく。銃口からは目も眩むような閃光がほとばしり、発射ガスが大和三曹のほおを叩いた。  
束の間、森はその閃光に照らし出される。ある弾丸は腹に命中し、横転を繰り返しながらその臓物を  
引っ掻き回し、引き千切り、ぶちまける。またある銃弾は頭部に命中し、その分厚い頭蓋をいとも粉々に  
打ち砕き、脳髄を滅茶苦茶に混ぜ切り、後頭部からそれを吹き出させる。骨にぶつかれば、その骨を、  
肉に触れれば、その肉を、全てを完全に破壊し尽くし、5.56ミリNATO弾はさながらランプから  
解き放たれたジンのごとく、破壊と硝煙の香りを残し飛び去っていった。  

 続く  


799  名前:  青木原精神病院  02/12/27  06:49  ID:???  

ヤター、やっと戦闘までいけたYO!!  
しかしなんというか、シリアス路線で行くつもりが  
途中でお笑いになったり、またシリアスになったりと  
落ち着かないなあ・・・  

どうっすか、みなさん?    


800  名前:  青木原精神病院  02/12/27  06:54  ID:???  

イケネ、訂正です。  

×喰屍鬼  
○屍喰鬼  

食べられに逝ってきます・・・  


801  名前:  名無し三等兵  02/12/27  08:02  ID:???  

スゲェ……  
大和三曹、青木原精神病院さん、アンタ輝いてるよ……  


802  名前:  名無し三等兵  02/12/27  09:34  ID:???  

お笑いパートで笑い氏にするかとオモタ。  


803  名前:  名無し三等兵  02/12/27  09:51  ID:???  

小人タイプが出てくる話は初めてかな?スーパーひとしくんにワラタ  


804  名前:  名無し三等兵  02/12/27  10:21  ID:???  

小人さんときいて、ティンカーベルみたいなのを想像したら  
すーぱーひとしくん  

激藁  


805  名前:  名無し三等兵  02/12/27  11:33  ID:???  

>>780  
衛生面(トイレなど)  



806  名前:  名無し三等兵  02/12/27  11:54  ID:???  

ひとしくんwこれはこれで新ジャンル  


807  名前:  1だおー  02/12/27  13:43  ID:???  

ひとしくん、相棒としてはいいキャラだ(  ´∀`)  


808  名前:  名無し三等兵  02/12/27  14:44  ID:???  

>上まあ正確に言えばこれからなる予定な訳だが  
って某研かよ。w  


809  名前:  ◆SctAww7t7Y  02/12/27  15:44  ID:???  

ハス  ◆BnyPF68LQs  さんには申し訳ないけど  

まだ、青木原精神病院氏の分だけしかできてませんが、  
そろそろ次スレ見えてきたのでさらしときます  
#http://shizuoka.cool.ne.jp/fantasure/  




810  名前:  名無し三等兵  02/12/27  22:30  ID:???  

 爆撃が本格的になった時のファンタジー側の対抗策。  

 魔法で空に乱気流を発生させ続けるなんてのはどうだ?  
 この程度なら、モンスターのような空中戦力が存在する世界観なら、編み出されていてもおかしくはないよなあ。  
   
 まあ、それ相応の儀式は必要な気もしないでもない。  
 たとえば、不眠不休で術者が奇怪なダンスを踊り続けなければならないとか……(苦笑)  


811  名前:  名無し三等兵  02/12/27  22:42  ID:???  

白米、納豆、味噌汁が食べたいとダダをこねる自衛隊。  


812  名前:  名無し三等兵  02/12/27  22:47  ID:???  

戦闘機って乱気流にどれくらい耐えるのかな?  

例えばあっちが竜巻を起こせるくらいなら  
撃墜出来る「かも」しれないが、当たりそうもないし・・・  
台風を起こすのは神話級のやつじゃないと無理かね?  


813  名前:  名無し三等兵  02/12/27  23:32  ID:???  

>>812  
 乱気流に突然飛び込んだときに、一番辛いのはコントロールが聞かなくなる事じゃないかな?  
 パイロットが自分の位置を正確に把握できないまま地面にぶつかるとか。  
 自衛隊機同士で空中衝突かますとか。  
 まあ、直接機体を破壊できなくても、まともに飛べなくするだけでも、有用だとおもうぞ。  


814  名前:  名無し三等兵  02/12/28  06:45  ID:???  

乱気流を発生させるなら、魔法戦士リウイの魔法装置よろしく精霊を発狂させて  
暴れさせるだけでいいんでないの?  
簡単な気象予測しかできないとはいえ、その簡単な気象予測すら通用しない場所  
は飛びたかないっしょ。  
ただ、F世界もエルフが反対したり、精霊が人間に反感を抱いて人間社会から離れるなどの  
ペナルティが欲しいですな。  
自衛隊は近代兵器によってF世界を圧倒するものの弾薬などの弱点がある、ってのなら  
その自衛隊の近代兵器に対抗できる手段にも何らかの制約があるべきでしょ。  


815  名前:  名無し三等兵  02/12/28  13:38  ID:???  

てさりすとさんのようにインフラごと召喚されたら、自衛隊(と言うかこっち側の世界)は無敵だな。  
となると、自衛隊がピンチになるのはF世界の影響より、内部崩壊が原因かな?  
各県知事のいがみ合い  
陸自・西部方面隊総監と空自・西部航空方面隊司令との主導権争い  
在日米軍の横槍  
サヨの反戦妄想  
DQNの暴走  
とか  


816  名前:  10・13  02/12/28  16:10  ID:???  

>>775の続き。またまた自衛隊不活躍。  

夜も深けたというのに、町の広場はやけに賑やかだった。  
所々に屋台が立ち並び、道化師が菊を死刑囚に見立てて  
芸をしている。  
まったく悪趣味な祭り。  
長引く戦で民衆に積もり積もった不平、不満を別の方向に逸らす  
刺激的な見世物。それが公開処刑なのだ。  
処刑が始まるのを今か今かと待ち侘びてたむろする群集を退けて  
騎兵団が広場に入る。それに続いて黒装束の死刑執行人が入場する。  
そして最後にこの祭りの主役が近衛兵に引き立てられた。  
待ち侘びた民衆が、熱狂的な叫びを上げる。  
捕らえられた闇の住人。誇り高きダークエルフ。  
鎖と縄でがんじがらめに縛られても、その美しくも気高い顔を上げて  
辺りを睨み付けている。  
潔白なルナフレアの瞳に一片の曇りは無い。  
「罪状!!忌まわしき地獄の力持ってその方は…」  
死刑執行人が高らかに嘘八百を宣言する。  
その間に、他の執行人たちが良く研ぎ澄まされた剃刀を手に持って  
ゆっくりと、ルナフレアに近づいてきた。  
それと同時に近衛兵がルナフレアの肩を抑えて無理やり跪かせ、徐に  
彼女の長い流動的な銀髪を掴み上げた。  


817  名前:  10・13  02/12/28  16:12  ID:???  

「いっ!!…」  
彼女が痛みの声を上げたが、執行人そんな事はお構いなしとばかりに  
手にした剃刀を彼女の長く尖った特徴的な耳に添えた。  
「ウワァァァァ!!殺せェ!!」  
「耳をくれ!!ダークエルフの耳をォ!!」  
「血を!!そいつの血を!!」  
民衆が狂喜する。  
冷たい刃の感触が耳元に伝わってきた  
「く、くそっ!…やめ…ろ…!!」  
必死の抵抗を試みるが両手を吊るし上げられている上に、男の力に敵うはずが  
無い。もがいた腕が繋がれた鎖を気味悪く鳴らすだけだった。  
エルフやダークエルフの長耳に集まっている神経の量は人間の耳の比では無い。刃先  
があたるだけで、それは激痛として脳に記憶される。また、その特徴的な耳を失う  
と言う事はアイデンティの喪失と共に死よりも辛い苦しみとなるのだ。  
触れた刃先が皮膚を裂いたらしい。頬に血が微量ながら伝わる。  
「…以上!!これよりこの忌まわしき者を…」  
執行人が宣言文を読み終わって、いよいよ刑務実行の号令をかけ  
ようとした矢先だった。  
奇妙な唸りが響いてきた。  
それは家々の間に木霊して広場へと近づいてくる。  
動物の鳴き声でなく、ましてや人の声でもない。自然界では在り得ぬ音だ。  
「な、なんだなんだ…」  
民衆が静まり返り、ルナフレアを抑えていた近衛兵達も不安に駆られた  
様に辺りを見回していた。  
彼女の耳に剃刀を当てていた執行人もその手を離す。  
今なら逃げられる。  


818  名前:  てさりすと  02/12/28  16:17  ID:???  

おお少し見ないうちに皆一気に進んでるなあ・・  
>>10・13さんのも  
>>青木原精神病院さんのも凄く面白いです。  

自分の書いてるもの>>734の続きいきます  



819  名前:  10・13  02/12/28  16:20  ID:???  

「あ、にっ、逃げたぞ!!」  
余所見をしていた近衛兵達を振り切り、ルナフレアがお立ち台から飛び降りた。  
「何してる!!追え!!捕まえろ!!殺せェェ!!」  
支離滅裂な怒号が飛ぶ。  
慌てふためく民衆を尻目に、彼女は走った。  
走りながら開錠の呪文を唱える。身を拘束していた鎖と縄がずり落ちる様に解けた。  
両腕が自由になり、行動の制約も解かれる。  
エルフ。ダークエルフ特有の身軽さを活かして民衆の間を飛ぶように跳ね回った。  
「ゴーレムだ!!ゴーレムを奴の行く方向に出せ!!」  
近衛隊長の指示で近衛兵数人が地面に手を付く。そして呪文を唱えた。  
瞬く間に、土くれの体を鉄板で覆った巨人が地面より這い出てきた。  
そいつは手に巨大な鉄槌を構えてルナフレアを追いかけ始めた。民衆を追いたて、  
逃げ遅れた者達を容赦なく踏み潰しながら。  
「なんてことを…!」  
驚異的な跳躍力で飛ぶように逃げていたルナフレアが後ろを振返って呟く。  
民衆を犠牲にしてまで自分を追う、信じられない光景が広がっていた。  
だが感傷に浸っていたその刹那…。  
「おおっと!!捕まえた!!」  
「あっ…!!」  
振向いて足を止めたのが悪かったか、男数人に足を捕まれてしまった。  


次辺りにはちゃんと山川が出て来ます。  

>青木原精神病院  
小人イイ!!格闘イイ!!スーパーヒトシくん萌え…?  
それに比べて漏れは…床屋に行って坊主頭に成って来ます。  


820  名前:  てさりすと  02/12/28  16:24  ID:???  

次々と上空を飛ぶグリフォンが撃墜されていくのを見ながらホバーに乗っている上陸部隊は着実に海岸に近づいて行く。  
海岸から魔法による砲撃や不思議な形の物体から石などがばら撒かれ海岸の少し奥のほうに急に地面からレンガを積み上げたようなトーチカが次々と出現していった。  
「艦隊に連絡。現在砲撃を受けている。支援砲撃を求む」  
近藤二佐が眼鏡を直しながら淡々と通信員に告げる。  
「艦隊より通信!!了解。上陸5分前まで海岸線を掃射する。貴官の無事を祈る。以上です。」  
「わかった。  支援に感謝すると伝えてくれ」「了解」  
通信が終了するとすぐに海岸線に出現してきていたトーチカや投石器が砲撃で破壊され陸上からの反撃が次々と減っていく。  
土煙が上がり一時的に敵の部隊すら見えなくなるがそれでも着弾の炎だけは確認できた。  
砲撃がやむと同時に強襲揚陸艦やおおすみの甲板から次々とヘリが飛び立ち三機ずつ編隊を組むと即座に海岸線に向かっていく。  
しばらくすると再び陸から砲撃がおこなわれるが先ほどの4分の1ぐらいしか反撃がなくなっていた。  
後ろにいたホバーのうえで上陸する自衛官たちにむかい誰かが無線に怒鳴っている。  
「いいか!味方が敵の後方で孤立している。俺達はそれを助けに行く騎兵隊だ!!遅れるわけにはいかん!!」  
その言葉を聞いた《むさし》に乗っている司令の武田海将補が勝手に続ける。  


821  名前:  てさりすと  02/12/28  16:25  ID:???  

「そうだ。遅れるわけにはいかん。  
この海岸線を突破して水島小隊と合流。そのあと城付近にいる味方28名を救出しなくちゃならない。特に城付近の部隊は弾薬が限界に近づいているはずだ。」  
魔法が近くで爆発して水柱を上げる。  
「もし上陸作戦に失敗してみろ。すでに上陸している部隊は全滅。おまけにこの国がやられれば資源を手に入れる方法も無くなる  
国内のマスコミも馬鹿みたいに騒ぎ立てるだろう  そうなれば我々(自衛隊)は国内の笑いものだ!!」  
再び魔法が近くに着弾する。今度は数メートルの地点で爆発した  
「今一度諸君の双肩にかかる物を考えて欲しい。」  
おおすみに乗っていた最上陸将補が冷汗をながしながら呟く。  
「まさかこのノリは・・・」  
そう最上陸将補の感は当たっていた。  
現在無線にむかって演説かましている武田海将補は有名な旧軍マニアだった。その彼が続ける事など予想するにたやすい。  
「皇国の興廃はこの一戦にこそある事を!各員の奮励努力を望んでいる!!」  
すべての部隊から歓声があがる。だがその言葉を知っていた隊員は凍り付いていた  
「あ・・危ねー!連合艦隊の復活だ・・」  
最上陸将補もこめかみをゆびで押さえながら「やっぱり・・・」とつぶやいた  



822  名前:  てさりすと  02/12/28  16:26  ID:???  

ホバーが海岸まで百メートルぐらいに近づく  いっせいに長弓から矢が放たれホバーのスカート部分に突き刺さる  
だがそのまま砂浜に突っ込んでいき次々と74戦車や歩兵が上陸し攻撃を開始する。  
コブラの編隊が70mmロケット弾をばら撒きながら通り過ぎていった。数個のトーチカが消し飛び付近にいた長弓部隊を消し飛ばす  
生き残っていたトーチカの上に数センチの光の弾が大量に出現し海岸にマシンガンのように降り注いだ  
「ふせろーーー!!」誰かが叫ぶ  
土煙を上げながら光の弾の弾着が移動し74式戦車の上についていた12.7mm重機関銃を吹き飛ばし  
さらに近くにいた隊員を貫いていく。  
74式戦車がそのトーチカにむかって一斉射撃する。すぐに光の弾が消えていく。  
衛生科の隊員が負傷した隊員を後送し治療しだした  
「安心しろ!!傷は浅い助かるぞ!!」  
傷口を防ぎながら衛生科の隊員が話しかける  
「痛い!!」  
肩に光の弾が命中して裂傷をうけた隊員が悲鳴で答えた  
その横を部隊は進撃していった  



823  名前:  てさりすと  02/12/28  16:27  ID:???  

すでに部隊は砂浜に出現した壁まで進撃していた。  
施設科の隊員が壁に爆薬を取り付け再び離れる。  
「ふせろーーー!!!」  
数十M後ろまで退避して叫び  スイッチを捻る。  
壁が地面とともに吹き飛ばされあたりに散乱する。土煙が晴れない間に小隊長が叫ぶ  
「さあどうした!!前進だ!!」その言葉を合図に部隊が突き進む。  
そのとき壊れかけたトーチカもどきの中から剣を振りかざし人間の兵士が突入してくる  
隊員達が叫びながら無差別に撃ちまくり兵士は脳や内臓を撒き散らして前のめりに倒れた。  
それを見たオーク兵たちが剣をすてて降服しようとするが  
すでに恐慌状態に陥っている隊員達はみたことも無い人型の化け物の降服を許すほどの余裕は無くなっていたため  
銃剣で突き殴りつけあっという間に全員殺してしまった。  
その点では人間の兵士は幸運だった。  
武器をすて手を上げて降服すれば一箇所に集められるが殺されはしなかったからである。  
すでに海岸線からは敵の姿が見えなくなり普通化の隊員が付近を掃討していく。  
逃げ出したオークたちは森に逃げ込む前にコブラの機銃掃射によって次々と倒されていった。  



824  名前:  てさりすと  02/12/28  16:36  ID:???  

ぐは  10・13さんのあいだに割り込んじゃったよ・・・  
回線で首吊って死んできます・・・  


825  名前:  10・13  02/12/28  16:58  ID:???  

床屋が混んでたので帰ってきました。  

>>てさりすと氏  
死んじゃ駄目だ!!イ`。  



826  名前:  名無し三等兵  02/12/29  00:10  ID:???  

>>てさりすと氏  
そうです死んじゃ駄目です!  
死なれたら続きが読めないじゃないですか  
死ぬのは全部書いてからにして下さい!!  

なんか違うような気も・・・  



827  名前:  10・13  02/12/29  04:17  ID:???  

>>819続き。人気の無い時にうp  

「やった!!捕まえたぜ!!」  
「ああ、賞金が出るかもしれねえぞ!!」  
地面に倒れたルナフレアを囲んで男達がはしゃぎ回る。  
「おおーい!!こっちだ、つかまえ…」  
バキョッ  
ゴーレムの大槌に打たれて一人が吹き飛ばされた。  
「おい!!待てよ!!ダークエルフを捕まえたんだ…」  
言い終わったか終わらないか、そいつも潰れた蛙の様になって宙を舞う。  
「う、うわあああ!!」  
それを見た他の男数人が蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。  
ゴーレムが地響きを立てながら一人になったルナフレアに歩み寄る。  
月明かりに照らされた巨人の体が赤黒く光っていた。  
駄目だ。体が動かない。頭の中真っ白。  
「あ、ああ…」  
鉄の巨人が手にした大槌を掲げる。振り下ろすつもりだ。殺される。  
視界が涙で曇ってきた。ゴーレムの関節が立てる金属音が辺りに鳴り響く。  
お仕舞いだ。  
死ぬ。死ぬ。死…  

「こっちだデクノ坊!!」  

ゴーレムの背後から聞き覚えのある声。  
タタタタタタッ  
9ミリ機関拳銃の音が響き渡り、ゴーレムの体に火花を立てた。  


828  名前:  10・13  02/12/29  04:18  ID:???  

着弾の衝撃波と火花と音でルナフレアは思わずうずくまった。  
1100発/分で打ち出される9ミリ弾のシャワーが、普段から薄のろい  
ゴーレムの動きを更に緩慢にする。  
絶え間ない着弾で火花が飛び散り、鉄の巨体が小刻みに震えている。  
まるでクリスマスツリーの様だ。  
蜂の巣になったゴーレムの右手が大槌を掴んだまま崩れ落ち、ルナフレア  
の足元に落下した。  
銃声が止み、先刻から響き渡っていた奇妙な唸りが更に強くなる。  
それが一層強く響いた後、立ち込める煙を割って二輪車が飛び出した。  
自然界では有り得ない車輪付きのスタイル。無骨なフォルムに剥き出しの  
エンジンが映える。陸自の偵察用オートバイだった。  
そいつはゴーレムの周囲を回り込む様にしてルナフレアの元へと近づくと  
物凄い勢いで後輪をスピンさせ停車する。  
ルナフレアが上半身を置き上げて、自分の隣に停車したバイクとその  
運転手をを見上げた。  
「あなたは…」  
見覚えのある顔に背格好。黒い目、黒い髪。  
やや新しい迷彩服と厚手の防弾チョッキ。首に下げたゴーグル。左手に  
銃、右手にハンドルを握ってバイクにまたがったその男は陸自の空挺  
レンジャー、山川三曹に違いなかった。  
「乗れ!」  
山川が叫ぶ。その間にも左手に構えた9ミリ機関拳銃をゴーレム目掛けて  
連射し続けている。  
「乗るって何処に!?」  
「俺の後ろだ」  
バイクの上から手が差し伸べられた。まるで天から伸びた救いの様に見える。  
その手をしっかりと掴む、と同時に軽々と引っ張られてバイクの後ろに乗せられた。  


829  名前:  10・13  02/12/29  04:21  ID:???  

「しっかり捕まってろ」  
9ミリ機関拳銃をスリング越しに肩へ掛けて両手でハンドルを握ると、アクセルを  
全開にして急発進した。  
「きゃっ!!」  
可愛い声が漏れて、山川に回したルナフレアの腕がきつくしまる。  
だが今の山川にこの様な些細な幸せを楽しめる余地は残っていない。  
「そ、そんな!?走ってる!何でこんな物が!?」  
山川の背後でルナフレアが過ぎ行く町の景色と、自分の真下で高速回転する  
タイヤを驚愕の眼差しで見回していた。  
「生憎、車は全部バッテリーが上がっててね。73式の荷台に投げ込まれていた  
こいつだけが動かせる状態だったんだ」  
全く見当違いな回答。切羽詰まった状況では珍しくない会話だった。  


今から寝ます。朝方にはもう一回書けそうです。多分。  


830  名前:  10・13  02/12/29  07:48  ID:???  

>>829続き。  

「どうして?」  
いたって落ち着いた声が山川の背後より響く。  
「何故ここまでして私のことを?」  
ルナフレアの問いかけに頷くように山川が首を動かす。  
「…何でかな。だがこうしなければいけない気がする」  
「それだけで?自分が死ぬかも知れないのにわざわざ私みたいなダークエルフ  
を助けてくれると言うの?気は確か?」  
少し自嘲的な彼女の問い掛けにも、山川は私情を露にせず答えた。  
「何故だかは自分でも分からないが俺は貴女の名前を覚えてるし、貴女が今  
何処に居るかさえ分かるんだ。人を殺したのも初めてなのに罪悪感も何も  
感じない。それに…」  
タメ口に敬語が混ざったあやふやな回答。しかし山川が何を言いたいのかは  
しっかりと伝わってくる。  
「貴女の危険には否応無しに体が動くんだ、ルナフレアさん」  
山川が彼女の名「ルナフレア」を口にした。  
少なくともこの男に自己紹介した覚えは無いし、された覚えも無い。なのに  
何故私の名を?  
彼女自身、今、自分が両腕を回してつかまっているこの男の名さえ知らないのに。  


831  名前:  10・13  02/12/29  07:48  ID:???  

「…あなたの名前は?」  
「名前は山川正輝。階級は三曹。陸上自衛隊の空挺レンジャー隊員だ」  
「ヤマカワマサキ?ジエイタイ?」  
「陸上自衛隊は俺の所属する組織の名前だ。一般で言う"軍隊”だよ」  
「軍人なの?ヤマカワマサキさん」  
「まあね、やる事は大体同じさ。それとフルネームで呼ばなくていい。好きな  
呼び方にして下さい」  
好きな呼び方。確かに聞きなれない発音が多い名前を長々と口にするのは面倒  
だ。  
発音から推測するに、ヤマカワが姓、名がマサキなのだろう。マサキと言うのも  
しっくり来ない。  
「ヤマカワ、はどうかしら?」  
「…どうぞご自由に」  
「じゃあこの名で呼ぶことにするわ。よろしくヤマカワ」  
妙に親しげに呼ばれた事が原因か、ルナフレアが背後より覗いた山川の顔が少し照  
れくさそうな表情をしていた。  


832  名前:  名無し三等兵  02/12/29  11:57  ID:???  

>>821  
演説ワラタ  


833  名前:  1だおー  02/12/29  12:56  ID:???  

10・13氏のおかげでルナフレアに萌える人が激増すると思われ(・∀・)イイ!  
山川三曹もぶっきらぼうだけどカコイイ  


834  名前:  名無し三等兵  02/12/30  11:26  ID:???  

ルナフレアタン・・・  


835  名前:  名無し三等兵  02/12/30  22:05  ID:VBFGBiZa  

しばらくネタ切れの予感。あせらず職人を待ちますか。  
ちなみに三戦板に信子ちゃんというスレがある。  
あちらは一時すさまじい伸びをみせ、虹板にハアハアする  
スレまで出来たが、しばらくするとネタ切れで沈んでいった。  

し  か  し  
ネタ切れで雑談がなくなり寂れたように見えたスレも実はみんな  
職人が来ないか今か今かと待ってたんだな。そのスレはもう立てられて一年がたつ。  

勝手なおねがいだが職人諸兄はどうかこのスレを見放さないで欲しい。  


836  名前:  名無し三等兵  02/12/30  22:44  ID:???  

ハゲドウ。無償だが書いて欲しい。  


837  名前:  青木原精神病院  02/12/30  22:57  ID:???  

そんじゃネタ切れ対策に暖めておいたa作戦を実行してみます。  
詳しくは来年に。良いお年を!!  


838  名前:  名無し三等兵  02/12/30  23:27  ID:???  

いままでROMやってた者ですが、今更ながら新作発表してみてもいいですか?  


839  名前:  1だおー  02/12/30  23:32  ID:???  

新作キタ━━━(゚∀゚  )━(∀゚  )━(゚    )━(    )━(    ゚)━(  ゚∀)━(゚∀゚)━━━!!!!  

じゃんじゃん発表してくらさい(  ´∀`)  


840  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/30  23:48  ID:???  

ふう・・やっと知り合いのガキが眠りやがったよ・・w  
今の今まで占領されてて続きかけなかったけど  
1時くらいまでに次発表できそうです  
出来れば見てやってください  



841  名前:  838  02/12/30  23:53  ID:???  

ありがとうございます〜てさりすとさんと同じく1時ぐらいまでには投稿できると思います。  


842  名前:  名無し三等兵  02/12/30  23:57  ID:vLcbHCa7  

てさりすとさん、頑張って書いてください。待ってます。  


843  名前:  名無し三等兵  02/12/30  23:59  ID:???  

9mm拳銃弾でゴーレムの破壊は可能なの?  
それぞれ職人さんの設定しだいなんだろうけど  
そこはどうなんでしょう  

小窪3曹氏更新キボンヌ  


844  名前:  838  02/12/31  00:06  ID:???  

間接狙って撃ちまくれば腕とかはいけるんじゃないですかね?  
土人形って感じのゴーレムならば。  
逆に、岩男って感じのだと対戦車ロケットでも持ってこないと歯が立たないと思います。  


845  名前:  名無し三等兵  02/12/31  00:38  ID:???  

職人の皆様、がんばってください。  


846  名前:  10・13  02/12/31  00:40  ID:???  

>>843  
漏れの脳内妄想によるゴーレムは、土くれの体を鉄板(粗鋼)で覆った  
奴なのです。9oを雨アラレと撃ち込めば何とかなるかなと考えておりました。  

>>837  
今更になって言いますが、ルナフレアと言うステキな名をありがとうです。  
彼女の幸せの為に山川三曹には苦労して貰いますよ。ええ。  


847  名前:  小窪3曹  ◆Unk9Ig/2Aw  02/12/31  00:46  ID:???  

>>843氏へ  
更新遅れてますねー、私。  
第一部完に持っていきたいんだけど、なかなかうまいこといかないんですよ。  
PC逝っちゃうし。838氏を楽しみにしつつ今は寝ます。朝になったらたぶん  
更新します。  
9ミリ拳銃弾でストーンゴーレムの破壊は可能か?小説の設定しだいとしかい  
えませんが。私の場合には散弾銃(スラッグ弾使用)では破壊できる、としま  
した。45口径で破壊したのは装甲下にある魔法的機械部品。主人公達はそれが  
重要部品であることに気づいてはいません。  
人型である以上、センサーあるいは情報処理装置が頭部にあっておかしくはな  
いでしょう?  
御都合主義ではないことの「いいわけ」です^^;)  


848  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/31  01:36  ID:???  

続きです  
「カストロ将軍  退却の準備が整いました」チェが将軍に対して告げる  
すでに勝敗は見えていた。  
伝令が間に合わずまともに謎の軍隊と戦闘をしたカダフィ軍の半分が壊滅  
何とかカダフィ将軍達は脱出に成功したが指揮をする人間がいなくなったため  
もって逃げれる訳でもないのに一部ではすでに略奪をする部隊もあった。  
ちょうど鉄の箱は城付近にいない。  
「そうか・・・」そう呟きながら席を立ち指揮官達に話しかけた  
「全軍に次ぐ  現在おこなわれている戦闘を放棄し速やかに駐屯地まで退却せよ」  
「了解です」指揮官達が無念そうに答える  
「・・・将軍  私に殿を務めさせて下さい」  
一人の年老いた指揮官が将軍に申し出る。  
老指揮官はカストロが将軍になった頃からの部下でともに幾つもの戦場で死線を潜った友人でもあった  
「判った。だが死ぬ事は許さん。なんとしても生還しろ・・・・武運を祈る」  
「はっ!将軍もお元気で」  
老指揮官が笑顔で返答する。それが合図だったかのように部隊が退却しだした。  
将軍はしばらく老指揮官と見詰め合っていたが身を翻しグリフォンに乗り込むと飛び立っていった  
「隊長  第一防衛線を破り敵近衛兵団が突入してきました。」  
「我々に残されたグリフォンはどれだけある?」「13頭です」  
「ふむ・・・我々の退却する時間は無いな  ならば乗せれるだけの負傷者をのせてグリフォンは後退しろ」  
「了解」怪我人を運ぶ為に兵士が走っていった  
それを見送り将軍が飛んでいった方向に向き直り部下達とともに叫んだ  
「我らが生涯に唯一の君よ!明日からの長き日々をいかに耐え忍ばなければならないことか  
長く生きる難苦  我らの忍耐を遥かに凌ぐ大きな試練  我らを待ち受けているのはただ数刻の修羅!我らは幸福なり!  
我らのみ安楽な道に進むことを許し給え!」  
すでに将軍には聞こえていない  だが彼らはそれで満足だった。  
「隊長!敵が第二防衛線を突破しました」  
負傷した兵士が飛び込んでくる  
「私がじきじきに槍をついてくれる  案内せよ!」「はっ!」  
老指揮官も自ら槍を取り前線へとむかっていった  


849  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/31  01:37  ID:???  

海岸線付近  

「水島小隊から連絡です。部隊の上陸を確認  城まで案内する我に続け。です」  
無線機を持っている隊員が近藤に報告した。  
「解った。小林一佐の陣地のほうはどうなっている?」  
「敵突入部隊の殲滅に成功し拠点付近を警戒しております。我々には出来るだけ早く来て欲しいとのことです。」  
上空を残弾を撃ち尽くしたAH-1たちが補給のために帰還していく  
すでに銃撃音は散発的になっていた。時々思い出したように発砲音が聞こえてくる。  
遠くの方では激しい戦闘が続いているがそれは自衛隊ではなく都市を死守しようとする近衛兵団と  
何とか退却しようとするオーラン軍が戦っていた。  
上陸してきたばかりの彼らにはどちらが味方かわからないため、戦闘に介入するのをためらっていた。  
『こちらa1  水島小隊を確認』最前線を警戒していた沖田2尉の小隊から通信が入る  
『こちらa2  ここからは障害物が邪魔になって人は見えない  89式は確認できる』  
「了解  彼らに続き進撃せよ」  
『了解』『了解です』  

「将軍!  城の上空で誰かが手をふっています!!」  
見てみると確かにこの国の大臣の格好をした人間が手をふっている  
「よし  近づいてみてくれ」「了解」  
城の屋上にグリフォンが降り立つ。真下で連続して何かが爆発する音がしていた  
そこに一人の男が駆け寄ってきた。  
「将軍!私も連れて行ってくれ!」大臣が将軍の前に駆け寄る  
「このとおり賢者の石も持ち出してきた」将軍はその石を受け取り言った  
「悪いが満員でな  この石だけは貰って行こう」「え?」そう言って将軍は飛び立った。  
置いていかれた大臣は「約束が違う!!」と叫んでいたが相手にされなかった  
屋上に兵士達がなだれ込んでくる。剣を持った兵士達がもつれ合っていた  
しばらくして将軍が振り返ると緑色の服と兜をつけた4人の兵士に大臣が取り押さえられていた。  


850  名前:  てさりすと(間抜けやろう  02/12/31  01:39  ID:???  

残りは明日の昼頃に出せると思います  
・・・子供にパソコンをとられなかったらね・・  


851  名前:  初レス三等兵  02/12/31  03:08  ID:???  

更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!しかも賢者の石が持ってかれたーーー!!何が召還されんだろー。  





Σ( ̄□ ̄;)あ、即狙撃で撃墜っていうオチもあるか。  


852  名前:  名無し三等兵  02/12/31  03:30  ID:VW7sm6VN  

途中参加で申し訳ないのですが。漏れも書きたいなぁと思います。  
良いでしょうか?暇なんです。  
ロクに知識も無いのに書くな、とか言われたらそれで終わりですが。Σ(゚∀゚)  


853  名前:  1だおー  02/12/31  03:48  ID:???  

キタ━━━(゚∀゚  )━(∀゚  )━(゚    )━(    )━(    ゚)━(  ゚∀)━(゚∀゚)━━━!!!!  

荒らし以外は来るものを拒まずれすよ(  ´∀`)  
じゃんじゃん書いてくらさい。  


854  名前:  山崎渉  02/12/31  08:10  ID:???  

(^^)  


855  名前:  158  02/12/31  10:53  ID:???  

いやーすみません。  
ここしばらく、年末だというのにまったく仕事以外のことで身動きがままなりませんでした。  
無能な私とか無能な私とか、あと無能な私のせいで。  

という冗談はさておき(半分くらいは本当ですが)、現在私もあれこれネタをあたためてるところです。  
もうちょっとしたらまとめてここに乗せられますので・・・・・。  
乗せられるのかなあ。とりあえず某セクションの某係長、とっとと書類あげてください。  


856  名前:  838  02/12/31  18:03  ID:???  

200X年12月1日、くすぶり続けていた朝鮮半島にて遂に北朝鮮軍による南進が始まった。  
恐るべき規模での砲撃戦や、韓国軍を装ったゲリラ部隊の米軍施設破壊により、なんと開戦から数時間でソウルが陥落。さらにゲリラ部隊と正規軍の絶妙な連携により破竹の勢いで進撃を進める北朝鮮軍。  
米軍は直ちに各国への働きかけを行い、多国籍軍の派遣を決定、同時に戦況の絶望的な推移を考え在日米軍全兵力を投入する事を決定した。  
例によって自衛隊は野党などの反対にあい出動は断念。日米ガイドラインによる後方支援のみを行うことになる。  
しかし、開戦から10日。事態は一変する。  
北朝鮮軍のゲリラによるテロ事件が続発。銀座でのRPGまで使用した大規模銃撃戦、毒ガスによる地下鉄テロ、高速道路の高架爆破etcetc  
これらの事件が北朝鮮によるものと断定した日本政府は、圧倒的多数の国民の意見を受けて野党等の反対を押し切り、自衛隊の派兵を決定する。  


857  名前:  838  02/12/31  18:19  ID:???  

200X年12月30日  新潟港内陸上自衛隊臨時指揮所  

「斎藤陸将閣下。一部部隊の乗船が開始されました」  

 第一次海外派兵戦闘団長に任命された斎藤三弥陸将の所へ報告にやってきた佐藤大輔三佐が敬礼をする。  

「周辺の警戒を怠るな。北の連中がいつゲリラ攻撃をしてくるか分からんぞ」  

「はっ、警察と協同で周辺の警戒を行っております。艦艇の方は海自がダイバーを出しているそうです」  

「そうか、警察との関係は大丈夫か?」  

「はい、連中、銀座の事件じゃ50人以上死人出てますからね。戦意は我々より旺盛ですよ」  

「そうか、では乗船を急がせ・・・」「閣下!!」  

 三弥の言葉を通信士の絶叫が遮る。  

「どうした!?何事だ!」  

「統幕より通達!北朝鮮より核攻撃!現在空自および米軍により迎撃中っ!」「なんだと!!」  

 三弥が叫ぶと同時に、停泊していた海自の護衛艦から対空ミサイルが次々と放たれていく。  

「総員物陰に退避!急げーー!!」  
                                                       次の瞬間、閃光が全てを飲み込んでいった・・・  


858  名前:  838  02/12/31  18:23  ID:???  

しょぼいの晒して申し訳ないっす。  
続きは七時ごろ予定してます  


859  名前:  名無し三等兵  02/12/31  20:09  ID:???  

「こちらエコー41。森林を北上する人陰・・・いや、ゴブリンを19名確認。  
 ブリーフィングの時に通達された魔法使いと思われる戦力はいない。オーバー」  
「了解。敵の装備等は?」  
「あれは、、、棍棒だ。クロスボウのような物を所持しているものもいる。  
 攻撃許可を求める。オーバー」  
「了解。攻撃許可を出す。」  
「了解。攻撃に入る。」  
ゴブリン達も空から接近する謎の黒い影に驚き、森に身を隠そうとした。  
しかしそれより早く、ブラックホークの両弦に配置されているミニガンが火を吹いた。  
凄まじい発砲音と共に森の木々を巻き込んで、ゴブリン達を挽肉にして行く。  
ゴブリン達の半数が雨霰とふる機銃掃射に倒れたかと思われたその時、  
「待った!9時の方向から何かが接近!!」  
ミニガンの射手から警告が飛ぶ。  
「RPGか?どうしてこの世界に!」  
「回避運動!つかまれ!」  
ぐぉっ、とヘリが大きく傾く。危ういところで「何か」はそれて行った。  
「何だ?あれは・・・RPGにしては速度が遅すぎる・・・」  
パイロットがひとりごちると、  
「多分・・・あれが魔法と言ったやつなんだろう・・・火の玉か。無茶苦茶だな。」  
火炎弾を間近に見た銃座についていた隊員が驚きをあらわにしながら答える。  
そう。この世界では自分達が元いた世界の常識等通用しないのだ。  
その事を改めて彼等は実感した。  

んで、この後火炎弾の射手と交戦する、と。  
こんな感じでしょうか。文才0ですな。  



860  名前:  名無し三等兵  02/12/31  20:11  ID:VW7sm6VN  

ブラックホークダウン、なかなか良いものです。  
淡々とした映画と感じました。  


861  名前:  名無し三等兵  02/12/31  20:32  ID:???  

お、アメリカ軍の出番ですな。  


862  名前:  838  02/12/31  20:37  ID:???  

200X年12月31日?  自衛隊陣地  

「諸君!我々の置かれた状況はよく把握していると思う。  
12月31日現在、我々は新潟港の一部と多数の友軍と共に現在地にて孤立している。弾薬は豊富に存在し、糧食は二ヶ月は確実に持つ!燃料に到っては半年は硬いとのことだ。  
各員一致団結し、各々の職務を果たして欲しい。なお、交戦規定は事態が事態なだけに大幅に変更する。  
1、発砲許可は陸曹以上が出せるものとする。  
2、発砲によって生じる全責任は戦闘団長である私が持つ!  
3、敵の死亡確認はきちんとせよ!以上だ!」  




863  名前:  838  02/12/31  20:40  ID:???  

「解散!各中隊長は指揮所へ!」「陣地の展開急げ!」「燃料を倉庫内へ!」「左側!機銃少ないぞ!何やってるの!?」  

 陸曹達の怒号が響き渡る中、部下達を引き連れた斎藤三弥戦闘団長は、臨時の指揮所になっている倉庫内に入っていく。  

「お疲れ様であります」  

 三弥を見つけた佐藤大輔三佐が敬礼をする。  

「状況に動きは?」  

「相変わらずです。外部からの通信も接触もなし。斥候は人工物を見つけられずです」  

「そうか・・・ひとまず陣地の設営を急げ。それと、明日からヘリによる偵察を行う」  

「いいんですか?」  

「糧食が一週間持つか持たないかだ。早いとこ友軍を見つけないと・・・」  

「わかりました。一度に二機飛ばさせます」  

「それと、弾薬は多めに割り当てておけ」  

「は?」  

「今夜から歩哨を倍にする」  

「何かあったんですか?」  

「気を引き締める為だ。さっきの演説の最中も後列の兵達がきょろきょろしていた。士気が下がっている」  

「はっ、わかりました」  


864  名前:  てさりすと  02/12/31  21:12  ID:3KP5ugfw  

おw  
ブライトの言葉が見受けられるなw  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
やはり同じ魔法でも魔力?によって威力が変わるのだろうか?  
それと誰か・・エルフとダークエルフの違いを教えてくれ・・・  
世界観のイメージは友達に借りてきてやってみたテイルズofファンタジア見たいな感じにするつもりなんですが・・  

関係ないけど  
魔法の威力の設定が難しいなあ・・  
強すぎるとこちらが勝てんし  
弱すぎると面白くない・・  
うーむ  悩む所だ・・  


865  名前:  てさりすと  02/12/31  21:13  ID:???  

あ  上げちまった・・  
回線で首吊ってきます・・・  


866  名前:  859  02/12/31  21:57  ID:???  

この話は859の3週間前に遡る。  

「召還?」  
突然の事に彼は驚いて、思わず椅子から立ち上がってしまった。  
「はいそうです。この劣勢を覆すためにはそれしかないようです。」  
「でも召還って失敗するかもしれないんだろう?」  
「はい。召還に失敗すれば、最悪儀式場ごとこの町が吹き飛びます。」  
「むう。また偉く危険な儀式みたいだな。」  
「そうですね。」  
「で、俺に同席しろと?」  
「ですねぇ。王国騎士団長クライン殿。」  
やけににこにこと使いが答える。今、王国騎士団長と呼ばれた彼、クライン・トーマスは、  
若干27才にしてここ、クロル王国騎士団団長に抜擢された優秀な騎士である。若さと人柄、その穏やかな外見  
もあいまって周囲の人間には人望がある。  
はぁ。と、彼はため息をつく。まったく。なんでそんなことせにゃならんのだ。  
おれたちだけじゃ不十分ってか。  
「・・・まぁいい。いつ始まる?儀式は。」  
不機嫌に聞くと、椅子に座っている彼に命令を伝えに来た使いは立ち上がった。  
「・・・今すぐに?」  
使いはまたもにこやかな笑みを返してきた。  



867  名前:  Д  02/12/31  22:26  ID:???  

自衛隊がファンタジー世界に召喚(・∀・)イイ!  
職人諸氏の小説(・∀・)イイ!  
こういう設定もかなりおもしろいですな。  

ファンタジー小説では漏れ的には「まぶらほ」がかなり(・∀・)イイ!と思うんですよね。  
結構軍事ネタも出てきますしね。とういうか作者軍オタだし、「まぶらほ〜メイドの巻〜」  
なんか思いっきり仮想(火葬?)戦記でメイドさんがW号戦車に乗ってT-34/76と戦ってるし、  
かの世界では戦争における魔法の使用はハーグ陸戦協定で禁止されているようですが。  
あとファンタジーでないですが仮想戦記で日本全部が1945年にタイムスリップしちゃう  
「時空戦線  機動要塞大和」ってのがありますよね。まぁ軍板の住人なら知っている  
可能性大ですけど。  

漏れは小説かけないんで漏れの知識で職人諸氏に協力できることがあったら協力したいと思います。  
では、小説の続きを期待しつつ職人諸氏に敬礼!!  


868  名前:  838  02/12/31  23:28  ID:???  

深夜  自衛隊陣地  

「おい」  
「ひぃ!」  

 89式小銃を肩からかけた一士が声を掛けられて飛び上がる。  

「だっ、誰か!?」  

 大慌てで小銃を構えて誰何をする。  

「撃つな馬鹿!」  

 慌てて懐中電灯を振る同僚。  
 その後ろには真っ青な顔をしたもう一人の陸士がいる。  

「お、脅かすな馬鹿野郎!」  
「わ、悪かったよ。んで異常は?」  
「特にないな。つーかあってたまるか・・・ん?あれ?秋山はどこいった?」  

 ふと見ると、巡察の一人の姿が見えない。  

「あれ?おーい、どこいったー?」  
「秋山ぁなにやってるんだ?」  

 すると、呼びかけに答えるかのように草むらが揺れる。  


869  名前:  838  02/12/31  23:29  ID:???  

「おーい、腹でも痛いのか?」  
「ホフゥ!」  
「あ?」  

 意味不明な言葉に耳を傾ける同僚、そこへ剣が突き刺さる。  

「ワァ!な、なんだ!」  

 パニックになった一士の見ている前で同僚が血を噴出しつつゆっくりと倒れる。  

「う、うわぁぁぁぁ!!」  

 パニックになった一士は小銃の引き金を絞った。  

PAPAPAPAPAPAN!!  


870  名前:  838  02/12/31  23:30  ID:???  

「何事だ!敵襲か!?」  

 寝袋から飛び起きた三弥が叫ぶ。  

「わかりません!巡察との連絡が現在途絶えています!閣下は危険ですので倉庫内にて待機していたください。中村ァ!」  
「はっ!中村三曹ここです」  

 メガネをかけた貧相な三曹が敬礼しながらやってくる。  

「俺の銃はどうした?」  
「え?あ・・・」  

 その顔面に本気でパンチを打ち込む佐藤。  

「ひ、ヒデェ」  
「うるせぇボケッ!とっとと用意しろ!」  
「は、はいっ申し訳ありません!」  
「総員起こせ!弾薬と燃料への警備を増やすんだ!急げ!」「敵襲ー敵襲ー!」「投光機急げー!」  

 陣地内は蜂の巣をつついたような大騒ぎであった。  
 誰もが初体験の実戦に浮き足立っていたのである。  



871  名前:  名無し三等兵  02/12/31  23:44  ID:???  

>>864  
 普通のエルフとダークエルフの違いかあ。  
   
 エルフは正義の神を信仰し、肌が白く金髪碧眼。  
 ダークエルフは邪悪な神を信仰し、肌や神が醜く黒くなった。  

 基本はこんなものだよ。  
 まあようするに、肌の色が違い、宗教が違う。  
 それ故に、互いに憎しみ会っているのが、ダークエルフとエルフと自分は理解している。  


872  名前:  名無し三等兵  02/12/31  23:51  ID:???  

>>870  
おお、佐藤・中村コンビがこんな所で見られるとは。  
しかし貴殿は「チクショウ、いつか殺してやる」の最重要セリフを忘れておられる  

と言ってみる。  


873  名前:  名無し三等兵  03/01/01  00:10  ID:???  

職人の皆様、あけおめでございます。  
今年も一筆期待しておりやす、ビシッ!!  


874  名前:  10・13  03/01/01  00:21  ID:???  

akeome  kotoyoro  

>>869  
ガタガタブルブル((((゚Д゚;))))  



875  名前:  838  03/01/01  01:09  ID:???  

あけましておめでとうございますーー!!  

>864@てさりすとさん  

おおっブライトさん見破られましたね。さすがです!  

>870  
しまった!お約束を忘れてました  汗  

日が昇るまでにもう一個できるか挑戦中です。ではでは  


876  名前:  1だおー  03/01/01  01:46  ID:???  

あけますておめでたうござます(  ´∀`)  
漏れも頑張って漂流戦記を書き上げました。  
機会があれば読んでください。  

#http://www3.ocn.ne.jp/~novel/  

#http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Momiji/6444/  


877  名前:  1だおー  03/01/01  01:55  ID:???  

職人さんたちがにぎわってきて嬉しい限り!  
佐藤三佐なんかゴブリン相手に肉弾戦挑みそうだ(  ;´∀`)  

「かかってこい!俺が異世界の戦争を教えてやる!」  

「ひぃー!おかあちゃん!」  

名コンビやヽ(・ω・)ノ  


878  名前:  838  03/01/01  02:45  ID:???  

1さん拝読させていただきましたーしかし1さんがあの方だったとは・・・実は愛読者でした。  



879  名前:  151  03/01/01  02:49  ID:???  

なにげにオーガとかトロルの側にいた方が違和感無いんですけど・・>佐藤三佐  


880  名前:  名無し三等兵  03/01/01  02:52  ID:???  

ゲゲッ  ミスった・・・879のHNはまったく別の板で使ったやつが残ってた  
だけですんで・・・  


881  名前:  838  03/01/01  03:08  ID:???  

「弾薬集積所付近異常なし!」「燃料集積所も異常なし!」「宿舎付近異常なし!」「西側監視地点にて秋山一士以下3名が戦死っ!」  

 最後の報告に指揮所内が静まり返る。  

「じゅ、殉職・・・だと?」  
「斎藤閣下!呆けている場合ではありません!」  

 力なく椅子に座り込んだ三弥に佐藤が怒鳴る。  

「あ、ああ、そうだったな・・・総員戦闘配備!動く物は何でも撃て!!」  
「了解、自分は陣頭指揮をとります。中村、行くぞ」  
「はっ、へっ?えっ?」  

 目を白黒させながら倉庫を出て行く佐藤についていく中村。  
   
「一匹は残せよ」  

 その佐藤へ声を掛ける三弥。  

「できたらしますよ」  

 既に彼の顔は戦闘時のそれに変わっていた。  


882  名前:  838  03/01/01  03:48  ID:???  

「3人ついてこい!・・・中村くん。いいもの持ってるじゃないか」  

 どこからか暗視スコープを持ってきた中村に声をかける佐藤。  

「はっ、アメさんの物資に混ざっておりました」  
「よこせ(ドガッ!)」  

 手加減無しで殴ると暗視ゴーグルを奪う佐藤。  

(畜生、いつか殺してやる)  

 怒りに燃える中村であったが、直後に響いた銃声で思わず腰を抜かす。  

「ひ、ヒィィィィ!!」  

 だが、悲鳴を上げたのは彼ではなかった。  
 悲鳴の主は倉庫の影から転がり出た若い三尉であった。  
 続いて飛び出してきたのはやたらと小柄な影で、その影は悲鳴を上げる三尉に飛びつくと、たちまち首筋を一閃し彼の命を奪う。  
 すぐさま佐藤達の方へ向き直り、こちらへ飛び掛ろうとするが、一瞬早く佐藤が89式小銃の乱射を食らわせる。  

PAPAPAPAPAPAPAPAPAN!!!  

 影は空中にいたこともあり2mほど飛ばされ、そのままピクリとも動かない。  
 一瞬で佐藤は肥満気味なその肉体を駆って影の所へ駆け寄り、頭部にとどめの一発を撃ちこむ。  


883  名前:  838  03/01/01  04:09  ID:???  

>1さん  >879さん  

確かにそうっすねーw  


884  名前:  838  03/01/01  04:39  ID:???  

「な、なんだこいつは?」  

 滅多な事では動じない佐藤三佐だが、自分が射殺した相手を見た瞬間はさすがに動じてしまった。  
 浅黒い肌、小柄な体型。そこまではいい、だが、とがった耳、ごつごつした肌、そして長い鼻。  

「こいつは・・・・人間じゃない?」PAPAPAPAPAN!!  

 思わず呟いた佐藤の声に重なるように銃声が聞こえる。  

「どこだ!」  

 思わず銃声がしたほうがわからなくなる佐藤。  
 銃声は四方八方から聞こえてきていたのだ。  

「こちら東側監視所、なんだこいつらは!!」「こ、こちら南側監視所!敵襲を受けつつあり、な、なんだこいつ・・・ワァァ!」「撃ぇ!いいから撃ちまくれ!!」「助けてくれぇ!」  

 あちこちから銃声と一緒に兵士達の悲鳴が聞こえてくる。  



885  名前:  838  03/01/01  04:39  ID:???  


「中村!照明弾二発!急げ!」  
「はっはい!」  

 慌てて背嚢から照明弾を取り出す中村。  
 臆病な彼はいつも無駄すぎるほど装備を持ち歩く癖がある。  
 すぐさま上空に打ち上げられ、周囲が明るく照らし出される。  

「な、なんだ、こいつら」  

 そこに照らし出されたのは、あちこちで撃ちまくる兵士達と、例の小柄な連中にのしかかられて今まさに殺されようとしている仲間たちの姿であった。  
 PANPANPAN!  
 唖然とする佐藤の隣で銃声が三度する。  
 すると、手短な兵士に飛び掛っていた小柄な奴が倒れる。  

「中村?」  
「へへ、俺、A級射手なんすよ」  

 得意そうに鼻の下をこする中村。  
 だが、次の瞬間にはその表情は凍りついた。  

「んじゃ君は一人でいけ。残りは3人一組で行動しろ。いいか、一人でも多く助けるんだ。散開!!」  
「え?え?え?」  

 事態についていけない中村を残して散開していく佐藤達。  
 死闘は、明け方まで続いた・・・  


886  名前:  名無し三等兵  03/01/01  11:26  ID:???  

をを、中村(・∀・)カコイイ  


887  名前:  1だおー  03/01/01  13:21  ID:???  

>838氏  
佐藤と中村が登場するならオメガの面々は出るのかな?  


それから漂戦を読んでくれていてありがd(  ´∀`)  


888  名前:  てさりすと  03/01/01  16:23  ID:???  

おお838さん凄い早さですな  
・・・・・・・・・・  
1だお〜氏の話の中に出てきた召還術士?萌えw  
・・・・・・・・・・  
とりあえず自分の続き行きます。>>849  

「そこを右に回ってください!」  
戦闘の高機動車に乗っているソードが言った  
中世のヨーロッパのような町並みの中を高機動車を戦闘に89式FVと74式戦車が駆け抜けていく。  
上空には弾薬を補給したUH-1と兵員を満載したUH-47が飛んでいる。  
500Mほど前  敵と勘違いした近衛兵団の兵士達が立ちはだかったがソードが詳しく説明すると  
訝しげながら「それなら自分達もついて行かせてもらいます」といって  
戦車の上や89FVに無理やりぶら下がってついて来ていた。  
途中までの舗装されていない道の間はよかったが段々と城に近づくにつれレンガで舗装された道が現れてきた。  
もちろん其処で立ち止まる訳もなくレンガの道を耕しながら戦車は前進していった。  
段々と付近の惨状がすさまじくなってくる。  
端に寄せられてはいたが大体40メートルに一度  オーラン軍の兵士の死体が積み上げられていた  
エルフィール側の兵士の遺体は丁重に運ばれて順番に並べられ胸の上に剣か槍を抱えた状態で手を組んでいた  
地面と壁には血痕とともにM2重機関銃によると思われる大きな弾痕が沢山あり  
それ以外にもいくつかの弾着が確認できた。  
城の手前まで辿り着くとまたしても兵士が立ちはだかった。  
だが先ほど立ち止まった兵士達と違い友好的な顔でなぜか自衛隊式の敬礼の真似をする。  
「ジエイタイの方々ですね。あなた方の仲間のおかげで城を守りきれました。ありがとうございます。」  
車両が止まったのを確認した兵士達が降りていく。同じ国の兵士と気軽に話し合っているのをみて少し安心したようだ。  
「それでいま彼らはどちらに?」高機動車に乗っていた坂本三佐が尋ねる。  
「一番近いのはあの教会の手前の緑の建物の中です。  
ほら  あの城の手前の」  
たしかに鎧を着た兵士が教会らしき建物の周りにちらほらと見える  
「そうか  ありがとう」そう言って敬礼をし改めて部隊を進撃させた  


889  名前:  てさりすと  03/01/01  16:46  ID:???  

『こちらアルファ0  いま君達の居場所から80mの地点にいる』  
『こちらからも確認した  出迎えにむかう』    
『あ〜  こちら織田班ここからも見えている』  
城の屋上からも返事があった。  
坂本が城に目を向けると確かに2人ほど手を振っているのが見えた  
緑色の建物の中から数人の隊員とスーツ姿の男が出てきた。屋根の向こう側からも隊員が手をふっている  
良く見ると教会の上で弓を構えた兵士達と隊員が一緒になって手を振ってきている。  
鐘楼の上にいる隊員にいたっては狙撃仕様の64小銃で鐘を思いっきりたたいて  
予想外の音のでかさに驚いて銃を落としかけていた  
それに軽く手を上げて答えてから坂本三佐は車両から降り  敬礼をする  
「良くきてくれた」秋山官房長官が敬礼を返しながら答える  
「ご無事で何よりです。」坂本が言葉を返した。  
今ごろ飛んできた教導団のF-15DJを先頭にした編隊がグリフォンを追って爆音を立てながら真上を飛んでいく  
遠方にかすかに見えるグリフォンにむかってスパローが発射され真っ直ぐに目標に向かって飛んでいく  
それを見上げながら秋山が呟いた。  
「自衛隊が出来てからはじめての戦闘・・勝利で終わったな・・・」「はい」  
もちろん被害もでた。敵もまともな武器を持っていたわけでもない。  
たしかにショックも受けた。  
しかし  それでも始めての戦闘で勝利を得たことは彼らにとって大きな自信と誇りを与えた。  


890  名前:  名無し三等兵  03/01/01  19:47  ID:???  

必死な>>1がいるスレはここですか?  


891  名前:  名無し三等兵  03/01/01  22:23  ID:???  

違います  


892  名前:  名無し三等兵  03/01/01  22:32  ID:???  

>>890  
新年からおめでたい人ですねw  



893  名前:  名無し三等兵  03/01/01  23:25  ID:???  

>>890  
ここはエンターテイナーな>>1がいるスレです  


894  名前:  名無し三等兵  03/01/02  00:23  ID:???  

>狙撃仕様の64小銃で鐘を思いっきりたたいて予想外の音のでかさに驚いて銃を落としかけていた  
って書いてますけどこれってストックで突くように叩いたんでしょうか?  
ストックだって狙撃に重要だからぞんざいに扱わないとおもうんですけど。まさかPAM・・・なわけないか。  


ちなみに漏れ昨日除夜の鐘(怨念込めて)鳴らした時その反動抑え切れなくて  






「コツ」Σ(゚д゚lll)                                              

やってもーた。  


895  名前:  名無し三等兵  03/01/02  01:09  ID:???  

>>889  
飛行教導隊が直接戦闘に参加しますかね?  
普通だったら304か301あたりが出て行くと思いますが・・・・・  


896  名前:  名無し三等兵  03/01/02  03:58  ID:???  

>>895  
有事の際(?)だし、飛行教導隊も戦力として投入するのは不思議では  
無いと思います。  
それに腕っこきの飛行教導隊が出撃した方が被害を受ける確率  
が減るだろうし…  

グリフォン兵が相手だと  
F-15J/DJのレーダーがその特性上、ホバリング(?)や低速移動状態  
のグリフォンを探知出来ない可能性がある  

つう事を地上からの連絡で予想し飛行教導隊の複座のF-15DJの  
方が眼が多く索敵の面で有利〜といった理由で派遣したのかも・・・  


897  名前:  1だおー  03/01/02  10:51  ID:???  

>>891  892  893  

光栄であります!  

>64式  
M16ですらベトナムで敵兵ぶん殴ったらストックがへし折れたそうですし、確かに鐘を叩くのは危険かと…(  ;´∀`)  


898  名前:  てさりすと  03/01/02  12:36  ID:???  

64はストック木製・・・だたような気が・・  
AKで敵の頭どついて壊れたと言う話は聞いた事が無いので大丈夫でしょう  
狙撃仕様の銃で鐘をたたいたのは嬉しさのあまりってことにしといてくださいw  
おまけに鐘も除夜の鐘みたいなのではなく  
から〜んこら〜ん  って感じの音がでる奴です。  
ついでに>>895さん  五つ星つきケロヨンマークの戦闘機もきてます  
ただ  先頭が教導団だっただけです  


899  名前:  名無し三等兵  03/01/02  14:53  ID:???  

64式はストックは木製ですな  
銃剣格闘にストックでの打撃技がありますんで強度は十分  
かと思います。  


900  名前:  名無し三等兵  03/01/02  17:55  ID:???  

ちょいと時期外れですが・・・  
#http://tmp.2chan.net/img2/src/1041456514141.jpg  



901  名前:  10・13  03/01/02  19:34  ID:???  

>>900  
(・∀・)イイ!!自作絵ですか?  


902  名前:  名無し三等兵  03/01/02  19:49  ID:???  

銃剣術……自衛隊が白兵戦をやるより、F世界の人間に近代兵器やF世界に  
存在しなかった武器や戦法を教えるだけでもそこそこ役に立ってくれるのでは?  
自衛隊ばっか活躍しては不協和音の原因になるでしょうし。  
管槍の作り方、使い方なんかは槍が主武器の中世風世界ではかなり役に立つでしょうし、  
前にもありましたがキルゾーン構築といった戦術知識は重宝するかと。  
「自衛隊ばかり戦果を上げてはいかん」「自分の国を他人に守ってもらうなど騎士の恥じ」  
ってな意見を利用して自衛隊とF世界軍の連携しても良いのでは。  

あと、F世界の軍隊を「攻撃的障壁」として使えますし(酷ッ  
その方が自衛隊の被害を減らせるから「もとの世界に帰る」という目的に  
適うのでは。  


903  名前:  838  03/01/02  20:13  ID:???  

翌朝  自衛隊陣地  

 疲れきった顔をした斎藤が並べられた死体袋の前に立っている。  

「何人やられた?」  
「18人が殉職、7名が重症で9人が軽傷です」  

 隣に立っていた佐藤が答える。  

「重傷者は?」  
「現在医官が見ておりますが、幸いな事にいずれも数ヶ月程度の療養でなんとかなるとのことです」  

 それを聞いた斎藤は沈痛な顔をした。  
 数ヶ月療養ということは、7人の兵士が数ヶ月使えなくなるという事であり、それだけ医官達に負担がかかるということである。  

「負傷者も問題ですが、兵達の士気が著しく下がっております」  
「脱柵者は?」  

 脱柵者とは自衛隊における脱走兵の呼び方である。  

「いえ、敵が森の中から来た事が幸いしました。さすがに敵が大勢いそうな方向に向けて逃亡する者はおらんようです」  
「まずいな、ん?」  

 施設科が鉄条網を張っている方が騒がしい事に気づいた斎藤がそちらの方を見る。  
 数頭の馬に乗った人間が、銃を向けた陸士たちとにらみ合っている。  



904  名前:  名無し三等兵  03/01/02  20:52  ID:???  

漂戦の作者がいるスレはここですか?  


905  名前:  てさりすと  03/01/02  20:55  ID:???  

そうあの面白い話を書いた作者のいるスレがここでございます  

>>902もちろんこの世界の人たちにもがんばってもらいますよw  
忘れるぐらい昔に引いた複線がありますしねw  


906  名前:  838  03/01/02  21:07  ID:???  

「どこの連中だ!」  

 慌ててそちらへ駆け出す斎藤。  

「一個分隊!陸将閣下に続け!!」  

 銃を取り出しつつ佐藤も走っていく。  
 すぐさまあたりにいた陸曹が手短な兵士達を揃えてその後に続く。  
   90式戦車が砲塔をそちらへ回し、96式装輪装甲車に設けられた12.7mm機銃に兵士が取り付く。  
 天幕から青い顔をした兵士達が飛び出し、同じく青い顔をした陸曹たちにどやされつつ配備についていく。  
 倉庫の上で待機していた狙撃兵達が銃を構えつつ初弾を装填する。  

「総員戦闘配備ー!弾薬庫と燃料庫を守れー!」  
「閣下をお守りしろーー!!」  

 陣地は、昨夜と同じ大騒ぎになった。  


907  名前:  900  03/01/02  21:53  ID:???  

>>901  
いあいあ、拾い物でつよ  
絵の上手い人が羨まスィ  


908  名前:  名無し三等兵  03/01/02  21:56  ID:???  

>>900  
もう見れない……  


909  名前:  てさりすと  03/01/02  22:20  ID:???  

絵の内容  
判りやすく言うと  
武装サンタさん  
上半身裸でオノもってたり  
真っ赤な鎧きてロングソード持ってたりしてた  


910  名前:  ◆SctAww7t7Y  03/01/02  22:21  ID:???  

http://shizuoka.cool.ne.jp/fantasure  

802  まででの5人分終了  
1だおー氏、  青木原精神病院氏、  158氏、  10・13氏、てさりすと氏  

かちゅーしゃのログにスクリプトかけて名前で振り分けて整理してるので  
途中脱落してるかもしれませぬ  



911  名前:  1だおー  03/01/03  00:21  ID:???  

毎回ご苦労様であります!  
そろそろ3スレ目を立てる時期、今後もどうかよろしくお願いいたします。  
後方支援あっての自衛隊ですね(  ´∀`)  


912  名前:  名無し三等兵  03/01/03  01:30  ID:???  

次スレは>>950ってことでOK?  


913  名前:  名無し三等兵  03/01/03  10:58  ID:???  

頭がファンタジーな>>1がいるスレはここですか?  


914  名前:  838  03/01/03  13:45  ID:???  

「な、なんだあいつらは・・・」  

 部下たちの所へ駆けつけた斉藤は、馬に騎乗している人間たちの格好を見て思わずそう呟いてしまった。  
 彼らは、まるで中世ヨーロッパの騎士のような重たい鎧に身を包み、これまたまるで骨董品のような大剣に手をかけているのだ。  
 だが、その傍らで銃を構えている兵士たち同様にその表情は真剣そのものであり、決して冗談でやっているようには見えない。  

「き、貴様らはいった・・・」「構え!装填!!」  

 相手について斉藤が尋ねようとした瞬間、彼の後ろから号令と銃を構える音、そして初弾を装填する音が大量に聞こえてきた。  
 驚いて振り向くと、そこにはいつの間にか集まった二個小隊ほどの兵士たちが小銃や機関拳銃を構えていた。  

「よ、よせ!撃つな!!」  

 慌てて両手を振りながら銃を下げさせる斉藤。自分まで蜂の巣にされてはかなわないし、今回の相手はおそらく人間である。  
 そうそう簡単に蜂の巣にするわけにはいかない。  

「はっ、銃を下ろせ!!」  

 佐藤の命令で兵士たちはしぶしぶ銃を下ろす。  
 だが、倉庫の上に陣取っていた狙撃兵たちにその命令が伝わるには少し遅かった。  
 銃を下ろした兵士たちを見た彼らは、相手が何らかの手段で戦闘団長を脅して銃を下ろさせようとしたように見えたのだ。  
 そして、付近の草むらなどをざっと見たあと、彼らは独自の判断で射撃を開始した。  

PAPAPAPAPAPAPAN!!!!  


915  名前:  名無し三等兵  03/01/03  17:56  ID:???  

小窪3曹復活キボンヌ  



916  名前:  名無し三等兵  03/01/03  18:42  ID:???  

愛国心と自尊心を焚き付けられて突撃していく騎士萌え(w  
対人地雷の代用品として、ライバルの自衛官からの戦死者を減らすため  
に死んでいく……  

>>902  
そして管槍を使う騎士や兵士は「卑怯者」だけでなく「異世界かぶれ」という  
レッテルを貼られるという罠  
騎士は黙って突撃あるのみ!(そして死ぬ)  


917  名前:  1だおー  03/01/03  21:03  ID:???  

>>912  
諒解。  

>>914  
誤解で大変なことに…(;´Д`)  

>>916  
しかし後の世では維新を成し遂げた英雄と評価されるとかね。  




918  名前:  838  03/01/03  21:23  ID:???  

突然あたりに響き渡る銃声。  
 伏せるのも忘れて憤怒の表情であたりを見回す佐藤。  
 だが、伏せる兵士たちの方から続きの銃声や発砲したことを意味する硝煙の臭いはしてこない。  
 すぐに誰が発砲しているのかに気づいた彼は、隣にいた中村の無線機をひったくりながら怒鳴る。  

「馬鹿野郎!!撃つな!!!」  

 彼の怒声が拡声器を使っていないにもかかわらずあたりに響き渡った瞬間、銃声は止んだ。  
 恐る恐る後ろを振り返る斉藤。  
 だが、そこには不思議そうにこちらを見る男たちが先ほどと同じく4人いるだけであった。  
 代わりに、頭を綺麗に撃ち抜かれた昨夜の連中が草むらから少し出たところに8人倒れている。  
 そう、狙撃兵たちは敵かどうか分からない人間たちよりも、昨夜同僚たちを殺害した連中を脅威と判断し、独自の判断で排除したのであった。  
 そして、日ごろの訓練の結果は遺憾なく発揮された。  


919  名前:  838  03/01/03  21:24  ID:???  

(いったい何がどうなっているのだ?)  

 アスター王国神聖騎士のアンドレイは唖然とするばかりであった。  
 事の発端は昨夜であった。  
 突如として西に広がる死の森より轟音が連続して響き渡り、まるで太陽のような光が何度も上がったという報告が西方兵士団より寄せられたのだ。  
そして、高レベルの魔道士同士の戦いではないかと兵士団長が怯えた為に、本来では決戦にのみ動員されるような王国の精鋭である自分たちにお呼びがかかり、当番隊だった自分たちが死の森へと派遣されることとなったのだ。  
 精鋭である自分たちが派遣されたのは正しく、同伴させた西方兵団の兵士たちはことごとくが魔物に返り討ちにされるか逃亡するかしてしまっていた。  
 そして、ようやく妙な気配を魔道士が感じたのでやってきてみれば、妙な格好をした連中が砦を構えており、こちらがいくら話しかけても血走った目で睨むだけ、挙句の果てには奇妙な棒切れをこちらへ向けてくる始末。  
 途方にくれていたところ、明らかに上位者らしい男がこちらへ部下を引き連れて駆けつけ、すわ戦闘か!?というところで先ほどの展開である。  


920  名前:  838  03/01/03  21:25  ID:???  

『おい!今のは一体何事だ!?』  

 調査隊長であるドゥパイユ上級騎士が焦って叫ぶ。  

『お待ちくださいドゥパイユ殿、直ちに調べます』  

 同じく焦ったアンドレイが慌てて馬を巡らし四方を見る。  
 すると、草むらからこちらを襲おうとしていたのであろうゴブリンが頭を砕かれて絶命しているのが目に入る。それも、一体や二体ではなく、全部で八体も。  

『ご、ご覧ください、ゴブリンの群れが・・・』  
『な、なんと・・・まさか、あの者達が?』  
『そ、そんな、魔力は感じなかったのに・・・』  

 ドゥパイユと魔道士がその光景を目にした途端に驚きのあまり硬直する。  
 二人が凍っている間に同僚であるユーリと互いに目配せをし、いつでも剣を抜き、二人を守れる様に馬を動かす。  

『どうなってるんだ?』  
『わからん、だが、もしもの時はユーリ、お前はあの二人を連れて逃げろ』  
『馬鹿野郎、あれだけいるんだ、間違えたって逃げ切れるものか。一人でも多く道連れにするぞ』  
『さすがはお前だよ・・・ん?』  

 二人がそんな会話をしているところに、白旗を掲げた男たちが近寄ってきていた。  


921  名前:  838  03/01/03  21:26  ID:???  

『降伏か。フッ、閃光のユーリの名は、言葉が通じない連中にも通じるようだ』  

 前髪を掻きあげつつユーリ。  

『アホ、軍使に決まっているだろうが・・・ドゥパイユ殿』  

 呆れつつ上官を呼ぶ。  

『どうした・・・軍使か。翻訳の呪文は掛けられるか?』  

 傍らの魔道士に尋ねる。  

『わからんが・・・やってみる・・・・・・・』  

 そう言うと、魔道士は片手を向かってくる男たちへと向けた。  


922  名前:  838  03/01/03  21:27  ID:???  

「斉藤閣下、あいつらは一体・・・って、なんだあいつ?こっちに片手向けて?」  

 斉藤の前を歩きつつ佐藤。  
 ちなみに、彼の前には丸腰で白旗を持たされた中村がいる。  
 斉藤ですら9mm拳銃を持っていることを考えると、気の毒なことこの上ない。  

「しかし軍使が武装してもいいのか?」  
「かまわんでしょう、あれだけの小銃を向けられても動じない連中です。拳銃の一つや二つ持ったってバチはあたりませんよ」  

 そう、彼らは軍使のくせに武装していたのである。  
 そんな会話をしているうちに彼らは騎士たちの前へ到着した。  
 先ほどまでは、小銃を構えつつかなり片言の英語で語りかけていた陸曹たちも、今は10mほど離れたところで息を呑んで見守っている。  


923  名前:  838  03/01/03  21:28  ID:???  

「陸上自衛隊の斉藤三弥陸将だ。諸君らの所属を明らかにしてもらいたい」  
「あーマイネームイズ、ミツヤ・サイトウ。ジャパニーズセルフディフェンスフォースアーミージェネラル。あー所属ってなんていうんだ?」  

 最後のほうは結局言えないが中村が英語で通訳しようとする。  

「使えんやつだな貴様は、どいてろボケッ!!」  

 躊躇なく佐藤がビンタを食らわす。  
 鼻血とメガネを飛ばしながら中村が地面に倒れる。  

「アスター王国神聖騎士団上級騎士のドゥパイユだ。陸将というのはなんだ?陸上自衛隊というのは陸軍のことか?」  

 不思議そうに聞き返してくる相手に、まず日本語が通じたことに驚く一同。  

「さっきの陸曹の話と違うぞ」  
「ですな、しかし自衛隊が分からないというのは一体・・・」  
「質問に答えよ。陸将とはなにか?」  


924  名前:  名無し三等兵  03/01/03  21:42  ID:???  

一等自営業様の降臨キボンヌ!ぜひ838様の原作で書いて欲しい。  
某研究者もファンタジーに詳しいらしいから、手伝ってもらうか。  
彼を召喚する呪文ってたしか、レーr  
やめろなにをするはなせおれをどこへつれていくんd  
PANPAN  


925  名前:  てさりすと  03/01/03  23:25  ID:???  

さーてぼくも続き行きます。>>902  

「将軍!!背後から何かが追って来ております。」  
グリフォンに三人のりした兵士達が慌てた様子で報告に来た  
「相手にするな!!今は全速力で離脱しる!!」  
エルフィールのペガサス相手ならスピードでも戦闘能力でも勝っていた。いつもならこちらから仕掛ける所だった。  
しかしほとんど戦力をうしなった今となってはわざわざ戦う相手でもない。  
将軍の乗っていたグリフォンが速度を上げそれに続いて報告に来た兵士達も速度を上げた  
その兵士の一番後ろに乗っていたハーフエルフの魔術師が背後を確認して叫んだ  
「将軍様!!ものすごい数の鉄の矢が雲を引きながら迫ってきます!」  
さすがに将軍が振り返り確認する。確かに何かが雲を曳いて飛んでくる。  
ふと将軍の脳裏にある光景がフラッシュバックする  

エルフィールでランサーが空を飛ぶ鉄の箱に襲い掛かりそれを見た鉄の箱が後退し  
それに追撃をかけようとしたランサーたちが一瞬で消し飛び  
後には白く細い線が遠くの貴族の城から伸びてきているのが微かに見えていた  

すぐに高度を下げて逃げるようにカストロ将軍は指示を出した。    
「まずい!!全部隊に高度を下げろと連絡し・・・・」  
最後まで言い終わらない間に一番後ろのグリフォンがばらばらになった  
もちろんそれで終わりではなく次々と後ろにいる部隊がスパローに食いつかれ撃墜されていく  
2発のスパローが将軍と報告に来たグリフォンに突っ込んでくる。  
先ほどまで後方近くに居た為  ロックオンされてしまっていたのだった。  
ハーフエルフの魔術師がとっさにほうきで魔方陣を空中に描いて  
結界を張り将軍とミサイルの間に割り込む。  
さらにその前に5、6騎の親衛隊が集まり体を張って射線を防いだ。  
一人の親衛隊の兵士が前方のミサイルに剣で切りかかる。  


926  名前:  てさりすと  03/01/03  23:26  ID:???  

もちろん当たるわけもない・・が飛び込んできた2発目のミサイルが彼に直撃した  
もう一つのミサイルも別の親衛隊のグリフォンに直撃して爆発し親衛隊を一人残らず叩き落す  
コンマ数秒後ほとんどばらばらになった兵士の肉片や鎧が爆風とともに結界に直撃した  
三人乗りのグリフォンは結界ごと吹き飛ばされバランスを無くして  
将軍の乗っていたグリフォンに体当たりしてしまいもつれあって地上に落下していった。  
その後に続き残された兵士達も森の中に降りていった。  
もちろん全員が生きて降りたわけではなかったが・・・  

F-15DJ内部  
前方で次々と爆発した  
「ヒャッホー  俺が2匹撃墜したぜ」  
前に乗っていた高部三尉が叫ぶ。それを聞いたうしろに乗っていた坂井一尉が  
すこし嬉しそうにだがそれとわからない声で前に乗っていた隊員を叱る。  
「ふざけるな。今のは当たって当たり前だ。あまり調子に乗るんじゃない。」  
『〜〜〜〜〜〜〜』他の機体も似た様な状況らしい  
隣のF-15DJのパイロットがキャノピー越しに左手の手のひらを右指3本でたたいて  
8機撃墜したと自慢している  
『敵航空部隊がレーダーからすべて消えた。仕事は終わった。全部隊帰還せよ。』  
AWACSからの指示が入る。  
『コブラ1ラジャー』「イーグル1ラジャー」『ファントム1ラジャー』  
各編隊が順番に向きを変えて今来た道を引き返していった  


927  名前:  てさりすと  03/01/03  23:28  ID:???  

1時間後  
「将軍。生き残っていた兵士達を集めてきました。」  
頭に包帯を巻いたチェが報告に来る  
「・・・どれぐらい生き残っている・・?」  
「200人と36人ばかり・・グリフォンは42匹生き残っておりますが  
使えるものとなると30匹前後ですな・・  
数人の兵士は恐怖のあまり発狂して森の奥深くに消えていきました。  
他にも生き残っているものもおるでしょうがこの状態では探すに探せません。」  
「そうか・・やむをえんな・・このまま引き上げる。10分後だ。」  
かく言う将軍も何とか地面ギリギリでバランスを直すことに成功したが  
森に突っ込みその際に片目を失い  おまけに賢者の石もどこかに消えてしまっていた  
チェが軽く礼をしてその命令を生き残っていた兵士に伝えに行く。  
数人の兵士が悲しそうに頷くと自分といままで一緒に戦ってきた瀕死のグリフォンを  
これ以上苦しめまいと剣を抜いて森の奥へと消えていった。  
数分後森のあちこちでグリフォンの悲しそうな泣き声が聞こえた。  
10分後なんともいえない空気の中で将軍を先頭にして駐屯地にむかった  

さらに1時間後駐屯地にたどりついた彼らはつかれきった顔をほころばせ駐屯地の中に着陸していった。  
グリフォンの小屋の前を歩いていた兵士達が気づいて誘導する。警備の兵士も寄ってくる  
近くのテントの中から普段は出てこない食料班の女性も  
出撃したときの10分の一もいない騎士達を気遣ったのか出てきて兵士達に話し掛けていた  
ふとチェは違和感を覚えた。何かがおかしい  
(いつもなら警備の兵士はこちらを見ることはあれどわざわざ宿舎前にまで来ないはず・・)  
そう思いながらあたりを見渡す。そこであるものを発見した。  


928  名前:  てさりすと  03/01/03  23:29  ID:???  

「将軍。グリフォンから降りないで下さい」となりのグリフォンに乗っているカストロにささやく  
「どうしたんだチェ?」カストロが振り返って尋ねてくる。  
「あたりの様子があきらかにおかしいんです。嫌な予感がします。」  
チェが料理番の女性をを指差す  
「あの料理番の下女をごらんください。服の下に防刃服を着込んでいます」  
将軍が視線を向ける。下女は兵士達にむかって水を配っていた。  
確かに下に何かを着込んでいるらしく服がごわついている。  
「それだけならまだしも腰にショートソードを下げています。」  
将軍がハッと気づいた。チェが続ける  
「下女に認められている武装は護身のためのダガーまでです。」  
「よし  確かめてみよう。・・おまえたちいつでも飛び立てるようにして置けよ」  
「わかりました。」ちかくにいた兵士たちが返事する  
そこで将軍が叫んだ。  
「そこの女!!その腰に下げているものはなんだ!!!」  


929  名前:  てさりすと  03/01/03  23:33  ID:???  

兵士の視線が一箇所に集まる。近くにいた兵士がさっと身を引く。  
女性はどうしていいのかわからずにその場に凍りついていた。  
しばらくその状態が続いた後一人の男が笑いながらテントから出てきた。  
「さすがですな将軍  なかなか勘がよろしいようだ」  
傍にいた兵士が笛をふいた。そこらかしこのテントの中からエルフィールの兵士達が次々と出て来た。  
警備兵も兜をすて槍を構える。先ほどの女性達もショートソードを抜き放った。  
「きさま〜何者だ!!」  
そう叫び男に一番近い位置にいた騎士が大剣を振りかざして現れた男に突撃した。  
男が軽く腕を振り下ろす。それを合図にした弓兵たちがいっせいに弦を鳴らした。  
放たれた矢はすでに上半身の鎧を剥がしていた騎士に次々と突き刺さり即座に騎士を絶命させた。  
「なに  ただの遊撃軍の軍師さ」  
だれに言うともなくすでに絶命した騎士の問いに答えた。  
「あらためて挨拶させてもらいましょう。将軍  
私はエルフィール第一遊撃軍の軍師  シバ・リョウと申します。  
すでにごらんのとうりですが貴方の陣地はすでに頂きました。  
ここは大人しく降服されてはいかがでしょうか?」  
静かにだが良く通る声で宣告した。  



げ  やっちまった  
>>925の三行目  
「相手にするな!!今は全速力で離脱しる!!」  
しる  じゃなくて  しろ  でした  
本能寺で焼き殺されてきます・・・  


930  名前:  てさりすと  03/01/03  23:40  ID:???  

a>>226  
前方で次々と爆発した  
zyanakute  
前方でグリフォンが次々と爆発するのを見た  
niteiseiitasimasu  

つぎで戦闘終了します。  
その後は外交戦の始まり始まり〜  
・・おもしろく外交戦かけないとおもうけど・・・  



931  名前:  名無し三等兵  03/01/03  23:54  ID:???  

脳内変換しますんで大丈夫です。っつーか無意識でやってました。  




932  名前:  Д  03/01/04  00:04  ID:???  

>>929  
「しる」もなかなか乙なものかと・・・  



933  名前:  1だおー  03/01/04  00:07  ID:???  

職人さんたちの奮闘に感謝です!  
どれも目が離せないでパソを立ち上げたら真っ先にここを確認する毎日ですよ。  

…思わず中村だけ丸腰なのにワロタ  


934  名前:  838  03/01/04  05:05  ID:???  

ドゥパイユのあまりに高圧的な態度に、圧倒される前に怒りを覚える佐藤。  

「知らんのか?世界でも名高い陸上自衛隊の斉藤三弥陸将閣下といえば有名じゃないか」  

 ちなみに、同姓同名の統幕議長が登場する漫画もあるが、佐藤たちの世界では斉藤は防大をでて(自衛官として)普通の人生を歩んだのちに対ソ戦で陸将になっている。  
 圧倒的不利の状況下でソ連軍を独力で跳ね返した自衛隊は、世界での評価をかなり上げている。  

「だから陸将とは・・・ん?閣下ということは・・・ま、まさか、そちらのお方は将軍閣下か?」  
「当たり前だ。斉藤陸将閣下は通常の軍で言えば中将、いや、大将か?とにかく正真正銘の将軍だ」  

 その言葉を聞いて慌てて馬を降り、膝を着いて頭をたれる四人。  
 当然ながら、彼らの世界で将軍という存在は聖騎士任命式のときにちらりと見えるかどうかという雲の上も上の存在である。  

「しょしょしょ将軍閣下とは知らず、数々の無礼。大変申し訳ありませんでした!!!」  

 真っ青な顔になりつつドゥパイユ。他の三人も真っ青な顔をしている。  
 打ち首にされても文句の言えない非礼をしたわけだからしょうがない。  


935  名前:  838  03/01/04  05:08  ID:???  

>924さん  
一等自営業閣下が降臨したらどういうリアクションをとられるのかが楽しみです。  
通報しますた!だったらどうしよう  汗  
え?いやぼくは別にそんなつも・・・PANPAN!!  

>1さん  
やっぱり中村はああでないとw  


936  名前:  10・13  03/01/04  05:31  ID:???  

>>831の続き。  

「どうしたのヤマカワ?」  
「何でもない…」  
少し照れ気味の顔を隠してみる。  
親しげに呼ばれて照れ臭くなってしまいました、等と悟られる訳には行かない。  
それにバイクの二人乗りだ。当然の如く、後ろに座っているルナフレアの豊かな胸の  
感触が背中に伝わって…来ない。  
全て防弾チョッキ内の抗弾プレートに遮られている。  
トラック内の着替えを拝借する時に偶然見つけたU.S.M.Cと焼印の入った木箱。  
そこに入っていた米軍御用達の防弾ベストを着てきたのがいけなかったか。  
(何考えてるんだ俺は…)  
心の中で自らに鞭を入れてみる。  
そうだ、こんな事考えていたらルナフレアさんに失礼だ。  
幾ら俺が工業高校出で、ロクに女性と接していなかったと言っても考えて良い事と  
悪い事がある。  
あくまで今の目標は彼女の安全確保とこの異常な町からの脱出。これに尽きる。  
他の隊員達との合流は…止めた方が良いだろう。理由は何であれ同じ自衛官だった吉岡を  
この手で殺してしまったのだから。  
それにサイドミラーで後ろを見ると…。  


937  名前:  10・13  03/01/04  05:33  ID:???  

「何か飛んで来る…」  
夜空に浮かぶ月をバックに何かが飛んでいる。  
蝙蝠のような羽を広げて滑空するトカゲみたいな奴だ。  
「ワイバーンみたいね」  
「ワイバーン?」  
「騎士団が乗り回すドラゴンモドキの化物、空飛ぶトカゲよ。このままじゃ追いつかれるわ」  
「…ファンタスティックだな」  
「何?」  
「なんでもない」  
山川のアクセル操作に合わせて250cc4サイクル単気筒のオフロードタイプが唸る。  
「森で追っ手を巻く。スピードを上げるからしっかり掴まっていろ」  
「ちょ、ちょっと…っ!!」  

自衛官とダークエルフ。この異質な組み合わせとも言える二人を乗せたバイクが  
より一層、速度を上げて中世ヨーロッパ風の町並みを走り抜けていった。  

所変わって城の中。ここでは先程の脱走騒ぎと公開処刑の失敗が相まって、兵士や小姓  
達が慌てふためき混乱の様相を呈していた。  
「兵卒長!兵卒様はおらぬか!」  
兵士達が自らの責務を果たす為に走り回る城内の中庭。その中心での騎兵を従えた  
老練の武将が部下を呼ぶ。  
「は!ここに」  
すぐさまサーベルを携えた兵卒長が近衛隊長の前に駆け寄って来た。  


938  名前:  10・13  03/01/04  05:34  ID:???  

「この騒ぎは何事か!」  
近衛隊長が兵卒長を怒鳴りつけた。  
兵卒長が上司の機嫌を伺うかの如く、恐る恐る顔を上げる。  
「実は城内に監禁していた筈の異世界人が何時の間にか脱走したのであります…。  
監獄内には奴の監視に当たっていた衛兵の死体が見つかり、その後の脱走経路と思しき  
場所から次々と衛兵の死体が見つかる始末。死体は皆、咽喉を一撃で抉られており、中には  
首の骨を折られていた者も数人。それと異様なものが城内の彼方此方に」  
「異様なもの?一体何か?」  
「は、こちらに一つ、回収した物があります」  
そう言って兵卒長が一つの布の包まれた何かを差し出した。  
近衛隊長がそれを手に持って布をはぐって見る。  
「何だこれは?」  
布越しに持ったそれは、彼らにも少しは見覚えのある物だった。  
「どうやら粘土のようです。魔導兵に調べさせましたが、魔法の兆候は無いとの事」  
「残りはどこに在る?」  
「城の武器庫にそれがまだ幾つも在ります。恐らくあの異世界人が小細工した物  
でしょう」  
「ふむ…」  
近衛隊長が粘土のような物を頭上に掲げてみる。  


939  名前:  10・13  03/01/04  05:38  ID:???  

普通の粘土と違い、かなり固めになっている。色も淡い黄色だ。  
「この月明かりじゃ良く分からんな。松明を貸せ」  
「は、ここに」  
手際良く兵卒長が松明を渡す。  
それを掴み取ると、近衛隊長は手にした粘土状の物質に松明の火を近づけた。  
「やたらと油臭いな。鼻を突くようだ」  
「隊長殿。あまり火を近づけない方が良いのでは?」  
兵卒長が不安に駆られた目で近衛隊長の手にある粘土を見た。  
それは松明の熱に当てられてか、先程よりもギラギラと気味悪い光を放っている。  
「なに、只の粘土だ…待て、何か書いてあるぞ…」  


なんかもう、自衛隊の活躍が無くなって来てる今日この頃。  

>>924  
一等自営業氏の書くエルフ娘…  
(´Д`;)ハア、ハア!?  


940  名前:  名無し三等兵  03/01/04  22:31  ID:???  

意外とかわいそうなやつだな  
>>山川  


941  名前:  ◆SctAww7t7Y  03/01/04  23:17  ID:???  

939  までの全レス整理完了  
小窪3曹氏、  名無し三等兵さんたち  (単品もの?)  を追加  
多少表示体裁を変えタンで、抜け落ちあるかもシレズ  
http://shizuoka.cool.ne.jp/fantasure  

改めて読み返すに  
     職人様方  あ  ん  た  ら  す  げ  ー  よ  !  


942  名前:  青木原精神病院  03/01/05  01:33  ID:???  

洩れも美女とタンデムしたひ・・・  
もちろん陸自仕様のKLXで。  
しかしバイクはあっても  
乗ってくれる(夜には乗る)女がいない罠。  
山川は軍法会議により、美女をノーヘルで  
乗せた罪により銃殺刑に処すうわやめろきさまらなにをdtpmjgdg  

PAM!PAM!PAM!  


943  名前:  10・13  03/01/05  02:28  ID:???  

漏れも野郎しか乗せた事ないです。  
しかも原付。カブ。農道。最悪…。  



944  名前:  1だおー  03/01/05  03:13  ID:???  

>>941  
まとめてみるともうちょっとした小説サイトになってますね。  
しかも職人さんは何人もおられる、贅沢なサイトだ。  
一つのスレの下に集った精鋭の今後に期待!  

…とりあえず山川は防弾チョッキ越しとはいえ美女の柔肌の温もりを蹂躙したので外出許可取り消しヽ(`Д´)  


945  名前:  名無し三等兵  03/01/05  14:11  ID:???  

作品にタイトルってつけないんすか?  


946  名前:  名無し三等兵  03/01/05  17:59  ID:???  

もうすぐ次スレ  


947  名前:  名無し三等兵  03/01/05  18:22  ID:???  

>>945  
不必要かと  


948  名前:  1だおー  03/01/05  20:39  ID:???  

職人さん方が望むのならつけてもいいですよ。  
その方が分かりやすいでしょうし。  


949  名前:  名無し三等兵  03/01/05  22:27  ID:???  

↓次スレよろ〜  


950  名前:  1だおー  03/01/05  22:44  ID:???  

任せられい!  


951  名前:  名無し三等兵  03/01/06  01:19  ID:bez4D6Qj  

あのー1だおーさん、次スレも軍事で立てるんですか?  



952  名前:  名無し三等兵  03/01/06  04:16  ID:KUW37yUC  

../1041/1041774797.html  
次スレかな?    


953  名前:  てさりすと  03/01/06  13:19  ID:???  

続き>>929  

「ここは大人しく降服されてはいかがでしょうか?」  
静かにだが良く通る声で宣告した。  
「私が・・・おとなしく応じるとでも思っているのか?」  
「貴方がどう思っていようとも降服するしかないんじゃありませんか?」  
そう言って弓兵を指差し  
「これだけの弓から逃げられるとお思いですか?彼らの腕はいいですよ?  
もちろん矢にはグリフォンでも数分で殺せる毒を塗ってあります。  
貴方達が逃げ切れる確立は万に一つも無いです。」  
将軍が近くにいる兵士達に目配せする。無言で彼らは頷く。  
「本当に逃げれぬかどうか・・確かめやる!!行くぞ!!」  
そう言って将軍が真っ先に飛び立つ。チェたちもそれに続く。  
「雑魚にかまうな!!将軍だけを狙え!!」  
リョウが叫ぶ。弓兵達が一斉に矢を放つ。その矢がグリフォンにいっせいに突き刺さった。  
「くそ!!」  
グリフォンが失速し地面に投げ出される。騎手も矢を受けたのか地面に転がったまま起き上がってこない。    
将軍の周りを先ほど一気に飛び立つ時飛び立てなかった兵士達が円陣で防御体制を組む。そこに第二射が放たれる。  
次々と兵士が打ち倒され再び将軍を守るものは居なくなってしまった。  


954  名前:  てさりすと  03/01/06  13:20  ID:???  

「将軍さま!!」グリフォンの背後に乗っていた魔術師が飛び降りる。  
降下しながら  箒に魔力を込め急加速で将軍の下に向かう  
弓兵たちがそれに気づいて照準を変える。  
そこへ先ほど打ち落とされたグリフォンが激昂しながら襲い掛かった。  
弓兵たちが慌てふためき逃げ出すが運の悪い兵士がつまづき  
グリフォンに頭を食いちぎられてしまう。  
その隙に魔術師がスキーで急ブレーキをかけるような形で将軍の前に着陸し叫ぶ。  
「将軍さま!後ろに乗ってください!!」「わかった!」  
将軍が抱きつくような形で後ろにまたがる。それを確認すると  
再び魔力を込めVTOL機のようにゆっくりと高度を上げていく。  
それを見ていたリョウが弓兵に怒鳴る。  
「なにをしている!!早くうちおとさないか!!」  
弓兵が思い出したかのように照準を合わせ矢が放たれた  
矢が当たる直前  急加速し何とか回避してそのまま一気に仲間の所まで飛んでいってしまった。  
「くそ!!・・・だがまあいい」  
悔しそうにつぶやいて辺りを見渡す。大量の物資と捕虜といった戦利品が山となっていた。  
「これだけあれば十分だ  撤収するぞ  
戦利品は捕虜にもたせろ!陣地と必要の無いものは燃やし尽くせ!!」  
そう言って自らも帰還の準備を進めた。  



955  名前:  てさりすと  03/01/06  13:20  ID:???  

エルフィール市街地にて  

オーラン軍の爆撃や攻撃によって大きなダメージをうけた商店街の民間人を救出する為  
エルフィールの兵士と隊員が協力して消火と救出作業をおこなっていた。  
「そっちはどうでした?」付近を警戒していた渡辺陸士長が尋ねる。  
いちおう戦闘が終結したとはいえ  残党が残っているとまずいので  
小林一佐の指示で各班に一人づつ小銃を持って警戒に当たっていた。  
「だめだ、全滅だ酷いもんだよ・・・そこらへんに炭化した死体が転がってた・・  
一応瓦礫をどかして探してみるがおそらく誰も生きていないだろう・・  
さっき一人うろついていたのを見つけたときは嬉しかったもんだが・・・」  
水島三尉が悲しそうに首を振った。  
「ああ  さっき兵士に連行されていった奴ですね、確か火事場ドロボウしてた野郎ですね」  
「まあ  逮捕されたからな。問題は無いんだが・・・」  
そこで大きくため息をついて鬱そうに続ける。  
「さて  任務に戻るとするか・・」「そうっすね」  
そう言ってそれぞれの仕事に戻っていった。その数分後  
「おーい  いたぞ〜!!誰かタンカもってこい!!」水島が叫ぶ。  
施設科のドーザがどけた瓦礫の下から住民の顔が見えたのだった。  
すぐに兵士と隊員達によって瓦礫の下から気を失った住民が引き上げられ  
衛生班が脈を確認した後  彼らが持ってきたタンカで運ばれていく。  
その周りを家族だろうか  子供が心配そうに付きまとっていた。  
タンカごと隊員がトラックに乗り込む。  
「おい  少年!こいつの家族か?」関西出身の衛生班の隊員が話しかける。  
すこしおびえたように少年がこくりと頷く。  
「よし  んじゃあ一緒に行くか。ほら、おいで」  


956  名前:  てさりすと  03/01/06  13:21  ID:???  

「よし  んじゃあ一緒に行くか。ほら、おいで」  
そう言ってトラックに少年を担ぎ上げた。  
「準備できました!出発してください」衛生班の班長が運転手に話しかける。  
「了解!」隊員が気持ちよく返事して走り出した。  
トラックには数人の兵士と隊員が乗り込んで怪我人達の治療に当たっていた。  
衛生科の隊員が頭の出血を止めようとしてそれを嫌がる猫耳の生えた住民がもみあっていた。  
「ほら!じっとして!血が止まらないでしょうが!!」半ば隊員は切れかけている。  
「んに!私の耳を触るな」「さわらないと血が止められないんです!!」  
「じゃあ止めなくてもいいもん!!」「そういうわけにはいかないでしょうが!!」  
それを見かねた数人の兵士が彼女を取り押さえている間に隊員が無理やり包帯を巻きつけていく。  
それでも頭を振って抵抗を続けている彼女を横目で見ながら関西出身の隊員が隣の子供に話しかける。  
「なあ少年?腹減ってるか?」  
子供が頷く。それを確認した衛生班の隊員がポケットから  
もっていたチョコレートを取り出し銀色の包装を剥がして少年に握らせてやった。  
「ほら  食い」  
子供が不思議そうに手のひらにのせてもらったそれを見つめていた。  
「おそわれる〜だれか〜たすけて〜〜〜〜」「いいかげんな事を言わないで下さい!!」  
奥のほうで女性がまだ暴れているらしい。そろそろ隊員がぶち切れそうだ。  
それを無視し関西弁の隊員が続ける。  
「大丈夫やって  ほら」そう言って自分も一かじりする。  
それをみていた子供が手のひらにあるそれを強く握り締め思い切ったように口に放り込んだ。  
しばらく沈黙がある  


957  名前:  てさりすと  03/01/06  13:23  ID:???  

しばらく沈黙がある  
「おいしい・・・」ぱあっと表情を変える  
「なんや  喋れんのかい」  
「もっと頂戴」そういって手を伸ばしてくる  
「・・このばあいは先に  ありがとう  や」  
「・・ありがとうございます・・」  
「そうそう  そんな感じ」隊員が満足げに頷く。  
「もっと頂戴」また手を伸ばしてきた  
「・・ええ根性してるな少年」苦笑してもう一つにぎらせてやる  
今度は躊躇無く口にほりこむと笑顔になる。  
「どうや  上手いか?」「うん」「よし」  
そう言って頭をくしゃくしゃとなでてやっていた。  
やたら豪華なサイが曳いている馬車を追い抜き  
しばらくすると公園に仮設された救護所が見えてきた。  


そのやたら豪華な馬車=王さまの馬車内部にて  
「すみませんな  秋山殿。  
戦闘に参加していただいただけでなく住民の救出にまで付き合ってもらえるとは・・」  
そう言って王が頭をさげる。  
「いえいえ  苦しんでいる者を助けるのは当然の事です。」  
「しかし・・・数刻前の会談の時    
秋山殿の国では戦闘が禁じられていると聞いたが大丈夫なのかね?」  
「・・まあ何とかなると思います。それよりも・・なぜオーランがこの国にせめて来るのでしょうか?」  
王様がため息をはく  


958  名前:  てさりすと  03/01/06  13:30  ID:???  

王様がため息をはく  
「我が国の肥沃な土地を狙っているのでしょう。  
オーランの大地はほとんどが砂漠で  しかも北に行けば白銀の世界。  
食料を確保する為には我が国か隣のエルフの森を越えてランド皇国に向かうしかないのです。  
同情もしたくもなりますが・・  
最初は我々がある程度食料支援をしてあげていたのですがだんだんと力をつけると調子に乗って  
ポルコス地方を・・ああご存じないですな。我が国有数の穀倉地帯をよこせ。と言って来たのです。  
我々も自分達の生活があります。もちろん断った所  
「ならば  力ずくで頂く!!」といきなり奇襲をかけて来たのです。」  
秋山は  なるほど  となっとくしたように首を縦に振ると  
「失礼ながら支援をされていた・・と申しますとこの国のほうが経済力も軍事力も上だと思うのですが?」  
「お恥ずかしい話ですが我々もあれだけ支援していた国からまさか攻められるとおもってなかったもので  
北東にいた兵団は全滅。北方の兵団に至っては兵団ごと寝返る始末  なんとかボルコス地方は確保し続けておるがね」  
ちょうどそのとき赤十字マークをつけたトラックが馬車を追い抜いていく。  
「もちろん  約束していた食料はある。先刻いっておられた鉄や金もある程度までなら確保してある。  
しかし『石油』?だったかな?残念ながらそれは用意できていない。  
そう言っためずらしい物は後でボブ卿でも聞いていただきたい。」  
「判りました  そうさせていただきます」  
「それとだ。我が国から二ホンに留学生を派遣したいのだが?」  
「留学?ですか?」「うむ、貴国の技術を教えていただきたいのでな」  
「わかりました。首相に報告しておきます。」  
「うむ・・よろしく頼む」王様が満足げにうなずく  


959  名前:  てさりすと  03/01/06  13:41  ID:???  

本日は以上です。  
・・自衛隊ほとんどでてないし・・  
・・続きもほとんどでてこないし・・  
・・話も変だし・・  



960  名前:  1だおー  03/01/06  13:57  ID:???  

ね、猫耳娘は!?  
猫耳娘は今後また出てくるのですか!?  

ネコミミワショーイ!  


961  名前:  てさりすと  03/01/06  14:15  ID:???  

>>猫耳  
でてくる・・かな?わからないです。  

関係ないけど  
958のオーランのイメージは北朝鮮とか中国がモデルであります。  
何の考えも無く支援をしてると図に乗ってくるって感じです  



962  名前:  1だおー  03/01/06  14:55  ID:???  

>てさりすと氏  

自衛隊が快進撃  
   ↓  
猫耳族が故郷を救ってくれと懇願  
   ↓  
自衛隊PKO派遣  
   ↓  
帝国軍あぼーん  
   ↓  
猫耳族「故郷に帰れるにゃぁー!」  
   ↓  
自衛隊に義勇軍として参加してくれる  ウマー  


963  名前:  名無し三等兵  03/01/06  15:10  ID:???  

キモヲタの>>1がいるスレはここですか?  


964  名前:  名無し三等兵  03/01/06  15:17  ID:???  

うーむ、快進撃のためには石油の発掘が急務ですな。  
民間への石油資源供給制限、あるいは停止が急がれるところです。  
どうせ中国や東南アジアからの部品供給が無い以上は、本土(九州)での  
生産活動もかなり落ち込んでいるでしょうから、石油供給停止、というより  
石油買い上げは歓迎されるかと。  
九州しか存在しないなら失業者も出るでしょうし。開拓団としてF世界に居着いたりして。  


965  名前:  名無し三等兵  03/01/06  17:09  ID:???  

>>963  
悪いな俺もだ。  

ネコミミワショーイ!  


966  名前:  名無し三等兵  03/01/06  22:02  ID:???  

>>963  
         ネ  コ  ミ  ミ  ワ  シ  ョ  ー  イ  で  す  が  な  に  か  ?  


967  名前:  名無し三等兵  03/01/06  22:58  ID:???  

むしろ長耳ワショーイ  


968  名前:  1だおー  03/01/07  03:21  ID:???  

物珍しそうに自衛官の食事を覗き込む猫耳娘。  
「…欲しいのか?」  
年配の陸曹がどこか気まずい表情を浮かべて尋ねた。  
「にあ!」  
ぶんぶんと首を縦に振る猫耳娘、彼女の視線の先には戦闘糧食「ますの野菜煮」がある。  
「ほ、ほれ」  
缶詰を差し出す若い陸士。  
「ありがとにゃぁ!」  
缶詰を手にとるなり、満面の笑みを浮かべて脱兎の如く走り去ってゆく。  
「ご飯もらったにゃぁ!みんな出てくるにゃぁ!」  
しばらくして茂みの向こうで彼女の声が聞こえてきた。  
若い陸士が興味を覚えて茂みの中を覗き見てみる。  
「え、ええー!?」  
陸士は仰天した。  
あのどうみても13〜4歳にしか見えなかった娘が、なんと三匹、いや三人の猫耳の子供をひざに載せもらった缶詰を与えているではないか。  
「…子持ちやったとは」  
陸士は驚きの表情を隠せないでいたが、あの陸曹はその光景を見るとどこか懐かしそうに目を細め、自分の背嚢から「とり飯」と描かれた大きめの缶詰を開け始めた…  


969  名前:  1だおー  03/01/07  03:24  ID:???  

…ちょっとほのぼの路線な小(子)ネタですた(・ω・)  


970  名前:  10・13  03/01/07  04:07  ID:???  

>>968  
しょ、しょせんはどうぶtuakig  

PAM!PAM!PAM!  


971  名前:  てさりすと  03/01/07  09:32  ID:???  

うむ・・確かに猫ぽいからそんな感じかも・・・  


はっ!!  もしかすると長寿のエルフは子供に見えて実は300歳とか!!  
こっ  こわひ!!  


972  名前:  てさりすと  03/01/07  21:26  ID:???  

続きいきます。  
とりあえず僕こっちのスレ埋め立てますね。  

しばらくすると自衛隊の仮説本部《劇場》にたどりついた。  
「到着いたしました。」執事らしき人がドアを開ける。  
「どうもわざわざお見送りいただき  ありがとうございました。」  
馬車から降りて王様に向き直り軽く頭をさげる。  
「なに  こっちが勝手に呼び出したんだ。これぐらいはさせて欲しい。それでは、いい報告を待っているよ。」  
「分かりました。」  
執事が一礼をしたあとドアを閉め馬車の前の自分の席に戻って行く。  
しばらくその場で馬車を見送ってそろそろ室内に入ろうと思った頃に最上陸将補がやってきた。  
「官房長官殿!!こちらに来てください。面白いものが見れますよ。」  
興奮した声で秋山に語りかける。  
「おいおい  落ち着けって。何があったんだい?」  
「ボブ船長の船の船医のシーラって人が魔法の実演をしてるんですよ。ほらあそこ!!」  
最上が隊員で出来た人だかりを指差す。  
「ふむ・・私も見てみたいな。よし行ってみよう」  
ちょうどそのときどよめきが起きた。なにか起きたらしい  
一番後ろにいた隊員達が秋山と最上に気づいて敬礼をしながら道を開ける。  
秋山がそれに軽く敬礼で返し空いた隙間からその《魔法》を覗き込んだ。  
隊員が持っている狙撃仕様のスコープに  
研究者のような白い服を着た女性が手をむけてなにやら歌のように口ずさむ。  
しばらくすると手の先にだんだんと白い塊が出来  真ん中のほうにぼんやりと人型の何かが見えてくる。  
一同が  おおっ!!  とどよめいたと思うと急に光の塊がPON!と軽い音を立てて爆発する。  
さすがに隊員たちが少し腰を引く。だれでも始めてみる物は怖がるものだ。  
銃の上に思いっきりデフォルメされた旧軍の野戦指揮官の格好をした人形が現れる。  
「上官殿に敬礼!!」そう叫ぶなりその外見からはかけ離れたようなピシッ!!と下格好で敬礼をする。  
咄嗟に秋山と最上もピシっと敬礼を返す。  
「・・これが俺の銃についてる精霊ってやつですか?」持ち主の隊員が尋ねる。  
「き〜さま〜  この私に向かって『コレ』だと!!歯を食いしばれ!!」  
そう言って何処からかミニマムの木の棒を取り出し(よく読むと精神注入棒と書いてあった)隊員を殴った。  


973  名前:  てさりすと  03/01/07  21:27  ID:???  

「どうです?面白いですか?」  
何時の間にか背後に来ていたボブ船長が話しかける。  
「おおボブ殿  魔法というものは凄いですな。」  
「いえいえ  あれは魔法じゃなくて法術という魔術です。」  
「砲術?」「そう法術です」微妙にかみ合っていない  
「どちらにしても凄い技術ですなあ」最上が心底感動したと言う風に感想を言う。  
「いやいや  それよりもあなた方の医療技術のほうが素晴らしいですよ。」  
戦車乗りの隊員が今度は90式戦車にも今の魔法をかけてくれと頼んでいる。  
「出血した怪我人に血をあたえて治療する技術など神の業にひとしい」  
「いやいや  先ほど見せていただきましたが法術というものの方が凄いじゃないですか。」  
奥のほうでシーラが「これで最後ですよ?」と言いながらも再び歌うように呪文を唱える。  
先ほどよりも大きな球体が現れる。また人型の影が見えてくる。  
「そうそう  秋山殿。王から貴方の質問に答えるようにと要請がありまして・・」  
「ああ  石油のことです。黒くて変な臭いがして粘粘している・・  
そんな液体をご存知かどうかを聞こうと思っておりました。」  
ボブ船長が首を捻って考える。  
「うーむ・・・・おもいだせんなあ・・・そういえば・・エルフの森の近くにあるハーフエルフの集落に  
重い黒い水から燃える聖水を作っているところがあると聞いたが・・・  
あそこは・・我が国と仲が悪くてなあ・・」  
「それです!!ボブ殿!!多分それに間違いないです!!」  
秋山が興奮していった。しかしボブ船長が顔を渋る。  
「実を言うと・・・前の王のときに・・30年ぐらい前でしたかな。ともかく我が国から攻め込みましてな・・・  
それ以来  我々がちかずくと魔法を何処からか打ち込まれて近づけないです」  
「なるほど・・・」  
ちょうどそのとき戦車の方でPAN!というよりはDON!!というような爆発が起きる。  
今度は戦車の上に眼帯をつけたナチの将校みたいなのがあらわれている。  
誰かが「どうして女性形の精霊じゃないんだ〜〜!!」と叫んでいる。  
「そりゃあ  どうしても持ち主とか作った国の特徴が現れたりしますよ」とシーラが返している。  
眼帯をつけた精霊が鬱陶しそうに向こうを向く。  
それを横目で見ながら秋山は今まであった事をどう説明するか考えていた。  


974  名前:  てさりすと  03/01/07  22:07  ID:???  

本日の交信終了!!  
つづきは2日後ぐらいにまとめて  


975  名前:  1だおー  03/01/07  22:47  ID:???  

今度は偵察隊をエルフ庄に派遣でしょうか?  

…しかし90式戦車の精霊がナチとは(レオパルド2に似てるからか)  


976  名前:  名無し三等兵  03/01/07  23:20  ID:???  

90式の主砲はラインメタル社製です。  
ってことは主砲とか車体それぞれでは違う精霊が出るのだろうか。  


977  名前:  Д  03/01/07  23:37  ID:???  

>>976  
90式戦車の主砲はライセンス生産だから主砲も(一応は)日本製ですよ。  


978  名前:  てさりすと  03/01/07  23:43  ID:???  

はっ!!  
そうだライセンスだったんだ。忘れてた・・  
ラインメタル製だからドイツっぽいキャラクターでも出そうと思って考えたのに・・・  



979  名前:  名無し三等兵  03/01/08  01:51  ID:???  

開発国の設計思想とかで精霊が決まるのはどうでせうか。  
これならライセンス生産でもばっちりドイツ人やスウェーデン人が出てきまつ。  

しかし空自に日本系がいなくなるという罠  


980  名前:  名無し三等兵  03/01/08  01:53  ID:???  

>>978  
ライセンス生産ってことは設計等はドイツのラインメタル社でしょう  
ならば精神的なものはドイツでOKということで  
でもそうなると、車体の方にはべつの精霊が...  
(90式の車体って三菱でしたっけ?)  


981  名前:  1だおー  03/01/08  02:51  ID:???  

ドイツ人だが生まれは日本。  
よって中身は日本人!…はいかがなものか?  


982  名前:  名無し三等兵  03/01/08  03:34  ID:???  

>自動車学校教官の如くバカモンと怒鳴る眼帯精霊  
 車長の特徴が現れているってのは如何でしょう。と逝ってみるテスト(爆)  


983  名前:  名無し三等兵  03/01/08  19:24  ID:???  

>>979  
エンジンまで純国産のT-4中等練習機がありまつ。  


984  名前:  名無し三等兵  03/01/09  00:58  ID:???  

連載は950ぐらいまでがいいんじゃないか?  
だれかに埋められるとしばらく読めなくなるんで。  


985  名前:  名無し三等兵  03/01/09  16:55  ID:???  

保管庫があるから大丈夫と思われ  

>>979  
>>980  
>>981  
ドイツで生まれ育った大和撫子でファイナルアンサー  

わかる奴が何人いるか・・・  


986  名前:  ◆SctAww7t7Y  03/01/09  17:16  ID:???  

>>985  
いつ落ちるかとドキドキしながら  チェック&更新シトリマツ  
980以降ない  とか事前にわかってると安心できますが  


987  名前:  名無し三等兵  03/01/09  22:37  ID:???  

>シーラの法術  
戦車、航空機、艦船等の故障探求に便利そう・・・  
精霊呼び出して、ここの調子が悪いの、どうのこうとと言って貰えると  
作業効率アップかな?  元々F-15Jとかには自己診断機能ついてる  
からあんま変わらんかもしれない・・・  





988  名前:  名無し三等兵  03/01/09  22:50  ID:???  

>>985  
12人行きますかw